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一夜だけの愛奴隷

4.契り

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部屋に戻ると彼女を裸にし、浴衣の紐で後ろ手に拘束した。
そして固くなったものを再度口に押し込んだ。

「うぐっ、ごほっ」
苦しそうに涙を流し咥える様を見下す目を彼女が訴える様な目で見上げる。

抜くたびに糸を引く唾液と恍惚とした安堵の表情が、この上なく私のS心を満たす。

「ありがとうございます、ご主人様」
そう言う彼女の首に更に紐を結ぶと、部屋と部屋の間の格子に結びつけ、尻を突き上げさせた。

「お前の尻に契りの痕を残す」
「は、はい、ありがとうございます」

私はズボンのベルトを取るときつく尻を叩いた。

「あっ、あーー」

叩くたびに叫び声が響く。
それとともに赤い痕がつくのがわかる。
赤いミミズ腫れが何とも美しく見えた。

私は彼女の拘束を外すと、ベットへ誘った。
ベットに入ると、私は彼女に言った。

「顔を見せてごらん」
「はい」
涙目で嬉しそうに見つめる彼女は、お店に現れた時より数倍可愛く見えた。
私は優しく頬に手を添えた。

「舌を出してごらん」
彼女は黙って舌を出した。

私は舌を優しく歯で噛み、自分の舌を絡めた。
そして唇を愛撫するように舌で舐めた。
彼女の細く綺麗な指はその間、私の物をまさぐり続けている

彼女は唇を離すと、私の首から胸、腹へと舌を這わせた。
まさぐる手はそのままに、すべてを綺麗に舐めつくすように這わす舌は、私のものと実感するに十分だった。

「美味しい…こちらのお口でもいただいてもよろしいですか?」
「ああ」

そういうと彼女は私の物を下の口深く飲み込んだ。

「あーっ、いいー」

私は彼女をのけ反らせより奥へと入れた。
奥をさする感覚は何とも言えない支配感。
そのまま前後にさするように動かすと、彼女は何度も絶頂に達した。
潮が溢れ出すのが分かる。

半ば放心状態の彼女を休ますことなく、後ろから責める。
奥を突き上げながら、つんと突きあがった尻を叩くとたまらず腰を振る。

私は溢れた蜜を親指にとると、彼女の菊穴に滑り込ませた。
不思議なくらいスムーズに根元まで入った。

「あー、うぐっ」
今まで以上の快感があるようだ。

親指で中をほぐすと菊穴も潤う。
左手の親指も蜜で濡らしそっといれた。
彼女はもうそれも快感でしかない。

私の物が菊穴を支配するころには二重の快感が彼女を貫く。
順番に責められ行き続ける彼女を、冷静に見る私がいる。

「どっちでほしい?」
「ま、前のほうでほしいです」
「いいんだね」
「はい…」
「いくよ」
「あーー」

今日たまたま行った店で、たまたま出逢った見知らぬ女性と見知らぬ男が、ここですべての欲望を出し合って、今腕枕で寝ている。
誰より大事な相手として今一緒に居る。
自分に足らないパーツを持っているものが合わさって、ひとつになるのがSMの感覚なのかもしれない。
おそらく朝起きれば二人は別れてまた知らない関係になる。
ただ、何か完成したものは残るはず、それが心は一生あなたのものと言う感覚なのだろう…

「おはようございます、そしてありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとう、お幸せに」
「ご主人様こそお幸せに」

2人はこう言うと軽くキスを交わし別れて歩き出した。
まだ別れて1分もたたないのに、まるで夢のように感じた。
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