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第19章 妖怪大戦争と全てを蝕む闇
第404話 『鳳凰』の予感
しおりを挟む無事に『リューキュー』に到着し、取った宿で泡盛やら何やら……なんかテレビで見たことある沖縄風の料理を楽しむ(名前はあんましわかんない)。
まんま沖縄って感じだな。それも、伝統文化が現役で色濃く残ってる感じの。
服装も食べ物も、家のつくりとか装飾とかにいたるまで、それっぽい感じだった。
……逆に『和風』って感じがあんまりないから新鮮だな……前世じゃ沖縄行ったことないけど、もし行ってたらこんな感じだったのかな?
テレビで見た、というか聞いたことあったけど……沖縄の人たちにとって、海というのは眺めるもので、泳ぐものじゃないらしい。
全く泳がないわけじゃないけど、少なくとも『海水浴』ってのは沖縄では圧倒的マイノリティで……そうする人のほとんどは観光客の人なんだとか。
大抵の人は、海辺にイベント用テントとか立てて、机やら椅子やら用意して、飲んで食べて騒いで踊って……ってな感じで楽しむもんだそうだ。
どうやらこの世界でもそうらしく、泳いでる人は全然おらず、海近くの宿で海を見ながら飲んで食べて、って感じで時間を使っていた。
その後は、部屋に戻って休憩したり、例によって買い物に出たり……人それぞれ。
僕はというと、特に海に入るのが禁止されているわけじゃないので、素材採取とか色々やろうと思ってたんだけど……予定を変更して、今日はもう家で休むことにした。
……なんか、疲れちゃったし。
体力的にじゃなく、精神的に。
理由は……考えるまでもないな。
今日経験した、ここに来るまでの、あの海域だろう。凪のように穏やかでありながら、どことなく怖気を感じさせる『何か』があって……それが何なのかが全くわからなかったおかげで、なんか買い物とかを楽しむ気分になれない。
折角の『リューキュー』……勿体ないとは思うけど、無理に楽しもうとしても、こういうのは上手くいくもんじゃないしな……もし夜までに調子が戻ったら、食事したり……開いてる店とかがあれば買い物しよう。
それか、後で個人的に来てもいいしな。場所さえわかれば、色々と乗り物を使えばあっという間に来れるし。超音速でかっ飛ばせるバイクとか……クロエに頼んで戦闘機飛ばしてもらってもいいな。
とりあえず、宿に頼んで部屋に届けてもらったジュースを飲みながら、今はまずゆっくり休もうか……
……そう、思ってたんだけどな。
☆☆☆
その日の夜……僕は、とっている宿から少し離れた所の……少々、というかかなりわかりづらい位置にある、隠れ家的な飲み屋に来ていた。
いかにも『常連さん専用』って感じの、しかし決して高級そうには見えないその店では、ゆったりと酒や食事を楽しむ、他人を気にする必要のない自分だけの時間を楽しんでる人が多くいる感じだった。看板すら出ておらず、事前にこの店のことを知らなければ訪れられないだろう場所だ。
特にそういう店が好きってわけでもなく、そもそも酒を飲まない僕が何でこんなところに来ているのかというと……呼ばれたからだ。今日ここに、この時間に来てくれって。
今すでに、『予約席』について、飲み食いしながら僕を待っている……彼女達に。
「ああ、来たのねミナト君、こっちよこっち」
「うん? ほう……あの男の子がそうなのかい、タマモちゃんや」
「ええ、昼間お話しいたしました……私の知人の子です。大陸から来た『冒険者』で……彼ならば、あなたのお眼鏡にも叶おうかと……『鳳凰』お婆様」
タマモさんと同じ席についていたのは……民族衣装っぽい服装に身を包んだ、人のよさそうなおばあさんだった。柔らかな笑みといい、優しそうな目といい、なんかこう、田舎のおばあちゃんを思いだす感じの雰囲気だ。
特別上等そうな着物を着ている感じでもなく(服にはそこそこ金糸みたいなのが使われてるようだけど、あくまでアクセント程度だ)、どこにでもいそうな雰囲気のシルバーマダムである。
このおばあちゃんが、その正体は『八妖星』の一角だってんだから驚きだよなあ……。
今、タマモさんがぽろっと言っていた通り、その名は『鳳凰』。
今は人間の形を取っているが、その正体は黄金に輝く羽毛や鱗で体を覆った、荘厳な鳥の妖怪だそうだ……実際に見せてくれなんて言えないから、伝聞だけだけども。
現在の『八妖星』の中でもっとも古くから生きている存在であり、このリューキューとその周辺の地域一帯の支配者である……のみならず、ヤマト皇国全体の生き字引的な古老であり……タマモさんが偉大な先達として慕うほどの大妖怪でもあるそうだ。
強さ的な意味ではなく、指導者とか統治者……上に立ち、民をまとめる者、という面で。
正直、僕にはその見た目ではそれを感じ取るようなことはできないんだけども……それはただ単に、僕の観察眼がまだまだ未熟だってことなんだろうな。
「さあ、どうぞ座っておくれ。ミナト君、だったかねえ……遠路はるばる、よくこんなところまでおいでなすった」
そう言って、席に座るよう促してくれる『鳳凰』のおばあさん。
言われた通り僕は席に座りながら、さて、僕は何でここに呼ばれたんだろうな、と少しだけ考える。昼間、タマモさんにこのことを聞いた時は、なぜか理由は聞けなかったからな。ただ単に、鳳凰のおばあさんが僕に会いたがってる、とだけ……一体、僕みたいな若造に、何の用だろう?
土地のトップがひいきにする店だけあり、料理はかなり美味しかった。
肉料理メインなのは普通に嬉しかったな。やや薄味だけど、ボリュームや付け合わせの野菜とかと合わせると引き立つ味付けなのが分かった。
そして、そのバランスが上手く効いているからだろう……年配(に見える。見た目的に)の鳳凰のおばあさんもぱくぱく食べていた。お年寄りって重い肉とか苦手なイメージあるけど。
……いや、聞いた感じ相当長く生きてる大妖怪さんなんだし、普通の考え方は通じないか。いい意味で。
お酒もちょっとだけもらい、しばらく料理に舌鼓を打った後、本題に入るようだ。
それまでしていた世間話や、社交辞令程度の誉め言葉を切り上げ、笑みを浮かべたままではあるけど、おばあさんが真面目な雰囲気になったのを肌で感じ取る。
「やはり、『本物』のようさね」
「?」
「今、ごくわずかに私が気構えを変えたのに気づいた。かと思えば、必要ないところではきちんと力を抜くこともできる。気負いすぎるでも、何も考えないでもない、やるべきことを見据えつつ、自身の意思をきちんと保つことができている証拠だよ。それをもって『本物』と呼ばせてもらった」
どうやら、褒められた……というか、認められた感じらしい。
とりあえず喜んで良さそうなので、普通にその評価は受け取っておくことにする。
「でしょう? 言った通り、私の昔の友人の息子なの。初めて会った身ではあるけれど、よくもまあこんなに立派な子が生まれて育ったなあ、って正直思ってるところよ。まあ、色々とネジの外れたところも、母親からも師匠からも受け継いじゃってるんだけどね」
「おやまあ、昼間もそうだったけど、楽しそうにこの子のことを語るんだねえ……タマモちゃんにとってもお気に入りなのかい?」
「ええ……中々振り向いてくれないけどね、今の所。諦めずトライしていくつもりだから……もし子供が生まれたら、またおばあ様に名付けをお願いしてもいい?」
ちょっと……褒めてくれるのは嬉しいけど、からかってるのか本気混じってるのかいまいちわかんないやり取りはやめて。地味に恥ずかしいから。
っていうか……今のやり取り、気になるフレーズが混じってた気が……?
「あの……ひょっとしてタマモさんって、お子さんいたんですか?」
「え? 言ってなかったかしら? ええ……8人ほどね、全員娘よ、なぜか」
初耳です。8人とか、多いな……まあ、我が家ほどじゃないが(26人)。
しかも聞けば、全員『妖狐』だそうで……いつだったか、僕らをタマモさんの屋敷に案内してくれたあの妖狐の女の子も、何を隠そうタマモさんの娘の1人だそうだ。
あと、妖怪らしく長生きで、全員存命とのこと。
なんで混血にも、父親の種族にもならずに全員『妖狐』になってんのかはわかんないけど。遺伝子強いのかな、獣人系妖怪。
とりあえずその辺はなあなあにして……今度こそ本題に入る。
何か直感的な部分もあるらしいが、その観察眼で僕の実力を『本物』と認めてくれたらしいおばあさんは、食後のお茶を一口飲んで、舌を湿らせてから口を開いた。。
「ちょうどよくタマモちゃんが来てくれたからねえ……前々から、相談したいと思っていたことがあったんだよ。近頃、子供たちが騒ぐのさ……怖い、怖い、とな」
「子供たち……ですか?」
「この『リューキュー』の地のあちこちにいる精霊たちのことよ。おばあさまは膨大かつ、清水のように透き通った妖力の持ち主でね……自然に霧散したその力が自然の霊力や妖力と結びついたり、物体に作用したりして、自我の薄い低位の精霊や『付喪神』が生まれることが多々あるの」
凄いなそれ。
ただそこにいるだけで、疑似的なものとはいえ命を作り出すとか……恐るべし『鳳凰』。
今までに見たどの魔物や妖怪よりも、神性に近いイメージというか、直接的な強さじゃない……こう『底知れなさ』みたいなものがある。
そして、そうして生まれた精霊や付喪神は、力や自我は弱い者から強い者までピンキリであるものの……総じて善良かつ純粋な性質を持っているのだそう。
ゆえに、戦いの気配や、人や妖怪の悪意、災害の前兆なんかを敏感に感じ取るのだそうだ。
それらがここ最近、騒いでいるのを感じるという。
それが、『鳳凰』のおばあさんがタマモさんに相談したいと思っていたことだった。それも……かつてないくらいに、大きな『何か』が起こる、と見ているらしい。
「これまでにも、災いの発生を前に子供たちが騒いだことは何度もあった。大時化で海があれることがあったり、狂暴な妖怪が襲ってきたり……この地に限らず、タマモちゃん達が暮らしていた、遠くの地で起こることを感じ取ったこともあった。たしか……『酒呑童子』と『大天狗』の坊主共が大喧嘩をした時もそうだったねえ」
「『二代目酒呑童子』が身を引くこととなった、エチゴとの戦乱ですね……あの2人を『坊主』呼ばわりできるのもあなたくらいでしょうが。今回は、それよりもさらに大きな戦乱が迫っていると?」
「……それがね、わからないんだよ」
「? わからない、ですか?」
「何か大きな、戦が迫っているのは間違いない……人々が、あるいは妖達が刃を振るい、多くの血が流れ、命が失われる気配を、子供達は感じ取って嘆いている……けれど、同時に怯えてもいる。そして、何に対して怯えているか……それが全く分からない」
おばあさん曰く……こういう、『子供』達の感情を感じ取ってこれから起こることを予測する際、具体的に何が起こるとまでは言わずとも、どういう方向性のどんなことが起こるかくらいは、大体感じ取れるそうなんだよね。
自然災害が起こるとか、大きな戦いが起こるとか……その他、色々。
けど……今回は全くそれがわからない。
子供たちが『恐れている』のが伝わってくるけど、何がどう恐ろしいのかがわからない。
「彼らでも予測できない、感じ取れない何かが起ころうとしている……と?」
「しかしそれがわからない……ひょっとして、何が起こるかわからないから余計に怖い、とかですか?」
「左様……より正確に言うならば、単にこの老骨や、子供たちが知らぬというだけのことではない……まるで、かつてこの世に起こったことのない何かが巻き起ころうと、引き起こされようとしているかのような……そういう意味での『未知』や、それによって引き起こされる変化というものを恐れているように思える……この遠くなった耳では、それ以上を聞くことはできんかった」
けれどね、と続ける。
「今までにあったいかなる予感よりも大きく、恐ろしく、得体が知れない……そして何より、何もわからない。あやふやな予言を広めて、いたずらに不安を煽るわけにはいかんさね」
「だから、表立って警戒を呼び掛けるわけにはいかない……ですか」
「うむ、仮に戦いが起こるとして、どこでどんな戦いが、どれほどの規模で起こるのかも全くわからないからね……タマモちゃんが来てくれたのは幸運だったよ。何もわからない、ぼけ老人の戯言に耳を傾けてくれそうな者なんて、そういないからねえ」
「ご冗談を、おばあ様。あなたほどのお方の言葉を戯言と切って捨てるような者がいるとすれば、それは大局の見えていない愚者に他なりません」
「でも、ある程度根拠というものは必要ということだよ……あんた等も、具体的にどう、という内容が伴わぬ以上、それに気を取られて歩みを鈍らせるようなことになっては本末転倒……せいぜい、頭の片隅にでも置いておく程度にしておくれ。ただ……」
一拍置いて、
「これは、何の根拠もない、あたしの直感にも近いものだけど……あたしはむしろ、戦いよりも災いよりも、何か前代未聞の……そう、『何か』が起こる気がしていてね……それが何より怖いのさ。まるで、今まで当たり前にそうであった失われるような……理が崩れ去り、世界が書き変わりさえしてしまいそうな、底知れぬ闇が迫ってくるような気がして……ね」
気を付けておくれ、とだけ、最後におばあさんは付け足した。
そのまなざしは、本当に純粋に僕らを心配してくれる意思が込められているかのような、優しい、憂いの込められた光を帯びていて……そこで、その夜の話は終わった。
……確かに、具体的なところは何一つわかりはしなかった。
けど……あまりにも気になる、無視できない可能性ないし懸念を知ることとなった、ほんの短い時間の会食だった。
ああ、それともう1つ。
順番がちょっと取っ散らかっちゃってごめんなんだけど……まだ世間話タイムだった時に、ふと思いついて聞いてみたことがある。
ここに来るまでに通った、あの海域について。
生き字引と呼ばれている『鳳凰』であるおばあさんなら、あそこで感じた『何か』の正体や原因を知ってるかも、と思ったんだけど……残念ながら、おばあさんでもそれは知らなかった。
けど、気になる情報を聞くことはできた。
情報って言っても、言い伝えというか、単なる事実だけなんだけどね……。
聞けば、あの不自然に穏やかな海域は、元々あそこにああしてあったものではなく……ある時突然出現したものらしい。おばあさんは、それ以前の海にはそんなものはなかったと言っていた。
それどころか、もともとあの海は、暖かい空気と冷たい空気がぶつかるためか、非常に気候が不安定で、むしろ常に大荒れとすら言っていいレベルのエリアった。
そこを船で通ることは自殺と同義であるとすら言われていた危険区域だったそうだ。
それがある時突然、あんな風に静まった。
一年中通して穏やかで、その周辺の海域がどんな機構になっても決して荒れることのない、不可思議な海域に姿を変えたのだという。
もっとも……あのエリアの周辺は相変わらず、暑かったり寒かったり妖怪が出たりで危険なエリアだから、あそこを航路として使うなんて真似は絶対できないけどね。
……それと、そのまだ海が荒れてた時代の話なんだが……当時の船乗りたちの間では、物騒なしきたりというか迷信が信じられていたそうだ。
簡単に言えば、生贄。
海が荒れて転覆の危険があり、どうしようもない時に、船から生贄を海に投げ入れることで海の神様への供物とし、それと引き換えに海を穏やかにしてほしいと願いを聞いてもらう……とまあ、よくあるアレな風習である。
船乗りはそういうの大事にする人が多いとは聞くけど……さすがにんなもん支持も理解もする気にはなれんな……奇跡も魔法も信じていない現代っ子として。
……いや、転生なんていう奇跡を体験して、魔法とか今現在日常的に使ってるけどもね?
僕なら、荒れてても大丈夫な強度の船作るか、海面よりも穏やかな海中を進めるように潜水艦でも作るから、うん。
……にしても、おばあさんの予感といい、あの海域の謎といい……いまいち的確に説明できない『何か』がちょいちょい現れては僕らの前に立ちはだかってる気がするな……この一致、偶然か?
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