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三章
百四十一話 初仕事
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依頼を受けて、指定の牧場付近に訪れたのは結局俺とエリスとハティの3人だけだった。
チェリーさんは修理できる店を見つけはしたものの、槍の出来が良すぎたために修理費がとんでもない事になるという事が分かったからだ。
このままでは修理なんてとても出来ないと困っていた所、槍の修理に使う素材は他の武器でも重宝されるらしく、その素材を持ち込んでくれれば修理費用の殆どを素材費で天引き、余剰分も買い取ると提案され、もっぱらその素材……特殊な鉱物結晶の入手の為に別行動という形になった。
一人で大丈夫かと聞いてみれば、家事組合の探掘集団が採掘の為に山に入るから護衛という形で参加するとの事。 鉱山まで片道半日。採掘に2日でまるまる3日つかっての小規模採掘らしいが護衛隊の参加ついでに手透きの時間に採取することを許されたとかなんとか。
採掘スキルなんて持ってるのかと聞いてみれば、製品版では高レベルの敵が出るダンジョンでは良い鉱脈やレアな植物なんかが生えていることが多く、戦闘特化の攻略最前線組でもレベリングのついでの小遣い稼ぎという理由で採掘と採取はスキル上げしているものなんだそうだ。
しかし、折角鉱石を手に入れても修理が間に合わないんじゃないかと思ったが、そこは修理は先に済ましてくれるとのことで、もし今回の採掘で素材が手にはいらなくてもしばらくは待ってくれるそうだけど、入手の目処が立たないか現金払いが出来ないようなら完成させた武器を担保として引き取るという形で決まったらしい。
そんな訳で、いきなり主催が大会まで残り4日中の3日間を不参加とかいう滅茶苦茶な出だしになったが、チェリーさんを除いた俺たち三人は依頼の為にシュリガーラとやらを狩りにやって来た。
犬と狐のあいのこの様な姿だというが、それでは姿の知らない俺達では野犬と勘違いしかねないので、牧場の人から被害の状況などを聞き出しつつ、それとなくシュリガーラの特徴や情報を纏めていった。
馬鹿正直に聞くと「相手も解らず依頼を受けたのか」と悪印象を持たれかねないからだ。実際知らないんだから悪印象というかただの事実なんだが。
そして、そんな聞き取りの甲斐あって金毛で背中だけ黒いという特徴と、牧場の北から現れるという有力な情報を得られたので早速牧場の北側を探索した。
だが、いくら数が増えて気が強くなっているとはいえ、元々小動物を狙ったり屍肉食いを主としているという事は、積極的に他者を狩る訳では無く、また被害が夜に集中している事から夜行性である可能性が高いという事に気付いたのが手掛かりを探し始めて1時間もたった頃だった。
自分のアホさ加減に苛立ちながらも、とりあえず少し高く見晴らしの良くなっている場所にキャンプを構築。夜に合わせて行動する事に方針転換した。
夜になり、息をひそめて狩りの対象が現れるのを待つ。
都会と違い、夜の闇は非常に深い。森の中は全く見通しが通らないが、見晴らしのいい場所を選んだ為、月と星の光の届く場所は驚くほど見通しが良い。
獲物から発覚される恐れがあるが、それでもここを選んだのは襲撃に備えてだ。
森の中に身を隠しても、連中の鼻や目はこちらよりもはるかに良いのだから不意打ちを受け放題になる。
だから、相手に察知されてもいいから、自分達の視界が遮られない、安全圏を確保したかったのだ。 幸い、風は北から……つまりこちらは風下という事になる。匂いでバレる危険はかなり減るだろう。
動かず、じっと待つことでリスク少なく待ち伏せできる。
そうして待つこと2時間程だろうか。
まるで森から染み出すかのように、犬のような影が現れた。
吼え声などは何もない。静かにしかししっかりと組織立った動きで森から姿を現した。
事前に聞いていた通り、金毛に背中だけ黒い毛皮。シュリガールで間違いないだろう。
犬に比べて耳が大きく、尻尾が膨らんでいのを見る限り、確かに犬と狐の中間といった印象だ。そして想定よりも小柄だった。
小さな群れで小動物を狙ったり屍肉喰いというのも頷ける。
この小柄な体では、たとえ群れても大物狙いは無理だろうな。鹿相手でも仕留める前に何匹も突き殺されてしまうだろう。
本来であればこの手の獣は、たとえ肉食であっても臆病なので、群れを壊滅させる事など出来はしないだろう。
依頼した側もそれが良くわかっていたからこそ、根絶やしではなく10匹分の駆除という形で頼んできたんだろうな。
ただまぁ、気が大きくなっているという情報も本当のようで、その臆病なはずのシャガール達は逃げるどころか、俺達に襲いかかってくる始末だった。まぁ、ガタイが良いわけでもない男一人に女の子二人ならなんとかなるように見えたのかもしれない。
結果的に言えばそれは俺達にとってありがたい話ではあった。
あんな小さくてすばしこい獣に逃げ散られたら、10匹とはいえ駆除するのは手間だっただろうことは容易に想像つくからな。
で、まぁ結果といえばそこまで強くもない中型犬くらいの獣なのだから、大した苦もなく目標の10匹を狩ることが出来た。逃げもせずバカ正直に飛びかかってくるのだから、迎撃するだけで勝手にやられてくれるのだ。
これが現代の街中で襲われたら大変なことになっていたかもしれんが、リアルと違って身体能力が高い上に、武器まで持っている。そして一人と言うわけではなく背中を守ってくれる仲間もいるのだから、随分楽に目的を達成することが出来た。
ただまぁ、噛みつかれはしなかった物の、軽いひっかき傷を貰ってしまったから一度傷を洗っておきたい。
獣相手だし破傷風とかなったら怖いからな。このサーバならそういうのも絶対再現してるだろうし。
あとはまぁ、問題があるとすれば、退治中心が傷んだくらいか。
サイズ的な問題で、柴犬とかのペット犬を間引いてる気分になっちまって、色々可哀想な気分になっていけない。
『コレはあくまで人に被害を出す害獣だ』と、仕事として割り切ってやれるようにならんと何処かで心を病みそうだ。
「エリスー。尻尾何本集めた?」
「8本~」
「結構多く狩れたな……」
俺が手元に7本だから。予定数より大分多く仕留めたことになる。
追加報酬とかは特に書いてなかったから、やりすぎてもただの骨折り損なんだよなぁ。
手強いわけでもないから大した訓練にもならなかったし……次はもう1ランク上げても良いな。一気に2つ上げるのはまだ基準がないから危険な気もするし、焦らずじっくり構えればいいだろう。
しかし、シュリガーラというのは普段片手で数えられる程度の群れしか組まないという話だったはず。それが3倍近くに膨れ上がったと話に聞いていたのだが、今倒しただけで既に普段の三倍だ。
しかも、襲ってきた内の半分以上が逃げ去っているのだ。いくらなんでも数が多すぎやしないか?
これは情報提供ということで協会の方から情報料とか取れるんじゃねぇかな?
「う~」
「お、ハティも集めてくれたのか」
「わうっ!」
エリスと一緒になって暴れていたハティも、ちゃっかりとハティも3本くらいのしっぽを握りしめていた。
ちゃんと依頼達成に尻尾が必要だって事を理解して覚えていたんだな。
口の周りが血と毛で塗れてるのは、まぁ理由はお察しと言うことで……
ただ、頻繁に毛をペッペと吐き出しているところを見ると、口が小さくなって毛皮ごと丸かじりってのはキツいんだろうな。
街に帰ったら依頼料で夕飯にガッツリ食える肉を用意してやろう。安いやつだけどな!
そういや、町の外に出てるのにはティは少女の姿のままだな。なんか思うところがあるんだろうか? 小さくなっても基礎能力は変わってないのか、ありえない身体スペック持ってるから、なにか支障があるわけでもないんだけど。
まぁ街中で行動する分にはこっちのほうが助かるし、俺としてはこのままで居てくれたほうが楽ではあるんだけどな。
あの巨体に荷物くくりつけて運んでもらうのは助かったんだが、久々に荷物担いで歩いただけでかなり足腰に来てたから、流石にハティに頼りすぎてたのを実感しちまったんだよな。
なんで、ハティが今の姿のままでいてくれるなら、長距離移動に慣れるための準備運動的に、歩く状況が強制的にあるのは結構大事だ。
ハティがあの巨体で居れば、疲れたときに間違いなく頼っちまう。意思が弱いからな、俺やチェリーさん。
「よし、これで尻尾は駆除した分全部きっちり集められたか。これで依頼完了だな。夕方一度休んだし夜間行軍になるけど、野宿はせずに街まで戻って宿で寝ようか」
「はーい」
「あうぃ」
夜の移動は危険だと言うが、わざわざシュリガーラの獣害が出ている地域で野宿するよりは遥かにマシなはずだしな。
チェリーさんは修理できる店を見つけはしたものの、槍の出来が良すぎたために修理費がとんでもない事になるという事が分かったからだ。
このままでは修理なんてとても出来ないと困っていた所、槍の修理に使う素材は他の武器でも重宝されるらしく、その素材を持ち込んでくれれば修理費用の殆どを素材費で天引き、余剰分も買い取ると提案され、もっぱらその素材……特殊な鉱物結晶の入手の為に別行動という形になった。
一人で大丈夫かと聞いてみれば、家事組合の探掘集団が採掘の為に山に入るから護衛という形で参加するとの事。 鉱山まで片道半日。採掘に2日でまるまる3日つかっての小規模採掘らしいが護衛隊の参加ついでに手透きの時間に採取することを許されたとかなんとか。
採掘スキルなんて持ってるのかと聞いてみれば、製品版では高レベルの敵が出るダンジョンでは良い鉱脈やレアな植物なんかが生えていることが多く、戦闘特化の攻略最前線組でもレベリングのついでの小遣い稼ぎという理由で採掘と採取はスキル上げしているものなんだそうだ。
しかし、折角鉱石を手に入れても修理が間に合わないんじゃないかと思ったが、そこは修理は先に済ましてくれるとのことで、もし今回の採掘で素材が手にはいらなくてもしばらくは待ってくれるそうだけど、入手の目処が立たないか現金払いが出来ないようなら完成させた武器を担保として引き取るという形で決まったらしい。
そんな訳で、いきなり主催が大会まで残り4日中の3日間を不参加とかいう滅茶苦茶な出だしになったが、チェリーさんを除いた俺たち三人は依頼の為にシュリガーラとやらを狩りにやって来た。
犬と狐のあいのこの様な姿だというが、それでは姿の知らない俺達では野犬と勘違いしかねないので、牧場の人から被害の状況などを聞き出しつつ、それとなくシュリガーラの特徴や情報を纏めていった。
馬鹿正直に聞くと「相手も解らず依頼を受けたのか」と悪印象を持たれかねないからだ。実際知らないんだから悪印象というかただの事実なんだが。
そして、そんな聞き取りの甲斐あって金毛で背中だけ黒いという特徴と、牧場の北から現れるという有力な情報を得られたので早速牧場の北側を探索した。
だが、いくら数が増えて気が強くなっているとはいえ、元々小動物を狙ったり屍肉食いを主としているという事は、積極的に他者を狩る訳では無く、また被害が夜に集中している事から夜行性である可能性が高いという事に気付いたのが手掛かりを探し始めて1時間もたった頃だった。
自分のアホさ加減に苛立ちながらも、とりあえず少し高く見晴らしの良くなっている場所にキャンプを構築。夜に合わせて行動する事に方針転換した。
夜になり、息をひそめて狩りの対象が現れるのを待つ。
都会と違い、夜の闇は非常に深い。森の中は全く見通しが通らないが、見晴らしのいい場所を選んだ為、月と星の光の届く場所は驚くほど見通しが良い。
獲物から発覚される恐れがあるが、それでもここを選んだのは襲撃に備えてだ。
森の中に身を隠しても、連中の鼻や目はこちらよりもはるかに良いのだから不意打ちを受け放題になる。
だから、相手に察知されてもいいから、自分達の視界が遮られない、安全圏を確保したかったのだ。 幸い、風は北から……つまりこちらは風下という事になる。匂いでバレる危険はかなり減るだろう。
動かず、じっと待つことでリスク少なく待ち伏せできる。
そうして待つこと2時間程だろうか。
まるで森から染み出すかのように、犬のような影が現れた。
吼え声などは何もない。静かにしかししっかりと組織立った動きで森から姿を現した。
事前に聞いていた通り、金毛に背中だけ黒い毛皮。シュリガールで間違いないだろう。
犬に比べて耳が大きく、尻尾が膨らんでいのを見る限り、確かに犬と狐の中間といった印象だ。そして想定よりも小柄だった。
小さな群れで小動物を狙ったり屍肉喰いというのも頷ける。
この小柄な体では、たとえ群れても大物狙いは無理だろうな。鹿相手でも仕留める前に何匹も突き殺されてしまうだろう。
本来であればこの手の獣は、たとえ肉食であっても臆病なので、群れを壊滅させる事など出来はしないだろう。
依頼した側もそれが良くわかっていたからこそ、根絶やしではなく10匹分の駆除という形で頼んできたんだろうな。
ただまぁ、気が大きくなっているという情報も本当のようで、その臆病なはずのシャガール達は逃げるどころか、俺達に襲いかかってくる始末だった。まぁ、ガタイが良いわけでもない男一人に女の子二人ならなんとかなるように見えたのかもしれない。
結果的に言えばそれは俺達にとってありがたい話ではあった。
あんな小さくてすばしこい獣に逃げ散られたら、10匹とはいえ駆除するのは手間だっただろうことは容易に想像つくからな。
で、まぁ結果といえばそこまで強くもない中型犬くらいの獣なのだから、大した苦もなく目標の10匹を狩ることが出来た。逃げもせずバカ正直に飛びかかってくるのだから、迎撃するだけで勝手にやられてくれるのだ。
これが現代の街中で襲われたら大変なことになっていたかもしれんが、リアルと違って身体能力が高い上に、武器まで持っている。そして一人と言うわけではなく背中を守ってくれる仲間もいるのだから、随分楽に目的を達成することが出来た。
ただまぁ、噛みつかれはしなかった物の、軽いひっかき傷を貰ってしまったから一度傷を洗っておきたい。
獣相手だし破傷風とかなったら怖いからな。このサーバならそういうのも絶対再現してるだろうし。
あとはまぁ、問題があるとすれば、退治中心が傷んだくらいか。
サイズ的な問題で、柴犬とかのペット犬を間引いてる気分になっちまって、色々可哀想な気分になっていけない。
『コレはあくまで人に被害を出す害獣だ』と、仕事として割り切ってやれるようにならんと何処かで心を病みそうだ。
「エリスー。尻尾何本集めた?」
「8本~」
「結構多く狩れたな……」
俺が手元に7本だから。予定数より大分多く仕留めたことになる。
追加報酬とかは特に書いてなかったから、やりすぎてもただの骨折り損なんだよなぁ。
手強いわけでもないから大した訓練にもならなかったし……次はもう1ランク上げても良いな。一気に2つ上げるのはまだ基準がないから危険な気もするし、焦らずじっくり構えればいいだろう。
しかし、シュリガーラというのは普段片手で数えられる程度の群れしか組まないという話だったはず。それが3倍近くに膨れ上がったと話に聞いていたのだが、今倒しただけで既に普段の三倍だ。
しかも、襲ってきた内の半分以上が逃げ去っているのだ。いくらなんでも数が多すぎやしないか?
これは情報提供ということで協会の方から情報料とか取れるんじゃねぇかな?
「う~」
「お、ハティも集めてくれたのか」
「わうっ!」
エリスと一緒になって暴れていたハティも、ちゃっかりとハティも3本くらいのしっぽを握りしめていた。
ちゃんと依頼達成に尻尾が必要だって事を理解して覚えていたんだな。
口の周りが血と毛で塗れてるのは、まぁ理由はお察しと言うことで……
ただ、頻繁に毛をペッペと吐き出しているところを見ると、口が小さくなって毛皮ごと丸かじりってのはキツいんだろうな。
街に帰ったら依頼料で夕飯にガッツリ食える肉を用意してやろう。安いやつだけどな!
そういや、町の外に出てるのにはティは少女の姿のままだな。なんか思うところがあるんだろうか? 小さくなっても基礎能力は変わってないのか、ありえない身体スペック持ってるから、なにか支障があるわけでもないんだけど。
まぁ街中で行動する分にはこっちのほうが助かるし、俺としてはこのままで居てくれたほうが楽ではあるんだけどな。
あの巨体に荷物くくりつけて運んでもらうのは助かったんだが、久々に荷物担いで歩いただけでかなり足腰に来てたから、流石にハティに頼りすぎてたのを実感しちまったんだよな。
なんで、ハティが今の姿のままでいてくれるなら、長距離移動に慣れるための準備運動的に、歩く状況が強制的にあるのは結構大事だ。
ハティがあの巨体で居れば、疲れたときに間違いなく頼っちまう。意思が弱いからな、俺やチェリーさん。
「よし、これで尻尾は駆除した分全部きっちり集められたか。これで依頼完了だな。夕方一度休んだし夜間行軍になるけど、野宿はせずに街まで戻って宿で寝ようか」
「はーい」
「あうぃ」
夜の移動は危険だと言うが、わざわざシュリガーラの獣害が出ている地域で野宿するよりは遥かにマシなはずだしな。
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