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第三章
3-107 クズほどしぶといのか?
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渋々城へ向かいまだ壊れてないバルコニーに降り立ち中へと向かった。
見た目的には分からなかったが城の中にも魔物達が入って来ており壁や床がボロボロになっていた。
上質なカーテンは切り裂かれており、壁や床にも魔物の爪痕がくっきりと残っていた。
いくつか魔物の死体が転がっているので残して来た連中で戦ったのだろうと思いながら城の中を散策する。
向かってくる魔物達はもちろん一掃していくのは忘れない。
武器を出すのもめんどくさいので私は尻尾を出して蹴散らしていく。
間違ってもフレアを吹っ飛ばさないように気をつけながら尻尾をぶん回していくと...壁が砕けたり、吹っ飛んだりしたが....いっか。
『風通しが良くなって良かったじゃない。』
と言いながら突き進む私を見てフレアは溜息を吐くがいつもの事なので軽くスルーして私はひたすら前に進む。
段々と私達に向かってくる魔物の数が減って来たので本格的にクズどもの捜索にとりかかることにした。
と言っても城に着いてから探索魔法を発動してどこに居るかは確認すみ。
運がいいのかなんなのかは分からないが...城に置いてきた連中は全員生きていた。
五体満足かは知らないがちゃんと生存反応は示しているので城の中にいる魔物の一掃を優先しただけのこと。
あらかた片付けたのを確認して私とフレアはクズどもが隠れている場所へと向かう。
そこは...私達が城の中に入って来たバルコニーがあった大広間だ。
入って来た時には誰も居なかったが...実はあそこには隠し部屋が存在している。
隠し部屋に入ると扉に元々仕掛けてある魔物除けが発動して一定の強さの魔物除けができる仕組み。
その間に安全な場所に避難するのだが...思ったより魔物の襲撃の速度が早かったのと城の外からの攻撃によってかは分からないが奴らは外へ逃げる事をせずにずっと一ヶ所にとどまっているのだ。
まぁ~探す方からしたら楽なのでありがたい話なんだけどね...。
大広間に戻り隠し部屋に繋がる扉をこじ開ける。
人間達からしたら私達ドラゴン族も魔物に分類されるので魔物除けの対象となるのだが...私達には無意味だ。
てか...私達兄弟を弾く魔物除けは...多分存在しないと思う。
今まで色んなところに行き色んな魔物除けと遭遇したが...一度も弾かれたことはないからね。
私達からしたら何もないのと同じなので普通に隠し部屋の扉を開けて中に入り扉を閉める。
中は真っ暗なので魔法で灯りを灯し奴らがいる場所へと足を進めた。
見た目的には分からなかったが城の中にも魔物達が入って来ており壁や床がボロボロになっていた。
上質なカーテンは切り裂かれており、壁や床にも魔物の爪痕がくっきりと残っていた。
いくつか魔物の死体が転がっているので残して来た連中で戦ったのだろうと思いながら城の中を散策する。
向かってくる魔物達はもちろん一掃していくのは忘れない。
武器を出すのもめんどくさいので私は尻尾を出して蹴散らしていく。
間違ってもフレアを吹っ飛ばさないように気をつけながら尻尾をぶん回していくと...壁が砕けたり、吹っ飛んだりしたが....いっか。
『風通しが良くなって良かったじゃない。』
と言いながら突き進む私を見てフレアは溜息を吐くがいつもの事なので軽くスルーして私はひたすら前に進む。
段々と私達に向かってくる魔物の数が減って来たので本格的にクズどもの捜索にとりかかることにした。
と言っても城に着いてから探索魔法を発動してどこに居るかは確認すみ。
運がいいのかなんなのかは分からないが...城に置いてきた連中は全員生きていた。
五体満足かは知らないがちゃんと生存反応は示しているので城の中にいる魔物の一掃を優先しただけのこと。
あらかた片付けたのを確認して私とフレアはクズどもが隠れている場所へと向かう。
そこは...私達が城の中に入って来たバルコニーがあった大広間だ。
入って来た時には誰も居なかったが...実はあそこには隠し部屋が存在している。
隠し部屋に入ると扉に元々仕掛けてある魔物除けが発動して一定の強さの魔物除けができる仕組み。
その間に安全な場所に避難するのだが...思ったより魔物の襲撃の速度が早かったのと城の外からの攻撃によってかは分からないが奴らは外へ逃げる事をせずにずっと一ヶ所にとどまっているのだ。
まぁ~探す方からしたら楽なのでありがたい話なんだけどね...。
大広間に戻り隠し部屋に繋がる扉をこじ開ける。
人間達からしたら私達ドラゴン族も魔物に分類されるので魔物除けの対象となるのだが...私達には無意味だ。
てか...私達兄弟を弾く魔物除けは...多分存在しないと思う。
今まで色んなところに行き色んな魔物除けと遭遇したが...一度も弾かれたことはないからね。
私達からしたら何もないのと同じなので普通に隠し部屋の扉を開けて中に入り扉を閉める。
中は真っ暗なので魔法で灯りを灯し奴らがいる場所へと足を進めた。
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