日常の中のゆるやかな死

こころのゆるやかな死

SOS時の正論でゆるやかな死

「明日病院に行きますが、苦しくて、助けてください。〇〇について。
あなたは言った場合、言われた場合、どうだったのかを教えてください。」

リアルでは誰にも相談ができなくて、ネットに投げかけてみた。
関係者じゃなかったら、きっと私でも返答は気休めにしかならないと思う。
けれどもどうしようもなくて、応援や共感が少しでもあれば、
第三者として考えられたら諦めがつくような気がしていた。

大人なのに涙が止まらない。
嗚咽まで出ている。苦しい。助けて。

ピコンッ

『常識的に考えて論理的ではない。
どうしてそれで苦しむのか気持ちがわかりません。』

私も他人ならそう思うけれど、どうしようもないから投げかけてみたのに。
私はおかしいと頭に浮かんだ瞬間、号泣してしまった。

ピコンッ
『私は放置していても元気です。その情報は初耳です。その発言の出典はどこですか？』
「xxx.jpでした。」
『読んだけど、不安を煽る発言です（受診目安だが、必須ではない）。
言葉のニュアンスで意味がだいぶ変わります。
炎上した〇〇の〇〇という発言と同じようなことですから気を付けてください。』

私は大丈夫だったから、まるで病院行かなくていいようなメッセージ、もう訳がわからない。

ピコンッ

『その発言した奴はやめとけ。ロクでもない。』

声にならないほどの絶望感。
慟哭。

結果、今すぐ影響があるわけではありませんが、長期治療を視野に入れてください。
あの時、受診が決まっていたから、現在治療を受けている。
メッセージをまにうけて動かなかったら、どうだったのだろうか。

日常のゆるやかな死へ向かうホラー。
相談相手はとても大切。選べたら選んだ方がいい。

人の感情はコントロールできない。
特に弱っている時ほどコントロールがきかない。

こうあるべき。常識。少数派の除外。これらを外す。

正論は心が弱っている人と少数派を刺してくる。
クッション言葉や共感が正論の前になければ、鋭利な刃物で刺すのと同義だ。

多数派の集まりを世間一般では常識と呼ぶ。
人生は0か100ではない。
フォローのない正論は0、100思考。
メンタルが落ちている人の思考も0、100思考。
○と×しかない。
総合点で判断しよう。