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フェアラとトリファンの婚約〜それぞれの想い〜
トリファンside
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「父上!バーリン伯爵家三女のフェアラ・バーリン嬢と婚約したいのですが、どうすればよろしいのでしょうか?」と僕は、父上に尋ねた。
父上は驚いた顔をしながらも
「ふむ、フェアラ嬢のことを好いておるのか?」と聞いてきた。
「はい!一目惚れしてしまいました////。」
と照れて僕は言った。
ー半年前ー
僕は、ファルトと学校の庭で昼食を摂っていた。そこにフェアラ嬢が現れた。
「あ、ファル!」とファルトの名前を言いながら急いでるけどレディらしく来る姿は面白かった。
「ファルト、誰?君の彼女?」と僕が尋ねると
「いや、僕の大切な可愛い妹!双子の」
と返してきた。
確かに可愛い。イタズラ好きなファルトの妹とは思えないほど可愛すぎる♡
と恋は自覚してなかったけど胸の内が熱くなるのを感じた。
「話してみたいな…気が合いそう」とボソッと呟いていた。
「ファル!先生がお呼びです。」とフェアラが着いて早々報告してきた。
「フェイ?いきなりだな笑」とファルト。
それから
「どの先生?」とファルトは尋ねた。
「歴史学のボーマン先生と数理学のポーラ先生ですわ。」とフェアラ嬢。
「わかった。行ってくる。」とファルト。
それから
「フェイは、ここでこの僕がいなくて寂しそうなトリファンと話しててね。」とファルトは、
「えっ!?ちょっ!」と驚いてるフェアラ嬢を無視して行ってしまった。
「あ、僕はトリファン・ガンダーレと申します。以後お見知りおきを」と挨拶をした。
「私は、フェアラ・バーリンと申します。バーリン伯爵家が三女です。」と深くお辞儀をしたフェアラ嬢。
「ファルトが戻ってくるまでお隣よろしいでしょうか?」と聞いてきた。
「もちろんです。どうぞお座りになってください。」と僕は言った。
「感謝致します。」と言って座ったフェアラ嬢。
「あの…迷惑でなければその固い口調を先程ファルトにしてたみたいに柔らかくすること出来ますか?」と僕は聞くと
きょとんとしてから、ふふっと微笑んで
「もちろんですわ。」とフェアラ嬢が言った。
「ありがとう。」と僕も砕けた口調で言った。
それからファルトの話や家のことなど他愛もない会話をファルトが帰ってくるまで楽しんでいた。
その日の夜…
あんなに女の子と話したのは初めてだ。なんて可愛くて面白い子なんだろ…
「はっ!これが一目惚れか…?」と少しだけど自分の胸の内に気づいた。
時間が戻る…
あれから恋に気づくまで半年近くも経ってしまった。初恋すぎて笑
「それで、父上!婚約は可能でしょうか?」と改めて僕は尋ねた。
「ふむ…、あちらの生産の技術は素晴らしい。だから、借金を払う代わりに技術の譲渡とフェアラ嬢をこちら側で要求して向こうが承認すれば行けるはずだ。」と父上。
「ただし、自分の気持ちをちゃんと伝えないとただの愛のない政略結婚だと思われるから注意しろよ。」と付け加えた。
「はい!ありがとうございます。父上!」と笑顔でお礼を述べた。
やったー!父上の承認は得られた。あとはバーリン伯爵家の承認か…
神頼みしかないか……どうかファルトが僕の良いとこでも言っててくれないかなと思いながら自分の部屋へと戻って行った。
父上は驚いた顔をしながらも
「ふむ、フェアラ嬢のことを好いておるのか?」と聞いてきた。
「はい!一目惚れしてしまいました////。」
と照れて僕は言った。
ー半年前ー
僕は、ファルトと学校の庭で昼食を摂っていた。そこにフェアラ嬢が現れた。
「あ、ファル!」とファルトの名前を言いながら急いでるけどレディらしく来る姿は面白かった。
「ファルト、誰?君の彼女?」と僕が尋ねると
「いや、僕の大切な可愛い妹!双子の」
と返してきた。
確かに可愛い。イタズラ好きなファルトの妹とは思えないほど可愛すぎる♡
と恋は自覚してなかったけど胸の内が熱くなるのを感じた。
「話してみたいな…気が合いそう」とボソッと呟いていた。
「ファル!先生がお呼びです。」とフェアラが着いて早々報告してきた。
「フェイ?いきなりだな笑」とファルト。
それから
「どの先生?」とファルトは尋ねた。
「歴史学のボーマン先生と数理学のポーラ先生ですわ。」とフェアラ嬢。
「わかった。行ってくる。」とファルト。
それから
「フェイは、ここでこの僕がいなくて寂しそうなトリファンと話しててね。」とファルトは、
「えっ!?ちょっ!」と驚いてるフェアラ嬢を無視して行ってしまった。
「あ、僕はトリファン・ガンダーレと申します。以後お見知りおきを」と挨拶をした。
「私は、フェアラ・バーリンと申します。バーリン伯爵家が三女です。」と深くお辞儀をしたフェアラ嬢。
「ファルトが戻ってくるまでお隣よろしいでしょうか?」と聞いてきた。
「もちろんです。どうぞお座りになってください。」と僕は言った。
「感謝致します。」と言って座ったフェアラ嬢。
「あの…迷惑でなければその固い口調を先程ファルトにしてたみたいに柔らかくすること出来ますか?」と僕は聞くと
きょとんとしてから、ふふっと微笑んで
「もちろんですわ。」とフェアラ嬢が言った。
「ありがとう。」と僕も砕けた口調で言った。
それからファルトの話や家のことなど他愛もない会話をファルトが帰ってくるまで楽しんでいた。
その日の夜…
あんなに女の子と話したのは初めてだ。なんて可愛くて面白い子なんだろ…
「はっ!これが一目惚れか…?」と少しだけど自分の胸の内に気づいた。
時間が戻る…
あれから恋に気づくまで半年近くも経ってしまった。初恋すぎて笑
「それで、父上!婚約は可能でしょうか?」と改めて僕は尋ねた。
「ふむ…、あちらの生産の技術は素晴らしい。だから、借金を払う代わりに技術の譲渡とフェアラ嬢をこちら側で要求して向こうが承認すれば行けるはずだ。」と父上。
「ただし、自分の気持ちをちゃんと伝えないとただの愛のない政略結婚だと思われるから注意しろよ。」と付け加えた。
「はい!ありがとうございます。父上!」と笑顔でお礼を述べた。
やったー!父上の承認は得られた。あとはバーリン伯爵家の承認か…
神頼みしかないか……どうかファルトが僕の良いとこでも言っててくれないかなと思いながら自分の部屋へと戻って行った。
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