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第一章 夜の女王とミミズク

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 瞼を開くとカラフルな色彩の部屋にいた。
 ピンク、白、黄色。花の色のように鮮やかなクッションやぬいぐるみがパステルカラーの地面に置かれている。ラッピングされた水玉模様の箱や開け広げられぐちゃぐちゃになったクッキーの箱。お菓子のカスが至る所で落っこちている。躾のなっていない、甘やかされた子供の部屋といった様子だった。

「ハル!」

 クッションに埋もれているハルを引っ張り上げる。気絶しているようだ。頬を叩いても起きる様子はない。
 周りを見渡すと、ハル以外にもトーマやイルにカリレーヌ嬢が倒れていた。

「どうなっているの」

 私以外は起き上がらない。さっきまでの裁判は夢だったのだろうか。あるいは私の頭が変になったか。どちらかだとしたら合点がいく。
 けれど、現実はそのどちらでもなかった。

「死に神、泣かない。泣かない」

 ミミズクがのんびりとした声で慰めていた。

「お前のような獣臭いものに慰められるなんて……」
「元気なのか、元気ではないのか。わからない愚図りよう……ほら、せめていない、泣かない泣かない」

 立ち上がって、見回すと黒い大きなクッションみたいな死に神とぬいぐるみのようなミミズクが部屋の隅で膝を抱えて話し合っていた。部屋の大きさは東棟がまるまる入りそうなほど縦にも横にも長い。だというのに、ちょこんと隅に寄っている。
 なんだか、仲がいい兄弟みたいなやり取りだ。気絶しているみんなの気道を確保して、そろりそろりと隅に歩み寄った。

「はなおとめに嫌われた」
「まあ、仕方がないこと。人は八面六臂どころか、三つ顔があっても驚くのだから」
「だから、隠していたのに。あの意地悪な人間のせいで」
「人とは性根が悪いものの総称」
「昔は、きちんとあったろう?」
「もともとはないものだった。けど、付け加えられた。だが、人の身はおもしろいもの。不要は廃れ、退化していく」
「人の進化が憎い……」

 クッションはふわふわだった。足がどこまでも沈んでいきそうだ。お菓子の缶やぬいぐるみを払いのける。メーカー名は書かれていないが、高価そうな缶だった。缶を開けるとクッキーの温かくて甘い香りがした。
 甘いものを食べさせたらよいかもしれない。缶を抱えて、さらに近付く。
 ミミズクは目が合った瞬間、顔が華やいだ。死に神は私をみて体を胸に抱き寄せ、縮こまる。どうしても腹部に注目してしまう。

「見すぎでは、はなおとめ。慎みを身につけなければならない」

 頭を持って遠ざけられる。骨がみしみしと悲鳴をあげた。小さな穴が開いてそこから針を刺されたような鋭い嫌みが走る。死に神は慌てて離し、怪我はないかと心配し始めた。

「死んでしまった?」
「……死んでない」
「はなおとめの頭蓋が割れたら、どうするつもり、死に神」
「ご、ごめん……」

 さっきまで気を付けてくれていたことがありありとわかった。ほっそりとした華奢な体なのに怪力だ。

「でも、はなおとめが悪い。そのように熱心にみつめるものではない」
「どうなっているのかと思って」
「……どうにもなっていない。興味を持つな」
「腹部の女性とこちらの顔、どちらが本物なの?」

 死に神はむっとして顔を振った。

「どちらもなにも、お前達のせいではないか。こんなもの、俺とて嫌だ」
「どういうこと?」
「腹立たしいあの小さい男が言っていた。名がいくつもあると。お前達は俺を女と見立てるときもあろう。だから、女の顔がついている」
「……つまり?」

 本当に嫌そうに眉を顰めて、死に神は口を小さく開けた。

「お前達のせいである。信仰とは偏見の別称。お前達の妄想のせいでこんな不気味で異様な女の顔がついた」
「……私達のせいでって、私達の信仰が影響しているの?」

 そういえば死に神はとても曖昧に解答していた。自分の姿のことや死に神としてのありようのことを、まるで誰かに押し付けられていることのように語っていなかったか。

「じゃあ、本来の顔立ちは違う?」

 サガルに似た顔は、あまり見続けると理性が茹で上がりそうだ。さっと目線を逸らす。
 サガル兄様に抱いている複雑で病的な執着の感情が鳥肌とともに駆け上がってくる。似ているだけだとわかっているのに、胸が嫌な音をたてていた。
 死の姿は妖艶な女や年老いた老人、中性的な美少年の姿をとるというのをどこかで聞いたことがある。生気に溢れた青年とは真逆な弱さや非力さの権化のような姿をしているのだと。それらすべてが人間による押し付けだったとしたら、いったい死に神の顔はどんなものだったのだろう。

「私の本来の顔を知っているのはこの世界に存在するのは二柱の神だけ。その神は揃って気が狂ってしまっている。俺の顔など、もはやまともに覚えてはいまい」

 頭をひねる。神が二柱しかいないとか気が狂っているとか、意味が分からない。
 死に神はじっと私の顔を見つめていた。視線に耐えられず、クッキーをそっと差し出す。クッキー缶と私を交互に見られた。

「食べないの?」
「はなおとめは、創世記を覚えている?」

 クッキー缶から一枚取り出すと、死に神はぱきりと砕いた。私に差し出しながら、そう尋ねてきた。

「創世記って、聖典に書かれているあの?」

 覚えているってなんだ。知っているではなく?

「聖典? ああ、人が記した記述のことか。精確なものではなかろうよ。父神のことは? 大いなる地のことはどう? ……なら、何を知っている」

 首を横に振ると無知すぎるといわんばかりにため息を吐かれた。クッキーを手に取ろうとしない私に無理やり持たせ、自分は大きく一つ口で食べた。

「現存する神の名ぐらいは言えるだろう?」
「現存するって、信仰されているということ? 女神カルディア、天帝、あと死に神。あとは……」

 男神も、か?
 砂漠の民達は信仰しているときく。だが、聖典の中に存在する神とはまた別の存在を讃えているともきく。

「カルディア……?」

 死に神戸惑ったように首を傾げていたが、すぐに咳払いをして切り替えた。

「俺は、その二神がいなくなったあとに、この世界を治めることになっている」
「治める? 王様になるということ?」
「俺以外の信仰対象がいなくなるということだ。また、俺の居住区である海が、世界を牛耳ることとなる」
「それって、……人間はどうなるの?」
「魚に捕食される立場になる。食物連鎖のヒエラルキーが逆転することになるのか。まあ、ただ、それだけ」

 ……? それって、死に神の治世になると、人間は今の栄華を保っていられないということじゃないか?
 途方もない話だ。そもそも神が目の前にいて、しょげながら説明してくれること事態がおかしいのだけど、輪にかけて現実味のない、絵空事の物語を語られているようだった。

「ただ、残りの神が俺になるまで、地上には上がれぬという約束を交わしてしまった。俺の弟神との契約ゆえ、破れない」
「地上に上がれない? そのせいで地下に潜っていたの? なんでそんな約束をしたのよ」
「神々が坐する宴でのこと。酒に酔った勢いで、弟神と勝負をした。どちらがより多く、神々の植物を口に入れるかという簡単なものだ。俺が勝ち、弟神が負けた。当然であるな、兄たる俺が強いのは」

 嬉しそうに胸を張っている。弟神、もしかして死に神の顔を立てるためにわざと負けてあげたのではないだろうか。

「父神は褒賞として、俺にこの世界をお与え下さった。だが、弟神が言ったのだ。『兄君様が食した植物はある神が寵愛していたものでは。その神が兄君様のことを害そうとするかもしれません。兄君様のかわりに、わたくしがこの世を幾世か治めましょう。そうしてその害そうとした神も、その眷属も兄君様に害を及ぼすことことが出来なくなった時、神権をお返し致します』と身代わりを申し出たのだ。俺は快諾し、それより弟神に世の支配権を譲渡している」

 体良く騙されて奪い取られたように思うのだが、死に神は弟神の言葉を額面通りに捉えているのか、甘く微笑んでいる。その弟神のことを信頼している証だ。

「それで、他の神様がいなくなるまでずっと地下に?」
「そういうこと。俺はすぐに地下へ行き永い眠りについた。永いといっても、ほんの一時のようなことであるのだが。人にとっては長く、神にとっては瞬きのような、一瞬。あるとき地が揺れた。なにごとかと目を覚ますと、人々が争い、血を流していた。大地が尊き血が染み込んだことに怒り、己を震わせた。それでも、人は争いをやめぬ。幾夜も赤き血が流れた。それはまるで炎のように盛んであった」

 剣戟の音を想像した。血で血を洗う激しい交戦の日々。どれくらいの人間が生き、笑い、怒り、そして死んでいったのだろうか。

「人は死をおそれるようになった。血は赤く、熱を思わせた。冷まそうと人は青い水を頼るようになる。死体が次々に海や川に流された。すると今度は、水が汚されたと怒り狂った。人には水の苦難を与えられた。水が死の使者のように感じられたのだろう。それより、水を死と関連付けるようになる。さらには生者を俺宛だとして生贄に捧げたこともあった」

 そっと長い睫毛が落ちる。

「俺はやめよと人間どもに告げようとした。けれど、地上に上がれぬ俺の声は届かない。やがて身が変じてきた。人々が俺を讃え始めたためだ。恐るべき死の神! 我々を許したまえ、と。神は、讃えられるのに弱い。純粋な眼に酔う。弟子に頼られた師のようなもの。それに添おうとしてしまうのだ」
「死に神も弱い?」
「まあ。俺は讃えられるというよりは、畏怖されていたというべきだが」

 袖をゆるゆると揺らめかせ、死に神は透き通るような肌色をした腕を上げる。

「人の祈りは暴力のよう。……それで、俺がこの姿となった」

 死に神が伸ばした腕が私の手を掴んだ。
 正直理解不能だ。望まれた姿になる。それは人ではありえない。
 生き方や性格を誰かに合わせるように変えることはあっても、人の容姿は変えることが出来ないものだ。

「食べないのか」

 クッキーを掴んだ。ぽろぽろと欠片が落ちる。なぜだか、口に運ぶのは恐ろしい。

「では、さきにしてしまうか」
「先に?」
「そう、最期の裁定をしなくてはならない。罪を裁かねばならない」

 クッキー缶を落としてしまう。蓋が開き、中身がぶちまけられた。そのなかの一つがふわりと浮く。私の目の前に止まると、口の中に無理矢理入ってこようとする。
 吐き出そうとしたが、死に神が私の唇を塞いだ。
 なにをするんだ!?
 鼻から息をすることも難しくなる。ぼおうと意識が一瞬、ぼやけた。怒りがふっと沸き上がった。けれど、すぐにその感情が消えた。苦しみのせいで鼻に激痛が走る。

「はなおとめ。お前をここまで連れてきた男を罰することが出来る? お前の首を落とし、民衆によって土のなかに埋葬された男を」

 喉の奥にクッキーが入り込んできた。咳をすると体中から汗が噴き出す。口のなかには小石みたいなクッキーの欠片がたくさんある。
 私をここまで連れてきた男?
 リスト、トーマ、ギスラン、イル、ハル、サラザーヌ公爵。誰のことでもないはずだ。誰も民衆によって埋葬されていない。死に神が言っているのは誰のこと?
 トーマに隷属していた死に神の眷属のことなのか?
 私は、首を落とされていない。その男を知らない。なのになぜ私が裁かなければならないの?
 それは、死に神がやるべきことではないのか。
 死に神は私に、その男を罰させたいのか? 私になにを問いかけている?
 死に神の白い指の先に血がついていた。乾いていた。
 なぜ、血が流れるのだろう。だって、ここは死後の世界のはずだ。
 クッキーの欠片をのみこんでしまいそうになる。どうにか喉を縮めて耐える。
 なにか、変だ。
 いや、なにかじゃない。この死に神という存在自体がおかしい。
 適当な裁判。適切とはいいがたい判決。誰も地獄にも天国にも行っていない現状。人間の望む通りの姿をとるという神。突然、問いかけられた知らない男の興味もない罪。
 目の前の綺麗な顔はサガル兄様に似ている。美しい月のような乳色の肌。その肌の上には黒いシミのような文字が踊っている。こめかみから生えている雄牛の角。鼻と瞳、口は黄金比のように完璧な位置に配置されていた。けれど髪の色は違う。
 サガル兄様は理想的な王子様の容姿をしている。金糸を一本一本縫い付けたような金髪。そして月長石をはめ込んだ瞳。同一化してはいけない。

 素敵な王子様ではない。死に神は私に何をしてほしいのだ。男を罰すること? クッキーをのみこむこと?

「――――」

 死に神の手を掴み、指一つ一つをはがしていく。ぐちゃりと私の手の力で曲がる指は液体の塊を握っているようだった。口のなかにあるクッキーを吐き出す。死に神は機嫌を取るように上目遣いで私を見つめていた。私はやっと胸中に燻っていた疑問の答えを掴んだ。けれど、それはぞっと悪寒がするものだった。

「死後の世界はないの?」

 私の疑問にこくりと死に神は顔を縦に振った。

「そう。はなおとめ。天国も地獄も存在しない。それは人間が作り上げた幻の楽園だ」

 死に神は一言ずつ明確に言葉を区切ってゆっくりと話す。

「人は死んだら、微生物に捕食され分解される。死後の裁判も天国も地獄も存在しない。人が死んだ先にはなにもない。ただ、死が横たわるだけ。救いも罰も与えられない」

 死に神が冷たい指で私の指を掴んだ。

「死は救いだと、人々は言う。ある男は飢えから逃れよう、苦痛から逃れよう、絶望から逃れようと死を選んだ。きっと死後の世界にはあたたかなスープが与えられ、法悦が与えられ、希望を得られると。幸せの絶頂で死んだ者に死後の世界で禍あれと呪詛をかけるものもいた。罪人に死後も責め苦を負わせよと祈ったものがいた。貞淑な妻であったか死後、確認しようとした夫もいた。夫の勇姿を死後の世界で知ろうとした妻もいた。親の罪を負わされ無念に死した息子がいた。暴漢に襲われた娘が我が身の穢れを厭い舌を噛みちぎって死んだことがあった。老人がいまだたどりつかぬ新天地を目指し、道半ばで死んだことがあった」

 ああと悲嘆の声を死に神がこぼした。

「人はなぜ、死の先にまだ先があるとどうして妄想したのだろう。どうして、一度限りと思ってくれなかった。無念も憤りも高潔も痛みも苦しみも最後の想いとなるには足りぬものばかりではないか。なぜ、もっと一生懸命に生きてはくれないのだ。毎日がつつがなく続くとでも? 人はいつか死ぬ。死んだ者に明日はない。明後日もない。死は希望ではない」

 死に神が私の胸に縋りついた。頬を伝う雫は鼻筋を通り落ちていく。

「俺にはなんの力もない。望まれたような力は、なにも。俺は神だが、神であるだけ。人を生き返らせることも、人の善悪を裁くこともできない。姿だけ、お前達の望む通りにして、それらしく振舞う道化だ」
「私が死んだら、どうなるの」

 馬鹿なことを聞いていた。
 けれど、物心ついた頃から私は死後の世界を信じていた。地獄と天国を信じていた。死んだら公平な裁きを下される。死んだらそこで終わるだなんて考えたこともなかった。私が死に対して感じていたのは、私という存在の消滅への恐怖ではなく、私が死を享受することへの恐怖だった。死という概念を受け入れ、その先にある裁きを受け入れ、責め苦を受けるということへの畏怖だった。

「死んでしまう」
「それだけ?」
「ああ。はなおとめ、あとは土に還るだけだ」

 ハルに言った。人は死んだら、何も語れないし、叫べもしない。助けてと声を上げることもできない。それが言葉通りのままだとは思わなかった。
 サラザーヌ公爵の最期の言葉は、なんて希望に満ちた空言だったのか。イルの正直な告白は何の意味もなかったのか。
 死んだ先にはなにもない。私という存在は消滅するのだ。
 ギスランも、ハルも、リストも、死んだらもう会えない。

「人とは、なんと脆いものか」

 頬をしとしとと水分が濡らした。死に神のものだと思いたかった。

「死に神は死なないの?」
「神は死なない。この世界からいなくなることはあっても」

 この神は本当に人間のことが好きなのだ。その愛し方はねじくれているけど、脆いと涙を流してくれるほどには、確かに愛情を持ってくれている。皮肉のように裁判を開いて、自らの非力さを嘲笑うくらいには。

「死後の世界が本当にあればよかったのに」

 擦り切れた糸のような声に胸が締め付けられる。
 神とはいったいなんなのだろう。超越者、憐れみを与えるもの、恵みをもたらすもの、日々の安寧を願うもの。怒らせると怖く、無慈悲なもの。そう思ってきたのに、そうではないのだと訴えかけられているようだった。
 人と同じように神も悩み、怒り、苦しみ、懊悩するのだ。
 憐憫の情が胸の内に灯った。傲慢で私らしい感情だった。抱き込むように死に神の肩を抱いた。

「面白おかしく、愉快に、死後を飾ってやれたのに」

 その言葉に片目だけぼやけた。感嘆の声を上げそうになる。
 面白おかしく、愉快に。

「はなおとめ。脆い体を持つ人間達が、憎くて、愛おしい」

 神の愛とはこんな風に突き放すような優しいものなのか。
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