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知らない世界で
暴行事件
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その日の1日は、ジュードさんと二人で色々この世界の事を教えて貰う事であっという間に過ぎ、16時になった。本当は兵士に混じってライリーが頑張っているところを見学したかったけど、ジュードさんに「サーヤ様が見に行かれてはライリーの気が散りますので、お止めになった方がライリーの為かと」と言われて断念した。ジュードさんに終業を告げ、一人になると早速、ゆっくりとお風呂に入る。
昨日は隊長さんと夜中まで遊ん……庭を案内して頂いたから、お風呂は鴉の行水状態だったのだ。
湯船に逆上せる直前まで浸かって、水浴び。再びじっくりと湯船に浸かり、水浴び。実家のお風呂は、足が微妙に伸ばしきれない大きさだったけど、すっかりこの馬鹿デカい温泉の様なお風呂に慣れてきてしまっている自分が恐ろしい。お風呂でエイヴァさんの無毛な身体を洗うのにも慣れてきた。
この世界にきた時は、何曜日だったのか覚えていた筈だけど、もうその感覚は既にない。
私と入れ替わったエイヴァさんが私の服や小遣いをどうしたのか気になっていたのに、この世界で生き抜くのに必死でいつの間にか考えなくなっていた。
けど、こうして一人、じっくり考える時間がある時はどうしても勝手に元の世界へと心は翔んでいく。ここは私の世界ではない、早く帰りたい、でも帰れない──異世界にきた割には、自由の変わりに幸せで平和な毎日を送れているのだとは思う。けど、本心の部分でその事に満足していない自分がいるのだ。
だって、私は元の世界に戻れていないのだから。
母は、父は、どうしているだろう?
学校は、進路は、どうなっちゃうんだろう?
いつまでもここにいたら、詰め込んだ数学の公式を皆忘れてしまう。忘れた頃に日本に戻れたとしても、大学なんか受かる筈がない。
一人でいると、不安が顔を出す。気付けば顔を涙が伝ってしまうのだ。……いけない、この後は隊長さんと夕食のお約束をしているのに。泣いていたのがバレたら、あの優しい隊長さんは気にするだろう。
私は顔に真水を掛けた後、お風呂を後にした。
この世界には、ドライヤーはない。だから、ひたすらタオルドライをして櫛で髪を整え、水で纏まっている間に髪を結う。美容師さんが見れば、髪が傷む!と言いたくなるだろうが、幸い私は美容師さんではない。実家の母は、「昔はドライヤーなんてなかったのよ~」なんて言って髪を半乾きで放置する人だったし。
今日は二本の三つ編みを作って、それをくるくる下の方でまとめておだんごにした。髪ゴムでなく、紐で結うのも上達したものだ。
その後は一人で本を読んでいた筈だが、うとうとしていたらしい。ノックの音で目が覚めた。
「はい」
「サアヤ、私だ」
慌てて本をテーブルから退かしてから、扉を開ける。
「隊長さん、どうぞ」
私は扉を大きく開けて隊長さんを招いたが、隊長さんは直立不動のまま廊下から動かなかった。
「サアヤ、今日は先に一つ謝らなければならない事がある」
「……何でしょう?」
「ライリーの事だ。今日、管理者である上位階級が見ていない時に、若い兵士がライリーに暴行を加えたという報告があがった」
「……えっ!?」
「こちらの管理不行き届きならびに兵士の教育不備のせいだ。本当に、申し訳ない」
隊長さんは、私に頭を下げた。私は隊長さんに、手を伸ばす。思わずその逞しい腕に手を回して、揺さぶった。
「そ、そんな事より、ライリーの怪我は、怪我の具合は……!?」
「全身に大きな打撲痕が見られたが、今は処置室で適切な薬が塗られ、既に包帯も取れている。意識もしっかりしていて……本当は、サアヤにはこの事を告げるなと、教えないでくれと人伝に言われたのだが……流石に、そんな訳にはいかないからな」
「ライリーを、見舞いに行かせて下さい……」
私はそう頼んだが、隊長さんは首を振った。
「すまないが、ライリーの気持ちも考えて欲しい。ここは蛮族の国、戦闘民族の国なんだ。男が力で負けた事も、怪我を負わされた事も、本来なら屈辱的で誰の耳にもいれたくない程の話だ。見舞いになどこられたら、ライリーの自尊心が傷付くだろう」
「でも、ライリーは私のせいで……っっ」
先程閉じ込めた筈の涙が、また頬を伝う。自分のせいでライリーが大変な目にあってしまった。良かれと思ってした行動の結果、ライリーが怪我する羽目になった。
隊長さんの大きな手が伸びて、その親指が涙の痕を拭っていく。
「……サアヤ。お前のせいではない。私達、管理者の問題だ。ライリーやジュード、レネに対する差別的態度を認識していたのにも関わらず……まさかこんな幼稚な事をするとは……思い至らなかった私達の責任だ。だから、今後はライリーがしっかりと修練に励める様に、努力すると約束しよう」
「……今後も、ライリーが修練に?」
良いの?そんな事をして、またライリーが怪我をしたりしたら、私はどう責任を取るの?一度あった事は、二度ある。どんなに注意したって、あるんだ。
私の逡巡を理解しているかの様に、落ち着かせる様に隊長さんは涙が止まった私の頬を撫でた。
「サアヤの心配もわかる。だが、ライリーが何故サアヤの耳に今回の事を入れたくなかったと思う?」
ライリーが私に言いたくなかった理由?
「心配掛けるから、と……他の人にやられて恥ずかしかったから」
私には全く理解出来ない感情だけど、隊長さんがそう言ってたから。
「そう。それと、修練を続けたいと思っているからだ」
「……不条理な、痛い思いをしたのに?」
「ああ。これからは、そうした理不尽で不条理な痛みを跳ね返す為にも、彼はより強くなりたいと願っている」
そうだ。修練に参加出来ると知って、涙目で喜んでいたライリー。強くなりたいと、それが夢だと語っていたのに。私はライリーが怪我をするのが嫌で、あっさりとそれを取り上げようとしていた。
私がするべき事は、ライリーから修練を切り離す事ではなく、ライリーが本当に辛い時は私に言って欲しいと、そう……逃げ道も用意してあげる事だったのかもしれない。
今朝は全く、思い至らなかったけど。次にライリーに会った時は、明るくそう伝えてみよう。
「……少し元気が戻った様だな」
「はい、お陰様で」
隊長さんが微笑を浮かべて私を見る。理性を取り戻した私は、徐々に顔に熱が集まっていくのを感じた。
「た、隊長さん、あの、もう平気なので……」
俯く。隊長さんに触られている頬っぺたが、熱い。
「サアヤの肌は、すべすべで気持ち良いな」
隊長さんはからかうように、つつつ、と何度か頬を撫でてからやっと、手を離してくれた。
わ、私、一応人妻なんですけどっ!?しかも、貴方の上司の人妻なんですけどっ!!
考えて、ちょっと悲しくなった。もし私が元の世界に戻れなければ、私はもう自由に恋愛すら出来ないのだ。
ふと、距離の詰め方が急すぎて戸惑っていた元の世界の初彼を思い出す。何で、彼に腕を掴まれた時は必死で逃げようとしていたのに、隊長さんの手が私の頬を触っても大丈夫なんだろう?
ただ単に、恥ずかしいだけで。振り払いたくなる様な感情は皆無なんだろう?
そして私は、直ぐに納得のいく結論を弾き出す。
そっか。この身体はエイヴァさんの身体なんだ。隊長さんやマティオスさんが触っても、「私の身体」が触られる事は決してない。
……何故かその結論は、自分を安心させるものだった筈なのに、私の胸に謎の痛みを残した。
昨日は隊長さんと夜中まで遊ん……庭を案内して頂いたから、お風呂は鴉の行水状態だったのだ。
湯船に逆上せる直前まで浸かって、水浴び。再びじっくりと湯船に浸かり、水浴び。実家のお風呂は、足が微妙に伸ばしきれない大きさだったけど、すっかりこの馬鹿デカい温泉の様なお風呂に慣れてきてしまっている自分が恐ろしい。お風呂でエイヴァさんの無毛な身体を洗うのにも慣れてきた。
この世界にきた時は、何曜日だったのか覚えていた筈だけど、もうその感覚は既にない。
私と入れ替わったエイヴァさんが私の服や小遣いをどうしたのか気になっていたのに、この世界で生き抜くのに必死でいつの間にか考えなくなっていた。
けど、こうして一人、じっくり考える時間がある時はどうしても勝手に元の世界へと心は翔んでいく。ここは私の世界ではない、早く帰りたい、でも帰れない──異世界にきた割には、自由の変わりに幸せで平和な毎日を送れているのだとは思う。けど、本心の部分でその事に満足していない自分がいるのだ。
だって、私は元の世界に戻れていないのだから。
母は、父は、どうしているだろう?
学校は、進路は、どうなっちゃうんだろう?
いつまでもここにいたら、詰め込んだ数学の公式を皆忘れてしまう。忘れた頃に日本に戻れたとしても、大学なんか受かる筈がない。
一人でいると、不安が顔を出す。気付けば顔を涙が伝ってしまうのだ。……いけない、この後は隊長さんと夕食のお約束をしているのに。泣いていたのがバレたら、あの優しい隊長さんは気にするだろう。
私は顔に真水を掛けた後、お風呂を後にした。
この世界には、ドライヤーはない。だから、ひたすらタオルドライをして櫛で髪を整え、水で纏まっている間に髪を結う。美容師さんが見れば、髪が傷む!と言いたくなるだろうが、幸い私は美容師さんではない。実家の母は、「昔はドライヤーなんてなかったのよ~」なんて言って髪を半乾きで放置する人だったし。
今日は二本の三つ編みを作って、それをくるくる下の方でまとめておだんごにした。髪ゴムでなく、紐で結うのも上達したものだ。
その後は一人で本を読んでいた筈だが、うとうとしていたらしい。ノックの音で目が覚めた。
「はい」
「サアヤ、私だ」
慌てて本をテーブルから退かしてから、扉を開ける。
「隊長さん、どうぞ」
私は扉を大きく開けて隊長さんを招いたが、隊長さんは直立不動のまま廊下から動かなかった。
「サアヤ、今日は先に一つ謝らなければならない事がある」
「……何でしょう?」
「ライリーの事だ。今日、管理者である上位階級が見ていない時に、若い兵士がライリーに暴行を加えたという報告があがった」
「……えっ!?」
「こちらの管理不行き届きならびに兵士の教育不備のせいだ。本当に、申し訳ない」
隊長さんは、私に頭を下げた。私は隊長さんに、手を伸ばす。思わずその逞しい腕に手を回して、揺さぶった。
「そ、そんな事より、ライリーの怪我は、怪我の具合は……!?」
「全身に大きな打撲痕が見られたが、今は処置室で適切な薬が塗られ、既に包帯も取れている。意識もしっかりしていて……本当は、サアヤにはこの事を告げるなと、教えないでくれと人伝に言われたのだが……流石に、そんな訳にはいかないからな」
「ライリーを、見舞いに行かせて下さい……」
私はそう頼んだが、隊長さんは首を振った。
「すまないが、ライリーの気持ちも考えて欲しい。ここは蛮族の国、戦闘民族の国なんだ。男が力で負けた事も、怪我を負わされた事も、本来なら屈辱的で誰の耳にもいれたくない程の話だ。見舞いになどこられたら、ライリーの自尊心が傷付くだろう」
「でも、ライリーは私のせいで……っっ」
先程閉じ込めた筈の涙が、また頬を伝う。自分のせいでライリーが大変な目にあってしまった。良かれと思ってした行動の結果、ライリーが怪我する羽目になった。
隊長さんの大きな手が伸びて、その親指が涙の痕を拭っていく。
「……サアヤ。お前のせいではない。私達、管理者の問題だ。ライリーやジュード、レネに対する差別的態度を認識していたのにも関わらず……まさかこんな幼稚な事をするとは……思い至らなかった私達の責任だ。だから、今後はライリーがしっかりと修練に励める様に、努力すると約束しよう」
「……今後も、ライリーが修練に?」
良いの?そんな事をして、またライリーが怪我をしたりしたら、私はどう責任を取るの?一度あった事は、二度ある。どんなに注意したって、あるんだ。
私の逡巡を理解しているかの様に、落ち着かせる様に隊長さんは涙が止まった私の頬を撫でた。
「サアヤの心配もわかる。だが、ライリーが何故サアヤの耳に今回の事を入れたくなかったと思う?」
ライリーが私に言いたくなかった理由?
「心配掛けるから、と……他の人にやられて恥ずかしかったから」
私には全く理解出来ない感情だけど、隊長さんがそう言ってたから。
「そう。それと、修練を続けたいと思っているからだ」
「……不条理な、痛い思いをしたのに?」
「ああ。これからは、そうした理不尽で不条理な痛みを跳ね返す為にも、彼はより強くなりたいと願っている」
そうだ。修練に参加出来ると知って、涙目で喜んでいたライリー。強くなりたいと、それが夢だと語っていたのに。私はライリーが怪我をするのが嫌で、あっさりとそれを取り上げようとしていた。
私がするべき事は、ライリーから修練を切り離す事ではなく、ライリーが本当に辛い時は私に言って欲しいと、そう……逃げ道も用意してあげる事だったのかもしれない。
今朝は全く、思い至らなかったけど。次にライリーに会った時は、明るくそう伝えてみよう。
「……少し元気が戻った様だな」
「はい、お陰様で」
隊長さんが微笑を浮かべて私を見る。理性を取り戻した私は、徐々に顔に熱が集まっていくのを感じた。
「た、隊長さん、あの、もう平気なので……」
俯く。隊長さんに触られている頬っぺたが、熱い。
「サアヤの肌は、すべすべで気持ち良いな」
隊長さんはからかうように、つつつ、と何度か頬を撫でてからやっと、手を離してくれた。
わ、私、一応人妻なんですけどっ!?しかも、貴方の上司の人妻なんですけどっ!!
考えて、ちょっと悲しくなった。もし私が元の世界に戻れなければ、私はもう自由に恋愛すら出来ないのだ。
ふと、距離の詰め方が急すぎて戸惑っていた元の世界の初彼を思い出す。何で、彼に腕を掴まれた時は必死で逃げようとしていたのに、隊長さんの手が私の頬を触っても大丈夫なんだろう?
ただ単に、恥ずかしいだけで。振り払いたくなる様な感情は皆無なんだろう?
そして私は、直ぐに納得のいく結論を弾き出す。
そっか。この身体はエイヴァさんの身体なんだ。隊長さんやマティオスさんが触っても、「私の身体」が触られる事は決してない。
……何故かその結論は、自分を安心させるものだった筈なのに、私の胸に謎の痛みを残した。
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