最強辺境伯令嬢

吏人

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幼少期

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翌朝は朝早くからパーティーの準備で大忙しだった。私は侍女達のされるがままだ。

「お嬢様!今日はとことん付き合っていただきます!」
「普段は騎士服ばかりで着飾りがいがないんですから」
「そうですよ!今日はメイクもバッチリさせて頂きます!」
「う、うん 今日は任せるわ」
「「「はい!!」」」

侍女達はイキイキした表情で私を変身させてくれた。
マダムルーネのドレスは美しい青色が映えるドレスだ大人びた印象の中にしっかりと子供っぽさもある素晴らしいドレスになっている。

「お嬢様すごくお似合いです!!!」
「さすがマダムルーネのドレスですね」
「10歳にしてこの美しさ将来が楽しみですね!」
「天使の降臨です…」
「みんなのおかげだよ ありがとう!」

着替えを終えてお母様達がいる場所へ行く

「まあ!!アイリス とても綺麗よ!!ねえアレク!」
「そうだね 天使が舞い降りてきたと思ったよ」
「母様もアレク兄様もありがとう!! 父様は?」
「早めに到着された貴族の方のお相手をされているわ」
「そうなんだ リック兄様はもう到着されたかしら」
「リックなら先程着いて準備が終わったらこの部屋に来るみたいだよ」

「アイリス!!!」
「リック兄様!」

リック兄様は私を抱きしめた後私の装いを見て褒めてくれた。

「凄く綺麗だ!」
「ありがとう!今日は帰ってきてくれて嬉しい!」
「当たり前だろ!可愛い妹のお披露目なんだからほかの貴族の皆さんに自慢してやるさ」
「まあ!うふふ」
「それより アイリスこれを プレゼントだ」

そう言ってリック兄様は私の髪になにかつけてくれた。鏡を見てみると蝶の髪飾りがつけられていた。羽の部分は青い宝石のようでとても可愛い。

「商談先の街で見つけてなお前に似合うと思って買ったんだ 気に入ったか?」
「ええ!今日のドレスにもあっていて凄く素敵!!」
「アイリスよく似合ってるわ 」
「リックなかなかいいセンスしてるじゃないか 僕も負けてられないな アイリスこれは僕から」

アレク兄様はそう言って侍女からネックレスを受け取りつけてくれた。そのネックレスは中心にはダイヤが着いているシンプルなものだった。派手なものが苦手な私にはピッタリのネックレス。兄様達のセンスはとてもいいことが分かった。

「アレク兄様このネックレスとても気に入りました!」
「それは良かった 」
「全く 貴方たちは妹にメロメロね」
「お母様 当たり前ですよ僕達の妹は天使ですから」
「兄さんの言ってる通りだよ 俺たちの妹は天使だ」
「は、恥ずかしです 兄様」
「仲がいいのは良い事だわ アレク リックしっかりアイリスを守って行くのよ?」
「もちろんです」
「任せてよ」

兄様達は胸を張って言ってくれる。そんな2人を見て母様も嬉しそうだ。私も嬉しくてでも恥ずかしい気持ちで顔が赤くなるのを感じた。そんな時父様が部屋に入ってきた。

「みんな準備はできたか?」
「ええ 大丈夫よ」
「うむ アイリスとても可愛いよ うちの娘は天使のようだな」
「ありがとうございます 父様」
「そろそろ時間だ エスコートはどうする?」
「父様 私ぜひ兄様達にして頂きたいです!」
「いいのかい?」
「勿論 兄様達にお願いしたい!」
「勿論だよお姫様 」
「俺も光栄だな ぜひエスコートさせてくれ」
「うむ では向かおう」
「はい」

いよいよ私の初めてのパーティーが始まる
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