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10、初めての行為
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「……お姉様?どちらへ?」
「図書室ですが……原因がわからなければ、侍医に聞いてみます」
マリーエが真剣な面持ちで言えば、クローチェは口に手をあて、ふふ、と笑った。
「お姉様、これは病気ではございません」
「えっ……!そうなの、ですか?」
クローチェにそう言われ、マリーエはホッとしてその場にしゃがみ込んだ。クローチェの手前、不安にさせてはいけないと気丈に振る舞ったつもりだが、クローチェの性器が病気だったらどうしよう、とマリーエこそが不安だったのだ。
「はい、お姉様。私のこれ、中にたまった熱を出せば収まる筈なのですが……」
クローチェはそこで、少し考えた。
マリーエが性的なことに対して、こんなに無知だとは思わなかったのだ。マリーエならきっと、クローチェの性器に恐る恐る手を伸ばして「大丈夫です、私が何とかしますね」と真っ赤になりながら拙い仕草で扱いてくれると思ったのに。
(あてが外れましたね……)
「ど、どうすれば収まりますか?」
マリーエが真面目な顔でクローチェに問い、クローチェは心の中で歓喜する。
「あの……お姉様に、触って頂ければきっと……放熱すると思います」
「わかりました!直ぐに、治してみせますわ。クローチェ……見せて、頂けますか?」
マリーエは自分が役に立てることを喜び、クローチェに指示をした。
クローチェはマリーエの見えないところで口角を上げて妖艶に笑み、ワンピース型の寝間着を引き上げて元気になった男根をボロン、とマリーエにさらけ出す。
「きゃ……っ」
初めて見た時とは明らかに違う大きさと、凶暴な装いに驚いたマリーエは思わず悲鳴を上げかけたが、クローチェを傷付けると思い、途中で悲鳴を飲み込んだ。
「……さ、触りますね」
マリーエは、おずおずとその手を伸ばす。指先がちょんとその竿の部分に触れると、それはビクンッと跳ねた。
再び驚いたマリーエは同時に肩を揺らしたが、クローチェにそんな素振りは見せまいといつも通りに振る舞おうとする。
「……触りましたが……まだ熱がありますね」
「……そうですね」
ちょんと指先が触れただけで達する訳がないのに、おかしいなと眉間にシワを寄せて悩むマリーエが可愛くて、クローチェはふっと出そうになる笑いを堪えた。
「お姉様、握って頂けますか?」
「はい……こうですか?」
クローチェの肉棒に、マリーエの細い指が絡み付く。クローチェはどくんと悦びに震え、マリーエの胸はドキドキと高鳴った。
「ありがとうございます。……そのまま、軽く上下に動かして頂けますか?」
「はい」
そのまま、マリーエはクローチェに乞われるがまま、ぺニスの先端から滲み出た先走りを使いながら、それをじゅっ♡じゅっ♡、と扱き続けた。
「ん……っ、は、ぁ……っ♡」
時折、クローチェが快感に喘ぎ、その声に励まされながらマリーエがほんの少しだけ力を込めた時。
「お姉様……っ!!あっ……ああッッ♡!!」
クローチェの欲望はマリーエの掌に包まれたまま大きく膨れ上がり、そのまま解き放たれた。
どぷ、どぷ、と部屋を汚す筈だった精液は、一瞬早くクローチェによって戻された寝間着にシミを広げていく。
マリーエは、いつものサイズまで小さくなったクローチェのぺニスを見て、ホッとした。
手についたクローチェの放ったものは、甘い甘い香りを放っていた。
「図書室ですが……原因がわからなければ、侍医に聞いてみます」
マリーエが真剣な面持ちで言えば、クローチェは口に手をあて、ふふ、と笑った。
「お姉様、これは病気ではございません」
「えっ……!そうなの、ですか?」
クローチェにそう言われ、マリーエはホッとしてその場にしゃがみ込んだ。クローチェの手前、不安にさせてはいけないと気丈に振る舞ったつもりだが、クローチェの性器が病気だったらどうしよう、とマリーエこそが不安だったのだ。
「はい、お姉様。私のこれ、中にたまった熱を出せば収まる筈なのですが……」
クローチェはそこで、少し考えた。
マリーエが性的なことに対して、こんなに無知だとは思わなかったのだ。マリーエならきっと、クローチェの性器に恐る恐る手を伸ばして「大丈夫です、私が何とかしますね」と真っ赤になりながら拙い仕草で扱いてくれると思ったのに。
(あてが外れましたね……)
「ど、どうすれば収まりますか?」
マリーエが真面目な顔でクローチェに問い、クローチェは心の中で歓喜する。
「あの……お姉様に、触って頂ければきっと……放熱すると思います」
「わかりました!直ぐに、治してみせますわ。クローチェ……見せて、頂けますか?」
マリーエは自分が役に立てることを喜び、クローチェに指示をした。
クローチェはマリーエの見えないところで口角を上げて妖艶に笑み、ワンピース型の寝間着を引き上げて元気になった男根をボロン、とマリーエにさらけ出す。
「きゃ……っ」
初めて見た時とは明らかに違う大きさと、凶暴な装いに驚いたマリーエは思わず悲鳴を上げかけたが、クローチェを傷付けると思い、途中で悲鳴を飲み込んだ。
「……さ、触りますね」
マリーエは、おずおずとその手を伸ばす。指先がちょんとその竿の部分に触れると、それはビクンッと跳ねた。
再び驚いたマリーエは同時に肩を揺らしたが、クローチェにそんな素振りは見せまいといつも通りに振る舞おうとする。
「……触りましたが……まだ熱がありますね」
「……そうですね」
ちょんと指先が触れただけで達する訳がないのに、おかしいなと眉間にシワを寄せて悩むマリーエが可愛くて、クローチェはふっと出そうになる笑いを堪えた。
「お姉様、握って頂けますか?」
「はい……こうですか?」
クローチェの肉棒に、マリーエの細い指が絡み付く。クローチェはどくんと悦びに震え、マリーエの胸はドキドキと高鳴った。
「ありがとうございます。……そのまま、軽く上下に動かして頂けますか?」
「はい」
そのまま、マリーエはクローチェに乞われるがまま、ぺニスの先端から滲み出た先走りを使いながら、それをじゅっ♡じゅっ♡、と扱き続けた。
「ん……っ、は、ぁ……っ♡」
時折、クローチェが快感に喘ぎ、その声に励まされながらマリーエがほんの少しだけ力を込めた時。
「お姉様……っ!!あっ……ああッッ♡!!」
クローチェの欲望はマリーエの掌に包まれたまま大きく膨れ上がり、そのまま解き放たれた。
どぷ、どぷ、と部屋を汚す筈だった精液は、一瞬早くクローチェによって戻された寝間着にシミを広げていく。
マリーエは、いつものサイズまで小さくなったクローチェのぺニスを見て、ホッとした。
手についたクローチェの放ったものは、甘い甘い香りを放っていた。
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