60 / 664
第一章
1-58 原因は...まさかの
しおりを挟む
私達一家をつけ狙っていた輩は、色んな国の爪弾き者の集団の一つで、最もタチの悪い連中が多くいるグループだった。
中には、指名手配を受けている極悪人も混じっていたとの話。
なんでそんな輩が、私達一家をつけ狙っていたのか、私達は不思議でしかなかった。
が、現役で冒険者をしている彼らにはなんとなく分かったようだった。
その情報を持って帰って来た日の晩に、皆んな集まって話し合いが行われた。
「お前達も知っての通り、つけ狙っている奴らを俺たちのルートで調べてみたら、出るわ出るわのクソのオンパレードだったぞ。」
と、話を切り出したのがライデンおじさんだ。
彼は、この国全てのギルドやお偉いさんと顔見知りで色んな情報を手にする事が出来るそうだ。
その分厄介な話がよく来るんだと笑って教えてくれた。
「見るからにそうじゃない。私の方でも調べたけど、案の定ろくでもない連中よ。消されても誰も文句を言わないわ。」
と、ティファナお姉さんが。
「でしょうね。しかも、ちゃんと裏で糸を引いている連中も割り出しすみよ。」
と、キリル姐さんが。
「さすがだなぁー。イヤァー俺は全く調べでないぞ。」
と、ガジマルおじさんが。
「だろうなぁー。お前、1番そう言うのが苦手だもんなぁ~。」
と、呆れ顔でライティ兄さんが。
"で、なんで私達がドラゴンだって知っているんだ?"
と、父さんが質問するとニヤッと笑みを浮かべるライデンおじさん。
「実は、誰もお前さん達がドラゴンって事はしらねぇーんだ。」
"はっ?"
私達家族は、そう言って目を丸くした。
すると、周りの人達はニヤニヤ笑いながら頷いてるのだった。
"えっ?でも..."
お母さんがそう呟くと、ライデンおじさんが喋るのを遮って答えたのだ。
「実は、お前さん達は上手いこと利用されただけなんだ。」
"はい?"
「そうそう。それも、私らに恨みを抱くアホ連中によ!」
「私達と言うか、私にかなぁ?」
と、キリル姐さんが妖艶な笑みを浮かべて呟いた。
"はい?またなんで?"
お母さんが質問すると、ティファナお姉さんが全て細かく教えてくれたのだ。
なんと今回の事件の黒幕は、腹黒大臣の2人が関与していたそうだ。
ことの始まりは、数ヶ月前に王様経由で冒険者としての依頼をこなして欲しいと依頼が来たそうだ。
その依頼が終わり、その報告にお城にキリル姐さんがしに行った際に一目惚れして猛アタックをしたが、手酷く振られたとか...。
そんな事があって、日も浅いうちに私達一家がキリル姐さんと仲良く街で買い物をしているのを、その腹黒大臣の手下の1人が目撃して大臣に報告。
私達一家の事を調べたが、詳しい情報が掴めず、人として殺しては後々面倒なので、凶悪なドラゴンが人に化けてキリル姐さんを手込めにしている。
それならいけるのでは?と、考えてと配下として利用しているそのグループに話をふり、私達一家を葬り去れば報酬を渡すと言う話になっていたのだった。
私達一家が、人間でなくドラゴンなら対して罪には問われない上に、報酬も貰えるという事で、そのグループは引き受けたとか...。
"はっ?!何それ?!"
"くだらん。そんな事に巻き込まれたのか?"
「そうなんだよ。キリルがもっとボコボコに...と言うか、再起不能ぐらい手酷くやっておけばなぁー。」
「はっ?なんで、私がそこまでしなくちゃいけないのよ。」
話し合いが、いつの間にかライデンおじさんとキリル姐さんの喧嘩に...。
しかし、私達一家がドラゴンと言う事が本当にばれていない事がわかりホッとした。
しかし、キリル姐さん。
いったいどんな振り方をしたのか...。
中には、指名手配を受けている極悪人も混じっていたとの話。
なんでそんな輩が、私達一家をつけ狙っていたのか、私達は不思議でしかなかった。
が、現役で冒険者をしている彼らにはなんとなく分かったようだった。
その情報を持って帰って来た日の晩に、皆んな集まって話し合いが行われた。
「お前達も知っての通り、つけ狙っている奴らを俺たちのルートで調べてみたら、出るわ出るわのクソのオンパレードだったぞ。」
と、話を切り出したのがライデンおじさんだ。
彼は、この国全てのギルドやお偉いさんと顔見知りで色んな情報を手にする事が出来るそうだ。
その分厄介な話がよく来るんだと笑って教えてくれた。
「見るからにそうじゃない。私の方でも調べたけど、案の定ろくでもない連中よ。消されても誰も文句を言わないわ。」
と、ティファナお姉さんが。
「でしょうね。しかも、ちゃんと裏で糸を引いている連中も割り出しすみよ。」
と、キリル姐さんが。
「さすがだなぁー。イヤァー俺は全く調べでないぞ。」
と、ガジマルおじさんが。
「だろうなぁー。お前、1番そう言うのが苦手だもんなぁ~。」
と、呆れ顔でライティ兄さんが。
"で、なんで私達がドラゴンだって知っているんだ?"
と、父さんが質問するとニヤッと笑みを浮かべるライデンおじさん。
「実は、誰もお前さん達がドラゴンって事はしらねぇーんだ。」
"はっ?"
私達家族は、そう言って目を丸くした。
すると、周りの人達はニヤニヤ笑いながら頷いてるのだった。
"えっ?でも..."
お母さんがそう呟くと、ライデンおじさんが喋るのを遮って答えたのだ。
「実は、お前さん達は上手いこと利用されただけなんだ。」
"はい?"
「そうそう。それも、私らに恨みを抱くアホ連中によ!」
「私達と言うか、私にかなぁ?」
と、キリル姐さんが妖艶な笑みを浮かべて呟いた。
"はい?またなんで?"
お母さんが質問すると、ティファナお姉さんが全て細かく教えてくれたのだ。
なんと今回の事件の黒幕は、腹黒大臣の2人が関与していたそうだ。
ことの始まりは、数ヶ月前に王様経由で冒険者としての依頼をこなして欲しいと依頼が来たそうだ。
その依頼が終わり、その報告にお城にキリル姐さんがしに行った際に一目惚れして猛アタックをしたが、手酷く振られたとか...。
そんな事があって、日も浅いうちに私達一家がキリル姐さんと仲良く街で買い物をしているのを、その腹黒大臣の手下の1人が目撃して大臣に報告。
私達一家の事を調べたが、詳しい情報が掴めず、人として殺しては後々面倒なので、凶悪なドラゴンが人に化けてキリル姐さんを手込めにしている。
それならいけるのでは?と、考えてと配下として利用しているそのグループに話をふり、私達一家を葬り去れば報酬を渡すと言う話になっていたのだった。
私達一家が、人間でなくドラゴンなら対して罪には問われない上に、報酬も貰えるという事で、そのグループは引き受けたとか...。
"はっ?!何それ?!"
"くだらん。そんな事に巻き込まれたのか?"
「そうなんだよ。キリルがもっとボコボコに...と言うか、再起不能ぐらい手酷くやっておけばなぁー。」
「はっ?なんで、私がそこまでしなくちゃいけないのよ。」
話し合いが、いつの間にかライデンおじさんとキリル姐さんの喧嘩に...。
しかし、私達一家がドラゴンと言う事が本当にばれていない事がわかりホッとした。
しかし、キリル姐さん。
いったいどんな振り方をしたのか...。
10
お気に入りに追加
577
あなたにおすすめの小説
引きこもり転生エルフ、仕方なく旅に出る
Greis
ファンタジー
旧題:引きこもり転生エルフ、強制的に旅に出される
・2021/10/29 第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞 こちらの賞をアルファポリス様から頂く事が出来ました。
実家暮らし、25歳のぽっちゃり会社員の俺は、日ごろの不摂生がたたり、読書中に死亡。転生先は、剣と魔法の世界の一種族、エルフだ。一分一秒も無駄にできない前世に比べると、だいぶのんびりしている今世の生活の方が、自分に合っていた。次第に、兄や姉、友人などが、見分のために外に出ていくのを見送る俺を、心配しだす両親や師匠たち。そしてついに、(強制的に)旅に出ることになりました。
※のんびり進むので、戦闘に関しては、話数が進んでからになりますので、ご注意ください。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
【完結】男爵令嬢は冒険者生活を満喫する
影清
ファンタジー
英雄の両親を持つ男爵令嬢のサラは、十歳の頃から冒険者として活動している。優秀な両親、優秀な兄に恥じない娘であろうと努力するサラの前に、たくさんのメイドや護衛に囲まれた侯爵令嬢が現れた。「卒業イベントまでに、立派な冒険者になっておきたいの」。一人でも生きていけるようにだとか、追放なんてごめんだわなど、意味の分からぬことを言う令嬢と関わりたくないサラだが、同じ学園に入学することになって――。
※残酷な描写は予告なく出てきます。
※小説家になろう、アルファポリス、カクヨムに掲載中です。
※106話完結。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
トラック事故で消えた幼なじみが騎士団長になっていた
氷雨そら
恋愛
「伝えたいことがある」
高校卒業を控えたある日、電話でその言葉を残し、幼なじみは消えてしまった。
トラックに轢かれたという目撃証言はあるのに、現場には携帯電話が落ちていただけという謎を残して。
七瀬は、彼氏いない歴29年の看護師。そんな七瀬にも、好きな人が全くいなかったわけではない。それは、幼なじみへのほのかな恋心。
「あんな言葉を残して消えるなんて絶対おかしいよ……」
学業や仕事に打ち込み、11年が過ぎたある日。七瀬は異世界転生し、リリアという少女に生まれ変わる。光魔法を身につけて騎士団に入団したその場で出会ったのは。
消えたはずの幼なじみとやり直す異世界ラブストーリー。
幼馴染はハッピーエンドが好きな方に贈ります♪小説家になろうにも掲載しています。
本編完結しました。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる