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5.後輩の性癖ケツマンだった(side保)
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「これ、ケツマンなんですよ」
「……は?」
俺は目を丸くさせる。
修平は、俺の目の前でそのオナホに指を二本入れ、ぐいっと左右に押し広げながら続けた。
本物じゃないのに、直視出来なくて思わず視線が泳ぐ。
「膣じゃなくて、尻の穴を模しているんです」
「……へ、へぇ……」
何で尻!?
そういう性癖なのか??
修平は、今は彼女はいないみたいだが、女嫌いな訳じゃない。
この前だって、このサークル部屋にいた時、他の奴も一緒に好みの女の話で盛り上がった。
俺はアイドルグループの女のコとか女優とかモデルとかあげていて、修平だって好みの女の話を細かくしていたんだ。
髪も肌も瞳も色素が薄くて、笑うと八重歯が少し見えて、髪の毛がサラサラのショートヘアで、胸はぺったんこで、お酒に弱くて、切り替えが早くて、好奇心旺盛で、寝ぼけたところが可愛い人がいいって。
で、皆で貧乳か巨乳かで盛り上がって……。
うん、膣よりも尻の穴が好きな奴だっているだろう。
他人の好みは千差万別なんだから、自分があーだこーだ言う立場にはない。
俺は頭を切り替えた。
「そっか。修平はそっちの方が好きなんだ」
だから彼女が出来にくいのか。
そりゃ、付き合う女性も戸惑うだろう。
でも、修平は決して悪い奴じゃない……むしろ凄く良い奴だから、きっといつか同じ性癖の女性と出会える気がする。
俺がフムフムと頷くと、修平は「……誰の穴でも良いって訳じゃないですが」と苦笑する。
「いつか、わかってくれる女性が現れるって」
俺は、修平の肩を叩いた。
身体は大きいのに、修平はいつも大型犬のイメージが付きまとう。
だから、シュンと肩を落とされるとつい励ましたくなるのだ。
「……保先輩は?」
「へ?」
「保先輩は、わかってくれますか?」
「そりゃ勿論!」
どんな性癖があろうと、俺はいつでも修平の味方だ!
そんな思いを込めて、ニカッと笑う。
「じゃあ、使ってみません?」
「……え?」
「……それとも、使われる側になります?」
俺は首をぶんぶんと横に振る。
「いいっ!!いいって!!俺は!!」
「……でも、保先輩だって溜まってるじゃないですか。この前だって、一人でシてたでしょう?」
「~~っっ!」
何てことだ。
ここで一人でオナっていたのを、バッチリ見られていたらしい。
俺は、顔にぶわっと熱が集まったのを感じた。
「保先輩、女に突っ込んだことあります?」
「そりゃあるし」
童貞ではない。
高校一年の時に、高校三年生の女に乗っかられた。
知っている先輩の、 彼女だった。
気持ち良かったけど、それ以上に気持ち悪かった。
俺はそれ以来、少し女性不信が続いている。
だから、好きな女には芸能人をあげる。
一生赤の他人だろうから。
「女の穴とケツマンの違い、興味ありません?」
俺をじっと見ながら、修平は言った。
その視線に、俺は瞼を閉じる。
対局中、この目をした修平に、俺は勝てたことがない。
「この機会を逃したら、恐らく一生、こんなもの試せることないですよ」
「……」
そりゃそうだろう。
誰が好き好んで、オナホ買う時、わざわざケツマンを買うかって話だ。
修平みたいに需要はあるのだろうが、間違いなく少数派。
ひょっこり、俺の好奇心が頭をもたげる。
「じゃあ……少し、だけ?」
後になって考えれば、この時の好奇心がその後の俺の人生を全て変えたと言っても過言ではない、と思う。
「……は?」
俺は目を丸くさせる。
修平は、俺の目の前でそのオナホに指を二本入れ、ぐいっと左右に押し広げながら続けた。
本物じゃないのに、直視出来なくて思わず視線が泳ぐ。
「膣じゃなくて、尻の穴を模しているんです」
「……へ、へぇ……」
何で尻!?
そういう性癖なのか??
修平は、今は彼女はいないみたいだが、女嫌いな訳じゃない。
この前だって、このサークル部屋にいた時、他の奴も一緒に好みの女の話で盛り上がった。
俺はアイドルグループの女のコとか女優とかモデルとかあげていて、修平だって好みの女の話を細かくしていたんだ。
髪も肌も瞳も色素が薄くて、笑うと八重歯が少し見えて、髪の毛がサラサラのショートヘアで、胸はぺったんこで、お酒に弱くて、切り替えが早くて、好奇心旺盛で、寝ぼけたところが可愛い人がいいって。
で、皆で貧乳か巨乳かで盛り上がって……。
うん、膣よりも尻の穴が好きな奴だっているだろう。
他人の好みは千差万別なんだから、自分があーだこーだ言う立場にはない。
俺は頭を切り替えた。
「そっか。修平はそっちの方が好きなんだ」
だから彼女が出来にくいのか。
そりゃ、付き合う女性も戸惑うだろう。
でも、修平は決して悪い奴じゃない……むしろ凄く良い奴だから、きっといつか同じ性癖の女性と出会える気がする。
俺がフムフムと頷くと、修平は「……誰の穴でも良いって訳じゃないですが」と苦笑する。
「いつか、わかってくれる女性が現れるって」
俺は、修平の肩を叩いた。
身体は大きいのに、修平はいつも大型犬のイメージが付きまとう。
だから、シュンと肩を落とされるとつい励ましたくなるのだ。
「……保先輩は?」
「へ?」
「保先輩は、わかってくれますか?」
「そりゃ勿論!」
どんな性癖があろうと、俺はいつでも修平の味方だ!
そんな思いを込めて、ニカッと笑う。
「じゃあ、使ってみません?」
「……え?」
「……それとも、使われる側になります?」
俺は首をぶんぶんと横に振る。
「いいっ!!いいって!!俺は!!」
「……でも、保先輩だって溜まってるじゃないですか。この前だって、一人でシてたでしょう?」
「~~っっ!」
何てことだ。
ここで一人でオナっていたのを、バッチリ見られていたらしい。
俺は、顔にぶわっと熱が集まったのを感じた。
「保先輩、女に突っ込んだことあります?」
「そりゃあるし」
童貞ではない。
高校一年の時に、高校三年生の女に乗っかられた。
知っている先輩の、 彼女だった。
気持ち良かったけど、それ以上に気持ち悪かった。
俺はそれ以来、少し女性不信が続いている。
だから、好きな女には芸能人をあげる。
一生赤の他人だろうから。
「女の穴とケツマンの違い、興味ありません?」
俺をじっと見ながら、修平は言った。
その視線に、俺は瞼を閉じる。
対局中、この目をした修平に、俺は勝てたことがない。
「この機会を逃したら、恐らく一生、こんなもの試せることないですよ」
「……」
そりゃそうだろう。
誰が好き好んで、オナホ買う時、わざわざケツマンを買うかって話だ。
修平みたいに需要はあるのだろうが、間違いなく少数派。
ひょっこり、俺の好奇心が頭をもたげる。
「じゃあ……少し、だけ?」
後になって考えれば、この時の好奇心がその後の俺の人生を全て変えたと言っても過言ではない、と思う。
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