上 下
5 / 15
アダルトビデオの様な真実の愛

5.アルバイト初日

しおりを挟む
「今日から宜しくお願いします」

今日はアダルトDVDショップのアルバイト初日。
何となく場違いに元気に挨拶してしまった。

「いやいや、元気があっていいね、ただね、お客様は隠れて来られる方や、まあおいおい分かると思うけど、色々な方が来られるんで、万引き以外はある程度無関心というか、見てないフリをするようにしてくださいね」

「はあ」

良くわからないのでとりあえずの返事をしてしまった。

新作のDVDは毎週金曜日に届くらしい。
新作は1番目立つ場所にレイアウトして、今までレイアウトしていたものは3ヶ月間新作コーナーに移す。
3か月を超えると、女優別コーナーとジャンル別コーナーに振り分ける。

あと、アプリの会員登録の仕方とレジ周りの仕事を教えてもらった。
比較的に簡単で、ひとりでも難しくないように感じた。

「あっ、いらっしゃいませ、光ちゃんの新作入ってますよ。あとナンパものもいい感じです」 

「ありがとうございます、見てみます」

「あー常連さんで良く話される人には好きそうなDVDを紹介します」

「趣味を覚えてるんですか?」

「うん、性癖くらいまでは覚えてるね、あと新作はPVであらすじくらいは把握してます」

「さすがですね」

変な褒めかたをしてしまった。
だがさすがプロフェッショナルだ。

「いらっしゃいませ」

「あのお客様達ね、露出とか複数の趣味があるのよ。だから店で露出したりすることあるんやけど、他のお客様も意外に楽しんでるから基本見て見ないふりしてね」

店長が小声で囁いた。
僕は軽くうなずくとふたりを見た。
1番奥の通路はカウンターから死角になる。
その辺りにふたりは入って行った。
ただ、万引き監視用のモニターで丸見えである。
男性は女性のスカートを捲り上げさせて、股間を弄り始めた。
下着はつけてない。
下の毛も綺麗に剃っているように見えた。
凄く可愛いく素敵な女性だ。

「刺激的だろうけど、一応監視しといてくださいね。とりあえず必ず買ってはもらえるお客様なんやけどね」

店にはある程度のアダルトグッズや精力剤なども売っていた。
ちなみに僕には精力剤は必要ない。
田舎で中学、高校時代を過ごすと基本楽しみはエッチなのである。
18才にも関わらずエッチ経験は豊富。
1日に9回戦を経験したこともある。
常にギンギン。
これだけは自慢だ。

しかし、都会のエッチは先進的と言うか、刺激的と言うか。
来た日から色々な人と会う。

ただ、嫌ではない。
逆に楽しい。
また、不思議と幸せを感じている。

「どう?ひとりでも出来そうかな?」

「はい、出来そうです」

「そうか良かった」

「じゃあ今日はそろそろいいよ。明日は金曜日やから品出しを教えますね」

「了解しました、ありがとうございました」

僕はタイムカードを押すと街を観察しながら自宅に戻った。
なかなか楽しい街である。

「コンビニでお茶だけ買うかな?」

「あれ?あれはさっきのアブノーマルカップルさん」

何となく他の場所で見るとドキドキするもんだ。
僕はお茶を買うと部屋へ戻った。

部屋へ戻った僕は店での露出を思い出して、オナニーをしてしまった。
コンビニでも下着はないよな?
僕が見てるってわかったらどうするかな?とか考えながら擦ってしまう。
またまた刺激的な夜だ。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

どうして隣の家で僕の妻が喘いでいるんですか?

ヘロディア
恋愛
壁が薄いマンションに住んでいる主人公と妻。彼らは新婚で、ヤりたいこともできない状態にあった。 しかし、隣の家から喘ぎ声が聞こえてきて、自分たちが我慢せずともよいのではと思い始め、実行に移そうとする。 しかし、何故か隣の家からは妻の喘ぎ声が聞こえてきて…

ご褒美

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
彼にいじわるして。 いつも口から出る言葉を待つ。 「お仕置きだね」 毎回、されるお仕置きにわくわくして。 悪戯をするのだけれど、今日は……。

車の中で会社の後輩を喘がせている

ヘロディア
恋愛
会社の後輩と”そういう”関係にある主人公。 彼らはどこでも交わっていく…

先輩の奥さんかわいいからもらったんですけど何か?

ヘロディア
恋愛
先輩の妻とあってはいけない関係を作ってしまった主人公。 美しすぎる人妻とお互いを求め合っていく。 しかし、そんな日はいつか終わりを迎えるのであった…

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

ロリっ子がおじさんに種付けされる話

オニオン太郎
大衆娯楽
なろうにも投稿した奴です

処理中です...