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母国からの参列者
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「え?マルダーンから?」
式まであと十日と言うところで、とうとうマルダーンから参列者がやってきたとの知らせが届きました。私の異母兄である王太子と、その妹のカミラです。私にとっては天敵の様な存在でもあります。王太子とはそれほど絡みはありませんでしたが…カミラに至っては、年が近かったのもあってか、それはそれは嫌な目に遭わされました。私だけではなく、母やラウラ、そしてラウラの母の乳母もその被害者です。私にとってはマルダーンで最も嫌っている二人のうちの一人です。もう一人は言わずもがな、義母である王妃です。まぁ、その原因を作ったのは父王ですから、あの人が一番問題なのですが。
「エリサ様…」
「大丈夫よ、ラウラ。陛下は守ってくださると仰ったわ」
ラウラもカミラから散々嫌がらせをされていたので、不安を隠しきれないようです。これに関しては陛下だけでなく宰相様達も同じように仰って下さいました。皆さん、母国の横暴には手を焼いているので私の事もわかってくださったようで、皆さまからは私は被害者だと思われているのは幸いです。本当に、あの国の王女である事がこんなにも恥ずかしいとは思いませんでしたわ…
「ラウラにはレイフ様もいるわ。きっと大丈夫よ」
「そう…ですね。何があってもエリサ様には指一本触れさせませんわ!」
そう言ってくれるラウラですが、そんなところが不安だったりします。私も一応は王女ですし、今はラルセンの王妃なのでカミラが私を直接害する事は出来ないでしょうが、ラウラは違います。私に手が出せないと分かれば、ラウラに手を出す可能性もありますものね。それだけは絶対に阻止しなきゃいけませんわ。
「マルダーンと顔合わせ、ですか?」
「ああ、貴方にとっては母国の代表だ。欠席も可能だが…」
カミラたちが到着したと聞いた翌日、私は陛下から彼女たちと会談する事と、それに同席するかを聞かれました。一応母国の、それも同父の兄妹ですから、本来なら顔を合わせるべきなのでしょう。この結婚は同盟の証だから尚更です。出ないという選択肢は最初からなかったのですが、陛下は私の心情を思いやって無理には出なくてもいいと仰ってくれました。
「でも、顔だけでも合わせないと、不信に思われませんか?」
「それはそうだが…だが、式では顔を合わせる事になるからな。どうとでもなる」
「……」
陛下は私を心配して下さっているのが分かるだけに、私は逆に出ない訳にはいかないと思いました。負担ばかりをおかけするのは心苦しいですし…カミラがどういうつもりで来ているのかもわかるかもしれません。
「陛下、私も同席しても、よろしいですか?」
「だが…」
「大丈夫です。私の方が分かる事もあるでしょう。私も、彼らが何を考えているのか気になるのです」
陛下は尚も気遣って下さいましたが、私は陛下達のためにも会いたいと思いました。この国の事が好きなので、お役に立ちたいという思いもありますし、彼女たちにこの国で好き勝手させたくない…との思いもありました。
「ありがとう、エリサ。ところで…」
「はい?」
「ジークと呼んで欲しいのだが…」
「あ?ご、ごめんなさい、ジーク様」
私が名で呼ぶと、陛下の空気が和らいだ気がしました。陛下とお呼びするのがすっかり定着してしまったので、中々急には変えられませんわね。でも、陛下のご希望ですし、確かにお名前で呼んだ方が仲良くなれた感じがしますわね。
会談は王宮にある応接室で行われました。ここは国賓との会談に使われる尤も格式の高い部屋です。私がこの国に来て、あの条件を話し合った部屋でもあります。品のある落ち着いた内装はこの国の建築技術と趣味の良さを現していますわね。
私は淡いグリーンのシンプルで品のあるドレスを選びました。マルダーン式の仰々しい装飾の多いドレスが好みではないのもあります。髪は編み込みをした上でふんわりと結い上げ、ところどころに私の瞳と同じ新緑色の宝石が飾られています。胸元には、陛下の瞳の色と同じ金翠玉のペンダントが輝いています。これはつい今しがた、陛下から頂いたものでした。
陛下に手を取られて応接室に入ると、そこには異母兄である王太子とカミラがいました。王太子と顔を合わせるのは何年ぶりでしょうか…国を出る時も会う事はありませんでしたから。父と同じ金の髪に父よりも暗い碧眼で、目元はスッと切れ長なところは父よりも王妃に似ています。全体に見てまぁ美男子の部類に入るのでしょうが…陛下に比べたら雲泥の差ですわね。
一方のカミラは、私達を見て驚きの表情を浮かべた後、険しい眼差しを私に向けました。私達が仲良く入室したのが気に入らなかったのでしょう。きっとラルセンで粗雑に扱われ、泣き暮らしていると信じていたのでしょうね。
「初めてお会いするな、マルダーンの王太子殿下。ラルセン王のジークヴァルドだ」
「こちらこそ初めてお目にかかります。マルダーンの王太子、エリアスです。この度はご成婚おめでとう存じます」
陛下が王としての顔をお見せになったのは…二度目、いえ、三度目でしょうか?何だか王太子と外見年齢はあまり変わりませんのに、威厳と言うか風格が全く違い過ぎますわね。これでは王と臣下のようにすら見えます。
「いや~しかし、こんなにも立派な方が夫とは…よかったな、エリサよ」
「え?あ、はい」
義母兄がそう言って私に話しかけてきましたが、その表情には意外にも嘲りなどは感じられませんでした。何と言うか…素でそう思っているようにも見えます。まぁ、元より考えなしの王太子と言われてきたので、もしかすると本当に思った事をぽろっと口にしただけかもしれませんが。その横ではカミラが薄く笑顔を浮かべていますが、目が怖いですわね…
「陛下のお陰を持ちまして、こちらではよくして頂いております」
「そうか。以前に比べて随分美しくなったではないか。ラルセンの方がそちには向いている様だな」
「そう言って頂けると有難い。エリサ王女は慎ましく民を慈しむお心をお持ちだ。良き王妃を得られたと皆が喜んでいる」
「陛下にそう仰って頂けるとは、我々も嬉しく存じます。ご迷惑をおかけしているのではないかと、わが父も案じておりましたもので」
「ご安心なされよ。その様な事は杞憂だ」
陛下がそう仰ると、異母兄は益々上機嫌になりました。う~ん、これが素なのか、はたまた胸に一物抱えているのか、さっぱりわかりませんわ。元より殆ど交流がなかったので、異母兄の為人はよくわからないのです。宰相様辺りならお分かりになるのでしょうけど…宰相様にちらっと視線を向けると、あちらも気が付かれたようでふっと表情をやわらげられました。う~ん、宰相様が何をお考えかはわかりませんが…きっと色々と手を打たれているのでしょうね…
「しかし…陛下の番でもない者が王妃では、民は納得しないのではありませんか?」
そう発言したのはカミラでした。予想外に私がラルセンに受け入れられているのが気に入らないのでしょう。でなければ、この流れでそのような事を言うはずもありません。
「それについては心配は無用だ。確かに番は我ら獣人にとっては重要だが、貴国との同盟も重要だ。エリサ王女は慎ましやかで王妃として何の問題もない」
「しかし…」
「ああ、そう仰って頂けると有り難い。エリサよ、我が国とラルセンの懸け橋となるよう、しっかりお仕えするように」
「はい、そう心得ております」
カミラはまだ何か言いたげでしたが、その先は異母兄の言葉によって阻まれました。私の返事に、異母兄は安心したと言わんばかりに頷きました。彼は根は素直なので、純粋にそう思ったのかもしれませんわ。初の顔合わせで雰囲気が悪くなるような事をしないだけの分別はあったようで安心しました。
一方のカミラは笑顔を浮かべてはいましたが、目の奥にあったのは親しみとは程遠い物でした。会話が進むにつれてその笑顔も、徐々に引きつっていくようにも見えました。それに…時々陛下をチラチラと見ているのですが…あれはどういう事でしょうか…悪い予感が当たりそうな状況に、私は気が滅入るのを自覚しました。
式まであと十日と言うところで、とうとうマルダーンから参列者がやってきたとの知らせが届きました。私の異母兄である王太子と、その妹のカミラです。私にとっては天敵の様な存在でもあります。王太子とはそれほど絡みはありませんでしたが…カミラに至っては、年が近かったのもあってか、それはそれは嫌な目に遭わされました。私だけではなく、母やラウラ、そしてラウラの母の乳母もその被害者です。私にとってはマルダーンで最も嫌っている二人のうちの一人です。もう一人は言わずもがな、義母である王妃です。まぁ、その原因を作ったのは父王ですから、あの人が一番問題なのですが。
「エリサ様…」
「大丈夫よ、ラウラ。陛下は守ってくださると仰ったわ」
ラウラもカミラから散々嫌がらせをされていたので、不安を隠しきれないようです。これに関しては陛下だけでなく宰相様達も同じように仰って下さいました。皆さん、母国の横暴には手を焼いているので私の事もわかってくださったようで、皆さまからは私は被害者だと思われているのは幸いです。本当に、あの国の王女である事がこんなにも恥ずかしいとは思いませんでしたわ…
「ラウラにはレイフ様もいるわ。きっと大丈夫よ」
「そう…ですね。何があってもエリサ様には指一本触れさせませんわ!」
そう言ってくれるラウラですが、そんなところが不安だったりします。私も一応は王女ですし、今はラルセンの王妃なのでカミラが私を直接害する事は出来ないでしょうが、ラウラは違います。私に手が出せないと分かれば、ラウラに手を出す可能性もありますものね。それだけは絶対に阻止しなきゃいけませんわ。
「マルダーンと顔合わせ、ですか?」
「ああ、貴方にとっては母国の代表だ。欠席も可能だが…」
カミラたちが到着したと聞いた翌日、私は陛下から彼女たちと会談する事と、それに同席するかを聞かれました。一応母国の、それも同父の兄妹ですから、本来なら顔を合わせるべきなのでしょう。この結婚は同盟の証だから尚更です。出ないという選択肢は最初からなかったのですが、陛下は私の心情を思いやって無理には出なくてもいいと仰ってくれました。
「でも、顔だけでも合わせないと、不信に思われませんか?」
「それはそうだが…だが、式では顔を合わせる事になるからな。どうとでもなる」
「……」
陛下は私を心配して下さっているのが分かるだけに、私は逆に出ない訳にはいかないと思いました。負担ばかりをおかけするのは心苦しいですし…カミラがどういうつもりで来ているのかもわかるかもしれません。
「陛下、私も同席しても、よろしいですか?」
「だが…」
「大丈夫です。私の方が分かる事もあるでしょう。私も、彼らが何を考えているのか気になるのです」
陛下は尚も気遣って下さいましたが、私は陛下達のためにも会いたいと思いました。この国の事が好きなので、お役に立ちたいという思いもありますし、彼女たちにこの国で好き勝手させたくない…との思いもありました。
「ありがとう、エリサ。ところで…」
「はい?」
「ジークと呼んで欲しいのだが…」
「あ?ご、ごめんなさい、ジーク様」
私が名で呼ぶと、陛下の空気が和らいだ気がしました。陛下とお呼びするのがすっかり定着してしまったので、中々急には変えられませんわね。でも、陛下のご希望ですし、確かにお名前で呼んだ方が仲良くなれた感じがしますわね。
会談は王宮にある応接室で行われました。ここは国賓との会談に使われる尤も格式の高い部屋です。私がこの国に来て、あの条件を話し合った部屋でもあります。品のある落ち着いた内装はこの国の建築技術と趣味の良さを現していますわね。
私は淡いグリーンのシンプルで品のあるドレスを選びました。マルダーン式の仰々しい装飾の多いドレスが好みではないのもあります。髪は編み込みをした上でふんわりと結い上げ、ところどころに私の瞳と同じ新緑色の宝石が飾られています。胸元には、陛下の瞳の色と同じ金翠玉のペンダントが輝いています。これはつい今しがた、陛下から頂いたものでした。
陛下に手を取られて応接室に入ると、そこには異母兄である王太子とカミラがいました。王太子と顔を合わせるのは何年ぶりでしょうか…国を出る時も会う事はありませんでしたから。父と同じ金の髪に父よりも暗い碧眼で、目元はスッと切れ長なところは父よりも王妃に似ています。全体に見てまぁ美男子の部類に入るのでしょうが…陛下に比べたら雲泥の差ですわね。
一方のカミラは、私達を見て驚きの表情を浮かべた後、険しい眼差しを私に向けました。私達が仲良く入室したのが気に入らなかったのでしょう。きっとラルセンで粗雑に扱われ、泣き暮らしていると信じていたのでしょうね。
「初めてお会いするな、マルダーンの王太子殿下。ラルセン王のジークヴァルドだ」
「こちらこそ初めてお目にかかります。マルダーンの王太子、エリアスです。この度はご成婚おめでとう存じます」
陛下が王としての顔をお見せになったのは…二度目、いえ、三度目でしょうか?何だか王太子と外見年齢はあまり変わりませんのに、威厳と言うか風格が全く違い過ぎますわね。これでは王と臣下のようにすら見えます。
「いや~しかし、こんなにも立派な方が夫とは…よかったな、エリサよ」
「え?あ、はい」
義母兄がそう言って私に話しかけてきましたが、その表情には意外にも嘲りなどは感じられませんでした。何と言うか…素でそう思っているようにも見えます。まぁ、元より考えなしの王太子と言われてきたので、もしかすると本当に思った事をぽろっと口にしただけかもしれませんが。その横ではカミラが薄く笑顔を浮かべていますが、目が怖いですわね…
「陛下のお陰を持ちまして、こちらではよくして頂いております」
「そうか。以前に比べて随分美しくなったではないか。ラルセンの方がそちには向いている様だな」
「そう言って頂けると有難い。エリサ王女は慎ましく民を慈しむお心をお持ちだ。良き王妃を得られたと皆が喜んでいる」
「陛下にそう仰って頂けるとは、我々も嬉しく存じます。ご迷惑をおかけしているのではないかと、わが父も案じておりましたもので」
「ご安心なされよ。その様な事は杞憂だ」
陛下がそう仰ると、異母兄は益々上機嫌になりました。う~ん、これが素なのか、はたまた胸に一物抱えているのか、さっぱりわかりませんわ。元より殆ど交流がなかったので、異母兄の為人はよくわからないのです。宰相様辺りならお分かりになるのでしょうけど…宰相様にちらっと視線を向けると、あちらも気が付かれたようでふっと表情をやわらげられました。う~ん、宰相様が何をお考えかはわかりませんが…きっと色々と手を打たれているのでしょうね…
「しかし…陛下の番でもない者が王妃では、民は納得しないのではありませんか?」
そう発言したのはカミラでした。予想外に私がラルセンに受け入れられているのが気に入らないのでしょう。でなければ、この流れでそのような事を言うはずもありません。
「それについては心配は無用だ。確かに番は我ら獣人にとっては重要だが、貴国との同盟も重要だ。エリサ王女は慎ましやかで王妃として何の問題もない」
「しかし…」
「ああ、そう仰って頂けると有り難い。エリサよ、我が国とラルセンの懸け橋となるよう、しっかりお仕えするように」
「はい、そう心得ております」
カミラはまだ何か言いたげでしたが、その先は異母兄の言葉によって阻まれました。私の返事に、異母兄は安心したと言わんばかりに頷きました。彼は根は素直なので、純粋にそう思ったのかもしれませんわ。初の顔合わせで雰囲気が悪くなるような事をしないだけの分別はあったようで安心しました。
一方のカミラは笑顔を浮かべてはいましたが、目の奥にあったのは親しみとは程遠い物でした。会話が進むにつれてその笑顔も、徐々に引きつっていくようにも見えました。それに…時々陛下をチラチラと見ているのですが…あれはどういう事でしょうか…悪い予感が当たりそうな状況に、私は気が滅入るのを自覚しました。
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