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第二部
公爵令嬢への答え
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朗々とした声で高らかに宣言するクラリッサ様。笑顔には絶対的な自信が滲み、揺るぎない瞳にはそうなった未来すらも見えているのかもそれない。堂々とした姿はアーレント王家に連なる者として相応しい気品も持ち合わせていて、隣に座る公爵はそんな娘を誇らしげに見つめているけれど……
言葉も態度も引っかかるものがあった。いくらアーレント王の姪とはいえまだ十七歳の彼女が断言する程の確信を持っていることが信じられない。ヴォルフ様に長年仕えてきたティオですら簡単ではないと言っていたし、我が国の筆頭侯爵でもあるヴォルフ様ならどんな治療だって受けられたはず。引き取られたのは十三の時だから当主になるまでに十年以上の猶予があった。その間に専門の医師なりに診ていただいて癒すことも出来たし、陛下に協力をお願いすれば我が国最高の治療を受けることも可能だったはず。
それなのに感情を失ったままということは、それが簡単ではないか有効な治療法がないのだと思っていた。ヴォルフ様に対して尊敬を通り越して崇拝しているようにも見えるゾルガーの家臣たち、その中でも最も側で支えてきたティオがそれをしない理由がないもの。
「侯爵様、我が国には侯爵様のように感情を失った兵が何人もいました。私は侯爵様のことを聞いてから彼らの感情を取り戻す医師らを支援して参りましたの。彼らは医師の助言に従って感情を取り戻し、普通の生活を送れるようになりました。この知見はきっと侯爵様のお役に立てるはずです」
王族に連なる方が感情を失った兵の支援を? 違和感は拭えないけれどクラリッサ様のヴォルフ様を想う一途さに驚いた。彼女は本気でヴォルフ様を想い、失った感情を取り戻したいとお考えなのだ。私は……ティオに相談しただけでそこまで考えていなかった。想いの深さに負けた気がした。
「余計なお世話だ。俺は現状に満足している」
敗北感に揺れる私をよそに、ヴォルフ様はクラリッサ様の提案をあっさり蹴った。
「どうしてですの? 感情を取り戻せば喜びも楽しみも感じられるようになって幸せを取り戻せますわ。治療を受けた兵たちは皆そう言っております」
「本当にそう思うのか?」
「もちろんですわ! ああ、侯爵様は感情を感じないから今の状態が不幸だと思われませんのね。でも、それも仕方のないことですわ。治療した兵たちも最初はそう言っていたそうですから」
具体的な言葉はクラリッサ様の有言実行を示していた。
「私と私共の医師にお任せくださいませ。必ずや侯爵様の感情を取り戻してみせます。私も医師たちから対処法などを学んでまいりました。何があってもお支え出来ますわ」
自信に満ちた物言いはそれだけの学びの裏付けのように見えた。アーレントでは心に傷を負った方たちの治療法があるのね。それならあるいは……
「どうか私をお側に置いて下さいませ。我が国一の医師もご用意出来ますわ。信じられないと言うのであれば婚約だけして、婚姻は侯爵様が癒されたと感じてからでも構いません。私は侯爵様にこの身を捧げたいのです」
ヴォルフ様の前に跪いて祈るように乞う可憐な姿はまるで物語の姫君のようだった。信じられないけれどヴォルフ様を癒す方法があるのだとしたらそれは試す価値があるのではないかしら。
一方で自分との差に心がじくじくと痛んだ。お前にはそこまでの想いはないだろうと、癒す方法を探さなかった自分を責められたような気がした。両親や姉に対抗するために求婚した自分が酷く汚れているように感じた。純粋な想いだけで十年をヴォルフ様のために努力してきたクラリッサ様は眩し過ぎた。
「断る」
私の気持ちなど関係なく二人の会話は続いていた。素っ気なくクラリッサ様の提案をヴォルフ様は撥ねつけた。
「どうしてですの? 失われたものを取り戻して幸せになる権利が侯爵様にはおありですわ!」
「余計なお世話だ。それにお前はそうならなかった場合を考えているのか? 俺がどんな立場にいるのか、それを思えばそのような提案など簡単に出来るものではない」
「こ、侯爵様、それはどういう……?」
ヴォルフ様の言葉にクラリッサ様は不思議そうな表情を浮かべたけれど、ヴォルフ様の言葉は聞き流すことが出来ないものだった。そうならなかった場合って……どういうこと? クラリッサ様にも思い当たらないように見えるけれど、何か問題があるの?
「帰れ。これ以上話すことはない」
尚もクラリッサ様は懇願したけれど、ヴォルフ様は取り合わなかった。ティオに客人がお帰りだと言うと私の名を呼んで部屋を出て行ってしまった。クラリッサ様と公爵は呆然とこちらを見つめていたけれど、そうしている間もヴォルフ様が遠ざかるのを感じて私は慌ててその後を追った。
「ヴォルフ様、よろしいのですか?」
追いついた背中に問いかける。廊下を曲がり客人から姿が見えなくなるところまで着るとようやくヴォルフ様は立ち止まった。
「戯言をこれ以上聞くなど時間の無駄だ」
「ですがクラリッサ様は本気でヴォルフ様を……」
「確かに娘は好意かもしれん。だがその父親はそうとは限らない」
それだけ言うとヴォルフ様はまた歩き出してしまった。その言葉の意味を考えながら大きな背中を追った。
執務室に戻るとグレンとアベルが出迎えてくれた。ヴォルフ様がソファに腰かけたので私もその向かい側に座るとアベルがお茶を淹れてくれた。
「心配無用だ、あの娘を妻として受け入れることはない」
いつも通りの素っ気ない言い方だけど、心が温まるように感じたのはお茶のせいだけではないわね。でも……
「よろしかったのですか? あんな風に追い返してしまって……」
改めて先ほどの態度を思い返すと失礼だったのではないかと不安になった。公爵は特使として我が国を訪れている。いくらアーレントとの取引は規模が小さいとはいえ影響を受ける貴族家は少なくない。公爵がヘソを曲げて交渉が頓挫してはヴォルフ様が責められたりしないかしら。
「そうだな、交易量の多いノイラート辺りが騒ぎ出すだろうな」
アーレント王妃の妹を妻に迎えているノイラート侯爵。何かとアーレントよりも発言が多いだけに難癖をつけてきそうだわ。
「心配無用だ。今はまだ何も言えないだろう。公爵は諦めていないだろうからな」
「まだ可能性はあると?」
「あの娘が言っていたことを実行したがっているのは公爵らの方だ」
「公爵らって……まさかアーレント王も?」
ヴォルフ様が頷いたけれど……彼らがそこまで善人だったなんて意外だわ。そりゃあアーレント王や公爵にとってヴォルフ様は甥になるけれど、そこまで親身になる理由が思い当たらない。そりゃあヴォルフ様が陛下のお子だと知れたのは最近で、あちらも慌てたとは思うけれど。
「だったら尚のこと、クラリッサ様の提案をお受けしてもよかったのではありませんか? それでヴォルフ様の感情が取り戻せるのなら……」
「お前はそれが最善だと思うか?」
「え?」
そう尋ねられるってことは、ヴォルフ様は最善だと思っていないということよね? どうして? 失った物を取り戻すのは悪いことではないと思うわ。ヴォルフ様が朗らかにお笑いに……って全然想像出来ないけれど、出来ることなら見てみたい。そりゃあ、そうなったらヴォルフ様が誰かを愛するようになる可能性は出てくるけれど……何が問題なのかしら?
ヴォルフ様は何も仰らない。これは正解に辿り着くまで何も話しては下さらないおつもりなのだ。気が急く中、あの時の会話を思い返す。そういえばあの時、ヴォルフ様はクラリッサ様に尋ねていたわ。ヴォルフ様の立場を考えれば出来る提案ではないと。それが意味することは……
「……そうならなかった場合、ですか?」
確かにヴォルフ様はそう仰っていた。その時のことを考えているのか、と。返事はない。
「それは癒されない場合もあると。その時には……ヴォルフ様が筆頭侯爵としてのお勤めを果たせなくなると……簡単に提案できないと言うことは……その成功率は……」
限りなく低い、と。それでは……
「奥様、そのことにつきまして、私の昔話をお聞きくださいませんか?」
いつの間にか戻って来たティオの表情はどこか悲しげに見えた。
言葉も態度も引っかかるものがあった。いくらアーレント王の姪とはいえまだ十七歳の彼女が断言する程の確信を持っていることが信じられない。ヴォルフ様に長年仕えてきたティオですら簡単ではないと言っていたし、我が国の筆頭侯爵でもあるヴォルフ様ならどんな治療だって受けられたはず。引き取られたのは十三の時だから当主になるまでに十年以上の猶予があった。その間に専門の医師なりに診ていただいて癒すことも出来たし、陛下に協力をお願いすれば我が国最高の治療を受けることも可能だったはず。
それなのに感情を失ったままということは、それが簡単ではないか有効な治療法がないのだと思っていた。ヴォルフ様に対して尊敬を通り越して崇拝しているようにも見えるゾルガーの家臣たち、その中でも最も側で支えてきたティオがそれをしない理由がないもの。
「侯爵様、我が国には侯爵様のように感情を失った兵が何人もいました。私は侯爵様のことを聞いてから彼らの感情を取り戻す医師らを支援して参りましたの。彼らは医師の助言に従って感情を取り戻し、普通の生活を送れるようになりました。この知見はきっと侯爵様のお役に立てるはずです」
王族に連なる方が感情を失った兵の支援を? 違和感は拭えないけれどクラリッサ様のヴォルフ様を想う一途さに驚いた。彼女は本気でヴォルフ様を想い、失った感情を取り戻したいとお考えなのだ。私は……ティオに相談しただけでそこまで考えていなかった。想いの深さに負けた気がした。
「余計なお世話だ。俺は現状に満足している」
敗北感に揺れる私をよそに、ヴォルフ様はクラリッサ様の提案をあっさり蹴った。
「どうしてですの? 感情を取り戻せば喜びも楽しみも感じられるようになって幸せを取り戻せますわ。治療を受けた兵たちは皆そう言っております」
「本当にそう思うのか?」
「もちろんですわ! ああ、侯爵様は感情を感じないから今の状態が不幸だと思われませんのね。でも、それも仕方のないことですわ。治療した兵たちも最初はそう言っていたそうですから」
具体的な言葉はクラリッサ様の有言実行を示していた。
「私と私共の医師にお任せくださいませ。必ずや侯爵様の感情を取り戻してみせます。私も医師たちから対処法などを学んでまいりました。何があってもお支え出来ますわ」
自信に満ちた物言いはそれだけの学びの裏付けのように見えた。アーレントでは心に傷を負った方たちの治療法があるのね。それならあるいは……
「どうか私をお側に置いて下さいませ。我が国一の医師もご用意出来ますわ。信じられないと言うのであれば婚約だけして、婚姻は侯爵様が癒されたと感じてからでも構いません。私は侯爵様にこの身を捧げたいのです」
ヴォルフ様の前に跪いて祈るように乞う可憐な姿はまるで物語の姫君のようだった。信じられないけれどヴォルフ様を癒す方法があるのだとしたらそれは試す価値があるのではないかしら。
一方で自分との差に心がじくじくと痛んだ。お前にはそこまでの想いはないだろうと、癒す方法を探さなかった自分を責められたような気がした。両親や姉に対抗するために求婚した自分が酷く汚れているように感じた。純粋な想いだけで十年をヴォルフ様のために努力してきたクラリッサ様は眩し過ぎた。
「断る」
私の気持ちなど関係なく二人の会話は続いていた。素っ気なくクラリッサ様の提案をヴォルフ様は撥ねつけた。
「どうしてですの? 失われたものを取り戻して幸せになる権利が侯爵様にはおありですわ!」
「余計なお世話だ。それにお前はそうならなかった場合を考えているのか? 俺がどんな立場にいるのか、それを思えばそのような提案など簡単に出来るものではない」
「こ、侯爵様、それはどういう……?」
ヴォルフ様の言葉にクラリッサ様は不思議そうな表情を浮かべたけれど、ヴォルフ様の言葉は聞き流すことが出来ないものだった。そうならなかった場合って……どういうこと? クラリッサ様にも思い当たらないように見えるけれど、何か問題があるの?
「帰れ。これ以上話すことはない」
尚もクラリッサ様は懇願したけれど、ヴォルフ様は取り合わなかった。ティオに客人がお帰りだと言うと私の名を呼んで部屋を出て行ってしまった。クラリッサ様と公爵は呆然とこちらを見つめていたけれど、そうしている間もヴォルフ様が遠ざかるのを感じて私は慌ててその後を追った。
「ヴォルフ様、よろしいのですか?」
追いついた背中に問いかける。廊下を曲がり客人から姿が見えなくなるところまで着るとようやくヴォルフ様は立ち止まった。
「戯言をこれ以上聞くなど時間の無駄だ」
「ですがクラリッサ様は本気でヴォルフ様を……」
「確かに娘は好意かもしれん。だがその父親はそうとは限らない」
それだけ言うとヴォルフ様はまた歩き出してしまった。その言葉の意味を考えながら大きな背中を追った。
執務室に戻るとグレンとアベルが出迎えてくれた。ヴォルフ様がソファに腰かけたので私もその向かい側に座るとアベルがお茶を淹れてくれた。
「心配無用だ、あの娘を妻として受け入れることはない」
いつも通りの素っ気ない言い方だけど、心が温まるように感じたのはお茶のせいだけではないわね。でも……
「よろしかったのですか? あんな風に追い返してしまって……」
改めて先ほどの態度を思い返すと失礼だったのではないかと不安になった。公爵は特使として我が国を訪れている。いくらアーレントとの取引は規模が小さいとはいえ影響を受ける貴族家は少なくない。公爵がヘソを曲げて交渉が頓挫してはヴォルフ様が責められたりしないかしら。
「そうだな、交易量の多いノイラート辺りが騒ぎ出すだろうな」
アーレント王妃の妹を妻に迎えているノイラート侯爵。何かとアーレントよりも発言が多いだけに難癖をつけてきそうだわ。
「心配無用だ。今はまだ何も言えないだろう。公爵は諦めていないだろうからな」
「まだ可能性はあると?」
「あの娘が言っていたことを実行したがっているのは公爵らの方だ」
「公爵らって……まさかアーレント王も?」
ヴォルフ様が頷いたけれど……彼らがそこまで善人だったなんて意外だわ。そりゃあアーレント王や公爵にとってヴォルフ様は甥になるけれど、そこまで親身になる理由が思い当たらない。そりゃあヴォルフ様が陛下のお子だと知れたのは最近で、あちらも慌てたとは思うけれど。
「だったら尚のこと、クラリッサ様の提案をお受けしてもよかったのではありませんか? それでヴォルフ様の感情が取り戻せるのなら……」
「お前はそれが最善だと思うか?」
「え?」
そう尋ねられるってことは、ヴォルフ様は最善だと思っていないということよね? どうして? 失った物を取り戻すのは悪いことではないと思うわ。ヴォルフ様が朗らかにお笑いに……って全然想像出来ないけれど、出来ることなら見てみたい。そりゃあ、そうなったらヴォルフ様が誰かを愛するようになる可能性は出てくるけれど……何が問題なのかしら?
ヴォルフ様は何も仰らない。これは正解に辿り着くまで何も話しては下さらないおつもりなのだ。気が急く中、あの時の会話を思い返す。そういえばあの時、ヴォルフ様はクラリッサ様に尋ねていたわ。ヴォルフ様の立場を考えれば出来る提案ではないと。それが意味することは……
「……そうならなかった場合、ですか?」
確かにヴォルフ様はそう仰っていた。その時のことを考えているのか、と。返事はない。
「それは癒されない場合もあると。その時には……ヴォルフ様が筆頭侯爵としてのお勤めを果たせなくなると……簡単に提案できないと言うことは……その成功率は……」
限りなく低い、と。それでは……
「奥様、そのことにつきまして、私の昔話をお聞きくださいませんか?」
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