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知らない世界で
マティオスさんからのプレゼント
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私と隊長さんは、今日も二人で夕飯のセッティングを行い席に着いた。
昨日は並んでいた3つの椅子の一番端と端に座ったけど、今日はそのよそよそしさを軽減しつつも距離はしっかり確保出来る様に、先に椅子を2つだけにしておいた。丸テーブルなんだけど、2つの椅子を対面にはしない。椅子を斜めに配置して、より話し掛けやすい位置にしている。
今日の隊長さんのセッティングの様子を見ていると、昨日より大分上手になっている。元々器用な人なのかもしれないが、スープは今日も皿から飛びはね、慌てている様子を見るのは思わず可愛いと思ってしまった。
「ライリーの修練自体は、如何でしたか?」
「ああ……素質はありそうだと、近衛隊ち……部下が報告をしてきたな」
その回答に、ホッとする。どれだけ本人が望んでいても、人間向き不向きはある。兵士になれば、命に関わる任務もあるから流石に全く才能がなければ無理はさせられないとは思っていた。
「今日は、新兵に混じって基礎体力のチェックから始めたんだが、半年鍛えた兵士以上の基礎体力を持ち合わせていたそうだ。それと、剣の扱い方……ああ、他には槍や弓なんかの日があるのだが、今日はたまたま剣の日で。基本的な剣技の復習をするんだが、まともな訓練は初めてだというのに太刀筋が良いと部下が驚いていた。本人に聞いたら、昔は剣や斧、槍も弓も皆オモチャがわりにしていたとの事だったらしいぞ」
小さくやんちゃなライリーが、剣を振り回して遊んで、お父さんやお母さんに怒られているところを想像して笑ってしまう。うん、やりそう。しっかりとした妹さんに「お兄ちゃん、危ないよ。やめなよ、怪我するよ」とか言われてそう。
「そうですか。……隊長さん、本当にライリーの事……無理を言ったのに引き受けて下さって、ありがとうございます」
「いや、私は部下に話しただけだ。部下が今日1日見てみて、ライリーが修練に加わる事に同意した。……ここだけの話、かなり怖い部下なんだ。たった1日で同意して貰えるとは思っていなかったからな、それだけライリーに素養があるという事だろう。どう育つのか楽しみだと言っていたからな」
強面の隊長さんが「怖い部下」という発言を真面目にするものだから、思わず吹き出してしまう。
「……た、隊長さんが怖いって……凄い方ですね、その部下の方」
「ああ。口でも勝てんし、敵には回したくないな」
もう、駄目。口喧嘩して隊長さんがむっつり黙るところとか想像すると、可愛すぎて笑い死ぬ。
「……やはりサアヤは笑っている時が一番だな」
「え?ふふ、駄目ですよ、そんな事言って惚れさせようとしても私は……人妻ですから!」
よし、今度は言えた。恥ずかし過ぎて、茶化した感じになったけど。隊長さんの一挙一動にドキドキさせられてしまうから、今のうちに釘を刺しておかないとねー。……なんて、思ってたのに。
「私が言う分には問題ない」
隊長さんは全く動じず、むしろこれからも言います宣言された気がする。
……何故だ!
「今日もお米だ!嬉しいなぁ~」
もぐもぐもぐもぐ。
「サアヤはお米が好きなんだな」
私が夕飯をパクついていると、既に食べ終えたらしい隊長さんが水を飲みながら世間話をし出した。早。隊長さん食べるの早!
「はい。ソウルフードですね」
「そうか。他に好きな食べ物はあるか?」
「沢山ありすぎて答えられませんよ」
「じゃあ、今度食べるとしたら何が食べたい?」
「蕎麦ですかねぇ」
「ソバ?」
おっと、どうやら蕎麦はこの国もしくはこの世界にはないらしい。
「えっと……私の国独特の麺です」
「麺か。麺類も好きなのか?」
「はい。朝から何でも食べられる人です!」
朝からラーメンでも焼き肉でもいけちゃう人ですから!
「ふむ」
隊長さんはこの後また仕事があるらしく、夕飯の後はそのままお別れした。また明日の夕飯の約束を取り付けて。人妻、ましてやこの国の長の妻に手を出す訳ないし……もしかして、私は隊長さんの家族枠になったのだろうか?
翌朝。朝食のワゴンを押しながら、ジュードさんがやってきた。
「サーヤ様、おはようございます」
私は待ってましたとばかりにジュードさんに質問する。
「ジュードさん、おはよう!ライリーの事、何か聞いてる?」
「ライリーの事と申しますと、兵士達にフルボッコにされた件でしょうか?」
ジュードさん、言い方!
「そう。今日さ、ライリーの見舞いした方が良いかな?」
「それはライリーが物凄く落ち込みそうなので、勘弁してあげて下さい」
そうか。ジュードさんも、隊長さんの考えと同じか。
「こんな事なら昨日、見学してれば良かったかなぁ」
「こうなるのがわかっていたから、見に行くなと申し上げました」
えっ!!ジュードさんは想定内だったの!?教えてよ!!私が驚きながらそう言えば、ジュードさんは淡々と返す。
「サーヤ様が見に行っていたら、ライリーがどつかれた時点で修練場に乗り込みそうじゃないですか。ライリーは主人に守られて情けない奴隷というレッテルが貼られ、修練場に乗り込んだエイヴァ様はまた問題を起こした事となり、かなり悲惨なカオス状態になりますよね」
「あぅ……」
恐れ入りました。おっしゃる通りですね、後先考えずにジュードさんの制止を振り切って、足をガクブルさせながら兵士の方々に喧嘩吹っ掛けていたかもしれないですね。
「朝にライリーや様子を見に行って参りましたが、すこぶる元気でした。朝から筋トレやっていて、鬱陶し……いえ、暑苦し……いえ、問題なさそうでしたよ」
「そ、そう。なら良かったー」
「さぁ、朝食を頂きましょうか。今日はこの国には珍しい食事内容かもしれません。サーヤ様のお口に合うとよろしいのですが」
朝ごはんは、フォーみたいな麺だった。
隊長さんとお話した翌朝には出るなんて、凄いタイミングだ。隊長さんも今頃美味しく頂いているのかな?と思いながら、スープにふー、と息を吹き掛けた。
食事が終わって一息つき、「ライリーの事、サーヤ様は誰からお聞きになりましたか?」と聞かれて、昨日隊長さんと夕食をした時の会話を説明しているところでレネ君がワゴンを押しながら部屋にやってきた。
時計の早見表を使って時間を確認すれば、もう9時頃。
「あれ?レネは朝食をまだ食べてないの?大丈夫?何かあった?」
ワゴンを押してきた事を不思議に思いながら声を掛けると、レネ君は「違いますよ、これはサーヤ様にプレゼントです」と笑って答える。
「プレゼント?レネ君、もしかしてお休み中に何か作ってきてくれたの?」
ワゴンの上には3つの紙袋があり、その中にまた素晴らしい作品があるのかと身を乗り出す。
「ふふ、それも違います。これは、マティオス様からサーヤ様に贈られたプレゼントです」
……はい?レネ君が何を言っているのかわからず、首を傾げる。
「……私、何かしたっけ?」
「むしろそれを聞きたいのは私達ですよ、サーヤ様」
ジュードが私をじっと見た。
「今まで、マティオス様はエイヴァ様が望めば宝石類をご用意する事はございましたが、基本的にはお金を渡されるだけでした」
「じゃあ、これはエイヴァさんが頼んでおいた宝石って事かな?」
私が勝手に開けて良いものか悩む。
「いえ、私達が把握している限り、それはございません」
今度はレネ君が即答する。
「じゃあ、何だろ……??」
そっと紙袋に手を伸ばすと、それは手の重みで少し沈んだ。うん、絶対に貴金属ではなさそうだ。
「??」
ごそごそ。
「……ん?服、かな??」
そこには、到底エイヴァさんは着そうにない……つまり、私好みの上質な生地で作られた可愛い民族衣装が、一つの紙袋に2着、合計6着も入っていた。
昨日は並んでいた3つの椅子の一番端と端に座ったけど、今日はそのよそよそしさを軽減しつつも距離はしっかり確保出来る様に、先に椅子を2つだけにしておいた。丸テーブルなんだけど、2つの椅子を対面にはしない。椅子を斜めに配置して、より話し掛けやすい位置にしている。
今日の隊長さんのセッティングの様子を見ていると、昨日より大分上手になっている。元々器用な人なのかもしれないが、スープは今日も皿から飛びはね、慌てている様子を見るのは思わず可愛いと思ってしまった。
「ライリーの修練自体は、如何でしたか?」
「ああ……素質はありそうだと、近衛隊ち……部下が報告をしてきたな」
その回答に、ホッとする。どれだけ本人が望んでいても、人間向き不向きはある。兵士になれば、命に関わる任務もあるから流石に全く才能がなければ無理はさせられないとは思っていた。
「今日は、新兵に混じって基礎体力のチェックから始めたんだが、半年鍛えた兵士以上の基礎体力を持ち合わせていたそうだ。それと、剣の扱い方……ああ、他には槍や弓なんかの日があるのだが、今日はたまたま剣の日で。基本的な剣技の復習をするんだが、まともな訓練は初めてだというのに太刀筋が良いと部下が驚いていた。本人に聞いたら、昔は剣や斧、槍も弓も皆オモチャがわりにしていたとの事だったらしいぞ」
小さくやんちゃなライリーが、剣を振り回して遊んで、お父さんやお母さんに怒られているところを想像して笑ってしまう。うん、やりそう。しっかりとした妹さんに「お兄ちゃん、危ないよ。やめなよ、怪我するよ」とか言われてそう。
「そうですか。……隊長さん、本当にライリーの事……無理を言ったのに引き受けて下さって、ありがとうございます」
「いや、私は部下に話しただけだ。部下が今日1日見てみて、ライリーが修練に加わる事に同意した。……ここだけの話、かなり怖い部下なんだ。たった1日で同意して貰えるとは思っていなかったからな、それだけライリーに素養があるという事だろう。どう育つのか楽しみだと言っていたからな」
強面の隊長さんが「怖い部下」という発言を真面目にするものだから、思わず吹き出してしまう。
「……た、隊長さんが怖いって……凄い方ですね、その部下の方」
「ああ。口でも勝てんし、敵には回したくないな」
もう、駄目。口喧嘩して隊長さんがむっつり黙るところとか想像すると、可愛すぎて笑い死ぬ。
「……やはりサアヤは笑っている時が一番だな」
「え?ふふ、駄目ですよ、そんな事言って惚れさせようとしても私は……人妻ですから!」
よし、今度は言えた。恥ずかし過ぎて、茶化した感じになったけど。隊長さんの一挙一動にドキドキさせられてしまうから、今のうちに釘を刺しておかないとねー。……なんて、思ってたのに。
「私が言う分には問題ない」
隊長さんは全く動じず、むしろこれからも言います宣言された気がする。
……何故だ!
「今日もお米だ!嬉しいなぁ~」
もぐもぐもぐもぐ。
「サアヤはお米が好きなんだな」
私が夕飯をパクついていると、既に食べ終えたらしい隊長さんが水を飲みながら世間話をし出した。早。隊長さん食べるの早!
「はい。ソウルフードですね」
「そうか。他に好きな食べ物はあるか?」
「沢山ありすぎて答えられませんよ」
「じゃあ、今度食べるとしたら何が食べたい?」
「蕎麦ですかねぇ」
「ソバ?」
おっと、どうやら蕎麦はこの国もしくはこの世界にはないらしい。
「えっと……私の国独特の麺です」
「麺か。麺類も好きなのか?」
「はい。朝から何でも食べられる人です!」
朝からラーメンでも焼き肉でもいけちゃう人ですから!
「ふむ」
隊長さんはこの後また仕事があるらしく、夕飯の後はそのままお別れした。また明日の夕飯の約束を取り付けて。人妻、ましてやこの国の長の妻に手を出す訳ないし……もしかして、私は隊長さんの家族枠になったのだろうか?
翌朝。朝食のワゴンを押しながら、ジュードさんがやってきた。
「サーヤ様、おはようございます」
私は待ってましたとばかりにジュードさんに質問する。
「ジュードさん、おはよう!ライリーの事、何か聞いてる?」
「ライリーの事と申しますと、兵士達にフルボッコにされた件でしょうか?」
ジュードさん、言い方!
「そう。今日さ、ライリーの見舞いした方が良いかな?」
「それはライリーが物凄く落ち込みそうなので、勘弁してあげて下さい」
そうか。ジュードさんも、隊長さんの考えと同じか。
「こんな事なら昨日、見学してれば良かったかなぁ」
「こうなるのがわかっていたから、見に行くなと申し上げました」
えっ!!ジュードさんは想定内だったの!?教えてよ!!私が驚きながらそう言えば、ジュードさんは淡々と返す。
「サーヤ様が見に行っていたら、ライリーがどつかれた時点で修練場に乗り込みそうじゃないですか。ライリーは主人に守られて情けない奴隷というレッテルが貼られ、修練場に乗り込んだエイヴァ様はまた問題を起こした事となり、かなり悲惨なカオス状態になりますよね」
「あぅ……」
恐れ入りました。おっしゃる通りですね、後先考えずにジュードさんの制止を振り切って、足をガクブルさせながら兵士の方々に喧嘩吹っ掛けていたかもしれないですね。
「朝にライリーや様子を見に行って参りましたが、すこぶる元気でした。朝から筋トレやっていて、鬱陶し……いえ、暑苦し……いえ、問題なさそうでしたよ」
「そ、そう。なら良かったー」
「さぁ、朝食を頂きましょうか。今日はこの国には珍しい食事内容かもしれません。サーヤ様のお口に合うとよろしいのですが」
朝ごはんは、フォーみたいな麺だった。
隊長さんとお話した翌朝には出るなんて、凄いタイミングだ。隊長さんも今頃美味しく頂いているのかな?と思いながら、スープにふー、と息を吹き掛けた。
食事が終わって一息つき、「ライリーの事、サーヤ様は誰からお聞きになりましたか?」と聞かれて、昨日隊長さんと夕食をした時の会話を説明しているところでレネ君がワゴンを押しながら部屋にやってきた。
時計の早見表を使って時間を確認すれば、もう9時頃。
「あれ?レネは朝食をまだ食べてないの?大丈夫?何かあった?」
ワゴンを押してきた事を不思議に思いながら声を掛けると、レネ君は「違いますよ、これはサーヤ様にプレゼントです」と笑って答える。
「プレゼント?レネ君、もしかしてお休み中に何か作ってきてくれたの?」
ワゴンの上には3つの紙袋があり、その中にまた素晴らしい作品があるのかと身を乗り出す。
「ふふ、それも違います。これは、マティオス様からサーヤ様に贈られたプレゼントです」
……はい?レネ君が何を言っているのかわからず、首を傾げる。
「……私、何かしたっけ?」
「むしろそれを聞きたいのは私達ですよ、サーヤ様」
ジュードが私をじっと見た。
「今まで、マティオス様はエイヴァ様が望めば宝石類をご用意する事はございましたが、基本的にはお金を渡されるだけでした」
「じゃあ、これはエイヴァさんが頼んでおいた宝石って事かな?」
私が勝手に開けて良いものか悩む。
「いえ、私達が把握している限り、それはございません」
今度はレネ君が即答する。
「じゃあ、何だろ……??」
そっと紙袋に手を伸ばすと、それは手の重みで少し沈んだ。うん、絶対に貴金属ではなさそうだ。
「??」
ごそごそ。
「……ん?服、かな??」
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