魔拳のデイドリーマー

osho

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第23章 幻の英雄

第565話 ミナトVSミナト

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 『ドッペルゲンガー』という魔物がいる。

 同じ名前の都市伝説とか怪奇現象なら聞いたことある人も多いだろう。ある日突然、自分の姿と全く同じ姿の他人が現れる。
 そして、もう1人の自分を見ると、その人は近いうちに死んでしまう……というもの。

 魔物としてこの世界に現れる方の『ドッペルゲンガー』は、そういうオカルトじみた感じではないものの……本人と同じ姿をして、同じ技を使って、同じ強さで襲ってくる魔物……と言われている。
 もっとも、天井知らずに能力をどこまでもコピーできるわけじゃなく、あまり強い魔物とか、体のでかい魔物なんかはコピーできないみたいだけどね。

 なので、ドッペルゲンガーVSご本人みたいな戦いになった場合、拮抗した戦いになることもあれば、みてくれは同じなのに一方的な戦いになったりもするのだ。
 ドッペルゲンガー自体の強さはAランクらしいので、たいていの魔物やそのへんの冒険者であれば完コピできるだろうけど、一流どころが相手となればそれも無理なわけだし。

 しかし、だ。

 その『ドッペルゲンガー』を例にとって比べてみると……今こうして僕が戦ってる『僕』は、明らかにそれとは別物だなあ、っていうことがわかるなあ。

「「ダークネスキック!」」

 右足に闇エネルギーを集中させ、纏い……飛び蹴りと共にそれを爆発させて特大のダメージを与える、僕の決め技の1つ。それが……向かい合って2つ同時に放たれる。

 僕と、もう1人の僕……まあ、バスクなわけだけど、その2人が同時に放ったそれは、僕らのちょうど中間地点でぶつかり合ってエネルギーを爆発させ、その余波……爆風やら衝撃波、で周囲に大きなクレーターを作った。

 ぶつかり合った足越しに、僕と同じだけの力が込められて放たれたのが感じ取れた。

 言うまでもなく、今の僕の蹴りは、Aランクなんかに収まるレベルではない。なんならAAAとかSランクの魔物が相手でも致命打になりうる強さで放った。
 そして、それをそのまんま返された。

 さっき話した『ドッペルゲンガー』の変身であればありえないことだが……どうやらこのバスクのコピー能力は、コピー相手の能力やら技やらまでコピーしてしまうらしい。
 完全に、僕の身体能力をコピーして使ってきている。

 まあ、今現在見れている範囲では、だけどね。

 しかも、単に僕の技や力をコピーしているだけじゃないらしいのがまた厄介なのだ。

 どういうことかというと……今まさに、僕の姿のバスク大きく踏み込んでこちらの懐に飛び込んできた。
 繰り出してくるのは膝蹴り。狙いは僕のみぞおち。

 それをいなしてカウンターで肘を叩き込もうとするけど……

(……っ……いなされた!?)

 肘がヒットする直前、間にそっと差し込まれた腕を軸にして、静かに押すようにして打点をずらされ、同時に踏み込みの勢いを利用してバスクの方も体をずらすことでかわされてしまう。
 そして、無防備に背中をさらすことになった僕の背後から、文字通り貫くような勢いで貫手が放たれ、僕の脇腹めがけて突き出される。しかも、そこにはよりにもよって『エレキャリバー』を発動させて纏わせていると来た。

 僕の身体能力で、僕の作った技――しかもよりによって、手加減度外視の殺傷技――を食らうのはまずそうなので、回避することにする。

 ただ、普通の回避じゃ間に合わないので、『リニアラン』で超加速し、両足から電撃を迸らせながら走る……が、向こうも超加速して追いついてくる。
 使ってるのは『リニアラン』じゃなく、風の魔力を使った加速のようだけど、体勢を崩している僕と崩していないバスクとの差だろう。振り切るのは難しいようだ。

 なので、手札をもう1つ。

「あれ!? 消えた!?」

 『虚数空間』に飛び込んで回避する。
 バスクの目には、いきなり目の前で消えたように見えたことだろう。しかも、音や気配で察知しようにもうまくいかない。
 当たり前だ、全く別な空間に飛ばせてもらったわけだからね。

 そのまま移動し……バスクのちょうど背後に出てきたところで通常空間に復帰。

 その瞬間にバスクも僕に気づいて振り向くが、その顔面目掛けて『レールガンストライク』を……電磁力で超加速した拳を振りぬく。

 が、信じられないことにバスクは最小限の動きでそれに対応してきた。
 振り向きながら顔と僕の拳の間に自分の腕を滑り込ませ、防ぐというよりはずらすように、さっきと同じように『いなす』ようにして、ダメージをも最小限にして防御し、そのまま僕の拳の衝撃に逆らわず、衝撃をむしろ逃がすように後ろに飛んで(飛ばされて)、着地する。

 少しふらついていたように見えなくもなかったけど、すぐにそれも収まって2本の足でしっかりと立っていた。
 さすがに無傷とはいかなかったようだ。超音速の拳によって顔に切り傷ができ、強引に間に挟んだ腕にも打撲痕ができている。

 ……それでも、今のタイミングから強引にここまでダメージを抑えた技術は……
 
(僕の技術じゃない。かといって、バスク個人の技術でもない。これは……ハイロックの技術だ)

 そして今、今度は僕の体のまま……おそらくはキリツナかリュウベエのそれであろう再生能力を発揮し、即座にその傷を治してしまった。

 ……間違いない。こいつどうやら……僕の体のままで、他の奴らの技の一部を使えるようだ。


 普通に考えて、ものすごい脅威である。

 多少の小手先の技――小手先と言いつつ、AランクやAAランクにとっては即死級になるレベルの攻撃も含むが――であれば、防ぐまでもなく僕の肉体の防御力で無効化できる。なので、ウェスカーの能力で電撃や破壊光線を放とうが、カムロの能力で毒や呪いをかけてこようが問題ない。

 けど、単純に僕の身体能力と、ハイロックの格闘技能を組み合わせられると……まずい。

「ミナト君のことだから……随分と久しぶりなんじゃないの? 自分と同じか、それ以上のレベルの純粋なフィジカルが敵に回る、なんて状況はさ」

「まあ、ね……確かに、久しく経験してなかったかも」

 もともとハイロックの戦闘技能は、技術という点では僕を上回っていた……どころか、一方的に僕を翻弄できるレベルだった。純粋な身体能力では僕の方が上だったにもかかわらず、『柔よく剛を制す』とばかりに封殺されたのは記憶に新しい。

 以前の戦い……ハイロックとの決戦の時は、それをさらに、技術でどうにかできないレベルの力技でゴリ押しして倒したんだけど……僕自身の肉体だと、それにも対応されてしまうと思う。

 言い方がアレだが、超規格外の肉体に、超規格外の技術。それを組み合わせた戦いができてしまうのが、今のバスクなのだ。
 さらにそこに、同じく絡め手を含めて多彩な引出しを持つ、ウェスカーやカムロの技も加わってくるとなると……考えるだけで嫌になる厄介さだ。
 
 そして、それをバスクもわかった上でやってるんだろうな。

 さっきからずっとそうではあるんだけど、僕の身体能力に、ハイロックの技術を組み合わせて攻撃に防御に立ち回り、要所要所でウェスカーとか他の奴らの技も使ってくる。

 僕以外の能力のコピー……さっき僕が言った『再生怪人』的なアレであれば、いくらでも力押しでねじ伏せられただろうが、こういう戦い方をされると……厄介としか言いようがないな。
 
(とはいえ……見た感じ、僕の能力や技を全く全部コピーして使えるわけじゃないみたいだ。さっき僕が『虚数魔法』でダイブした時に驚いてたし、追いかけてくる様子もなかった。加えて……元が頑丈だからわかりにくいけど……どうやら少しだけ、オリジナルの僕自身より肉体強度は下らしいな……そして、おそらくその理由は……)

 そんな風に考えていると、バスクは僕の体のまま、手をぐーぱーぐーぱー握ったり開いたりしながら、『しっかし……』と何やら呟き始めた。

「本当にとんでもないねこの肉体……突然変異とはいえ、種族的に人間だってのが信じられないレベルだよ。ハイロックの旦那の『スローン』より完全に上行ってるじゃんか」

「おほめいただいてどうも。まあ、今言ってた通り突然変異のおかげで、あんまり人間とは呼べない体になってるっぽいもんでね。あとはまあ、単純にきちんとトレーニングして鍛えてるし」

「人間が鍛えてどうにかなる範疇にないよコレ。やれやれ……まあでも、さすがというか何というか……さすがは総裁が『創世級生命体』として目をつけるだけのことはある」

 ……うん? 今、何て言った?

「……? 何て? そう……何?」

「おっといけない、無用なおしゃべりだったかな」
 
 おどけたようにそう言って、バスクは、おしゃべりの時間は終わったとばかりに構えなおす。

「この体にもどうにか慣れてきた。……さっきまでよりうまく使って戦えそうだよ」

「そっか、そりゃ厄介だな……さすがに僕もこのままだと危ないかもね」

「あっはっは、言ってくれるねえ、棒読みで……余裕たっぷりなことで結構だけど……格下だからって油断してると、痛い目見るかもよ……!」

 直後、バスクの姿が消える。

 その足元に雷のような軌跡を残して……さっそく『リニアラン』か。

 斜め後ろに現れた気配。首元のあたりに特に濃密な殺気を感じたので、左腕を割り込ませるようにして防御すると……直後に高電圧をまとった蹴りがヒットした。
 
 電撃はもちろん、威力もそこまで大したものじゃないけど……さっきまでよりはさすがに重いし、今言ってた通り、扱い方が徐々にうまくなってきてるみたいな感じがある。
 バスク個人のテクニックなのか、それともこのモノマネ能力の方のレベルが上がってきて、『僕の体を使う』ことが上手になってきているのかは知らんけど。

 ちっ、と舌打ちをしてすぐさま飛び退るバスク。
 しかし離脱したのは一瞬で……そこから取って返してまたとびかかってくる。 

 そこから今度は始まったのは、量の拳を構えての怒涛のラッシュ。しかも両手に超高温の炎をまとわせて。
 自分で言うのもなんだが、バズーカじみた威力の拳を、機関銃みたいな勢いで繰り出してくる。

 普通では見切るのも難しそうなそれを、僕は1発1発冷静に見極めて、時に押して反らし、時に殴り返し、時に払いのけ、時に叩いて撃ち落とし、ひたすら防いでしのいでいく。

 防御ばかりで反撃して来る気配のない僕に対し、バスクは挑発的な笑みを浮かべている……ように見えるけど、なんとなくわかる。
 見た目ほど余裕ないな、こいつ? 笑ってるけど……内心多分、少しずつ焦ってる。

 これだけの力で、これだけ苛烈に攻めて……攻めきれないことに。
 防戦一方……のように見える僕の防御を、いつまでも抜けないことに。

 ……そろそろ気づいてもよさそうなもんだけどね。僕が……実は割と余裕だってことに。
 さっきバスクが自分で言ってたけど、まさにその通りというかね。

 確かにまあ、『僕』の身体能力は、僕を傷つけうる危険なものではあるだろう。
 ドラゴンの炎、巨獣の爪や牙、毒蛇の猛毒、その他魔法やら何やらにも素の防御力で耐えられる、ぶっちゃけ大抵の相手が『火力不足』で敗北することになる僕に対して、有効打になりうるってだけでも、バスクからしてみればこの上なく強力な武器に感じるんだろう。

 けど……所詮はその程度だ。

 僕だって無敵じゃないんだから、僕の命に届きうる攻撃に対して、それらをさばいていなして無効化する術くらい、いくらでも持ってる。
 このタフネスは生まれ持ったものじゃない。修行して手に入れたものなんだし。

 そもそも……形だけ真似ることができたとして、同じ肉体で長いこと戦い続けて来て、その性能から何からきちんと把握しつくしてる僕に……同じ土俵で、インファイトで挑もうって部分が無謀なんだよ。
 ウェスカーの魔法やハイロックの技術で、僕自身に足りない部分を底上げして、それで差をつけて優位に立とうとしたようだけど……そう理解してなお、甘いと言わざるを得ない。

 二度目の人生始まって以来、20年弱付き合い続けたこの体。
 それを動かす……いや、生かしきるのが一番上手いのは……他でもない、この僕だ。それだけの自負が、ある。

 勝負を急いで大ぶりの拳を繰り出してきたバスクの拳をからめとるようにして腕をつかみ、まとっている高熱を無視して大きく振りかぶって……一本背負い。背中から地面にたたきつける。
 クレーターができる勢いで激突し、バスクもさすがにダメージを負ったようだけど、すぐに体をひねって起き上がり、腕をつかまれたままで僕めがけて蹴りを放つ。

 それを今度は僕は、合気道の要領で、ほんの少し力を加えながらぱっと放す。
 その『ほんの少し』に蹴りの勢いが合わさって、空中で盛大にバランスを崩すバスク。

 しかし、ハイロックのテクニックで空中にいるままに体勢を立て直そうとして……それより早く真下から僕の蹴り上げが背中に直撃。打ち上げ花火みたいに、真上にカッ飛んでいく。

 が、飛んでいったバスクを跳躍1回で追い越した僕が、今度はかかと落とし。
 体勢も整えられていないバスクを、また地面に叩き落した。

「……自分の顔をした敵をボコるってのも、なんか不思議な気分だな」

「っ、っ……本当に、腹が立つくらい、余裕だね……!」

「まあ、実際に余裕だからね。誰かさんは『それで痛い目見る』とかなんとか言ってた気がするけど……その気配も一向にないし、なんなら痛い目見てんのどっちだろうね」

 ダメージと疲労で息が上がってきた様子のバスク。軽口を叩きつつも、どんどん余裕ってものがなくなってきているのが目に見えて分かる。

 ……うーむ? このくらいのダメージなら、まだまだ僕の肉体なら耐え消えるし全然動けると思うんだけど……やっぱり、完全に肉体性能を模倣できるわけじゃないのかな?
 筋力や頑丈さをある程度でも再現してるのはさすがだけど、スタミナや回復力に徐々に陰りが見えるし、出力も微妙に安定してないように感じる。やっぱりというか、強化された改造人間ボディとはいえ……自分で言うのもなんだけど、ぶっ壊れてる性能を持つこの体を模倣するのはきついもんがあったんだろうかね。

 まあそんなわけなので、僕今、割と余裕あるわけなんだが……このまま攻めて攻めて攻めまくって、勝負を決めるのはぶっちゃけ可能である。
 相手に妙なことをさせずに、油断せずさっさと終わらせることを考えるなら、そうすべきなんだろう。それはわかる。 

 にも関わらず、さっきからほどほどに防御して回避して、そしてほどほどに攻撃して、まるで遊んでいるかのようにだらだらと戦い続けている。
 バスクは『余裕こいているから』とか思っているようだけど……違うんだなこれが。

 それならなぜ、こんだけ時間かけて戦っているのかというと……だ。

「……なるほど。僕自身の魂じゃない……あくまで模倣。ウェスカーのそれを媒介にしたのか」

「!」

 お、当たりか。どうやら……バスクが僕に変身できたカラクリが見破れたようだ。

 バスクの変身は、対象者の魂の欠片(っぽいもの)を使い、そこからバスク自身の『霊媒師』としての能力で色々な情報をインストールし、改造した肉体をそのデータ元と同じように変化させる……という仕組みだ。
 しかしこれには当然、変身する相手の魂の欠片が必要になる。

 僕に変身しやがった時には、まさか戦いの中で僕の魂がちょっとだけくすねられたか奪われたか……なんて思ったけど、そんな感じはしない。
 もしそんなことになったのなら……僕だって『霊媒師』だ。絶対に気付く。

 ではなぜ、バスクは僕に変身できたのか。
 ガワだけの変身じゃない。きちんと魔力やら何やらも真似て、肉体も僕のそれに近いところまで再現して見せたこれを、何をもって可能にしたのか。
 それは……

「お前……ウェスカーの魂を利用して、僕の魂を模倣してるんだろ? 一応、あいつと僕は双子で……しかももとは1人だったのが2人に引き裂かれた身だ。魂の質も……まあ似てるだろう。戦いの最中に僕の魂を……この言い方でいいのかわかんないけど、観察なり解析して、特徴をつかんだ。そして、もともと持っていたウェスカーの魂の破片を媒介に、僕の魂をまねて疑似的なそれを作り上げ……それを元に、僕の肉体を複製した、か」

「……洞察力もおっかないねえ、君はほんとに……ああ、そういやもともと研究者肌だったんだから、そのくらいの推理はできるのかな?」

 否定しないってことは……まあ、その通りか、あるいは近い答えとみていいだろう。

 しかしなるほど……そのモノマネ能力、オリジナルの魂じゃなくても……疑似的に作ったものとかでもいいわけね?
 それを元にインストールして、肉体やら技術やら使えるわけね? ふーん、ほーう……





 …………面白そうじゃん。



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