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幼少期
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早めに目が覚めた私は 朝の支度を手伝いに来てくれた菊花に挨拶をして訓練着に着替えて食堂へ向かった。
「おはようございます お父様」
「おはよう アイリス 今日はいつもより早起きだな」
「朝 兵士達の訓練に参加するんです」
「そうか、そういえばお前にそろそろ自分の騎士団を任せようと思ってなお披露目のパーティーの後に選抜試験を行う」
「自分の騎士団ですか?」
「ああ お前の手足となるものたちだお前が試験内容を決め自分で選べ」
「分かりました 」
「うむ じゃあ今日の訓練頑張るのだぞ」
「はい!」
朝食を取り訓練場に向かうと兵士達が集まっていた。
菊花は午後の準備があるらしく私ひとりでの参加だ。
「おはようございます!」
「おはよう 今日は無理をゆってごめんなさい」
私はほかの兵士達よりも一際ガタイのいい男性に声をかけられる。彼は我がハイト家の騎士団のトップ騎士団長のガイだ。
我がハイト家は憲兵隊とは別に国とは独立した騎士団を持つことを許されおり領主である父直属の組織である。騎士団に所属できるのは魔族相手で一対一の戦闘でも対等に渡り合える精鋭ばかりでその試験は身分問わず誰でも参加出来る。
ガイは父と幼馴染で共に何十年も戦ってきた戦友でもある。実力は父に引けを取らないもので兵士達の訓練を任されたりしている。
「構いませんよ 新しい武器を試したいとのことでしたね」
「ええ」
「ではちょうど今日は新人たちが対ゴーレムでの戦闘訓練ですのでおお嬢様も参加されてはいかがでしょう」
「それはいいわね 騎士団長宜しくね」
「こちらこそ お嬢様は最後でお願いしますね。」
「了解」
私は少し離れたところで新人兵士達の訓練を見学する。
騎士団所属の魔術師達が作ったゴーレムに向かって集団で連携しながら攻撃している。 すると後ろの方からロティ、サイモン、クルト、エンティ、ペイがやってきた彼らは騎士団で治癒術師、召喚術師、前衛隊、魔術師、後衛隊をそれぞれ率いる隊長の騎士である
「「「「「お嬢様こんにちは」」」」」
「こんにちは、今年の新人の皆さんは有能ですね」
「そうなんです!治癒術師の子もいるみたいなんですよやっとうちにも新人が入ります!是非騎士団にスカウトせねばと来た次第です!」
「なんでも傭兵上がりが多いらしくて剣士と弓使いが多いみたいですよ」
「いやぁ ありがたいぜ 前衛は骨のあるやつが欲しいからな 実戦経験のある傭兵達はすぐに戦力になる」
「後衛も同じです まあどんな兵士もお嬢様には叶いませんがね」
「私なんて」
「謙遜しないでください! 10歳にして一個小隊を任されて戦場では魔物や魔族を無慈悲に蹴散らすお嬢様のお姿は騎士たちの憧れの的ですから」
「恥ずかしい」
「そういえばお嬢様 今日は訓練に参加されるなんて珍しいですね」
「今日は新しい武器をドルクに作って貰ったからそれを試そうと思って」
「それはすごく楽しみだな」
「おや、そろそろ終わりそうですよ」
私が目を向けると大剣を持った赤髪の男がゴーレムにトドメを刺していた。
どうやら決着がついたようだ。
ガイが私に手招きしているいよいよ新武器のお披露目だ。
「おはようございます お父様」
「おはよう アイリス 今日はいつもより早起きだな」
「朝 兵士達の訓練に参加するんです」
「そうか、そういえばお前にそろそろ自分の騎士団を任せようと思ってなお披露目のパーティーの後に選抜試験を行う」
「自分の騎士団ですか?」
「ああ お前の手足となるものたちだお前が試験内容を決め自分で選べ」
「分かりました 」
「うむ じゃあ今日の訓練頑張るのだぞ」
「はい!」
朝食を取り訓練場に向かうと兵士達が集まっていた。
菊花は午後の準備があるらしく私ひとりでの参加だ。
「おはようございます!」
「おはよう 今日は無理をゆってごめんなさい」
私はほかの兵士達よりも一際ガタイのいい男性に声をかけられる。彼は我がハイト家の騎士団のトップ騎士団長のガイだ。
我がハイト家は憲兵隊とは別に国とは独立した騎士団を持つことを許されおり領主である父直属の組織である。騎士団に所属できるのは魔族相手で一対一の戦闘でも対等に渡り合える精鋭ばかりでその試験は身分問わず誰でも参加出来る。
ガイは父と幼馴染で共に何十年も戦ってきた戦友でもある。実力は父に引けを取らないもので兵士達の訓練を任されたりしている。
「構いませんよ 新しい武器を試したいとのことでしたね」
「ええ」
「ではちょうど今日は新人たちが対ゴーレムでの戦闘訓練ですのでおお嬢様も参加されてはいかがでしょう」
「それはいいわね 騎士団長宜しくね」
「こちらこそ お嬢様は最後でお願いしますね。」
「了解」
私は少し離れたところで新人兵士達の訓練を見学する。
騎士団所属の魔術師達が作ったゴーレムに向かって集団で連携しながら攻撃している。 すると後ろの方からロティ、サイモン、クルト、エンティ、ペイがやってきた彼らは騎士団で治癒術師、召喚術師、前衛隊、魔術師、後衛隊をそれぞれ率いる隊長の騎士である
「「「「「お嬢様こんにちは」」」」」
「こんにちは、今年の新人の皆さんは有能ですね」
「そうなんです!治癒術師の子もいるみたいなんですよやっとうちにも新人が入ります!是非騎士団にスカウトせねばと来た次第です!」
「なんでも傭兵上がりが多いらしくて剣士と弓使いが多いみたいですよ」
「いやぁ ありがたいぜ 前衛は骨のあるやつが欲しいからな 実戦経験のある傭兵達はすぐに戦力になる」
「後衛も同じです まあどんな兵士もお嬢様には叶いませんがね」
「私なんて」
「謙遜しないでください! 10歳にして一個小隊を任されて戦場では魔物や魔族を無慈悲に蹴散らすお嬢様のお姿は騎士たちの憧れの的ですから」
「恥ずかしい」
「そういえばお嬢様 今日は訓練に参加されるなんて珍しいですね」
「今日は新しい武器をドルクに作って貰ったからそれを試そうと思って」
「それはすごく楽しみだな」
「おや、そろそろ終わりそうですよ」
私が目を向けると大剣を持った赤髪の男がゴーレムにトドメを刺していた。
どうやら決着がついたようだ。
ガイが私に手招きしているいよいよ新武器のお披露目だ。
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