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乳首イキしていたのが俺の同僚だった件
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「はっ、あっいく乳首またいくっ」
その声を聞くと同時に俺も果てた。
急の腹痛にトイレにこもっていたら、隣に人が入る気配。声を押し殺しているから向こうも同じ腹痛なんだろうなお疲れさんっ……って思っていたのが少し前。すると急に喘ぎ声みたいな変なのが聞こえるからまさかこんな所で? と思いながら耳をすませば、どうやらやっぱり一人でいたしてるもよう。お家まで我慢できんかったんかーと思いながらも事が済むまで気配を消して待つ優しい俺。どなたさんか知りませんがよかったですね、隣に入ってるの俺で。不機嫌だった腸内も落ち着いたし向こうが終わったら俺もそろっと帰ろう。そう思ってたときが俺にもありました。
――いつまでしてんだよ。
なかなか終わらない行為にだんだんこっちも変な気分になってくる。
――ぶさげんなっ!、こっちは男が恋愛対象なんだよっ! お前みたいなエロい声、普通に興奮するんだよっ!!
変な方向に向かって切れるが、お腹の痛みは消えたのに今度は違う痛みが俺を今襲っている。
――くそっ、勃った。
隣から聞こえる快楽がまじった声を聞いてて嫌悪感より興奮のほうが勝った。だってこの声普通にかわいい、し。感じすぎで声が途中途中掠れてんの本当クル。
隣にバレないようにファスナーをあけて硬くなっているソレを取り出す。
――ああ、くそっ隣どうなってんだ? めちゃくちゃ見たい。
竿を握って隣の音に集中する。
あられもない声の中から「乳首」と何度も連呼しているのが耳にはいった。
――は? 乳首?
もしかして乳首弄ってこんなトロトロの声を漏らしているというのか。だとしたらなんてスケベな人なんだ。
「んっ、あ、っもっと乳首して」
今度ははっきり聞こえた。
――なんだよ、してって! してやるよっ。俺がその敏感でスケベなメス乳首をいじめて可愛がって気持ちよくしてやるよっ!
そう思っても全く知らない相手だ。できるわけもなく心の中で返事してただその場で自分の昂ったイチモツを扱くしかなかった。
――ああ見たい。どんなエロい乳首なんだっ。くそっ! そんな奴がこの会社にいたなんてっ。
隣からガタガタと激しい音が聞こえてきて本当に気になって仕方がなかった。
――ああ、乳首可愛がってやりたい。触るだけじゃ物足りない。思いっきり舌でむしゃぶりついてその声をもっと甘く溶かしてやりたいっ。
隣の声がどんどん大きく高くなるにつれ自分の右手も擦る速度をあげる。
――イクのか? 乳首しごいてトイレの中でアラレもなくイッちまうのか?
俺の心の声に返事するみたいに隣から大きな声が聞こえてきた。
「はっ、あっいく乳首またいくっ」
その声に反応して、俺もどぷっと白い液体を吐く。ゆっくり興奮が冷めていくなか、隣の気配を探る。向こうはなかなか治まらないのか、しばらく息を荒げ切ない声をもらしていた。
そうして幾分かたったころ、隣からガタッと音がしたと思えば個室のドアが開く音がした。
ゴクリ、つい緊張から喉を振るわせる。まだそこにいるかもしれない彼にバレぬよう、ゆっくりドアを開き外を覗く。
水音が聞こえるので洗面台で手でも洗っているのかもしれない。俺も汚れた手を洗いたい。
そっと奥に目を凝らすが、こちらからは背中しか見えない。
――誰だっ、マジで誰なんだっ!
俯いていて頭は見えないので背中だけの情報じゃ誰が誰だかわかんねーっ。彼の様子を見るにさっきの熱からまだ冷めてないのかもしれない。色々激しかったしな。傍から見ればジッと個室から覗いている俺のほうがやばい……が、敏感乳首を持っていて、しかも我慢できずに会社のトイレでオナってる奴がいたら誰だかそんなん気になるだろー普通にー。
怪しさ全開で見つめていると、落ち着いたのかそいつが頭をゆっくり上げた。その拍子に鏡に写りこんだ顔に思わず「えっ」と声をもらしてしまう。
すぐさまドアを閉めてまた個室にこもる。なんであいつが? という疑問とバレたか? という焦りからバクバク動悸がする。焦ったがどうやら向こうに俺の声は届かなかったらしい。惜しげもなく流している水音様々だ。ここのトイレ古くてセンサー付きじゃなかったことに感謝だな。そんなことを考えていたら、キュッと蛇口を閉める音が響いた。水音も消え、一気に静かになったトイレから去っていったあいつの足音を聞いてようやくホッと息を吐く。
「……マジかよ?」
トイレの個室で乳首をしごいてあられもなく果てていたのは俺の同僚、野崎だった。
野崎とは同時期に入社してそこで初めて会った。
第一印象は普通。一言で表しても普通。どこにでもいそうだし、どこにでもありそうな顔。仕事もできるってわけではないが、できないわけでもない。平々凡々。それが野崎。いつもどこか浮いているような楽しくないような、ボーッとしながら生きている。あいつからはそんな感じはしたがそれでも普通。それがあいつなのに……。
「乳首イキできるのって普通……ではないよな?」
俺は誰に問うでもなくそう呟いた。
そしてそこから俺が野崎を見る目が変わる。
表には出していないし今まで通りに接している。だけどやっぱりついつい目で追ってしまう。特にそのあいつの胸元あたりに視線がいってしまう。敏感な乳首がそこにあると分かってしまったらやっぱりどうしても気になるのが男の性だ。しかもあいつの声っていいよなーなんて、あの時のことを思い出して普通に喋ってる声にまで耳を澄ませてしまうレベル。色々とやばいかもしれない。
そんな時、急なトラブルが起こり中々野崎と会えない日々が続いた。同じ同期とはいえ受け持っている担当が違うのでこうなると本当に会えない。
――あー、クソっ! ずっと外回りでトラブル対応。いつになったら戻れるんだよっ!
会社に戻れずイライラが頂点にまで達している。ここ最近、野崎に会えないし声だって聞けていない。
――ダメもとで一回会社戻ってみようかな。
しんどすぎて頭がおかしなことになっているのか、現在夜の九時。明らかに誰もいないしそもそも閉まっている。
「ていうーか腹へった」
よく考えたら晩飯食ってなかったことを思い出して一番近くのコンビニに寄る。こんな時間だけど何か残ってないかなー、と店内の弁当コーナーへ向かえば見知った顔と目があった。
「えっ」
心臓がバクンと大きく鳴った。
「の、野崎お疲れ!」
「あ、うんお疲れ……っていうか、伊藤こんな時間まで仕事してたの?」
興奮からつい大きな声になってしまう不自然な俺に野崎は怪しむでもなく心配そうな顔をした。何これ何のマジック? 野崎が可愛く見えるんですけど?
「あー、うん。ちょっと流石に疲れてんのか要領悪すぎてこんな時間までかかった」
笑いながら頭をかく。そのほとんどがお前に会えないストレスからだけどなと心の中で付け足しておく。そんな俺には気づかず野崎が「え、大丈夫なのか」と余計に心配そうに顔を曇らせた。やめろその顔ほんと胸にくるから。
「俺今から晩飯なんだけど野崎は?」
「えっあー、えっとそのご飯は食べたんだけど欲しいものがあって」
急にしどろもどろな野崎に首を傾げてカゴの中に目をやる。お菓子類や飲み物の中に混じって変なものが見えた。
「欲しいものって……ストッキング?」
俺の言葉にハッとして一気に顔を赤く染める野崎は「いや、これは違う、こともないんだけど」なんて誤魔化す気ゼロで視線をウロウロさまよわせている。しかも否定しないのかよ。違うこともないのかよ。
「履くの?」
「違うっ!」
俺の質問にすぐさま否定が飛んでくる。そこは否定するんだな。そして履かないのか、と少しガッカリもした。
「ふーん」
なんて意味深に返事をすると、野崎が慌てて「本当に履かないからな!」とムキになって言ってくるもんだから思わず吹き出してしまった。かわいすぎなんだけど。
「わかったよ、履かないんだな。じゃあ何に使うの?」
ちょっとイタズラにそう訊ねれば、野崎は口をパクパクさせてしどろもどろになってしまう。そのわかりやすい態度になんかもう一気に疲れが吹き飛んだような気がした。
「ごめん。答えたくないならいいよ」
そう言えばびっくりした顔でまじまじと俺を見つめる野崎にニコっと笑って言った。
「そのかわり、晩飯付き合ってよ」
そうして無理やり野崎の家に押しかけることに成功した。
その声を聞くと同時に俺も果てた。
急の腹痛にトイレにこもっていたら、隣に人が入る気配。声を押し殺しているから向こうも同じ腹痛なんだろうなお疲れさんっ……って思っていたのが少し前。すると急に喘ぎ声みたいな変なのが聞こえるからまさかこんな所で? と思いながら耳をすませば、どうやらやっぱり一人でいたしてるもよう。お家まで我慢できんかったんかーと思いながらも事が済むまで気配を消して待つ優しい俺。どなたさんか知りませんがよかったですね、隣に入ってるの俺で。不機嫌だった腸内も落ち着いたし向こうが終わったら俺もそろっと帰ろう。そう思ってたときが俺にもありました。
――いつまでしてんだよ。
なかなか終わらない行為にだんだんこっちも変な気分になってくる。
――ぶさげんなっ!、こっちは男が恋愛対象なんだよっ! お前みたいなエロい声、普通に興奮するんだよっ!!
変な方向に向かって切れるが、お腹の痛みは消えたのに今度は違う痛みが俺を今襲っている。
――くそっ、勃った。
隣から聞こえる快楽がまじった声を聞いてて嫌悪感より興奮のほうが勝った。だってこの声普通にかわいい、し。感じすぎで声が途中途中掠れてんの本当クル。
隣にバレないようにファスナーをあけて硬くなっているソレを取り出す。
――ああ、くそっ隣どうなってんだ? めちゃくちゃ見たい。
竿を握って隣の音に集中する。
あられもない声の中から「乳首」と何度も連呼しているのが耳にはいった。
――は? 乳首?
もしかして乳首弄ってこんなトロトロの声を漏らしているというのか。だとしたらなんてスケベな人なんだ。
「んっ、あ、っもっと乳首して」
今度ははっきり聞こえた。
――なんだよ、してって! してやるよっ。俺がその敏感でスケベなメス乳首をいじめて可愛がって気持ちよくしてやるよっ!
そう思っても全く知らない相手だ。できるわけもなく心の中で返事してただその場で自分の昂ったイチモツを扱くしかなかった。
――ああ見たい。どんなエロい乳首なんだっ。くそっ! そんな奴がこの会社にいたなんてっ。
隣からガタガタと激しい音が聞こえてきて本当に気になって仕方がなかった。
――ああ、乳首可愛がってやりたい。触るだけじゃ物足りない。思いっきり舌でむしゃぶりついてその声をもっと甘く溶かしてやりたいっ。
隣の声がどんどん大きく高くなるにつれ自分の右手も擦る速度をあげる。
――イクのか? 乳首しごいてトイレの中でアラレもなくイッちまうのか?
俺の心の声に返事するみたいに隣から大きな声が聞こえてきた。
「はっ、あっいく乳首またいくっ」
その声に反応して、俺もどぷっと白い液体を吐く。ゆっくり興奮が冷めていくなか、隣の気配を探る。向こうはなかなか治まらないのか、しばらく息を荒げ切ない声をもらしていた。
そうして幾分かたったころ、隣からガタッと音がしたと思えば個室のドアが開く音がした。
ゴクリ、つい緊張から喉を振るわせる。まだそこにいるかもしれない彼にバレぬよう、ゆっくりドアを開き外を覗く。
水音が聞こえるので洗面台で手でも洗っているのかもしれない。俺も汚れた手を洗いたい。
そっと奥に目を凝らすが、こちらからは背中しか見えない。
――誰だっ、マジで誰なんだっ!
俯いていて頭は見えないので背中だけの情報じゃ誰が誰だかわかんねーっ。彼の様子を見るにさっきの熱からまだ冷めてないのかもしれない。色々激しかったしな。傍から見ればジッと個室から覗いている俺のほうがやばい……が、敏感乳首を持っていて、しかも我慢できずに会社のトイレでオナってる奴がいたら誰だかそんなん気になるだろー普通にー。
怪しさ全開で見つめていると、落ち着いたのかそいつが頭をゆっくり上げた。その拍子に鏡に写りこんだ顔に思わず「えっ」と声をもらしてしまう。
すぐさまドアを閉めてまた個室にこもる。なんであいつが? という疑問とバレたか? という焦りからバクバク動悸がする。焦ったがどうやら向こうに俺の声は届かなかったらしい。惜しげもなく流している水音様々だ。ここのトイレ古くてセンサー付きじゃなかったことに感謝だな。そんなことを考えていたら、キュッと蛇口を閉める音が響いた。水音も消え、一気に静かになったトイレから去っていったあいつの足音を聞いてようやくホッと息を吐く。
「……マジかよ?」
トイレの個室で乳首をしごいてあられもなく果てていたのは俺の同僚、野崎だった。
野崎とは同時期に入社してそこで初めて会った。
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「乳首イキできるのって普通……ではないよな?」
俺は誰に問うでもなくそう呟いた。
そしてそこから俺が野崎を見る目が変わる。
表には出していないし今まで通りに接している。だけどやっぱりついつい目で追ってしまう。特にそのあいつの胸元あたりに視線がいってしまう。敏感な乳首がそこにあると分かってしまったらやっぱりどうしても気になるのが男の性だ。しかもあいつの声っていいよなーなんて、あの時のことを思い出して普通に喋ってる声にまで耳を澄ませてしまうレベル。色々とやばいかもしれない。
そんな時、急なトラブルが起こり中々野崎と会えない日々が続いた。同じ同期とはいえ受け持っている担当が違うのでこうなると本当に会えない。
――あー、クソっ! ずっと外回りでトラブル対応。いつになったら戻れるんだよっ!
会社に戻れずイライラが頂点にまで達している。ここ最近、野崎に会えないし声だって聞けていない。
――ダメもとで一回会社戻ってみようかな。
しんどすぎて頭がおかしなことになっているのか、現在夜の九時。明らかに誰もいないしそもそも閉まっている。
「ていうーか腹へった」
よく考えたら晩飯食ってなかったことを思い出して一番近くのコンビニに寄る。こんな時間だけど何か残ってないかなー、と店内の弁当コーナーへ向かえば見知った顔と目があった。
「えっ」
心臓がバクンと大きく鳴った。
「の、野崎お疲れ!」
「あ、うんお疲れ……っていうか、伊藤こんな時間まで仕事してたの?」
興奮からつい大きな声になってしまう不自然な俺に野崎は怪しむでもなく心配そうな顔をした。何これ何のマジック? 野崎が可愛く見えるんですけど?
「あー、うん。ちょっと流石に疲れてんのか要領悪すぎてこんな時間までかかった」
笑いながら頭をかく。そのほとんどがお前に会えないストレスからだけどなと心の中で付け足しておく。そんな俺には気づかず野崎が「え、大丈夫なのか」と余計に心配そうに顔を曇らせた。やめろその顔ほんと胸にくるから。
「俺今から晩飯なんだけど野崎は?」
「えっあー、えっとそのご飯は食べたんだけど欲しいものがあって」
急にしどろもどろな野崎に首を傾げてカゴの中に目をやる。お菓子類や飲み物の中に混じって変なものが見えた。
「欲しいものって……ストッキング?」
俺の言葉にハッとして一気に顔を赤く染める野崎は「いや、これは違う、こともないんだけど」なんて誤魔化す気ゼロで視線をウロウロさまよわせている。しかも否定しないのかよ。違うこともないのかよ。
「履くの?」
「違うっ!」
俺の質問にすぐさま否定が飛んでくる。そこは否定するんだな。そして履かないのか、と少しガッカリもした。
「ふーん」
なんて意味深に返事をすると、野崎が慌てて「本当に履かないからな!」とムキになって言ってくるもんだから思わず吹き出してしまった。かわいすぎなんだけど。
「わかったよ、履かないんだな。じゃあ何に使うの?」
ちょっとイタズラにそう訊ねれば、野崎は口をパクパクさせてしどろもどろになってしまう。そのわかりやすい態度になんかもう一気に疲れが吹き飛んだような気がした。
「ごめん。答えたくないならいいよ」
そう言えばびっくりした顔でまじまじと俺を見つめる野崎にニコっと笑って言った。
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※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
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