111 / 330
二章
百五話 外の話Ⅰ
しおりを挟む
「それでは、これで解散としましょう。次のイベントではよろしくおねがいします」
21時終了予定の会議は、場が盛り上がった結果、気がつけば22時を回っていた。
本鯖組の生放送後に合わせたという事情はわからないでもないが、ここまで伸びるのならならせめて会議は放送前に開いてほしかった。
恐らく、この会議室を次に使う人が居なかったのだろうけど、誰も止めること無く話し合いが続いてしまったのだろう。
今から帰宅しても間違いなく23時には間に合わない。
キョウくんたちには悪いことをしたが、今夜の合流は諦めて、しっかり睡眠をとって朝方に宿舎の方で合流しよう。
「ああ、結城さんお疲れ様です」
帰宅するため会議室を出たところで出くわしたのは、いつもは必ず顔を出していたのに今日は姿を見せていなかった田辺さんだった。
「お疲れ様です。今日は会議に出なかったんですね」
「ええ、私はシステムの責任者なので。今回のイベントでは新実装のシステムなどはないのでコミュニティチームがメインなんですよ」
なるほど、言われてみればたしかにそうだ。
アップデートが有るわけでもないので、田辺さんが関わる理由がないわこれ。
「ALPHAでの調子はどうですか? なにか不具合等は出ていませんか?」
「いえ、特に不具合といった感じのものは。ただ……」
「ただ?」
「意図したイベントが設定されているんじゃないんですよね? アレ」
一応事前に説明は受けていたが念のために確認しておきたかったのよね、これ。
「ええ、我々が何かイベントを組むといったことはテストサーバでは行ってませんね。ネトゲ慣れした結城さんにであれば、NPC達のやり取りの中で自動生成されるイベント……とイメージしていただくとわかり易いかもしれません」
「だから……何でしょうけど、何というかこうボスを倒してスッキリ! 的な楽しみは中々ないですね。テストプレイなんだから仕方ないのかも知れないですけど」
例えば、せっかく遭遇したボスが強すぎて、結局戦闘禁止ムードだったりとか!
まぁ、城に向かう道中で対NPC戦とか、結構それらしいイベント事態はあったんだけどね。
「あははは、たしかにそれは。リアリティを追求した結果NPC間のやり取りもまた現実的なものが多くなってますからね。現実でも殺人事件なんてそうそう起きないでしょう?」
「まぁ、そうですよね」
「ただ、まぁ文明基準が違いますから、現実の日本よりも遥かに事件性の多い世界では有ると思いますよ」
「それはまぁ確かに。実際今も事件の真っ最中ですしね。ちょっとヤバすぎてあまり深くは関われてないですけど」
あ、でも結構深くは関わってるかも?
ボス戦がないだけで、話の内容からするに王様と謁見とか普通そう簡単にできるものでもないだろうし、そう考えると結構レアな体験してるのかも。
「お、早速なにか事件に関わってるんですか。幸先いい……んですかね? どんな事件に関わってるのか判らないので何とも言えないですけど」
「なにもないよりは刺激があって全然いいんですけどね。参加レベルが高すぎて、ボスを前にお預けって感じです」
「あぁ、なるほど。たしかにそれはスッキリしないかも知れませんね。ですが、テスターとして参加してすぐにそんな事件に遭遇するなんてなかなか無いですよ。何かと事件を引き寄せるキョウさんの恩恵かも知れませんね」
「それはあるかも!」
今回のイベントの発端も、キョウくんが都へお呼ばれしたことから始まってるし。
そう考えると、確かにゲーム的なプレイヤーが大活躍するイベントではないけれど、今あの街で起きてる事件、一般的なMMORPGであれば間違いなくメインシナリオレベルの大事件と言ってもいい。
キョウくんが誘われた祭りと、NPC間の事件が合わさって起こったことなんだろうけど、そんな事件に居合わせる事ができたとか実はかなりラッキーだったのでは?
田辺さんの言う通り、見方を変えれば、そんなイベントにテスター参加して早々に遭遇できるとか、かなり幸先の良いスタートなのかも知れない。
「ところで立浪さん……キョウさんとはうまく行ってますか?」
「ええ、まぁ今のところは仲良くやってます。ちょっと思うところがない事もないですけど」
「おや、なにかトラブルですか?」
「いえ、トラブルと言うかプレイスタイルの差というか……一番最初にキョウくんから説明は受けてたし、田辺さんからも彼の状況は伺っていますし、そこで文句をいうのは筋違いだとは思うんですけど」
そう、これは筋違いな話だ。
彼のプレイスタイルに合わせる事を条件に、彼との同行を認めてもらったのだから。
「プレイスタイルの差ですか……」
「彼がゲームが苦手で、クラフトとかに精を出すタイプであればまだ理解出来るんです。ですけど、彼はレベルで勝っている私なんかより遥かに強いプレイヤースキルを持っているのに、妙に臆病と言うか、必要以上に戦いを避けている気がするんですよね」
公式イベントで見せたあの強さ、掲示板の方でもかなりの反響があったし、私の思い違いなんかじゃなく彼の強さは本物のはず。
なのに、アレだけの力を持ちながらあそこまで慎重になる理由。
「私の筐体も、限定的にキョウくんのようにダメージ認識機能が拡張されているから、ダメージ表現のあの不快感は分かるつもりです。でも、攻撃を食らう事でプレイヤーまでもがダメージを受けるからこそ、バトルのリアリティが増す……それがこのゲームの最大の魅力なんじゃないかと思うんです」
ダメージ数値だけが現れるディスプレイゲームと違う、そのダメージというデメリットが有るからこそ、必死でくらわないように対処する。
HPとは別に、本体の受けるダメージによって判断力が鈍ったり、逆に研ぎ澄まされたりして戦いが面白くなるんじゃないの?
それを彼にも気付いてほしい。
恥ずかしいから本人には絶対に言わないけど私はオープニングイベントで見たキョウくんのあの強さに憧れたのだ。
だからこそ、今すぐでなくていいから、彼とあのゲームでもっと一緒に戦いたい。
「ふむ……」
私の偽らざる本音を伝えた田辺さんはそこで言葉を止めた。
何かを考えているようだけど、私の発言から何か新しいシステムのアイデアでも思いついた……?
「プレイヤーのキョウさんと共に行動することを切望した理由、あの専用筐体を使いたがった理由は、彼と共に行動して彼が見ている強さの世界を自分も共有したいというあの言葉は、スタンスの差を感じたという今も変わっていませんか?」
「え? はい。さっきも言ったとおり彼とは仲良くやってるし、あのキャラ性能に頼らない強さの領域っていうのを見たいというのは一切変ってません」
自分でも私の主張が筋違いなワガママだと思ってるし、それで彼と喧嘩したりしたことはまだ一度もない。
ちょっと気持ちが先走って、戦いに突っ込みそうになることはあったけど、それをキョウくんに押し付けるような事を言ってはいないはず。
「なら……もしこの後時間があるようでしたら、彼が見ている世界の一端を体験できるとしたら、興味がありますか?」
それは、そこらの悪魔のささやきよりも遥かに魅力的な提案だった。
それがどういったものか知らないし、何故そんな提案を私に持ちかけてきたのかも解らない。
今夜の合流はもう無理だと割り切っている。
明日の合流に備えて早寝するつもりだったから特に用事もありはしない。
――なんて状況で、そんな提案を受ければ、私の返事なんて決まっている。
「はい、あります」
21時終了予定の会議は、場が盛り上がった結果、気がつけば22時を回っていた。
本鯖組の生放送後に合わせたという事情はわからないでもないが、ここまで伸びるのならならせめて会議は放送前に開いてほしかった。
恐らく、この会議室を次に使う人が居なかったのだろうけど、誰も止めること無く話し合いが続いてしまったのだろう。
今から帰宅しても間違いなく23時には間に合わない。
キョウくんたちには悪いことをしたが、今夜の合流は諦めて、しっかり睡眠をとって朝方に宿舎の方で合流しよう。
「ああ、結城さんお疲れ様です」
帰宅するため会議室を出たところで出くわしたのは、いつもは必ず顔を出していたのに今日は姿を見せていなかった田辺さんだった。
「お疲れ様です。今日は会議に出なかったんですね」
「ええ、私はシステムの責任者なので。今回のイベントでは新実装のシステムなどはないのでコミュニティチームがメインなんですよ」
なるほど、言われてみればたしかにそうだ。
アップデートが有るわけでもないので、田辺さんが関わる理由がないわこれ。
「ALPHAでの調子はどうですか? なにか不具合等は出ていませんか?」
「いえ、特に不具合といった感じのものは。ただ……」
「ただ?」
「意図したイベントが設定されているんじゃないんですよね? アレ」
一応事前に説明は受けていたが念のために確認しておきたかったのよね、これ。
「ええ、我々が何かイベントを組むといったことはテストサーバでは行ってませんね。ネトゲ慣れした結城さんにであれば、NPC達のやり取りの中で自動生成されるイベント……とイメージしていただくとわかり易いかもしれません」
「だから……何でしょうけど、何というかこうボスを倒してスッキリ! 的な楽しみは中々ないですね。テストプレイなんだから仕方ないのかも知れないですけど」
例えば、せっかく遭遇したボスが強すぎて、結局戦闘禁止ムードだったりとか!
まぁ、城に向かう道中で対NPC戦とか、結構それらしいイベント事態はあったんだけどね。
「あははは、たしかにそれは。リアリティを追求した結果NPC間のやり取りもまた現実的なものが多くなってますからね。現実でも殺人事件なんてそうそう起きないでしょう?」
「まぁ、そうですよね」
「ただ、まぁ文明基準が違いますから、現実の日本よりも遥かに事件性の多い世界では有ると思いますよ」
「それはまぁ確かに。実際今も事件の真っ最中ですしね。ちょっとヤバすぎてあまり深くは関われてないですけど」
あ、でも結構深くは関わってるかも?
ボス戦がないだけで、話の内容からするに王様と謁見とか普通そう簡単にできるものでもないだろうし、そう考えると結構レアな体験してるのかも。
「お、早速なにか事件に関わってるんですか。幸先いい……んですかね? どんな事件に関わってるのか判らないので何とも言えないですけど」
「なにもないよりは刺激があって全然いいんですけどね。参加レベルが高すぎて、ボスを前にお預けって感じです」
「あぁ、なるほど。たしかにそれはスッキリしないかも知れませんね。ですが、テスターとして参加してすぐにそんな事件に遭遇するなんてなかなか無いですよ。何かと事件を引き寄せるキョウさんの恩恵かも知れませんね」
「それはあるかも!」
今回のイベントの発端も、キョウくんが都へお呼ばれしたことから始まってるし。
そう考えると、確かにゲーム的なプレイヤーが大活躍するイベントではないけれど、今あの街で起きてる事件、一般的なMMORPGであれば間違いなくメインシナリオレベルの大事件と言ってもいい。
キョウくんが誘われた祭りと、NPC間の事件が合わさって起こったことなんだろうけど、そんな事件に居合わせる事ができたとか実はかなりラッキーだったのでは?
田辺さんの言う通り、見方を変えれば、そんなイベントにテスター参加して早々に遭遇できるとか、かなり幸先の良いスタートなのかも知れない。
「ところで立浪さん……キョウさんとはうまく行ってますか?」
「ええ、まぁ今のところは仲良くやってます。ちょっと思うところがない事もないですけど」
「おや、なにかトラブルですか?」
「いえ、トラブルと言うかプレイスタイルの差というか……一番最初にキョウくんから説明は受けてたし、田辺さんからも彼の状況は伺っていますし、そこで文句をいうのは筋違いだとは思うんですけど」
そう、これは筋違いな話だ。
彼のプレイスタイルに合わせる事を条件に、彼との同行を認めてもらったのだから。
「プレイスタイルの差ですか……」
「彼がゲームが苦手で、クラフトとかに精を出すタイプであればまだ理解出来るんです。ですけど、彼はレベルで勝っている私なんかより遥かに強いプレイヤースキルを持っているのに、妙に臆病と言うか、必要以上に戦いを避けている気がするんですよね」
公式イベントで見せたあの強さ、掲示板の方でもかなりの反響があったし、私の思い違いなんかじゃなく彼の強さは本物のはず。
なのに、アレだけの力を持ちながらあそこまで慎重になる理由。
「私の筐体も、限定的にキョウくんのようにダメージ認識機能が拡張されているから、ダメージ表現のあの不快感は分かるつもりです。でも、攻撃を食らう事でプレイヤーまでもがダメージを受けるからこそ、バトルのリアリティが増す……それがこのゲームの最大の魅力なんじゃないかと思うんです」
ダメージ数値だけが現れるディスプレイゲームと違う、そのダメージというデメリットが有るからこそ、必死でくらわないように対処する。
HPとは別に、本体の受けるダメージによって判断力が鈍ったり、逆に研ぎ澄まされたりして戦いが面白くなるんじゃないの?
それを彼にも気付いてほしい。
恥ずかしいから本人には絶対に言わないけど私はオープニングイベントで見たキョウくんのあの強さに憧れたのだ。
だからこそ、今すぐでなくていいから、彼とあのゲームでもっと一緒に戦いたい。
「ふむ……」
私の偽らざる本音を伝えた田辺さんはそこで言葉を止めた。
何かを考えているようだけど、私の発言から何か新しいシステムのアイデアでも思いついた……?
「プレイヤーのキョウさんと共に行動することを切望した理由、あの専用筐体を使いたがった理由は、彼と共に行動して彼が見ている強さの世界を自分も共有したいというあの言葉は、スタンスの差を感じたという今も変わっていませんか?」
「え? はい。さっきも言ったとおり彼とは仲良くやってるし、あのキャラ性能に頼らない強さの領域っていうのを見たいというのは一切変ってません」
自分でも私の主張が筋違いなワガママだと思ってるし、それで彼と喧嘩したりしたことはまだ一度もない。
ちょっと気持ちが先走って、戦いに突っ込みそうになることはあったけど、それをキョウくんに押し付けるような事を言ってはいないはず。
「なら……もしこの後時間があるようでしたら、彼が見ている世界の一端を体験できるとしたら、興味がありますか?」
それは、そこらの悪魔のささやきよりも遥かに魅力的な提案だった。
それがどういったものか知らないし、何故そんな提案を私に持ちかけてきたのかも解らない。
今夜の合流はもう無理だと割り切っている。
明日の合流に備えて早寝するつもりだったから特に用事もありはしない。
――なんて状況で、そんな提案を受ければ、私の返事なんて決まっている。
「はい、あります」
1
お気に入りに追加
629
あなたにおすすめの小説
Anotherfantasia~もうひとつの幻想郷
くみたろう
ファンタジー
彼女の名前は東堂翠。
怒りに震えながら、両手に持つ固めの箱を歪ませるくらいに力を入れて歩く翠。
最高の一日が、たった数分で最悪な1日へと変わった。
その要因は手に持つ箱。
ゲーム、Anotherfantasia
体感出来る幻想郷とキャッチフレーズが付いた完全ダイブ型VRゲームが、彼女の幸せを壊したのだ。
「このゲームがなんぼのもんよ!!!」
怒り狂う翠は帰宅後ゲームを睨みつけて、興味なんか無いゲームを険しい表情で起動した。
「どれくらい面白いのか、試してやろうじゃない。」
ゲームを一切やらない翠が、初めての体感出来る幻想郷へと体を委ねた。
それは、翠の想像を上回った。
「これが………ゲーム………?」
現実離れした世界観。
でも、確かに感じるのは現実だった。
初めて続きの翠に、少しづつ増える仲間たち。
楽しさを見出した翠は、気付いたらトップランカーのクランで外せない大事な仲間になっていた。
【Anotherfantasia……今となっては、楽しくないなんて絶対言えないや】
翠は、柔らかく笑うのだった。
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
最強と言われてたのに蓋を開けたら超難度不遇職
鎌霧
ファンタジー
『To The World Road』
倍率300倍の新作フルダイブ系VRMMOの初回抽選に当たり、意気揚々と休暇を取りβテストの情報を駆使して快適に過ごそうと思っていた。
……のだが、蓋をひらけば選択した職業は調整入りまくりで超難易度不遇職として立派に転生していた。
しかしそこでキャラ作り直すのは負けた気がするし、不遇だからこそ使うのがゲーマーと言うもの。
意地とプライドと一つまみの反骨精神で私はこのゲームを楽しんでいく。
小説家になろう、カクヨムにも掲載
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
最強スキルで無双したからって、美女達によってこられても迷惑なだけなのだが……。冥府王は普通目指して今日も無双する
覧都
ファンタジー
男は四人の魔王を倒し力の回復と傷ついた体を治す為に魔法で眠りについた。
三十四年の後、完全回復をした男は、配下の大魔女マリーに眠りの世界から魔法により連れ戻される。
三十四年間ずっと見ていたの夢の中では、ノコと言う名前で貧相で虚弱体質のさえない日本人として生活していた。
目覚めた男はマリーに、このさえない男ノコに姿を変えてもらう。
それはノコに自分の世界で、人生を満喫してもらおうと思ったからだ。
この世界でノコは世界最強のスキルを持っていた。
同時に四人の魔王を倒せるほどのスキル<冥府の王>
このスキルはゾンビやゴーストを自由に使役するスキルであり、世界中をゾンビだらけに出来るスキルだ。
だがノコの目標はゾンビだらけにすることでは無い。
彼女いない歴イコール年齢のノコに普通の彼女を作ることであった。
だがノコに近づいて来るのは、大賢者やお姫様、ドラゴンなどの普通じゃない美女ばかりでした。
果たして普通の彼女など出来るのでしょうか。
普通で平凡な幸せな生活をしたいと思うノコに、そんな平凡な日々がやって来ないという物語です。
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる