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永遠の誓い
219.空正との邂逅
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空正との対面の日、蒼空と俺は酷く緊張していた。既に空正のことは数回遠目から見ていて、多分もう泣き出すことは無いだろうが、やはり感動を隠すことは不可能だろう。粗相をして空正に感づかれない様にと、震える手を重ね合った。
お義父さまの車を認識して開かれた大門。俺たちが車から降りるが早いか、遠くからタタタタタと走り寄る音が聞こえ、息を切らして駆け寄ってきたのは空正本人だった。
「凛空おばさま!」
その快活な様子に、目元が緩む。俺は蒼空の手を握り締め、滲む視界をなんとか保とうと踏ん張った。
空正は大好きな凛空おばさまとの邂逅を待ちきれなかった様で、華奢なお義母さまに向かってタックルするかの様に笑顔で飛び込んできたのでぎょっとしたが、お義父さまが上手く支えている。お義母さまは笑顔で空正を抱きとめ、ニコニコ顔だった。
空正もお義母さまに顔を擦り付けて、デレデレとしている。アルファの6歳だと20キロを超えているだろうか?もう既に大分重いだろうに。
小さなお義母さまは物凄く孫が可愛い様で、重さを感じさせない軽い足取りでリビングまで空正を抱っこして運んでいた。
空正が実の母の様にお義母さまに懐いているというのは話には聞いていたが、これほどまでとは思わなかった。
男の子やアルファは得てして若い女性が好きでよく懐くものだが、童顔なお義母さまに好感を覚えているのだろうか。
お義母さまも満更でもない様だ。これだけ空正を可愛がっているのなら、うっかり蒼空を妊娠させてしまった俺を詰れないな。
空正はもうお義母さま以外視界に入っていないかの様な夢中ぶりだった。どうも空正がお義母さまの事を女性としてちやほやとしている気がして、見ていて座りが悪い。
チラっとお義父さまの方を見たが、お義父さまはお義父さまで、目に入れても痛くない位孫を可愛いがっているらしい。特に気にしていない様だった。空正もアルファだったと大人たちが気が付く頃には取り返しがつかない事になっていないと良いが。
「空正。今日は、俺の息子も連れて来たんだ。蒼空だよ。」
とお義母様が蒼空を紹介すると、空正の視線がやっと蒼空に向けられた。
途端、空正は蒼空にくぎ付けとなり、全く動かなくなってしまった。
ヤバい。何かに勘付いたのではと大人たちが全員氷像となる。
「きれい…。」
空正が惚然としながら零した言葉を、その場の大人全員が拾った。
今日の蒼空は確かに綺麗だった。やっと我が子に会って言葉が交わせるという内からあふれ出ている喜びのせいで、魅力が四倍増しだった。なんと、空正は蒼空に一目惚れしたらしかった。
子と引き剥がされてからと言うもの倚門の望だった蒼空は、自分の息子から向けられた純粋な賛辞に欣喜雀躍している。
「ふふふ。ありがとう。空正くんもカッコいいよ。」
とニッコニコだ。
一方の俺は、自分の息子だと解っていても、蒼空の事を異性として見ている空正につい苦虫をかみつぶしたような顔になってしまう。
空正はお義母さまの膝から下り、両手を上げて蒼空に抱っこをせがんだ。蒼空は感動の面持ちで「可愛い~。」と零しながら空正を抱き上げている。
あざとい…あざといぞ。6歳はもう抱っこの歳ではないだろうに。蒼空とお義母さまがアルファの自分とは異性であるという事をもう充分認識できる歳だ。自分の歳を最大限に利用している。確かに賢い子の様だ。
蒼空のツガイが俺だとちゃんと認識しているのか。蒼空の腕の中から俺を流し見たその顔には、優越感が浮かんでいた。目尻の黒子が6歳児とは思えない程の色気を醸し出している。
うぬぬぬぬ。悔しいが可愛いぞ。うぬぬぬぬ。
「こらこら。空正。お客様には座って貰わないと。こちらへどうぞ。」
自分の養い子のあざとさに気が付いているのか否か。吉崎夫人は俺たちにも椅子を勧めたが、空正が蒼空の膝の上から下りる事は無かった。蒼空の膝の上で我が物顔でおやつを食べている。
事情を知っている空正の乳母さんが空正を膝に乗せたままの俺達の写真を撮ってくれた。向けられたレンズに、空正がピースをする。
空正のアルバムに、俺たちの写真が追加される。そう考えただけで、涙を堪えるのが困難になった。
「このお兄さんたちね、今度スロベニアで結婚式をするそうよ。」
「え…結婚式…?お兄ちゃん、ボクと結婚してくれるの?」
どうやら空正は本当に蒼空のことを好きになっている様だ。蒼空はそれを微笑ましい「将来ママと結婚する」だと思ったみたいで、ニコニコと応じている。
「ふふふふ。可愛いね。空正くんも将来僕と正吾さんみたいに、大好きだと思える人にきっと出会えるよ。そしたら、僕に紹介してね。」
「えーーボク、お兄ちゃんも凛空おばさまもすっごく可愛くて大好きなのに!なんで二人とも僕以外の人と結婚しちゃうの?」
空正が蒼空を抱きしめながら言う。
「ふふふふ。嬉しいなぁ。ありがとう。僕も空正くんの事、凄く可愛くて大好きだと思ってるよ。
ねえ、正吾さん、空正くんが可愛い過ぎるよ。どうしよう。」
蒼空が空正に頬ずりをしている。
「そうだね。可愛いね。
蒼空は俺のものだからやらないが、空正くん。将来は蒼空みたいに芯が強くて心優しい美人を見つけて結婚するんだぞ。」
俺もどさくさに紛れて空正の肩を軽く叩いてみた。こんな状況だが、久しぶりに触れた我が子に愛おしさが募る。
「むぅ…せっかくもっともっと一緒に居たい人を見つけたのに。
父さんが、将来この人とずっと一緒に居たいと思った人を見つけて、結婚すると良いって教えてくれたのに。
ボク、凛空おばさまとも蒼空お兄ちゃんともずっと一緒に居たいのに…。」
その言葉を聞き、大人たちがまたピシリと音をたてて氷像になってしまった。その願いを叶えることは出来なくはないが、大人たちでも正解が解らない。
でも、とても嬉しい言葉だという事だけは確かだった。蒼空は無言で空正をぎゅっと抱きしめていた。
「空正くん、今度うちに遊びに来てね。」
俺はそう言うのがやっとで、吉崎夫婦も頷いてくれたから、きっとこのお誘いは達成できるだろう。
「空正、まだスロベニア行った事ないでしょう?だから、このお兄ちゃんたちの結婚式に行ってみない?」
そう切り出してくれた吉崎夫人の優しさに、まさか、俺たちの結婚式に空正も?と俺と蒼空はつい顔を見合わせてしまった。
空正は考える間も無く、
「行く!行く~~!やったぁ~~久しぶりのヨーロッパだぁ♪」
と返事をしていた。
「久しぶりじゃないでしょ?半年前に行ったばかりじゃない。」
「えーー半年って随分前の事だよ。」
6歳児の半年前は人生の十二分の一も前だ。それは確かに久しぶりの範疇だろう。
「空正は今国旗に嵌っていてね。ヨーロッパの国を回るのがお気に入りなのよ。スロベニアはまだ行った事が無いから、楽しみね。
その後南下して、イタリアとクロアチアの近くまで行くんでしょう?凛空ちゃんから聞いているわ。全部空正がまだ行ったことが無い国だわ。楽しみね。」
それは、その後のハネムーン、もとい家族旅行に空正も着いてきてくれるという事だろうか。
空正と家族旅行が出来る。なんと贅沢なことなのだろうか。
蒼空にプロポーズした時には想像もしていなかった事態に俺たちは揃って浮足立った。
お義父さまの車を認識して開かれた大門。俺たちが車から降りるが早いか、遠くからタタタタタと走り寄る音が聞こえ、息を切らして駆け寄ってきたのは空正本人だった。
「凛空おばさま!」
その快活な様子に、目元が緩む。俺は蒼空の手を握り締め、滲む視界をなんとか保とうと踏ん張った。
空正は大好きな凛空おばさまとの邂逅を待ちきれなかった様で、華奢なお義母さまに向かってタックルするかの様に笑顔で飛び込んできたのでぎょっとしたが、お義父さまが上手く支えている。お義母さまは笑顔で空正を抱きとめ、ニコニコ顔だった。
空正もお義母さまに顔を擦り付けて、デレデレとしている。アルファの6歳だと20キロを超えているだろうか?もう既に大分重いだろうに。
小さなお義母さまは物凄く孫が可愛い様で、重さを感じさせない軽い足取りでリビングまで空正を抱っこして運んでいた。
空正が実の母の様にお義母さまに懐いているというのは話には聞いていたが、これほどまでとは思わなかった。
男の子やアルファは得てして若い女性が好きでよく懐くものだが、童顔なお義母さまに好感を覚えているのだろうか。
お義母さまも満更でもない様だ。これだけ空正を可愛がっているのなら、うっかり蒼空を妊娠させてしまった俺を詰れないな。
空正はもうお義母さま以外視界に入っていないかの様な夢中ぶりだった。どうも空正がお義母さまの事を女性としてちやほやとしている気がして、見ていて座りが悪い。
チラっとお義父さまの方を見たが、お義父さまはお義父さまで、目に入れても痛くない位孫を可愛いがっているらしい。特に気にしていない様だった。空正もアルファだったと大人たちが気が付く頃には取り返しがつかない事になっていないと良いが。
「空正。今日は、俺の息子も連れて来たんだ。蒼空だよ。」
とお義母様が蒼空を紹介すると、空正の視線がやっと蒼空に向けられた。
途端、空正は蒼空にくぎ付けとなり、全く動かなくなってしまった。
ヤバい。何かに勘付いたのではと大人たちが全員氷像となる。
「きれい…。」
空正が惚然としながら零した言葉を、その場の大人全員が拾った。
今日の蒼空は確かに綺麗だった。やっと我が子に会って言葉が交わせるという内からあふれ出ている喜びのせいで、魅力が四倍増しだった。なんと、空正は蒼空に一目惚れしたらしかった。
子と引き剥がされてからと言うもの倚門の望だった蒼空は、自分の息子から向けられた純粋な賛辞に欣喜雀躍している。
「ふふふ。ありがとう。空正くんもカッコいいよ。」
とニッコニコだ。
一方の俺は、自分の息子だと解っていても、蒼空の事を異性として見ている空正につい苦虫をかみつぶしたような顔になってしまう。
空正はお義母さまの膝から下り、両手を上げて蒼空に抱っこをせがんだ。蒼空は感動の面持ちで「可愛い~。」と零しながら空正を抱き上げている。
あざとい…あざといぞ。6歳はもう抱っこの歳ではないだろうに。蒼空とお義母さまがアルファの自分とは異性であるという事をもう充分認識できる歳だ。自分の歳を最大限に利用している。確かに賢い子の様だ。
蒼空のツガイが俺だとちゃんと認識しているのか。蒼空の腕の中から俺を流し見たその顔には、優越感が浮かんでいた。目尻の黒子が6歳児とは思えない程の色気を醸し出している。
うぬぬぬぬ。悔しいが可愛いぞ。うぬぬぬぬ。
「こらこら。空正。お客様には座って貰わないと。こちらへどうぞ。」
自分の養い子のあざとさに気が付いているのか否か。吉崎夫人は俺たちにも椅子を勧めたが、空正が蒼空の膝の上から下りる事は無かった。蒼空の膝の上で我が物顔でおやつを食べている。
事情を知っている空正の乳母さんが空正を膝に乗せたままの俺達の写真を撮ってくれた。向けられたレンズに、空正がピースをする。
空正のアルバムに、俺たちの写真が追加される。そう考えただけで、涙を堪えるのが困難になった。
「このお兄さんたちね、今度スロベニアで結婚式をするそうよ。」
「え…結婚式…?お兄ちゃん、ボクと結婚してくれるの?」
どうやら空正は本当に蒼空のことを好きになっている様だ。蒼空はそれを微笑ましい「将来ママと結婚する」だと思ったみたいで、ニコニコと応じている。
「ふふふふ。可愛いね。空正くんも将来僕と正吾さんみたいに、大好きだと思える人にきっと出会えるよ。そしたら、僕に紹介してね。」
「えーーボク、お兄ちゃんも凛空おばさまもすっごく可愛くて大好きなのに!なんで二人とも僕以外の人と結婚しちゃうの?」
空正が蒼空を抱きしめながら言う。
「ふふふふ。嬉しいなぁ。ありがとう。僕も空正くんの事、凄く可愛くて大好きだと思ってるよ。
ねえ、正吾さん、空正くんが可愛い過ぎるよ。どうしよう。」
蒼空が空正に頬ずりをしている。
「そうだね。可愛いね。
蒼空は俺のものだからやらないが、空正くん。将来は蒼空みたいに芯が強くて心優しい美人を見つけて結婚するんだぞ。」
俺もどさくさに紛れて空正の肩を軽く叩いてみた。こんな状況だが、久しぶりに触れた我が子に愛おしさが募る。
「むぅ…せっかくもっともっと一緒に居たい人を見つけたのに。
父さんが、将来この人とずっと一緒に居たいと思った人を見つけて、結婚すると良いって教えてくれたのに。
ボク、凛空おばさまとも蒼空お兄ちゃんともずっと一緒に居たいのに…。」
その言葉を聞き、大人たちがまたピシリと音をたてて氷像になってしまった。その願いを叶えることは出来なくはないが、大人たちでも正解が解らない。
でも、とても嬉しい言葉だという事だけは確かだった。蒼空は無言で空正をぎゅっと抱きしめていた。
「空正くん、今度うちに遊びに来てね。」
俺はそう言うのがやっとで、吉崎夫婦も頷いてくれたから、きっとこのお誘いは達成できるだろう。
「空正、まだスロベニア行った事ないでしょう?だから、このお兄ちゃんたちの結婚式に行ってみない?」
そう切り出してくれた吉崎夫人の優しさに、まさか、俺たちの結婚式に空正も?と俺と蒼空はつい顔を見合わせてしまった。
空正は考える間も無く、
「行く!行く~~!やったぁ~~久しぶりのヨーロッパだぁ♪」
と返事をしていた。
「久しぶりじゃないでしょ?半年前に行ったばかりじゃない。」
「えーー半年って随分前の事だよ。」
6歳児の半年前は人生の十二分の一も前だ。それは確かに久しぶりの範疇だろう。
「空正は今国旗に嵌っていてね。ヨーロッパの国を回るのがお気に入りなのよ。スロベニアはまだ行った事が無いから、楽しみね。
その後南下して、イタリアとクロアチアの近くまで行くんでしょう?凛空ちゃんから聞いているわ。全部空正がまだ行ったことが無い国だわ。楽しみね。」
それは、その後のハネムーン、もとい家族旅行に空正も着いてきてくれるという事だろうか。
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