450 / 664
第三章
3-120 最悪な結末
しおりを挟む
ようやく現れた今回の原因の人物。見るからにまともではないいでたち。
見るからに禍々しい姿をしており一般の人達はその姿を見ると泣け叫ぶか意識を手放し現実逃避に走る。
それぐらいヤバい姿と存在感とオーラを放っていた。
が...それがどうした!!!と言うのが私達兄弟の感想だ。
例え相手が未知の存在だろうが、禍々しい存在だろうが私達の生活を脅かす存在なら徹底排除するまで。
『いい。覚悟できてる?』
視線を存在から外さず私は近くにいる兄弟達に声をかけると兄弟達から心強い返事が返ってくる。
『ああ。大丈夫だぜ!いつでも行けるぞ!』
『問題はありませんね。この日のために今まで頑張ってきたんですから。』
『大丈夫だよぉ~!』
「いつでも行ける。」
兄弟達の言葉を聞き私は兄弟達にだけ分かる合図を送り一気に勝負にでる。
それは普通の人の...肉眼でははっきり見ることができない衝撃だったそうだ。
何が起きているのか分からないぐらい...。
激しい光の光線と衝撃音が凄まじいとしか分からなかったようだ。
しかし...私達兄弟はかなりの死闘を繰り広げていた。
相手は腐っても神様だけあってかなりしぶといし強かった。
きっと私一人では無理だったし、兄だけでも無理だった。
私達兄弟が力を合わせて戦ったからこそだと思う。
奴が作り出した魔物は全て倒すことができた。
それはこの国にいたものだけでなく他の国に出向いていたもの全て。
あとは...邪神のみとなった。
相手もかなりの疲労を見せていた。
私達兄弟も限界ギリギリまで追い詰められていた。
だって結界を壊さない様にしつつ、色んなところにいる魔物(雑魚ども)を片付けながら戦っていたからね。
でも以前の私達に比べたら確実に実力も体力も魔力も上がっていた。
以前の私達だったらもうすでに負けていたと思う。
神様との出会い、神様から付けてもらった修行の日々に本当に感謝しか感じなかった。
『もうあんただけだよ。いい加減観念したらどうなのよ。こっちらまだまだ余力はあってよ!』
自分の限界を見せない様にハッタリをかます私の言葉に兄弟達も同じく的に対して発言する。
『そうだぜ!俺たちを甘くみすぎだぜ!!いい加減観念しろや!』
『我々とまだ戦う気ですか?』
『もうーいい加減やめたら?モテないよ?』
「悪あがきもやりすぎると見苦しいぞ。」
私達兄弟のその言葉を聞いて奴はいきなり高笑いをし始める。
【クハハハハっ!だから愚民は嫌いなんだ!!!どこまでも低俗な考えしかできないからなぁー!!!奴らがここまでこんなちっぽけな奴らを大事にするのかわからん!!
俺の力がこの程度だとおもっているのか??ならお前らはここで負けだな...。】
高笑いをしながらそう言うと...今までに無いプレッシャーを感じたと思ったら...一瞬にして何かに私達は吹き飛ばされ全身にとんでもない激痛を受けた。
そこまでしか記憶になかった...。
目が覚めると....そこには悲惨な光景が...。
私達が知っている街の姿も...国の姿も,,.建物も...山も...存在しなかったのだ。
『うそ...。あっ?!兄さん!!ローダン!!フレア!!』
私は激痛を伴う身体を必死に動かして辺りを見渡す。
最後まで一緒にいた兄弟達の姿を探す。
すると...少し離れたとこから小さな声で返事が聞こえてきた。
私は痛みを堪えながら声のする方向へと向かう。
そこには無数の瓦礫がありその下から声がした。
私はボロボロの身体で瓦礫をのけていく。
瓦礫の中から青白い光が...ローダンの保護壁の光が見えたのだ。
私は力を振り絞り魔力を使いその光ごと宙に浮かすと...中には兄弟達が眠っていた。
私は涙を堪えながら安全な場所を探して移動する。
ゆっくりと兄弟が入っている保護壁ごと地面に下ろす。
地面に下ろすとゆっくりと保護壁が消えていく。
消えていくと同時に兄弟のかすかな息遣いが聞こえて来て私は静かに涙を流した。
見るからに禍々しい姿をしており一般の人達はその姿を見ると泣け叫ぶか意識を手放し現実逃避に走る。
それぐらいヤバい姿と存在感とオーラを放っていた。
が...それがどうした!!!と言うのが私達兄弟の感想だ。
例え相手が未知の存在だろうが、禍々しい存在だろうが私達の生活を脅かす存在なら徹底排除するまで。
『いい。覚悟できてる?』
視線を存在から外さず私は近くにいる兄弟達に声をかけると兄弟達から心強い返事が返ってくる。
『ああ。大丈夫だぜ!いつでも行けるぞ!』
『問題はありませんね。この日のために今まで頑張ってきたんですから。』
『大丈夫だよぉ~!』
「いつでも行ける。」
兄弟達の言葉を聞き私は兄弟達にだけ分かる合図を送り一気に勝負にでる。
それは普通の人の...肉眼でははっきり見ることができない衝撃だったそうだ。
何が起きているのか分からないぐらい...。
激しい光の光線と衝撃音が凄まじいとしか分からなかったようだ。
しかし...私達兄弟はかなりの死闘を繰り広げていた。
相手は腐っても神様だけあってかなりしぶといし強かった。
きっと私一人では無理だったし、兄だけでも無理だった。
私達兄弟が力を合わせて戦ったからこそだと思う。
奴が作り出した魔物は全て倒すことができた。
それはこの国にいたものだけでなく他の国に出向いていたもの全て。
あとは...邪神のみとなった。
相手もかなりの疲労を見せていた。
私達兄弟も限界ギリギリまで追い詰められていた。
だって結界を壊さない様にしつつ、色んなところにいる魔物(雑魚ども)を片付けながら戦っていたからね。
でも以前の私達に比べたら確実に実力も体力も魔力も上がっていた。
以前の私達だったらもうすでに負けていたと思う。
神様との出会い、神様から付けてもらった修行の日々に本当に感謝しか感じなかった。
『もうあんただけだよ。いい加減観念したらどうなのよ。こっちらまだまだ余力はあってよ!』
自分の限界を見せない様にハッタリをかます私の言葉に兄弟達も同じく的に対して発言する。
『そうだぜ!俺たちを甘くみすぎだぜ!!いい加減観念しろや!』
『我々とまだ戦う気ですか?』
『もうーいい加減やめたら?モテないよ?』
「悪あがきもやりすぎると見苦しいぞ。」
私達兄弟のその言葉を聞いて奴はいきなり高笑いをし始める。
【クハハハハっ!だから愚民は嫌いなんだ!!!どこまでも低俗な考えしかできないからなぁー!!!奴らがここまでこんなちっぽけな奴らを大事にするのかわからん!!
俺の力がこの程度だとおもっているのか??ならお前らはここで負けだな...。】
高笑いをしながらそう言うと...今までに無いプレッシャーを感じたと思ったら...一瞬にして何かに私達は吹き飛ばされ全身にとんでもない激痛を受けた。
そこまでしか記憶になかった...。
目が覚めると....そこには悲惨な光景が...。
私達が知っている街の姿も...国の姿も,,.建物も...山も...存在しなかったのだ。
『うそ...。あっ?!兄さん!!ローダン!!フレア!!』
私は激痛を伴う身体を必死に動かして辺りを見渡す。
最後まで一緒にいた兄弟達の姿を探す。
すると...少し離れたとこから小さな声で返事が聞こえてきた。
私は痛みを堪えながら声のする方向へと向かう。
そこには無数の瓦礫がありその下から声がした。
私はボロボロの身体で瓦礫をのけていく。
瓦礫の中から青白い光が...ローダンの保護壁の光が見えたのだ。
私は力を振り絞り魔力を使いその光ごと宙に浮かすと...中には兄弟達が眠っていた。
私は涙を堪えながら安全な場所を探して移動する。
ゆっくりと兄弟が入っている保護壁ごと地面に下ろす。
地面に下ろすとゆっくりと保護壁が消えていく。
消えていくと同時に兄弟のかすかな息遣いが聞こえて来て私は静かに涙を流した。
10
お気に入りに追加
579
あなたにおすすめの小説
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる