魔拳のデイドリーマー

osho

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第20章 双月の霊廟

第467話 『常夜の谷』と、再会

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 鳳凰さんに教えてもらって、無事に『地脈』の探知方法を習得し……折角なんでそのままヤマト各地を回って観光とかして。

 『キョウ』では宿を取ろうと思ったんだけど、タマモさんの強い勧めでお屋敷に泊めてもらうことになって……その時、タマモさんが妖艶な、まるで獲物を狙うような笑みを浮かべたのにちょっとドキッとして……緊張して。

 けど、それが何と言うか……種類の違う警戒心が刺激されてたことによるものだということに気づけなかった僕は、うん……まだまだ未熟だったんだと思う。

 いや、色々お世話になってるし、頼みごとがあればそりゃ最大限善処しますけどもね? 模擬戦くらいいくらでも相手させてもらいますけどね?

 ……だから何で僕VSタマモさんやその従者多数っていう多対一の対戦カードをあなた当然のように……あの時のアレは、一応それなりの思惑と、その後の悪ノリの結果だったでしょうが。
 何で今回は最初から狙ってやって……しかもやっぱり途中からシェリーとかサクヤも混ざってくるし……。あーホント疲れた。

 ちなみに、前に行ってた……別の意味で僕を『狙う』っていう点に関しては、一応大陸に戻ってからの予定で考えてるそうだ。母さんに挨拶してからにするって。
 割と時間的に猶予がありそうというか、この国にいる間に迫られることはあんましなさそうなのはわかったけど……代わりにタマモさんがかなりガチだってこともわかった。あなた本気で友人の息子狙う気ですかい?

 まあそんな感じで、そんなに久しぶりでもない再会を含め、『ヤマト皇国』での用事は全て終えて、僕らは『オルトヘイム号』で帰路についた。

 なお、初めてこの国に来た時は、それこそ航海だけで何十日もかかったわけだが、今回はルートもわかってるので、最短航路……どころか空路で(飛んだ)、フルスピードで飛んだので、片道僅か1日半である。さすがは我が浮遊戦艦。

 でも、そろそろもうちょっと強化したいなあ……『陰陽術』とか組み込んでもっと色々と……。

 なんてことを考えて、そしてエルクに呆れられながら家に戻った僕らだったか……到着早々、アイドローネ姉さんに興味深い話を聞かされた。

「何その面白そうな話!?」

「何そのヤバそうな話……」

 あ、上が僕、下がエルクね。

 言葉を発したのは僕らだけだけど、仲間たちの反応は大体真っ二つに分かれている。
 この手の情報を、というかダンジョンの話を聞いて『面白そう』だと思う組と、警戒感の方が先に出てくる組とだ。誰がどっちかはあえて語らないが。

 いやでもまあ、警戒するのもわかるよ。実際僕だって、面白そうだとは思いつつ、同時にヤバそうだともきちんと思ってるよ。

 入るたびに中身の構造が変わるダンジョンなんて……まるでRPGのランダム精製ダンジョンじゃないか……
 
 面白そうではあるし、行ってみたいとも思う。つか、行く。
 けど同時に、相当に危険なダンジョンであるというのも確かだろう。マッピングが意味をなさず、1回の探索で全クリを目指さなきゃいけないわけだし……出てくる魔物も手ごわいそうだし。

 そして何より……得体が知れない。
 普通に考えて、そんなダンジョンあるわけないもんな。いったん作った後に構造をいくつにも変化させるなんて……どういう仕組みになってるのか見当もつかないぞ。誰がどうやって作ったって言うんだ、そんなもん。

 確実に何かある。無きゃ詐欺だ。

「ちなみに今、ギルドでは情報の裏が取れたってことで、この情報を広く公開してるけど、挑戦者の募集とか斡旋は積極的にはしてない。ミナトも思ったと思うけど、得体が知れなさすぎるから」

「やる奴はあくまで自己判断、自己責任でやれってことね。ま、妥当なとこか……さて、僕らはどうしよっか皆?」

「顔に『行きたい』って書いてあるわよ」

 あ、バレた? うん、まあ、大当たりです。
 いやまあ、今回は我が嫁じゃなくてもわかったとは思うけどね……露骨に態度にうきうきしてるところ出しちゃった気がするし。

 ただまあ……流石にこんな得体のしれないダンジョン、挑戦するには万全の準備を期してからだとは思ってるけどね。

 それに……

(タイミング的に……ここも何か、『地脈』絡み、あるいはその他で厄介なことがありそうな気配もするしなあ……この場所、当初僕らが『ダンジョンラッシュ』で挑戦しようと思ってた中で、まだ行ってなかった最後の一カ所だし)


 ☆☆☆


 で、実際に来てみたわけだが……というか久しぶりに来たな、『暗黒山脈』。
 かつて、師匠の居城があったところ。

 厳密に言えば、ここは『暗黒山脈』の一部……と、言えなくもない、という場所『常夜の谷』であるわけだが。

 『暗黒山脈』って、実はかなり広くて長くて……で、場所によって危険度がばらけるんだよね。
 一般的に『暗黒山脈』と呼ばれてる部分はランクAAの危険区域なわけだが、その周辺、裾野に行くにつれて、また深部から離れていくにつれて危険度は下がっていく。ここ『常夜の谷』周辺の危険度は、BからCってところだ。
 そして地図上は一応、その全部が、地形としては『暗黒山脈』という名前になってるのだ。

 そんな豆知識はおいといて……件の『ランダムダンジョン(仮)』があるという場所に向かっていた僕らだったが、ふと気になって僕はその途中、覚えたばかりのアレを試してみることに。

 何ていうかこう……虫の知らせ、っていうのかな? ここで使った方がいい、的な予感もあってさ……勉強したことで、なんとなく感じ取れるようになってるのかな?

 エルクに声をかけ、『サテライト』を発動してもらう。
 そして同時に、僕は陰陽術の応用である……『地脈』を探知するための術式を使い、その『サテライト』に干渉して乗っける。
 
 するとどうだ。

「お、あった」

 『サテライト』の立体地図に……地の底の底を走っている『地脈』が、まるで光の道のように浮かび上がって投影されるのだ。
 『地脈』探知技能、無事習得。まあ、教わった時に何回も試してたから、使えるのはわかってたけど……大陸に戻って来てから試してなかったからな。

 いや、試したは試したんだけど……どうも『キャッツコロニー』周辺には『地脈』はなかったっぽくてね。観測はできてなかったんだよ。
 とはいえこれで、無事にこの大陸でも問題なく使える、と分かったわけだ。

 にしても……

「驚いた……大陸の『地脈』って、ずいぶん太いっていうか、大きいのね」

「だね……ヤマト皇国で見た奴の倍くらいあるな」

 この差、何か理由とかあるのかな? 大陸の方が、面積が大きい分、流れているエネルギー量が多いとか? いやでも『地脈』って普通に改定とかも流れてるよな、陸地の大きさになんか左右されるのかどうか……なら偶然だろうか? ……まあいいか。

 『ミナト、そろそろ降りるわよー?』

 と、放送設備を介してクロエの声が聞こえて来た。

 目的地のダンジョンにつくから、そこに着陸する……わけではない。
 そこはもうちょっと、この谷を進んだ先にあるので。

 狭い場所もあるここを、流石に『オルトヘイム号』で進んでいくわけにはいかないので、ここからは徒歩である。

 支度は既に済んでいたので、皆で船を降りて……ああ、留守番担当になるネリドラとクロエは船に残って、このへんでぶらぶらしててもらうけど。
 そこそこ期間かかるかもしれないから、拠点に帰っててもいいよって言ったんだけど……

「いいわよ別に、なっても1週間とかそこらでしょ? そのくらいなら待つって」

「この船、居心地いいし。それに……あんまり考えたくはないけど、何かあった時にすぐに動けるように、待機してた方がいいと思うし」

 とのこと。ありがとねー、2人共。お土産狩ってくるからね(誤字にあらず)。

 何が襲ってくるかもわからないので、防衛用の探知装置とバリアフィールドはきちんと24時間使っておくように言って、いざ出発。

 ……したわけだが、途中は特に何の変哲もない危険区域で、魔物もさほど多くない荒れ地を歩いていただけなので、省く。

 あらかじめ地図は貰っていたので、道中迷うこともなく無事に到着。
 そこは……なるほど、こんな谷の真ん中には不釣り合いなくらいに立派な建物がありますねー……不自然と言うか、違和感しかないな。

 見た目は……西洋風の教会、あるいは寺院……神殿? みたいな感じ。大きさとしてはそこそこだが、かなり作りこまれててゴージャスな感じもする。
 前にテレビで見た……ノートルダム大聖堂とかいうのを、2階建てくらいのコンパクトサイズにしたら、近い感じになるかな……というような見た目だ。わかりにくい? ごめん。

 こんなもんがいきなり現れたら、そりゃびっくりするだろうなあ。しかも、危険区域のど真ん中に。

 けどそれ以前に、僕はこのダンジョンを前にして……あることに気づいていた。

 出現の唐突さも、内部構造が変化するっていうわけのわからなさも確かに重要だけど……それ以上に……ちょっと気にかけなきゃならない点が見つかりましたよ?

 1つは……この謎ダンジョン、真下を『地脈』が通ってる。しかも、かなり太いのが。
 さてコレ……はたして、このダンジョンが出現したのと無関係なのかどうか……いや、全くわからんけどもね。少なくとも今んとこは。

 そして、もう1つ。

 なるほどなあ……依然仕組みはわからんけど、このダンジョンの内部構造がおかしなことになってる、そのからくりであろう1つの事実が明らかになったよ。

(このダンジョン……亜空間に繋がってる……!)

 ジャスニアの遺跡で見た、本来は外部からは干渉、どころか認識することさえ不可能な……現実の空間とは違う空間。いつ誰が、どのようにして作ったのかもわからない、謎の領域。
 このダンジョンは……そこにつながってる。というよりも、ここはむしろ入り口でしかない。あ空間の中に丸ごと入っているのであろう、真の『ランダムダンジョン』へ行くための。

 ジャスニアで僕は、亜空間の存在を感知して、空間をぶん殴ってぶち破った。その後、マジックアイテムでその空間の亀裂というか、入り口を固定し、塞がらないようにした。
 おそらくはこの『入り口』部分は、そのアイテムと同じ役割を果たしている。現実の世界から、亜空間へいつでも行けるように、連絡通路を維持しているんだ。

 そのことを皆に簡単に話すと、まあ当然皆驚いていた。

「最近似たような出来事が多い気がするな……しかし、ここもあの遺跡と同じ、魔法方面のオーバーテクノロジーで作られた空間なら……」

「あの時の……『アスラテスカ』だっけ? アレみたいなのがいるかもしれない……ってこと?」

 と、エルクがちょっと顔を青ざめさせて言う。

 さて、どうだろうね……『空間歪曲』自体は、ただでさえ難易度が高い空間系魔法の中でも、超がつく高等技能だ。けど、今の時代にもきちんと残ってて、使い手もいる魔法だし、それを用いて『収納アイテム』何かを作る職人も存在する。手間かかるし、べらぼうに高いけど。
 
 そして、そういう職人が作れる『歪曲空間』……物理法則を無視した広い空間は、個人の力量によるとはいえ、せいぜい四畳半の部屋とか、押し入れくらいの大きさだ。
 ちょっとした荷物を入れておくスペース的な。それでも難易度はかなり高い。

 達人レベルの職人や魔法使いならもっと広い空間を作れるだろうけど、それでも、あの遺跡は、内装、強度共にけた違いだった。何せ、僕が結構本気で『アルティメット』で暴れても問題なかったわけだし。
 しかも、どのくらい前に作られたかもわからないような、長いこと放置されてきたであろう空間が、ほころび一つなくそこにあったんだ。これを異常と、オーバーテクノロジーと言わずして何と言う。

 ましてやこの『ランダムダンジョン(仮)』は、それよりもはるかに広く……内部にはかなり強力な魔物が生息し、盛大に魔法やら何やらで戦闘まで繰り広げられたと聞く。それも、何度も。

 挙句の果てに、その構造が毎度毎度変わるという滅茶苦茶な……いや、もしかしてコレ、ダンジョン自体が『亜空間』になってて、しかもそれ、もともと『毎回中身が変わる』っていう仕様で術が構成されてるとかいう感じの……っていうか……

「『ランダムダンジョン』じゃなくて、ちゃんとした名前ってないのかな? 呼びづらくはないけど、何かこうもっと……」

「『双月そうげつの霊廟』というらしいぞ?」

 と、遠目にダンジョンを見ながら思わずつぶやいていた僕に、そんな感じで誰かが声をかけて来た。聞き覚えのある声だ。高めでよく澄んだ、キレイな鈴の音のような声。
 振り返ると、ちょうどその声の主が、その仲間たちと一緒に歩いてくるところで。

「あれ、クレヴィアさん!」

「久しぶりだな、ミナト殿。元気そうで何よりだ」

 そこにいたのは、もう1年以上前になるが……フロギュリアで一緒に戦った、クレヴィア・ソフィアーチェスさんだった。
 Sランクチーム『籠のカナリア』を率いる、Sランク冒険者の1人。キレイな金髪とレイピアが特徴的な人だ。

 主にフロギュリアを中心に活動しているって聞いてたから、ここにいるのは正直、意外ではあるが……まあ、明確に拠点を定めていたとしても、クエスト次第でどこにでも行くのが『冒険者』だしな。別に、ここにいたっておかしくはない。

 後ろに立ってる皆さん、お仲間の皆さん……獣人で魔法使いの女の子の二コラさん、ダークエルフの女性で弓使いのレムさん、召喚士の男性のヴォルフさんも、久しぶりだ。
 変わってない……と、思いきや、装備が変わってる人が一部。新調したのかな?
 
 ……あれ? でも、なんか人数足りない気が……?

「で、クレヴィアさんがここにいるってことは、このダンジョンに挑戦してるんです?」

「ああ、何度かな。そして……幸運にも君に出会えたということで、ちょっと話もあって来た」

 話か……何だろう? いや、予想はつくな……こんな場所で出会って、こうして声をかけてきたっていう時点で。

「ここでこうして会えたのも何かの縁だ。この『双月の霊廟』……一緒に挑戦しないか?」

 ……だそうです。



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