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第二章

2-22 意外にも褒められました

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 私は傷ついたエルフやハーフエルフの人達を自分が住んでいる家へと連れて行った。

家に連れて行くともちろんのこと両親や保護者達がいて、私が連れてきた人達のことについてあれこれ質問された。

しかし...その内容は聞いていてえっ?!と言う様な内容ばかりだった。

「ちょっと!スノー!!その人達どこで拐ってきたの?!」

「お前さん達大丈夫か?!怪我とかしてないか?...って!どうしたんだぁ!!
どいつもこいつもぼろぼろな上にガリガリじゃないかぁ!」

「えっ!もしかして!スノー!あんたがしたの?!」

「ちょっとは力加減してやれよぉ~。大丈夫か?とりあえず全員全身チェックしよう!」

「おい!誰か風呂の準備と消化の良いものを作ってくれ!」

『スノー。ちょっとこっちに来なさい。あのね?犬猫を拾ってくるのとは違うのよ?いったい何があったの?』

『正直に話しなさい。父さんも母さんも怒らないから。』

...えっ??なんで、私が何かをした前提で話が進められているの??!!

私は思わず呆然としてしまった。
私が連れてきたエルフの人達も父さん達の対応に驚きながら私の方をチラチラと見てくる。

とりあえず...私は彼らの方を向いて簡単に説明した。

『あの...この人達、私の親とその仲間よ。大丈夫。見た目はアレかもしれないけど皆んないい人だから安心して。
皆んなゆっくりしてくれたらいいから。』

私がそう言うと彼らは怯えながらもキリル姐さん達の指示に従って家の中へと向かって行った。

私はその姿を見送った後、両親達につい先ほど起こった出来事について説明した。

『本当にたまたま通りがかった道でクソ野郎がエルフの親子に対して非道な行いをしていたから止めに入ったのよ。
そしてちょっとソイツがいた建物を"見たら"あまりにもよろしくない状況だったので人助けのために手を出しました。
 彼らはその戦利品です。見るからに住む場所もなさそうだったのでこちらに連れてきました。
ここがこの街で一番安全な場所ですから。』

真面目な表情で淡々と話す私に対して両親は多少驚きつつも褒めてくれた。

『さすが私の娘。ちゃんと徹底的にやったの?』

母さんの質問に私はもちろんって答えるとなお褒めてくれた。

『後始末はどうしたんだ?』

父さんの質問に対して頼りになる人(ギルマス)に任せて来たと伝えるとこれまた褒められた。

『とりあえず彼らはあの状態ではどうする事もできないから暫くここで面倒見るのは構わないわ。
 でも全員となると寝る部屋が足りないわね...。』

『スノー暇なら手伝え。彼らが当面住む家を建ててあげよう。』

『あらいいわね。母さんは家で彼らのお世話の手伝いをしてくるから家は頼んだわよ。』

なんとか今の所順調に事が進んでくれているのでホッとして父さんと一緒に敷地の空いているスペースに家を建てていくのだった。

























































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