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第五章 親父たちと砂漠
親父たち、キングマミーと対決する1
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前回までのあらすじ
ピラミッド型ダンジョンの中枢部に辿り着いた親父たち。
そこにはダンジョンマスターであるキングマミーが待ち構えていた。
「この悪臭どもがーーーー!」
キングマミーの先制。
キングマミーの腕の包帯が鞭のように伸びた。
親父たちは素早く回避…………できなかった。
「なんで?拙者ら一か所に集まったんだ?」
「わからん?」
「うむ、謎だね?」
「肯定であります!」
「…………」
親父たちはキングマミーに捕まった。
「馬鹿な奴らめ!自ら捕まるように一か所に集まるとは、楽に死なせてはやらんぞ!じわじわと絞め殺してやる!悪臭の恨みを思い知れ!」
そう言って、キングマミーが力を強めている背後から「油断大敵でござる!」と声が聞こえた。
振り返るキングマミーの眉間に棒手裏剣が刺さった。
「ガ!」
不意打ちを食らった影響かキングマミーの包帯は緩まり、親父たちは脱出した。
「影!助かった!」
「うむ、やはり一緒に捕まっていたのか人形(ダミー)だったようだね!」
「影!やるじゃないか!」
「肯定であります!」
「忍法!変わり身の術でござる!」
親父たちは影を褒め称える一方で、怒り心頭のキングマミーは切れた。
「ここまでコケにされたのは初めてだ!王家装着(テックアップ)!」
キングマミーの掛け声と共にどこからともなく、仮面や手甲が飛んできて、キングマミーの体に装着されていく。
「うむ、○イアンマンだ!」
「それだと、○ァラオマンの方がしっくりくるであります!」
「なら、○ックマンだ!」
「キン○マンでござるよ!」
「影!それだと丸のところに玉を入れる奴が必ずいるからやめろ!」
親父たちの言いたい放題の会話に頭にきたキングマミーは無言で手を伸ばした。
「王家の光!」
キングマミーの手のひらから光線が放たれた。
条件反射でよける親父たち。
キングマミーの放った光線は壁に丸い穴を開けた。
「壁をきれいに貫通している!」
「穴には亀裂もないでござる!」
「肯定であります!」
「うむ、やはり○イアンマンだったか!」
「「「ぶれないな教授(でござる)!」」」
そんな親父たちの呑気な会話にますます怒りのゲージが上がっていくキングマミー。
怒りと共に親父たちに照準を合わせて光線を放つのだった。
ピラミッド型ダンジョンの中枢部に辿り着いた親父たち。
そこにはダンジョンマスターであるキングマミーが待ち構えていた。
「この悪臭どもがーーーー!」
キングマミーの先制。
キングマミーの腕の包帯が鞭のように伸びた。
親父たちは素早く回避…………できなかった。
「なんで?拙者ら一か所に集まったんだ?」
「わからん?」
「うむ、謎だね?」
「肯定であります!」
「…………」
親父たちはキングマミーに捕まった。
「馬鹿な奴らめ!自ら捕まるように一か所に集まるとは、楽に死なせてはやらんぞ!じわじわと絞め殺してやる!悪臭の恨みを思い知れ!」
そう言って、キングマミーが力を強めている背後から「油断大敵でござる!」と声が聞こえた。
振り返るキングマミーの眉間に棒手裏剣が刺さった。
「ガ!」
不意打ちを食らった影響かキングマミーの包帯は緩まり、親父たちは脱出した。
「影!助かった!」
「うむ、やはり一緒に捕まっていたのか人形(ダミー)だったようだね!」
「影!やるじゃないか!」
「肯定であります!」
「忍法!変わり身の術でござる!」
親父たちは影を褒め称える一方で、怒り心頭のキングマミーは切れた。
「ここまでコケにされたのは初めてだ!王家装着(テックアップ)!」
キングマミーの掛け声と共にどこからともなく、仮面や手甲が飛んできて、キングマミーの体に装着されていく。
「うむ、○イアンマンだ!」
「それだと、○ァラオマンの方がしっくりくるであります!」
「なら、○ックマンだ!」
「キン○マンでござるよ!」
「影!それだと丸のところに玉を入れる奴が必ずいるからやめろ!」
親父たちの言いたい放題の会話に頭にきたキングマミーは無言で手を伸ばした。
「王家の光!」
キングマミーの手のひらから光線が放たれた。
条件反射でよける親父たち。
キングマミーの放った光線は壁に丸い穴を開けた。
「壁をきれいに貫通している!」
「穴には亀裂もないでござる!」
「肯定であります!」
「うむ、やはり○イアンマンだったか!」
「「「ぶれないな教授(でござる)!」」」
そんな親父たちの呑気な会話にますます怒りのゲージが上がっていくキングマミー。
怒りと共に親父たちに照準を合わせて光線を放つのだった。
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