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第一章 

1-92 本来の人間の姿??

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 翌日から私達兄弟は冒険者ギルドに顔出しに行くのが日課となった。

ギルドに行くとツルピカさん一行が待ち構えてくれていた。

そして、ツルピカさん達からその日に一緒に行動する新人冒険者達を紹介してもらい、一緒に依頼をこなすという流れとなっている。

最初はおどおどしていた新人冒険者達も回数こなせば私達兄弟に慣れてきたのか普通に接してくれる様になった。

私達兄弟が一緒に行動する事により新人冒険者達の生存率がかなりの確率でよくなったのだった。

なぜか彼らと行動すると彼らのレベルでは到底太刀打ちできない魔物がわんさか寄って来るのだった。

それを私達兄弟で退治する。

それをツルピカさん達が見届けてギルドに報告するという流れがほぼ確立した。

ツルピカさん達から報告受けたギルドの職員達は原因の究明に当たってくれている。

原因がはっきりするまでという事で私達兄弟は冒険者ギルドに協力している。

その分ツルピカさん達を自由に使う権限を貰って野苺つみや食料調達に協力してもらっている。

あっ!私達が倒した魔物に関してはちゃんと報酬が支払われているから問題ない。

もちろん私達ではなく保護者の方へだ。

冒険者ギルドのギルドマスターと副ギルドマスターが私達の家に来て両親とその他の保護者達に今回の件をちゃんと報告しているからだ。

私達の訓練にもなるからと言って了承してくれたからよかったものの、ギルドマスターも副ギルドマスターもかなり縮こまっていたのだった。

"しかし凄いよね。彼らを連れて歩くだけで魔物が寄って来るって"

"確かに変ですよね。まるではなからわかっているかのようですよね。"

私達が魔物退治しながら彼らの方を見ると、彼らも困惑している様子なので彼ら自身もなぜこんな目に遭うのかわからない様子なので、彼ら自身が何かしている感じはしなかった。

まぁ~彼らの護衛をしている間、私達兄弟はかなりレベルが上がった。

使える技や能力値も鰻登りになったのだ。

私達兄弟は成長するし、素材や食料が手に入りお金も振り込まれる。

私達兄弟も我が家にとってもありがたい状況なのでもう暫く付き合う気でいた。

て言うか、本当に彼ら弱いのだ。

嫌!本来の人間という生き物がこうなのだのと学んだのだ。

同じ人間であるフレア自身も驚くほど、彼は弱すぎるのだ。

すぐへばるし、つまずいただけで捻挫はするわ、怪我はするわ...。

思わずツルピカさん達に本当に彼らは人間なのかを確認したぐらいだ。

ツルピカさんいわく、

「彼らは平均的なものだよ。最初は皆んなこんな感じだよ。鍛えられて俺たちみたいに打たれ強くなるんだ!」

私達からしたらツルピカさんもかなり弱わいけど、それよりも弱い彼ら...。

"人間って生き抜くのが大変なのね。"

思わずそんな言葉を呟いたら号泣されたのだった。
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