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自分から壱弥に別れを告げたのに、ずっと彼のことしか考えられなかった。そうなる前に別れられず、そうなってから別れた私は馬鹿だ。
「ふふ、僕からは逃げられないよって言ったでしょう?」
「うん……ぁっ♡」
ぐちり、と膣に埋め込まれた指を動かされ、腰が揺れる。
相手が見知らぬ痴漢ではなく、壱弥だとわかれば、身体は調教された通りに反応した。
「愛撫の仕方で直ぐに気付くと思ったけど……怖くてそれどころじゃなかったよね、僕も本当にごめんね」
私はこくりと頷いた。痴漢じゃなくて、元彼に反応していたんだということだけで心に喜びが広がっていく。
「壱弥……指、ぬ、抜いて?」
指が膣に埋まったままだと、気持ち良くなってしまって会話に集中出来ない。私がそう言えば、壱弥は「抜いて欲しいの?なら、躾直しのお仕置きとして、抜かない」と意地悪を言う。
変わらない壱弥にホッとしながら、それでも私達は今は付き合ってないのだから、とお願いした。
付き合っていたとしても、夜行バスの中でいちゃつくのはどうかと思うけれども、壱弥にそんな概念がないのは百も承知だ。
壱弥とずっと付き合い続ければ、自分の感覚までおかしくなってしまうと思ったことも、別れた原因の一つだから。
案の定、壱弥は「声、我慢してね?イったら駄目だよ?」と笑顔で言い放ち、そのまま私の下半身をじゅぽじゅぽ♡と休憩の為のアナウンスが入るまで苛め倒した。
***
運転手さんのアナウンスで助けられた私は、
ふー♡ふー♡、と火照る身体を深呼吸で宥めながら、壱弥に支えられてバスを降りる。
休憩所のトイレで、しっかりとショーツを拭いても替えのショーツなんかは手荷物に入れてなくて、気持ちの悪い状態のまま同じショーツを履き直した。
とは言っても、性欲魔人の変態な壱弥とお付き合いしていた1ヶ月前まではそんなことしょっちゅうだったから、ペッタリとした冷たいショーツはある意味慣れっこだ。慣れたくなかったけれど。
諦めた私が一度トイレから出ると、壱弥から紙袋を渡された。
中には、私が彼の部屋に置いていったままだった下着とスカートが入っている。大人のオモチャを入れないだけ壱弥も少し遠慮しているのかな、と思いながら、私は再びトイレへ立ち寄った。私が濡れ過ぎてショーツを駄目にしてしまうことは、お付き合いしていた壱弥には予想通りだったということだ。
身体に溜まった熱を発散する暇もなく席に戻れば、直ぐにバスは発車する。少しうとうとしていると、壱弥は直ぐに私の席に現れた。
そして当然のように私の足を抱き上げ、おもむろにそこに吸い付いた。
「ふふ、僕からは逃げられないよって言ったでしょう?」
「うん……ぁっ♡」
ぐちり、と膣に埋め込まれた指を動かされ、腰が揺れる。
相手が見知らぬ痴漢ではなく、壱弥だとわかれば、身体は調教された通りに反応した。
「愛撫の仕方で直ぐに気付くと思ったけど……怖くてそれどころじゃなかったよね、僕も本当にごめんね」
私はこくりと頷いた。痴漢じゃなくて、元彼に反応していたんだということだけで心に喜びが広がっていく。
「壱弥……指、ぬ、抜いて?」
指が膣に埋まったままだと、気持ち良くなってしまって会話に集中出来ない。私がそう言えば、壱弥は「抜いて欲しいの?なら、躾直しのお仕置きとして、抜かない」と意地悪を言う。
変わらない壱弥にホッとしながら、それでも私達は今は付き合ってないのだから、とお願いした。
付き合っていたとしても、夜行バスの中でいちゃつくのはどうかと思うけれども、壱弥にそんな概念がないのは百も承知だ。
壱弥とずっと付き合い続ければ、自分の感覚までおかしくなってしまうと思ったことも、別れた原因の一つだから。
案の定、壱弥は「声、我慢してね?イったら駄目だよ?」と笑顔で言い放ち、そのまま私の下半身をじゅぽじゅぽ♡と休憩の為のアナウンスが入るまで苛め倒した。
***
運転手さんのアナウンスで助けられた私は、
ふー♡ふー♡、と火照る身体を深呼吸で宥めながら、壱弥に支えられてバスを降りる。
休憩所のトイレで、しっかりとショーツを拭いても替えのショーツなんかは手荷物に入れてなくて、気持ちの悪い状態のまま同じショーツを履き直した。
とは言っても、性欲魔人の変態な壱弥とお付き合いしていた1ヶ月前まではそんなことしょっちゅうだったから、ペッタリとした冷たいショーツはある意味慣れっこだ。慣れたくなかったけれど。
諦めた私が一度トイレから出ると、壱弥から紙袋を渡された。
中には、私が彼の部屋に置いていったままだった下着とスカートが入っている。大人のオモチャを入れないだけ壱弥も少し遠慮しているのかな、と思いながら、私は再びトイレへ立ち寄った。私が濡れ過ぎてショーツを駄目にしてしまうことは、お付き合いしていた壱弥には予想通りだったということだ。
身体に溜まった熱を発散する暇もなく席に戻れば、直ぐにバスは発車する。少しうとうとしていると、壱弥は直ぐに私の席に現れた。
そして当然のように私の足を抱き上げ、おもむろにそこに吸い付いた。
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