8 / 24
幼少期
8
しおりを挟む
早めに目が覚めた私は 朝の支度を手伝いに来てくれた菊花に挨拶をして訓練着に着替えて食堂へ向かった。
「おはようございます お父様」
「おはよう アイリス 今日はいつもより早起きだな」
「朝 兵士達の訓練に参加するんです」
「そうか、そういえばお前にそろそろ自分の騎士団を任せようと思ってなお披露目のパーティーの後に選抜試験を行う」
「自分の騎士団ですか?」
「ああ お前の手足となるものたちだお前が試験内容を決め自分で選べ」
「分かりました 」
「うむ じゃあ今日の訓練頑張るのだぞ」
「はい!」
朝食を取り訓練場に向かうと兵士達が集まっていた。
菊花は午後の準備があるらしく私ひとりでの参加だ。
「おはようございます!」
「おはよう 今日は無理をゆってごめんなさい」
私はほかの兵士達よりも一際ガタイのいい男性に声をかけられる。彼は我がハイト家の騎士団のトップ騎士団長のガイだ。
我がハイト家は憲兵隊とは別に国とは独立した騎士団を持つことを許されおり領主である父直属の組織である。騎士団に所属できるのは魔族相手で一対一の戦闘でも対等に渡り合える精鋭ばかりでその試験は身分問わず誰でも参加出来る。
ガイは父と幼馴染で共に何十年も戦ってきた戦友でもある。実力は父に引けを取らないもので兵士達の訓練を任されたりしている。
「構いませんよ 新しい武器を試したいとのことでしたね」
「ええ」
「ではちょうど今日は新人たちが対ゴーレムでの戦闘訓練ですのでおお嬢様も参加されてはいかがでしょう」
「それはいいわね 騎士団長宜しくね」
「こちらこそ お嬢様は最後でお願いしますね。」
「了解」
私は少し離れたところで新人兵士達の訓練を見学する。
騎士団所属の魔術師達が作ったゴーレムに向かって集団で連携しながら攻撃している。 すると後ろの方からロティ、サイモン、クルト、エンティ、ペイがやってきた彼らは騎士団で治癒術師、召喚術師、前衛隊、魔術師、後衛隊をそれぞれ率いる隊長の騎士である
「「「「「お嬢様こんにちは」」」」」
「こんにちは、今年の新人の皆さんは有能ですね」
「そうなんです!治癒術師の子もいるみたいなんですよやっとうちにも新人が入ります!是非騎士団にスカウトせねばと来た次第です!」
「なんでも傭兵上がりが多いらしくて剣士と弓使いが多いみたいですよ」
「いやぁ ありがたいぜ 前衛は骨のあるやつが欲しいからな 実戦経験のある傭兵達はすぐに戦力になる」
「後衛も同じです まあどんな兵士もお嬢様には叶いませんがね」
「私なんて」
「謙遜しないでください! 10歳にして一個小隊を任されて戦場では魔物や魔族を無慈悲に蹴散らすお嬢様のお姿は騎士たちの憧れの的ですから」
「恥ずかしい」
「そういえばお嬢様 今日は訓練に参加されるなんて珍しいですね」
「今日は新しい武器をドルクに作って貰ったからそれを試そうと思って」
「それはすごく楽しみだな」
「おや、そろそろ終わりそうですよ」
私が目を向けると大剣を持った赤髪の男がゴーレムにトドメを刺していた。
どうやら決着がついたようだ。
ガイが私に手招きしているいよいよ新武器のお披露目だ。
「おはようございます お父様」
「おはよう アイリス 今日はいつもより早起きだな」
「朝 兵士達の訓練に参加するんです」
「そうか、そういえばお前にそろそろ自分の騎士団を任せようと思ってなお披露目のパーティーの後に選抜試験を行う」
「自分の騎士団ですか?」
「ああ お前の手足となるものたちだお前が試験内容を決め自分で選べ」
「分かりました 」
「うむ じゃあ今日の訓練頑張るのだぞ」
「はい!」
朝食を取り訓練場に向かうと兵士達が集まっていた。
菊花は午後の準備があるらしく私ひとりでの参加だ。
「おはようございます!」
「おはよう 今日は無理をゆってごめんなさい」
私はほかの兵士達よりも一際ガタイのいい男性に声をかけられる。彼は我がハイト家の騎士団のトップ騎士団長のガイだ。
我がハイト家は憲兵隊とは別に国とは独立した騎士団を持つことを許されおり領主である父直属の組織である。騎士団に所属できるのは魔族相手で一対一の戦闘でも対等に渡り合える精鋭ばかりでその試験は身分問わず誰でも参加出来る。
ガイは父と幼馴染で共に何十年も戦ってきた戦友でもある。実力は父に引けを取らないもので兵士達の訓練を任されたりしている。
「構いませんよ 新しい武器を試したいとのことでしたね」
「ええ」
「ではちょうど今日は新人たちが対ゴーレムでの戦闘訓練ですのでおお嬢様も参加されてはいかがでしょう」
「それはいいわね 騎士団長宜しくね」
「こちらこそ お嬢様は最後でお願いしますね。」
「了解」
私は少し離れたところで新人兵士達の訓練を見学する。
騎士団所属の魔術師達が作ったゴーレムに向かって集団で連携しながら攻撃している。 すると後ろの方からロティ、サイモン、クルト、エンティ、ペイがやってきた彼らは騎士団で治癒術師、召喚術師、前衛隊、魔術師、後衛隊をそれぞれ率いる隊長の騎士である
「「「「「お嬢様こんにちは」」」」」
「こんにちは、今年の新人の皆さんは有能ですね」
「そうなんです!治癒術師の子もいるみたいなんですよやっとうちにも新人が入ります!是非騎士団にスカウトせねばと来た次第です!」
「なんでも傭兵上がりが多いらしくて剣士と弓使いが多いみたいですよ」
「いやぁ ありがたいぜ 前衛は骨のあるやつが欲しいからな 実戦経験のある傭兵達はすぐに戦力になる」
「後衛も同じです まあどんな兵士もお嬢様には叶いませんがね」
「私なんて」
「謙遜しないでください! 10歳にして一個小隊を任されて戦場では魔物や魔族を無慈悲に蹴散らすお嬢様のお姿は騎士たちの憧れの的ですから」
「恥ずかしい」
「そういえばお嬢様 今日は訓練に参加されるなんて珍しいですね」
「今日は新しい武器をドルクに作って貰ったからそれを試そうと思って」
「それはすごく楽しみだな」
「おや、そろそろ終わりそうですよ」
私が目を向けると大剣を持った赤髪の男がゴーレムにトドメを刺していた。
どうやら決着がついたようだ。
ガイが私に手招きしているいよいよ新武器のお披露目だ。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りません
abang
恋愛
私の旦那様は七人の側妃を持つ、巷でも噂の好色王。
後宮はいつでも女の戦いが絶えない。
安心して眠ることもできない後宮に、他の妃の所にばかり通う皇帝である夫。
「どうして、この人を愛していたのかしら?」
ずっと静観していた皇后の心は冷めてしまいう。
それなのに皇帝は急に皇后に興味を向けて……!?
「あの人に興味はありません。勝手になさい!」
記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。
せいめ
恋愛
メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。
頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。
ご都合主義です。誤字脱字お許しください。
私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください。
アーエル
ファンタジー
旧題:私は『聖女ではない』ですか。そうですか。帰ることも出来ませんか。じゃあ『勝手にする』ので放っといて下さい。
【 聖女?そんなもん知るか。報復?復讐?しますよ。当たり前でしょう?当然の権利です! 】
地震を知らせるアラームがなると同時に知らない世界の床に座り込んでいた。
同じ状況の少女と共に。
そして現れた『オレ様』な青年が、この国の第二王子!?
怯える少女と睨みつける私。
オレ様王子は少女を『聖女』として選び、私の存在を拒否して城から追い出した。
だったら『勝手にする』から放っておいて!
同時公開
☆カクヨム さん
✻アルファポリスさんにて書籍化されました🎉
タイトルは【 私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください 】です。
そして番外編もはじめました。
相変わらず不定期です。
皆さんのおかげです。
本当にありがとうございます🙇💕
これからもよろしくお願いします。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
三年目の離縁、「白い結婚」を申し立てます! 幼な妻のたった一度の反撃
紫月 由良
恋愛
【書籍化】5月30日発行されました。イラストは天城望先生です。
【本編】十三歳で政略のために婚姻を結んだエミリアは、夫に顧みられない日々を過ごす。夫の好みは肉感的で色香漂う大人の女性。子供のエミリアはお呼びではなかった。ある日、参加した夜会で、夫が愛人に対して、妻を襲わせた上でそれを浮気とし家から追い出すと、楽しそうに言ってるのを聞いてしまう。エミリアは孤児院への慰問や教会への寄付で培った人脈を味方に、婚姻無効を申し立て、夫の非を詳らかにする。従順(見かけだけ)妻の、夫への最初で最後の反撃に出る。
楽しい転生
ぱにこ
ファンタジー
大往生で亡くなった主人公。次の転生先は……あれ?これ前世でプレイした乙女向けRPGゲームじゃない?
しかも、私……悪役令嬢!!
回想にしか登場しない悪役令嬢に転生したルイーズ。いずれ召喚される巫女様(ヒロイン)が恋愛せず、帰還EDを迎えると、この世界の終焉になることに気付きました。世界の行く末を巫女様の恋心に委ねるのは、あまりにも危うい。これは、どのEDを迎えても良いよう攻略対象者を強化せねばいけませんね。
目指すは邪神討伐!
前世の知識をフル稼働し対策を練るも、まだ少女……儘なりません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる