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第四章

4-40 この世界の成り立ちについて 6

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 突然現れて喋るだけ喋って消えた神様の言葉に大会議室にいた全員が固まってしまった。

神様が消えてからも中々誰も言葉を発する事ができないでいた。

どれくらい時間が経っただろうか...息をすることを思い出した様に多数から深いため息が溢れだす。

それを合図かの様に国王達が話をし出した。

「いっ、一体なんだんだ??」

「はぁー。...長生きをするものだなぁー。貴重な体験ばかりだ。」

「本当に彼は神様なのか??」

国王達の言葉に他の人達も反応を示し出す。

「我々も神様と言うものを見たことないので分かりかねます...。」

「君達は会ったことがあるんだよね??」

その言葉で私達兄弟に再び視線が集まる。

視線が集まってきたので私達兄弟で目配せしてどう返事するか確認しあってから返事をすることに...。

『ちょっと兄さん達どうする??』

『どうするって言われてもよぉ~。俺わからん!ラース!お前に任せた!』

『ハッ?!ふざけてるんですか?!!』

『僕もパス!』

「それならスノーとラースで説明頼む。」

私が口を挟む前に決まってしまった。

凄くムカつくが...仕方がない感じで私とラース兄さんとで返事をする事に。

『あの方は神様で間違いないです。それもかなりの高位の神様です。』

『私達の修行を付けてくれた神様達よりも位が高く...この世界で一番強いかと思うわ。師匠達ですら敬意を払って対応していた神様ですから。』

ラース兄さんと私の言葉に騒めきが...。
それでも私達は話を続けた。

『最高位であるあの方がそう話すのであれば事実として受け止めるべきでしょうね。』

『だから父さんが話をしえくれたことも事実であるってね...。
そう思うと...なんか私ばかり責任重大じゃない?!!』

自分で話していてハッと気付いた。

なんやかんやで私が一番の貧乏くじを引いた気がしてきたのだ。

そんな私の言葉に両親がハァーと溜息をついたかと思ったら...

『何を言ってるの!あなたが間違いを起こさない様に見張っておかないといけない私達の方が大変よ!』

『確かに、母さんの言う通りだ。これに関してはお前だけの問題ではないからな。
今は眠っているよだが...下手をしたら邪神になるのだろう?なら本当にお前だけの問題ではないんだ。』

両親の言葉に国王達は反応して国王の顔になる。
そして私の方を見て今後どうするのか質問してきたのだ。

「すまぬが一つ質問するが...今後どうされる気ですか?」

そう質問されてもどう答えていいか分からず私は困惑してしまった。

どうしたものかと悩んでいると...ブルーム兄さんが私の肩を持って笑顔で宣言した。





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