アリスと女王

ちな

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磨いてあげる

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「あっ…!」
きゅっと摘まみ上げ、指の腹でこりこりと捏ねまわすだけで凛の口からはあまい吐息が漏れ出します。きのこのお陰ですっかり元気を取り戻し、同時に小鳥によって中途半端に与えられた刺激のせいで、凛のからだは火照ったままでした。天国への階段をこれでもかと登らされた体は、その頂上へ行きたがっているのです。
泡ですべる指をするすると這わせる度、ちいさなからだはひくひくと反応を見せました。
「滑っているから、取れるかもしれないよ」
勃起が止まない乳首を痛めつける糸に、蓮の爪がかかります。やさしくかりかりと引っ掻いてやれば、わずかな振動だって正確に伝えてしまうのです。

「あっあっやっあ!」
かりかりかりかり。
こんなものでは絶対に外れないと知っている蓮は、意地悪して糸を引っ掻きまわします。両手を乳房に押し当てて、張ったままのそこを揉みしだいてやりました。
出口のない熱いミルクは凛の体の内側から体温を上げ、同時に乳首の勃起も促します。乳腺を堰き止められた乳首は泣き、もこもこの泡にあまい匂いを混ぜ込みました。滲む程度でしか出せない乳首に、蓮の爪が掛り、凛の神経をビリビリと撫でていくのです。
「取れないね」
かりかりかりかり。爪が糸を引っ掻き、事故を装って乳首の先も引っ掻きます。目がとろとろと溶けていく凛の顔をじっくり見ながら、蓮は乳首ごと思い切り捻り上げました。
「ひああっ!」
「凛がいつまでも勃起させているからだよ。ほら、糸を取って欲しいんだったら鎮めなきゃ」
「やあっあんっむりぃっ!」
泡でにゅるんと逃げていく乳首を掴まえ、捻り上げてやります。やっぱり逃げていく乳首に、今度はたらりと垂れた糸の端を持ち上げました。
「ああっ!」
「それとも、凛はずーっとこのまま乳首を縛っていてほしいのかな。リードみたいにしてお散歩したら楽しそうだね」
ぎりぎりと締め上げられる乳首は、今度は上へ上へと引き上げられます。仰け反って抵抗を少なくしようとする凛に、蓮は更に糸を引き上げました。
「ぃああっあ!」
「いや?うそだね。甘い匂いがするよ。凛は痛いのが好きでしょ?」
乳首吊りをしたまま、蓮は雫型になってしまった乳房に触れました。たった少しの動作で乳首は敏感に反応し、凛は腰を限界まで伸ばします。
唐突にぱっと手を離すと、凛は滝のような汗を流しました。
「痛かった?摩ってあげようね」
「あっ!やあっれん…っ!」
ジンジンと痛む両の乳首を、蓮の指がやさしく捏ねまわしました。締め上げられるそこはジンジンと痛みながらも、すきなひとの指に悦び、血液を集めます。肩で息をする凛は、不自然なほど汗を垂らしました。
「ふふっ。この花はね、ほんのちょっとだけ催淫作用があるんだ。普通にしていれば全く気が付かないくらい、ほんのちょっとだけね。でも…」
今度は手のひら全部で乳房を包み込み、わやわやと形を変えてやります。顔を蕩けさせた凛は、蓮の手に合わせてからだを揺らしました。
「今の凛には効果抜群だね。反応しちゃってる」
なにに、とは言いませんでした。でも、体中に掛けられた蓮の精液の匂いは、まだ微かに残っています。蜜のあまいにおいも立ちこめてきました。
「そうだね。ここも綺麗に洗ってげなきゃ」
「ぇ…?」
とろとろと視線が定まらない凛に笑いかけ、蓮は腰かけた自分の横の草を抜きました。
綿毛に似た植物ですが、吹いても種が飛んでいくことはありません。梵天に似ているかもしれません。
毛先の根元を指で押しつぶして丸い形を平たくすると、毛先に泡を付けました。
「足を開いて。洗ってあげる」
「…?…うん、…?」
凛はからだこそ元気になったものの、頭がぼんやりとして上手く働いていないようです。蓮のいう事を素直に従って、先ほどのように足を大きく開きました。
「いい子。痛いことはしないからね」
足を開いた凛の頭を撫でてやり、そのまま後ろへ倒してやります。凛は抗うことなく仰向けになりました。
「ほら、こうやって洗うよ。痛くないでしょ」
「ひっぁ…くすぐ、たいっ…!」
凛の腹の上へ、毛先を滑らせました。さわさわと撫でる一直線の柔らかな毛先は、ブラシよりもずっと柔らかく、ふわふわと凛の腹を擽ります。綿の部分は柔らかいのですが、それを支える一本ずつの茎は固いらしく、思いのほかへたらないで立ち上がっていました。
恥骨の辺りを撫でていた蓮は、そのまま柔らかく開いた肉の間へと滑らせて行きます。花で作った泡をたっぷりと運び、割れた肉の間にするりと滑らせました。
「あっひっ…!」
「ああ、結構汚れているよ。きれいにしないと」
柔らかな媚肉の間に茎を滑らせ、こしゅこしゅと磨いていきます。ビラビラの間も、蟻の戸渡も、こしゅこしゅと音を立てて茎を往復させました。
「あっああっ!れんっもういいよぉっきれいになったよぉっ!」
「まだ汚れているよ。ちゃんと綺麗にしないと、病気になってしまうかもしれないよ」
「あぅぅっああんっ!」
凛の蜜と白い泡が混ざり合ってホイップクリームのようになったそれを塗りたくり、媚肉の裏までも綿のブラシで丁寧に磨いていきました。普段は顔を見せることもない媚肉の間を特に丁寧に磨くと、今度は白い泡の中から一生懸命主張する、赤い果実が顔を覗かせます。
「そうだね。クリトリスも磨いてあげなきゃね」
凛がびくっと反応しました。小鳥に突かれたそこは、からだのなかで一番敏感になっているのです。そんな場所を、あのブラシみたいな植物で…!
凛は急いで起き上がりました。
「いいっいいよぉっ!大丈夫だよぉ!」
「大丈夫じゃないよ。皮をむいてあげるからね」
「やっやっ!」
蓮が上の肉をぎゅっと持ち上げれば、真っ赤な果実はにゅるりと顔を出しました。皮と果実の間に綿のブラシを滑り込ませると、起き上がった凛は背中を反らせて鳴きました。
「おああっああんんっ!」
「気持ちいい?もっとぴかぴかにしなきゃ」
皮をむいた果実は、みずみずしく潤っています。泡と蜜でつくったホイップクリームを綿のブラシにたっぷりつけて、しゅこしゅこと磨いてやりました。
濁流のように押し寄せる甘い電気を浴び、凛は足を閉じようと藻掻きます。激しく体を揺するせいで乳房が揺れ、きりきりと締め上げる乳首も悲鳴を上げました。
「もう。折角のご褒美なんだから、暴れちゃダメだよ」
「だってぇっああっんんんっ!」
「ほら、ここも汚れているよ」
「ひあああっ!」
ぷっくりふくらむ真っ赤な果実の頂点から、皮の根元まで丁寧にブラッシングしてやります。とろとろと流れる蜜のせいで、ホイップクリームが地面に流れていきました。
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