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常識が違いすぎる聖女様の家庭教師を引き受けたら。・前

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『……私が、聖女様の女家庭教師ガヴァネスを…?』

文字を指で宙に浮かべて唖然とする私に、目の前の執事バトラーは『そうだ』と宙に文字を返した。


聖女様は、異世界からこの世界に召喚およびさせて頂いた高貴なる方。
一般人がそのご尊顔にまみえる事はなく、聖女様にご面会される方々は王族の方等、実質国を動かす様な方々ばかりで、この世界のことわりやその他様々な事を聖女様にお伝えする女家庭教師ガヴァネスは、やはり上級貴族のごく一部にしか許されていない筈である。


『む、無理です。私なんかが……単なるレディースメイドである私なんかに、勤まる訳がございません。どうか、ご辞退させて頂きたく……ハウスキーパーバルバラ様も当然、私なんかには勤まる訳ないと仰るに違いありません』
勢いで書いた私の文字は、ところどころ崩れていて、とても高貴な方々にご指導させて頂く立場に相応しいとは思えなかった。


本来、私達メイドの仕事を監督されている方はハウスキーパーのバルバラ様であり、メイドの人事権も当然バルバラ様にある。
執事バトラーであるセドリック様や、セドリック様のお父様であり家令であるクライ様は男性使用人を統括している為、普段通り過ぎる時に軽く会釈する位で文字ことばを交わす事もなかった。

正直、この公爵家にはメイドだけでも70人近くいる為、セドリック様が私の名前を知っていただけでも驚きだし、ましてやお声掛かりがあり、こうして一対一で文字をやり取りする機会があるとは思わなかった。


バルバラ様は、珍しく休暇中で帰省されている。
一週間程休まれての帰省らしいが、それも5年に一度、あるかないからしい。
バルバラ様がいらっしゃたら、私に話をする前にバルバラ様への打診の時点でお断り申し上げたに違いない。

━━そう、思ったのだが。

『いや、バルバラが貴女を推薦したのだ、クロエ。レディースメイドとして貴女はこの公爵家のカーディナル様とも上手にお付き合いされているし、何よりパーラーメイドとしても働ける程に美しい。クロエを置いて、他に適任はいないとね』

『はぁ……』


この国では、女家庭教師ガヴァネスは裕福な家庭に雇われ、社交界にデビューする前の女の子の教育を引き受けている。

教育内容は読み書きや計算の他、外国語、礼儀作法、音楽や絵画など幅広いものだ。
そのため未経験者よりも経験者が好まれ、語学堪能なものや芸術に通じているものは優遇される。
また、位が高くなればなる程、その家柄よりも上位の女性が女家庭教師カヴァネスとしてご令嬢達の指導に当たられるのが一般的であるのだが──


『畏まりました。公爵様の名を汚さぬよう、精一杯勤めて参りたいと思います』
結局、私はそうセドリック様にお返事する道しか残されていなかった。



***



いよいよ、聖女様とご対面の日。
私はかなり緊張していた。
どんな方か知らないが、数々の公爵令嬢すら受け付けなかった聖女様だ。
自分がどこまで聖女様に認められるかわからないが、ひとまず頑張ってみよう。


私をお部屋まで案内した聖女様の侍女が、こんこん、と部屋をノックしてから勝手に中に入るものだから、私は慌てた。
普通、部屋の住人がノックを仕返して下さるのを待ってから開けるのが一般的だからだ。

「……今度は、誰……?」
私は、その声に驚いた。
間違いなく、聖女様のお声だろう。
私の様な、女家庭教師カヴァネスにまで声掛けをしてしまうなんて……

私は、臣下の礼を取りながら、まだベッドの上におられる聖女様に文字でご挨拶をした。

『初めまして、聖女様。今日から女家庭教師カヴァネスを──』
「普通に話してよ!!皆、口があるじゃない!!」
取り乱した口調の聖女様に再び驚く。

失礼と知りながらも、聖女様のご尊顔をうかがうと……そこには、憔悴しきったご様子でざっくんばらんに切られた黒髪の聖女様がいらっしゃった。

それを見て、私は書くべき文字(言葉)を失う。

傍に控えていた困り顔の侍女に、『二人きりにさせて頂く事は出来ますか?』といたところ、その侍女は頷いて部屋から退室してくれた。


侍女がしっかりと扉を締めたのを確認してから、私は口を開く。
「初めまして、聖女様。私は今日から聖女様の女家庭教師ガヴァネスを任命されました、クロエと申します。大変失礼ながら、口を開く事をお許し下さいませ……聖女様につきましては、体調など如何ですか?」
私が話したのを見て、聖女様は目を見張り……わあ、っと泣き出してしまった。



「や、やっと、話して、くれる、人が、きたぁ……」
私は聖女様の背中をさすりながら、水で濡らしたハンカチで聖女様の腫れた目元を押さえさせて頂いた。
「王宮内は、ただでさえ高貴な方々が多いですからね。話す方はいらっしゃらないかと思います」
「クロエさんは、私と普通に話してくれるのに?」
「ふふ、普通の淑女は、家族以外に声なんてあげませんよ。この世界では、特に女性は話す事がはしたない事だという認識……世間一般的な常識なんです。ああ、そう言えばその常識も、昔に召喚された聖女様がきっかけとなっておりますが……それもおいおいお話し致しますね」
「ああ、成る程。常識が違いすぎるんだぁ……誰も私と口を利いてくれなくて、いきなり髪を切られそうになるし……もう、パニックで」
「それはお辛かったですね」

聖女様とお話しながら、私は成る程、この聖女様のお相手は確かに普通の公爵令嬢には出来なかっただろう、と思った。
しかし、変わり者の公爵令嬢であるカーディナル様に仕える私ならば、何の問題もない。
恐らく、本来このお仕事はカーディナル様にお声が掛かったところを、名誉など全く興味ない彼女が「そんな面倒な事、したくない」とか言ってお断りしたに違いなかった。
でも間違いなく、カーディナル様であればこの聖女様と良いお関係を築けそうだ。
女家庭教師ガヴァネスをする私だが、明らかに聖女様よりは身分が劣る事を、召喚されてから嫌でもわかっただろうに、敬称をつけて呼んで頂ける程に心が優しい。


「聖女様、おぐしを切るのは抵抗がございますか?」
「当たり前じゃない!!私の世界では、髪は女の命なんだよ!?ましてや、本人の許可なく切ろうとするなんて、信じられない」
「左様でございましたか」
これは困った事になった。
「聖女様、この世界では、髪は不浄のものであると言われています」
「……え……」
「全て剃る事は皇帝陛下しか許されておりませんが、唯一聖女様もその恩恵を受ける事が出来るのです」
「恩恵って……」
「あぁ、失礼致しました。お髪が大事な聖女様にとっては、恩恵もなにもございませんよね」
「その通りよ」
「わかりやすく言いますと、基本的に髪の長さがこの世界での身分に直結致します。男も女も髪が長ければ長いほど平民や貧民であり、貴族……身分の高いもの程、短いのです」
「だから、王様頭ハゲてたんだぁ……いや、剃ってたんだ」
「勿論、例外の方もいらっしゃいますが……それも、おいおい」
「……ありがとう、クロエさん。この世界の事を知って、やっと周りの人達がやろうとしていた事がわかった気がする……」
「お礼は不要ですよ。この世界の事を聖女様にお話する事。これが、私のお仕事ですから」
笑いながら言えば、聖女様は初めて笑顔を見せて下さった。
カーディナル様は美しいけれど、聖女様は可愛らしい感じの方だ。

「……クロエさんは、今私と話してて、その……やっぱり嫌?」
「嫌というより、恥ずかしいですかね」
「……恥ずかしい、のか……」
「聖女様が恥ずかしいと思う事はございますか?」
「……裸になる、とか?」
「ああ、それはこちらの世界でも共通しておりますよ。私は今、聖女様の目の前で素っ裸になっている気持ちです」
「そんなに!?」
「そんなに、です」
聖女様は、声をあげて笑って下さった。
……口の中を見せるのは、この世界では御法度だが……
今は、黙っていてあげよう。

しかし、このままだと身分の高い聖女様を公爵令嬢や侍女達が蔑みだすかも知れない。
常識が違うだけであるのに、それではお可哀想だ。

「聖女様、こちらの文字は書けますか?」
「どうだろう……」『書けてる?』
「素晴らしいです。私は、聖女様が望めば聖女様の前では声を出します」『けれども、他の者には書いて頂けると、色々スムーズにコミュニケーションが取れると思いますので』
『うん、わかった』
『聖女様が声を出した瞬間に、裸になったと思い出して下さいね?』
「あはは、わかった!」
「ひとまず聖女様の心が落ち着くまでは、散髪はお控えして頂ける様、私からもお願いしてみますね」
「うん、ありがとう」
「では、聖女様。ここで一旦、お茶でも致しますか。泣いて喉が渇いたのではないですか?」
「うん。……クロエさんは、色々気がついて凄いね。ありがとう」
「……私は、本来聖女様とお話させて頂ける様な身分ではございません。普段はカーディナル様という公爵令嬢のレディースメイドを勤めさせて頂いております。なので、侍女の仕事が本来の私のお仕事なのです……が、お茶の時間も作法の時間にさせて頂きますよ?」
私が笑いながら言えば、また聖女様も可愛らしくニコ、と笑った。
そう、そっちの笑い方がこの世界では一般的です、と心の中で思った。



***



一週間後、公爵邸を訪れた私の肩を、とんとんと叩かれる。
振り向いた先に、セドリック様がいらっしゃって、慌てて礼をとる。

『お疲れ様、クロエ。聖女様に大変気に入られて、なかなか公爵家に戻して貰えない程だと言うではないか。私も是非、貴女の話が聞きたいのだが』
『ご報告が遅くなり、大変申し訳ありませんでした、セドリック様。お手空きの時に、お時間頂けると有り難いのですが』
『勿論だ。今ならば問題ないのだが、クロエの都合はどうかな』
バルバラ様や、カーディナル様へのご挨拶がまだで、一瞬躊躇する。
私の一瞬の躊躇を見透かした様に、セドリック様は微笑みかけた。
『大丈夫だよ。バルバラにもカーディナル様にも、許可は先に頂いているから』
『はい。では、よろしくお願い致します』
『場所を移そうか』
『はい』


そうして、連れていかれた先は、使用人室の、セドリック様専用のお部屋だった。
初めて入室するそのお部屋に、緊張しながら足を踏み入れる。
セドリック様らしく、丁寧に整理整頓されている印象だ。

ソファを指差して、『座って』と促されたので、言われた通りにした。
セドリック様は、私の向かいに座る……事なく、そのまま隣接する部屋に向かわれた。
……何だか、嫌な予感がする。
再び現れたセドリック様は、嫌な予感が的中してティーセットを運んで下さっていた。

『申し訳ございません!私がお茶を入れますので!!』
慌てて席を立とうとする私を、セドリック様は片手をあげて止まらせた。
『いや、頑張ってくれた貴女に入れたいんだ。そのままで』
『はい……恐縮です』

茶器の音を殆どさせずに、お茶を入れていく動作が見事で、私はつい見いってしまった。
そんな私を、セドリック様もクスクス笑いながら見る。
お互いの前に茶が置かれて、セドリック様が口を開いた・・・・・


「では、話を聞こうか。クロエ」

私は、はしたなく口をあけて驚きに目を見張る。
「どうした?聖女様は勿論、カーディナル様ともしょっちゅう話しているだろう?」
バレている。
変わり者の公爵令嬢、カーディナル様は人と話す事を厭わない。
何故なら、「書くより話した方が早いじゃない。馬鹿なの?この国の人間は」と言い放つお方だから。
しかし、一歩部屋の外を出れば、私達メイドの顔を立てる為に立派な淑女を演じて下さるのだ。
私の大事なご主人様が、カーディナル様だったからこそ、私は聖女様相手でも話す事が出来たと言っても過言ではない。

『……何故、それを……』
「聞こえてきたからね。楽しそうな、貴女達の声が」

……穴があったら、入りたい……
「後、流行の曲に、勝手に歌詞をつけて歌っていた事もあったよね?あれも、聞こえていた」
『……大変、はしたない真似を……』
「だから、話して欲しいんだ、クロエ。貴女の可愛らしい声が聞きたい」
「~~~っっ///!!」

可愛らしい声が聞きたい=家族になりたい=プロポーズ、というのを聞いた事があるが、多分セドリック様は単純に話を聞きたいに違いない。
真っ赤だろう顔を下に向けながら、私は仕方なくセドリック様に口を開いた。

「は、はい……お、お恥ずかしい限りですが……失礼して、話させて、頂き、ます。聖女様の、心を打ち解けさせるのは、人との会話の様です。勝手な真似をして、申し訳、ありませんでした」
喉が渇く。
聖女様相手でも、こんなに緊張しなかったのに。

聖女様のお心を解くことだけに集中してしまい、私の仕出かした事が公爵家の醜聞をもたらす事まで思い至らなかった、自分の落ち度だ。

恥じ入る私の耳に、優しいセドリック様の声が耳たぶを揺らした。
「責めてなどいないよ、クロエ。誤解しないで欲しい」

涙目になりながら、顔をそっと持ち上げてセドリック様のご様子をうかがうと、本当に柔和でいつも通りの表情だった。
いや、いつもよりも、嬉しそうで……なんというか、砂糖菓子を目にした様な、甘い感じ。

どっちにしろ、安心した私は聖女様の常識が、この世界の常識とあまりにも違い過ぎる事を中心にセドリック様にお話しした。

「特に、聖女様がおっしゃった事で気になった事ですが……もし、次に召喚された聖女様の目が見えなかったら、どうするおつもりだとおっしゃられてまして……本当に、目から鱗でした」
「成る程な」

そもそも、この世界でも、100年前までは普通に皆話していたという。
たまたま100年前に呼ばれた聖女様が、非常に恥ずかしがりやでお声の小さなお方だったらしく、聖女様は手紙で要件を伝えていたらしい。
聖女様を神聖化する風潮のあるこの世界では、その手紙が公爵令嬢、上流階級へと広がっていき、そのうちに普段の会話も声をあげずに宙に文字を書いて相手へと伝える事が当たり前……声を聞かせる事は恥ずべき事とされていって、それが庶民まで広がっていったのだ。

「聖女様は、髪が不浄のものであると言うのも、どうかと。この世界では、髪が不浄である為に、貴族でないと散髪は出来ませんし、許されていません。聖女様の世界では、誰もが自由に髪を好きな長さに出来るとの事で……その……髪は、ファッションの一部だと……」
「髪がファッション!?……それは、また……大胆な……」

「失礼ながら、大変……」
「そうだな、間違いなく」
「「カーディナル様と気が合いそうです(だな)」」

カーディナル様は、部屋から外に出る時は必ず頭をターバンで巻き上げ、髪が一ミリも出ない様に気をつけている。
何故ならば、普通の公爵令嬢はショートカットが当たり前なのに対してカーディナル様は肩より下まで伸ばすのが好きだからだ。

これには私達メイドも困り果てて、結局タオルで巻き上げる、というファッションで誤魔化す事にした。
しかし、私達が諌めなければ、いつも髪を伸ばしっぱなしにしようとするのだ。
カーディナル様と聖女様は、間違いなく気が合うだろう。

因みに、私達公爵家に仕えるメイドは肩上までと決まっている。
その長さも、侯爵家、伯爵家、男爵家で違うのだから、これが自由になったら……もし、なったら物凄く楽になる。


文化は、絶えず変化していくものだ。
聖女様と、カーディナル様と……我が国の第一皇子がいれば、また上流階級の一般常識が変わっていくかもしれない。


「つきましては、カーディナル様と聖女様を、お引き合わせさせて頂こうかと思うのですが……」
チラリとセドリック様を見れば、頷いて下さった。
ホッとする。
「そうだな。それが良い」


そうして私とセドリック様が、カーディナル様に聖女様のお話をしたところ、思っていた以上に興味を持って下さった。
直ぐに二人の面会日を設け、二人は直ぐ様唯一無二の親友となるのだが……
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