189 / 231
5章.妹君と辺境伯は時を刻む
188.王太子は詰まる①
しおりを挟む
(一体何なのだ……あのメイドは……)
茶会を開いている内庭から離れたことを確認したフリッツは、大きく息を吐いた。
デボラには通りすがりだと答えたが、本当は彼女の言う通り、リーゼロッテと聖殿に用があった。
だからこそ供の一人も付けずに声をかけるタイミングを窺っていたのだが、それをデボラに阻まれた形だ。
一介のメイドがまさかフォークを投げてくるとは思わず、狼狽えて逃げるのがやっとだった。
しかし、不審者だと思っていたとしても王太子を傷つけようとしたのだ。
(本来ならばあの場でメイドを捕らえるべきだったか……)
従者を付けていないことが仇となった。
思い出しただけでも怒りが込み上げてくる。
フリッツは壁をどん、と叩いた。
「おや、こんなところに君がいるなんて珍しいね。いつも聖殿にいる時間じゃないのかい?」
不意に廊下の向こうから、癪に触る声が聞こえてくる。
できることなら今一番聞きたくない声だった。
「……兄上……今から向かうところです」
悔しさで歪んだ顔に笑顔を貼り付けると、フリッツは平坦な声で答えた。
「そうか。それは忙しいところ引き止めてすまなかった。そうそう、聖殿といえば……」
「……なんです?」
思わせぶりな視線を向けてくるテオに、先程まで感じていた苛立ちが顔を出す。
上機嫌に見える彼の姿に、密偵から受けた不埒な報告を思い出して更に苛立ちは募った。
(私でさえマリーに手を出すのは我慢しているというのに……この人は……!)
いっそのこと聖女付きを解任してやろうか、と意地の悪い考えが浮かぶが、リーゼロッテを聖殿に上げた功績から与えた地位だ。
適当な理由がなければ解任などできない。
フリッツは憮然とした顔で兄の言葉を待つ。
「いや、これはちょっと……事が発覚すれば大問題になりかねないからね。僕の方で処理しておくよ」
そういうと、問題は解決した、とばかりにテオは去っていこうとする。
(大問題……ま、まさか……)
フリッツは過剰なまでに狼狽えた。
彼の脳裏にあったのはもちろん、彼の手によって聖殿に幽閉した国王の所在とその処遇についてだ。
それが露呈されればたとえ王太子といえどただでは済まない。
「な、なんです? その大問題とは……い、今は私も聖女付きです。聖殿や聖女に関わることなら私にも知る権利がございます」
「えー………ま、そうか」
振り返ったテオは、フリッツの反応を確かめるように顔を覗き込む。
自分とよく似た少し垂れ目の赤い瞳に見つめられ、居心地が悪い。
フリッツは引き攣った表情を見られまいと顔を背けた。
「これはここだけの話なんだけど……」
満足そうに微笑むテオは声を潜めた。
誰にも聞かれまいとしたその声に、自然と二人は寄り添う形になる。
それこそ、フリッツの喉が鳴る音が聞こえる程に。
「聖女の部屋の天井裏にネズミがいるみたいなんだ」
「ね、ネズミ……ですか……?」
勿体ぶったテオの言葉に、フリッツは拍子抜けしたかのように声が裏返る。
(な、なんだ、父上のことではなく……そっちか……)
天井裏のネズミ、というのは密偵のことだろう。
兄が密偵に気づいているかは分からないが、幽閉がバレるよりは遥かにいい。
内心ほっとしたフリッツに対し、テオは深刻そうに大きく頷いた。
「ああ、ネズミ。しかも結構大きめの。この間ちょっと……まぁ色々あった時にリーゼロッテが天井裏の物音に気づいてね。彼女がネズミだと騒ぐものだからこちらも色々と集中できなくてねぇ……おかげでおあずけを食らってしまったよ」
「は、はぁ……」
(色々……おあずけ……呼び捨てまで……これは相当あのリーゼロッテに御執心と見える)
下世話な話題に、フリッツの笑顔が引きつる。
あくまでもマリーに紳士的に接していると自負しているフリッツは、女性を力づくで手に入れる兄のやり方が気に入らない。
しかし、この話が本当ならば、情事を確認した密偵の立てた物音に気づかれたことになる。
ネズミと勘違いしてくれたのは幸いだが──。
(しかし……ネズミが大問題か?)
不自然な表情のままのフリッツを尻目に、テオはなおも続けた。
「で、だ……こちらも邪魔されたままというのは気分が悪い。ということでネズミの駆除でもしようかと天井裏の大掃除を提案しようと思ってるんだ。聖殿の設計図を書庫に取りに行くところだよ」
「せ、設計図、ですか?」
「ああ、聖殿もかなり昔に建てられたし、僕も最近出入りし始めたばかりでよく分からないからね。ネズミが天井裏にいるってことはどこか老朽化してて出入りする穴でもできてるのかもしれない。そうしたら大問題だ。一応聖殿内の全部の部屋を確認しておこうと思ってね」
「全部……」
(不味い……密偵に気づかれるどころか父上の居場所もバレてしまう)
フリッツは舌を巻いた。
そう簡単には見つからない場所に幽閉しているとはいえ、聖殿を隅々まで見られたら流石に発見されてしまう。
昔からどういうわけか鋭い勘を持つテオに、設計図など見られたらすぐに見つかってしまうだろう。
(ここはなんとか……切り抜けなければ……)
冷や汗を隠しながら、フリッツは考えを巡らせた。
「君やマリー様は気にならなかったのかもしれないけど、今度はリーゼロッテがあそこの主になるわけだし……」
「……兄上、ネズミ駆除は私に任せていただけないでしょうか?」
「君が? なんで?」
突然の提案に、テオは大袈裟に驚いてみせた。
「それは……一応まだ私がいるわけですし……」
後ろめたい思いがあるからか、いい理由も思い浮かばずフリッツは口ごもる。
テオはそれを揶揄うような薄い笑みを浮かべ見つめた。
「いやいや、王太子である君の手を煩わすわけにはいかないよ。今だって公務に国王代理に父上の見舞いにマリー様との婚儀、忙しいでしょ?」
「え、いや……そ、そんなことは。私の最後の仕事として……聖殿の掃除は相応しいかと思いまして」
(我ながら苦しい言い訳だ)
しどろもどろになりながら、フリッツは内心毒づいた。
しかしテオが隠匿している国王の所在を探していようがいまいが、聖殿内部を調べられることだけはなんとしてでも回避しなければならない。
そんな祈りが通じたのか、テオは肩をすくめると
「……ふーん、そう。じゃあおまかせしようかな」
と、にっこりと微笑んだ。
(助かった……)
いつもの兄の相手をする時とはまた違った疲労感に、フリッツは額の冷や汗を拭う。
安堵の息を吐いた直後だった。
「あ、そうそう、父上のお加減はいかがかな?」
テオの問いに、不意打ちを食らったフリッツの肩は僅かに震えた。
(もしや知られている……いや、探られているのか?)
テオは相変わらずの笑みを浮かべている。
意図の見えない質問をフリッツはただの世間話だと結論づけた。
「…………残念ながら、変わりなく」
「そっか。じゃあ色々と急がないとね」
「……ええ、まぁ……」
曖昧な頷きに、テオは満足したらしく満面の笑みを浮かべた。
「じゃ、僕はこれで失礼するよ」
機嫌良く踵を返したテオの後ろ姿を苦々しい思いでフリッツは見つめた。
茶会を開いている内庭から離れたことを確認したフリッツは、大きく息を吐いた。
デボラには通りすがりだと答えたが、本当は彼女の言う通り、リーゼロッテと聖殿に用があった。
だからこそ供の一人も付けずに声をかけるタイミングを窺っていたのだが、それをデボラに阻まれた形だ。
一介のメイドがまさかフォークを投げてくるとは思わず、狼狽えて逃げるのがやっとだった。
しかし、不審者だと思っていたとしても王太子を傷つけようとしたのだ。
(本来ならばあの場でメイドを捕らえるべきだったか……)
従者を付けていないことが仇となった。
思い出しただけでも怒りが込み上げてくる。
フリッツは壁をどん、と叩いた。
「おや、こんなところに君がいるなんて珍しいね。いつも聖殿にいる時間じゃないのかい?」
不意に廊下の向こうから、癪に触る声が聞こえてくる。
できることなら今一番聞きたくない声だった。
「……兄上……今から向かうところです」
悔しさで歪んだ顔に笑顔を貼り付けると、フリッツは平坦な声で答えた。
「そうか。それは忙しいところ引き止めてすまなかった。そうそう、聖殿といえば……」
「……なんです?」
思わせぶりな視線を向けてくるテオに、先程まで感じていた苛立ちが顔を出す。
上機嫌に見える彼の姿に、密偵から受けた不埒な報告を思い出して更に苛立ちは募った。
(私でさえマリーに手を出すのは我慢しているというのに……この人は……!)
いっそのこと聖女付きを解任してやろうか、と意地の悪い考えが浮かぶが、リーゼロッテを聖殿に上げた功績から与えた地位だ。
適当な理由がなければ解任などできない。
フリッツは憮然とした顔で兄の言葉を待つ。
「いや、これはちょっと……事が発覚すれば大問題になりかねないからね。僕の方で処理しておくよ」
そういうと、問題は解決した、とばかりにテオは去っていこうとする。
(大問題……ま、まさか……)
フリッツは過剰なまでに狼狽えた。
彼の脳裏にあったのはもちろん、彼の手によって聖殿に幽閉した国王の所在とその処遇についてだ。
それが露呈されればたとえ王太子といえどただでは済まない。
「な、なんです? その大問題とは……い、今は私も聖女付きです。聖殿や聖女に関わることなら私にも知る権利がございます」
「えー………ま、そうか」
振り返ったテオは、フリッツの反応を確かめるように顔を覗き込む。
自分とよく似た少し垂れ目の赤い瞳に見つめられ、居心地が悪い。
フリッツは引き攣った表情を見られまいと顔を背けた。
「これはここだけの話なんだけど……」
満足そうに微笑むテオは声を潜めた。
誰にも聞かれまいとしたその声に、自然と二人は寄り添う形になる。
それこそ、フリッツの喉が鳴る音が聞こえる程に。
「聖女の部屋の天井裏にネズミがいるみたいなんだ」
「ね、ネズミ……ですか……?」
勿体ぶったテオの言葉に、フリッツは拍子抜けしたかのように声が裏返る。
(な、なんだ、父上のことではなく……そっちか……)
天井裏のネズミ、というのは密偵のことだろう。
兄が密偵に気づいているかは分からないが、幽閉がバレるよりは遥かにいい。
内心ほっとしたフリッツに対し、テオは深刻そうに大きく頷いた。
「ああ、ネズミ。しかも結構大きめの。この間ちょっと……まぁ色々あった時にリーゼロッテが天井裏の物音に気づいてね。彼女がネズミだと騒ぐものだからこちらも色々と集中できなくてねぇ……おかげでおあずけを食らってしまったよ」
「は、はぁ……」
(色々……おあずけ……呼び捨てまで……これは相当あのリーゼロッテに御執心と見える)
下世話な話題に、フリッツの笑顔が引きつる。
あくまでもマリーに紳士的に接していると自負しているフリッツは、女性を力づくで手に入れる兄のやり方が気に入らない。
しかし、この話が本当ならば、情事を確認した密偵の立てた物音に気づかれたことになる。
ネズミと勘違いしてくれたのは幸いだが──。
(しかし……ネズミが大問題か?)
不自然な表情のままのフリッツを尻目に、テオはなおも続けた。
「で、だ……こちらも邪魔されたままというのは気分が悪い。ということでネズミの駆除でもしようかと天井裏の大掃除を提案しようと思ってるんだ。聖殿の設計図を書庫に取りに行くところだよ」
「せ、設計図、ですか?」
「ああ、聖殿もかなり昔に建てられたし、僕も最近出入りし始めたばかりでよく分からないからね。ネズミが天井裏にいるってことはどこか老朽化してて出入りする穴でもできてるのかもしれない。そうしたら大問題だ。一応聖殿内の全部の部屋を確認しておこうと思ってね」
「全部……」
(不味い……密偵に気づかれるどころか父上の居場所もバレてしまう)
フリッツは舌を巻いた。
そう簡単には見つからない場所に幽閉しているとはいえ、聖殿を隅々まで見られたら流石に発見されてしまう。
昔からどういうわけか鋭い勘を持つテオに、設計図など見られたらすぐに見つかってしまうだろう。
(ここはなんとか……切り抜けなければ……)
冷や汗を隠しながら、フリッツは考えを巡らせた。
「君やマリー様は気にならなかったのかもしれないけど、今度はリーゼロッテがあそこの主になるわけだし……」
「……兄上、ネズミ駆除は私に任せていただけないでしょうか?」
「君が? なんで?」
突然の提案に、テオは大袈裟に驚いてみせた。
「それは……一応まだ私がいるわけですし……」
後ろめたい思いがあるからか、いい理由も思い浮かばずフリッツは口ごもる。
テオはそれを揶揄うような薄い笑みを浮かべ見つめた。
「いやいや、王太子である君の手を煩わすわけにはいかないよ。今だって公務に国王代理に父上の見舞いにマリー様との婚儀、忙しいでしょ?」
「え、いや……そ、そんなことは。私の最後の仕事として……聖殿の掃除は相応しいかと思いまして」
(我ながら苦しい言い訳だ)
しどろもどろになりながら、フリッツは内心毒づいた。
しかしテオが隠匿している国王の所在を探していようがいまいが、聖殿内部を調べられることだけはなんとしてでも回避しなければならない。
そんな祈りが通じたのか、テオは肩をすくめると
「……ふーん、そう。じゃあおまかせしようかな」
と、にっこりと微笑んだ。
(助かった……)
いつもの兄の相手をする時とはまた違った疲労感に、フリッツは額の冷や汗を拭う。
安堵の息を吐いた直後だった。
「あ、そうそう、父上のお加減はいかがかな?」
テオの問いに、不意打ちを食らったフリッツの肩は僅かに震えた。
(もしや知られている……いや、探られているのか?)
テオは相変わらずの笑みを浮かべている。
意図の見えない質問をフリッツはただの世間話だと結論づけた。
「…………残念ながら、変わりなく」
「そっか。じゃあ色々と急がないとね」
「……ええ、まぁ……」
曖昧な頷きに、テオは満足したらしく満面の笑みを浮かべた。
「じゃ、僕はこれで失礼するよ」
機嫌良く踵を返したテオの後ろ姿を苦々しい思いでフリッツは見つめた。
1
お気に入りに追加
2,527
あなたにおすすめの小説
愛を知らない「頭巾被り」の令嬢は最強の騎士、「氷の辺境伯」に溺愛される
守次 奏
恋愛
「わたしは、このお方に出会えて、初めてこの世に産まれることができた」
貴族の間では忌み子の象徴である赤銅色の髪を持って生まれてきた少女、リリアーヌは常に家族から、妹であるマリアンヌからすらも蔑まれ、その髪を隠すように頭巾を被って生きてきた。
そんなリリアーヌは十五歳を迎えた折に、辺境領を収める「氷の辺境伯」「血まみれ辺境伯」の二つ名で呼ばれる、スターク・フォン・ピースレイヤーの元に嫁がされてしまう。
厄介払いのような結婚だったが、それは幸せという言葉を知らない、「頭巾被り」のリリアーヌの運命を変える、そして世界の運命をも揺るがしていく出会いの始まりに過ぎなかった。
これは、一人の少女が生まれた意味を探すために駆け抜けた日々の記録であり、とある幸せな夫婦の物語である。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」様にも短編という形で掲載しています。
麗しの王子殿下は今日も私を睨みつける。
スズキアカネ
恋愛
「王子殿下の運命の相手を占いで決めるそうだから、レオーネ、あなたが選ばれるかもしれないわよ」
伯母の一声で連れて行かれた王宮広場にはたくさんの若い女の子たちで溢れかえっていた。
そしてバルコニーに立つのは麗しい王子様。
──あの、王子様……何故睨むんですか?
人違いに決まってるからそんなに怒らないでよぉ!
◇◆◇
無断転載・転用禁止。
Do not repost.
冷酷非情の雷帝に嫁ぎます~妹の身代わりとして婚約者を押し付けられましたが、実は優しい男でした~
平山和人
恋愛
伯爵令嬢のフィーナは落ちこぼれと蔑まれながらも、希望だった魔法学校で奨学生として入学することができた。
ある日、妹のノエルが雷帝と恐れられるライトニング侯爵と婚約することになった。
ライトニング侯爵と結ばれたくないノエルは父に頼み、身代わりとしてフィーナを差し出すことにする。
保身第一な父、ワガママな妹と縁を切りたかったフィーナはこれを了承し、婚約者のもとへと嫁ぐ。
周りから恐れられているライトニング侯爵をフィーナは怖がらず、普通に妻として接する。
そんなフィーナの献身に始めは心を閉ざしていたライトニング侯爵は心を開いていく。
そしていつの間にか二人はラブラブになり、子宝にも恵まれ、ますます幸せになるのだった。
死んでるはずの私が溺愛され、いつの間にか救国して、聖女をざまぁしてました。
みゅー
恋愛
異世界へ転生していると気づいたアザレアは、このままだと自分が死んでしまう運命だと知った。
同時にチート能力に目覚めたアザレアは、自身の死を回避するために奮闘していた。するとなぜか自分に興味なさそうだった王太子殿下に溺愛され、聖女をざまぁし、チート能力で世界を救うことになり、国民に愛される存在となっていた。
そんなお話です。
以前書いたものを大幅改稿したものです。
フランツファンだった方、フランツフラグはへし折られています。申し訳ありません。
六十話程度あるので改稿しつつできれば一日二話ずつ投稿しようと思います。
また、他シリーズのサイデューム王国とは別次元のお話です。
丹家栞奈は『モブなのに、転生した乙女ゲームの攻略対象に追いかけられてしまったので全力で拒否します』に出てくる人物と同一人物です。
写真の花はリアトリスです。
変態婚約者を無事妹に奪わせて婚約破棄されたので気ままな城下町ライフを送っていたらなぜだか王太子に溺愛されることになってしまいました?!
utsugi
恋愛
私、こんなにも婚約者として貴方に尽くしてまいりましたのにひどすぎますわ!(笑)
妹に婚約者を奪われ婚約破棄された令嬢マリアベルは悲しみのあまり(?)生家を抜け出し城下町で庶民として気ままな生活を送ることになった。身分を隠して自由に生きようと思っていたのにひょんなことから光魔法の能力が開花し半強制的に魔法学校に入学させられることに。そのうちなぜか王太子から溺愛されるようになったけれど王太子にはなにやら秘密がありそうで……?!
※適宜内容を修正する場合があります
氷の騎士は、還れなかったモブのリスを何度でも手中に落とす
みん
恋愛
【モブ】シリーズ③(本編完結済み)
R4.9.25☆お礼の気持ちを込めて、子達の話を投稿しています。4話程になると思います。良ければ、覗いてみて下さい。
“巻き込まれ召喚のモブの私だけが還れなかった件について”
“モブで薬師な魔法使いと、氷の騎士の物語”
に続く続編となります。
色々あって、無事にエディオルと結婚して幸せな日々をに送っていたハル。しかし、トラブル体質?なハルは健在だったようで──。
ハルだけではなく、パルヴァンや某国も絡んだトラブルに巻き込まれていく。
そして、そこで知った真実とは?
やっぱり、書き切れなかった話が書きたくてウズウズしたので、続編始めました。すみません。
相変わらずのゆるふわ設定なので、また、温かい目で見ていただけたら幸いです。
宜しくお願いします。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
【完結】中継ぎ聖女だとぞんざいに扱われているのですが、守護騎士様の呪いを解いたら聖女ですらなくなりました。
氷雨そら
恋愛
聖女召喚されたのに、100年後まで魔人襲来はないらしい。
聖女として異世界に召喚された私は、中継ぎ聖女としてぞんざいに扱われていた。そんな私をいつも守ってくれる、守護騎士様。
でも、なぜか予言が大幅にずれて、私たちの目の前に、魔人が現れる。私を庇った守護騎士様が、魔神から受けた呪いを解いたら、私は聖女ですらなくなってしまって……。
「婚約してほしい」
「いえ、責任を取らせるわけには」
守護騎士様の誘いを断り、誰にも迷惑をかけないよう、王都から逃げ出した私は、辺境に引きこもる。けれど、私を探し当てた、聖女様と呼んで、私と一定の距離を置いていたはずの守護騎士様の様子は、どこか以前と違っているのだった。
元守護騎士と元聖女の溺愛のち少しヤンデレ物語。
小説家になろう様にも、投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる