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知らない世界で
近衛隊長との会話
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マティオスさんは一旦執務室で用事を済ませてくると先に離席し、私とアテナさんは二人きりになった。
本来マティオスさんは、午後の時間は近衛隊の修練指導の時間だったらしい。それを、お昼すら食べずに遅刻覚悟で禁書庫に向かってくれたとアテナさんから聞いて、益々感謝の気持ちが沸く。それを自分の口からは言わないところが、本当にマティオスさんらしい。誤解される事も多いのだろうけど、きっとマティオスさんの周りには理解者で溢れているのだろう。
アテナさんは最初、マティオスさんが去ると私の食事中は一切口を開く事はなかったが、二人で修練場へと移動している最中に、私がライリーの訓練の様子はどうか話を振ると、真剣に色々話し出してくれた。
ライリーが「剣を交えて話すと思っていたより饒舌で話しやすい」と言っていたけど、本当に己を鍛え上げる事や強さに対する意識が強くて、話をし出すと止まらないのが……こう言ってはなんですが、カワイイ。そして会話の中の言葉の端々から、マティオスさんに対する尊敬の念が感じられる。
うーん、マティオスさんてば人ったらし!
気になったので、ストレートに聞いてみました。
「もしかして、アテナさんはマティオスさんが好きなのですか?」と。
アテナさんは私がそう言うと、きょとん、とした後豪快に笑った。
「まぁ、好きというのは間違いないですね。エイヴァ様とご結婚なさった時は本当に大変そうで、何度エイヴァ様を抹殺したいと思ったかわかりません」
ひぃ。か、過激だね!流石アマゾネスさん……!!
「私は元々、自分にも、勿論男にも強さを求めてしまうのです。……ですから、私が今伴侶が欲しいと思っても、やはり理想は強さを持った人なんですよね。少なくとも、この国には数人しかいない筈です」
うーん、自信満々のアテナさんの笑顔がまぶしい。でも、恋焦がれている……とかとは違う様な。もしかして、前の私と同じく、初恋を知らないのかもしれない。年齢的には、マティオスさんと同じか少し上っぽいけど。
「しかし、マティオス様があんなに話すところを見たのは初めてですよ」
「え?」
「サーヤ様がいらしてから、マティオス様はなんというか……人間味が増しました。もっと、機械的な方だったので」
「き、機械的……?」
うーん?何となく、アテナさんの言いたい事はわかった気がする。隊長さんとして接していた時は全くわからなかったけど、マティオスさんとして接した時……初めての時と、レネ君と二人助けられた時と、謁見の時。あれは、機械的だったと言えばそうだった気がする。
「ですから、サーヤ様がサーヤ様である限りは、見守らせて頂きますね。……ただし、マティオス様に害をなしたと見なした時点で敵になりますが」
「が、頑張りますっ!!」
怖いよーっっ!!本気だ、アテナさん!!涙目になる私の目元をスッと撫でて、アテナさんは「冗談ですよ、泣かないで下さい。私がマティオス様に怒られます」と苦笑いした。
その仕草が非常に男前で、胸がキュンとする。
女子高で、格好いい女の先輩に少しときめいてしまう感じ。勿論、恋とは別物ですが。
そう言えば、アテナさんもアネクザスという防具に詳しい筈だと思い、「アテナさんが今している胸当てが『アネクザス』ですか?」と聞いた。……何となく、アマゾネスの語呂に近いな、と今気付いた。
「ええ。……もしかして、マティオス様が先日私達の防具の名前を聞いてきたのは……」
「はい、私がライリーにプレゼントする為に、マティオスさんにお聞きしたのです」
「え!?ライリーに!?」
アテナさんは、ギョッとした顔をした。
「は、はい。ええと……平均して能力値の高い防具がカタログに載ってなくて、オススメの防具を聞いたんです」
アテナさんは、頭をくしゃくしゃと掻いた。
ええ?その反応は、どういう意味でしょうかっ!?
ビクビクしながら続ける。
「それで、近衛隊の何人かが身に付けている『アネクザス』と呼ばれるメットと胸当てが良いらしいってマティオスさんから聞いて……」
「あー、あー、経緯はわかりました。ただ、私はマティオス様がお前達の防具は何だと聞くから答えただけで……マティオス様だから、三頭竜でも狩ってくれば安く手に入れられますよ、とお答えしたんです。勿論、冗談で。マティオス様じゃなきゃ死にますからね」
「は、はは……」
良かったねぇ、ライリー……暗に死ねと言われた訳ではなかったよ……
ジュードさんが「本当に隊長がオススメしたのか」と念押ししてたけど、やっぱり誤解だったみたい。今度ジュードさんにも訂正しておかなきゃ!!
「さて、サーヤ様。着きましたよ」
私達がそんな会話をしながら歩けば、既に目の前には修練場が広がっていた。
***
今日は初めて、修練場の中に入れて貰えた。ベンチの様な物があり、アテナさんは自分のカラフルな手拭いみたいな物をそのベンチに広げて、「こちらにお座り下さい、サーヤ様」と言った。
「ありがとうございます」
やっぱりアテナさんのやる事は、いちいち紳士的で胸がキュンだ。
すると、私達がいるベンチまで一人の近衛隊の方がやってきた。
「隊長、指示を頂いた基礎訓練は後1クールで全て終了です」
「そうか。では次は……ああ、マティオス様がこれからいらっしゃる予定だから、体力のある者だけは腕立て伏せとスクワットをやり続ける様に」
「はっ!」
兵士の方は仲間の元へ戻って行く。
……んん?何だか、以前マティオスさんが指導していた時よりよっぽどお疲れという感じだ。死屍累々、という状況。
そして私はその中に、見知った顔を発見した。
「あ!ライリー!!」
私がライリーを見つけて手を振ると、ライリーが驚きに目を見張って駆け寄って来る。
「えっ!どうして、サーヤ様……!何で隊ちょ、いや、えーと……」
隊長と、と言いたいのだろう。私は知らない間にこうやって気を遣わせていたに違いない。私とマティオスさんの板挟みで、大変だった事だろう。
「ライリー、今までごめんね。さっき、やっと気付いたんだ」
「そ、そうなんですか……?」
本当に?と聞く様に、ライリーはアテナさんを恐る恐る見る。アテナさんは、頷いてニヤリと笑った。
「そうなんですね!!あー……良かったぁ……その様子だと、拗れなかった様ですね。……すみませんでした、サーヤ様」
ライリーがペコリと頭を下げる。
「え?何でライリーが謝るの?」
「サーヤ様を騙した様なものですから……」
「騙したっていうより……最初勝手に思い込んだのは私だしね。ライリーは話したくても話せなかったんだろうから、謝る必要ないよ。……ただし、かなり恥ずかしかったから、次に勘違いしたら教えてくれると嬉しいけど!!」
一応は釘を指しておく。
「畏まりました。ありがとうございます、サーヤ様」
「それで今日はね、修練の様子を見せて貰える事になったの!」
「そうなんですね。では、気合い入れないと!」
「……気合い入れるならば、今すぐ腕立て伏せを100回やれ」
「は、はいっ」
3人で和気あいあいと話していると、「マティオス様!」「マティオス様だ!並べ!!」と近衛隊の方々の声が聞こえてきた。
「遅くなったな。済まない」
近衛隊の方々は、全員がずらっと並んで騎士の礼を取っている。
「少し遅れたが、これから模擬試合を行う。……そちらで見学に来ているのは、私の妻だ。決して巻き込む事のない様に頼む」
マティオスさんが私の方を見て言った。ざわり、と空気が変化したのを感じる。どちらかと言えば、マイナスに。
私は、にっこり笑ってペコリと頭を下げ、言った。
「初めまして、……エイヴァです。今日は邪魔にならない様にするので、よろしくお願い致します」
再びざわり、と空気が動く。……エイヴァさんのお陰で、きちんと頭を下げて挨拶をするだけで、誉められる様になるというのを学習しました。
本来マティオスさんは、午後の時間は近衛隊の修練指導の時間だったらしい。それを、お昼すら食べずに遅刻覚悟で禁書庫に向かってくれたとアテナさんから聞いて、益々感謝の気持ちが沸く。それを自分の口からは言わないところが、本当にマティオスさんらしい。誤解される事も多いのだろうけど、きっとマティオスさんの周りには理解者で溢れているのだろう。
アテナさんは最初、マティオスさんが去ると私の食事中は一切口を開く事はなかったが、二人で修練場へと移動している最中に、私がライリーの訓練の様子はどうか話を振ると、真剣に色々話し出してくれた。
ライリーが「剣を交えて話すと思っていたより饒舌で話しやすい」と言っていたけど、本当に己を鍛え上げる事や強さに対する意識が強くて、話をし出すと止まらないのが……こう言ってはなんですが、カワイイ。そして会話の中の言葉の端々から、マティオスさんに対する尊敬の念が感じられる。
うーん、マティオスさんてば人ったらし!
気になったので、ストレートに聞いてみました。
「もしかして、アテナさんはマティオスさんが好きなのですか?」と。
アテナさんは私がそう言うと、きょとん、とした後豪快に笑った。
「まぁ、好きというのは間違いないですね。エイヴァ様とご結婚なさった時は本当に大変そうで、何度エイヴァ様を抹殺したいと思ったかわかりません」
ひぃ。か、過激だね!流石アマゾネスさん……!!
「私は元々、自分にも、勿論男にも強さを求めてしまうのです。……ですから、私が今伴侶が欲しいと思っても、やはり理想は強さを持った人なんですよね。少なくとも、この国には数人しかいない筈です」
うーん、自信満々のアテナさんの笑顔がまぶしい。でも、恋焦がれている……とかとは違う様な。もしかして、前の私と同じく、初恋を知らないのかもしれない。年齢的には、マティオスさんと同じか少し上っぽいけど。
「しかし、マティオス様があんなに話すところを見たのは初めてですよ」
「え?」
「サーヤ様がいらしてから、マティオス様はなんというか……人間味が増しました。もっと、機械的な方だったので」
「き、機械的……?」
うーん?何となく、アテナさんの言いたい事はわかった気がする。隊長さんとして接していた時は全くわからなかったけど、マティオスさんとして接した時……初めての時と、レネ君と二人助けられた時と、謁見の時。あれは、機械的だったと言えばそうだった気がする。
「ですから、サーヤ様がサーヤ様である限りは、見守らせて頂きますね。……ただし、マティオス様に害をなしたと見なした時点で敵になりますが」
「が、頑張りますっ!!」
怖いよーっっ!!本気だ、アテナさん!!涙目になる私の目元をスッと撫でて、アテナさんは「冗談ですよ、泣かないで下さい。私がマティオス様に怒られます」と苦笑いした。
その仕草が非常に男前で、胸がキュンとする。
女子高で、格好いい女の先輩に少しときめいてしまう感じ。勿論、恋とは別物ですが。
そう言えば、アテナさんもアネクザスという防具に詳しい筈だと思い、「アテナさんが今している胸当てが『アネクザス』ですか?」と聞いた。……何となく、アマゾネスの語呂に近いな、と今気付いた。
「ええ。……もしかして、マティオス様が先日私達の防具の名前を聞いてきたのは……」
「はい、私がライリーにプレゼントする為に、マティオスさんにお聞きしたのです」
「え!?ライリーに!?」
アテナさんは、ギョッとした顔をした。
「は、はい。ええと……平均して能力値の高い防具がカタログに載ってなくて、オススメの防具を聞いたんです」
アテナさんは、頭をくしゃくしゃと掻いた。
ええ?その反応は、どういう意味でしょうかっ!?
ビクビクしながら続ける。
「それで、近衛隊の何人かが身に付けている『アネクザス』と呼ばれるメットと胸当てが良いらしいってマティオスさんから聞いて……」
「あー、あー、経緯はわかりました。ただ、私はマティオス様がお前達の防具は何だと聞くから答えただけで……マティオス様だから、三頭竜でも狩ってくれば安く手に入れられますよ、とお答えしたんです。勿論、冗談で。マティオス様じゃなきゃ死にますからね」
「は、はは……」
良かったねぇ、ライリー……暗に死ねと言われた訳ではなかったよ……
ジュードさんが「本当に隊長がオススメしたのか」と念押ししてたけど、やっぱり誤解だったみたい。今度ジュードさんにも訂正しておかなきゃ!!
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私達がそんな会話をしながら歩けば、既に目の前には修練場が広がっていた。
***
今日は初めて、修練場の中に入れて貰えた。ベンチの様な物があり、アテナさんは自分のカラフルな手拭いみたいな物をそのベンチに広げて、「こちらにお座り下さい、サーヤ様」と言った。
「ありがとうございます」
やっぱりアテナさんのやる事は、いちいち紳士的で胸がキュンだ。
すると、私達がいるベンチまで一人の近衛隊の方がやってきた。
「隊長、指示を頂いた基礎訓練は後1クールで全て終了です」
「そうか。では次は……ああ、マティオス様がこれからいらっしゃる予定だから、体力のある者だけは腕立て伏せとスクワットをやり続ける様に」
「はっ!」
兵士の方は仲間の元へ戻って行く。
……んん?何だか、以前マティオスさんが指導していた時よりよっぽどお疲れという感じだ。死屍累々、という状況。
そして私はその中に、見知った顔を発見した。
「あ!ライリー!!」
私がライリーを見つけて手を振ると、ライリーが驚きに目を見張って駆け寄って来る。
「えっ!どうして、サーヤ様……!何で隊ちょ、いや、えーと……」
隊長と、と言いたいのだろう。私は知らない間にこうやって気を遣わせていたに違いない。私とマティオスさんの板挟みで、大変だった事だろう。
「ライリー、今までごめんね。さっき、やっと気付いたんだ」
「そ、そうなんですか……?」
本当に?と聞く様に、ライリーはアテナさんを恐る恐る見る。アテナさんは、頷いてニヤリと笑った。
「そうなんですね!!あー……良かったぁ……その様子だと、拗れなかった様ですね。……すみませんでした、サーヤ様」
ライリーがペコリと頭を下げる。
「え?何でライリーが謝るの?」
「サーヤ様を騙した様なものですから……」
「騙したっていうより……最初勝手に思い込んだのは私だしね。ライリーは話したくても話せなかったんだろうから、謝る必要ないよ。……ただし、かなり恥ずかしかったから、次に勘違いしたら教えてくれると嬉しいけど!!」
一応は釘を指しておく。
「畏まりました。ありがとうございます、サーヤ様」
「それで今日はね、修練の様子を見せて貰える事になったの!」
「そうなんですね。では、気合い入れないと!」
「……気合い入れるならば、今すぐ腕立て伏せを100回やれ」
「は、はいっ」
3人で和気あいあいと話していると、「マティオス様!」「マティオス様だ!並べ!!」と近衛隊の方々の声が聞こえてきた。
「遅くなったな。済まない」
近衛隊の方々は、全員がずらっと並んで騎士の礼を取っている。
「少し遅れたが、これから模擬試合を行う。……そちらで見学に来ているのは、私の妻だ。決して巻き込む事のない様に頼む」
マティオスさんが私の方を見て言った。ざわり、と空気が変化したのを感じる。どちらかと言えば、マイナスに。
私は、にっこり笑ってペコリと頭を下げ、言った。
「初めまして、……エイヴァです。今日は邪魔にならない様にするので、よろしくお願い致します」
再びざわり、と空気が動く。……エイヴァさんのお陰で、きちんと頭を下げて挨拶をするだけで、誉められる様になるというのを学習しました。
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