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アルビーナ様との交渉
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それから三日後の今日はアルビーナ様がゾルガー邸を訪れる約束の日だった。あれから五日経ってからアルビーナ様から内々に手紙が届いて話がしたいとあったので今日ゾルガー邸にお誘いした。
現れたアルビーナ様はいつもとは違いシンプルなドレス姿だった。どういった心境の変化かしら。でもこっちの方が彼女によく似合っているわ。ヴォルフ様は生活の場でもある東館に外部の方を入れない主義らしく、今日も南館の応接室をお借りした。ティオに聞いたのだけど姉は東館に入ったことがないのだとか。意外だったわ。
ロッテがお茶を淹れて部屋の隅に下がった。彼女は私が夫人教育を受けている間は侍女頭やザーラから色々習っている。既にヴォルフ様から結婚後はこちらに移る許可は頂いていて今は見習い期間のようなものだ。今日はライマー産のお茶でお菓子はここのシェフが作ってくれた焼き菓子だけど、どれも私の好きなものばかりだった。嬉しい。
「それで、どういうこと? ハリマン様をあげるだなんて……」
想い人を物のように扱ったことが気に障ったかしら? だったら申し訳ないけれど、単刀直入に言えばその通りなのよね。それに私には何の思い入れもない人だし。
「言葉通りですわ。姉の心はどうやらハリマン様から離れているようですので」
「何ですって? どうして? ハリマン様に何の不満が……」
アルビーナ様の声が大きくなったけれど本当のことなのよね。あの夜会が終わってからも姉は毎日のように出かけているけれど、シリングス公爵家を訪問する回数は減っている。ハリマン様は何も言って来ないからもあの二人の間に何かあったとしか思えないのよね。両親は何も気づいていないようだけど。
「姉はリシェル様のサロンに通っていますの」
「リシェル様の……」
彼女の様子からも心当たりがありそうに見えた。そう、姉はあの夜会の後から王宮で開かれるリシェルのサロンに通い出したのだ。そこに出入りしているのはリシェル様のお茶会に参加した人とその近しい人たちで、多くはリシェル様が嫁ぐ前に親交があった方とその兄弟姉妹だ。
「姉の目的は知りません。でも、夜会前は毎日のようにシリングス様に会っていたのに段々頻度が減っています。公爵家の夫人教育も進んでいないようですね」
姉の心はハリマン様から離れたと思ってよさそうな雰囲気。元々自分大好きの姉だから本気でハリマン様を愛しているとは思っていなかったし。憧れはあったかもしれないけれど。それに姉にシリングス公爵家を盛り立てていく力はない。あの人は人に何かをしてもらうことばかりで、自分が誰かのために何かをしようなんて発想がないもの。
「だからってどうして私に……私が何をしたか忘れたわけじゃないでしょう」
納得いかない表情で真っすぐ睨みつけてくるアルビーナ様だけど、わざわざ乗り込んで来たところをみるとハリマン様への気持ちは軽くないと感じる。意外だわ、あの人のどこがそんなにいいのかしら。いえ、好みは人それぞれなのでしょうけど。
「そうでしたわね。散々嫌味を言われて馬鹿にされましたわね。もちろん、忘れてなんかいませんわ」
その時のことを思い出して怒りが湧いてきたので思いっきり笑みを浮かべた。きっと黒い笑みになっているのね。アルビーナ様が顔を引きつらせたわ。
「だったら……」
「理由は簡単、アルビーナ様を私の側に取り込みたいだけですわ」
「はっきり言うわね……」
「だって、腹の内を晒さなきゃ話が進まないでしょう?」
「それは、そうだけど……」
それでもここまで私が明け透けに話すとは思わなかったみたいね。たださっきよりも警戒心は緩んだように見える。
「私は姉が大嫌いです。その理由はわざわざ話す必要はないでしょう?」
「それは、まぁ……」
「そしてアルビーナ様も同じでしょう? ご両親はロミルダ様ばかり優先されている」
「……」
「ですので、一緒に見返してやりませんか? 実家と、ロミルダ様を」
私の言葉にアルビーナ様の眉間に皴が刻まれた。
「………………信じられない、と言ったら?」
驚きが冷めると腕を組んで目を細めた。これまでの関係を思えば信じられないのも当然よね。私が逆の立場でも警戒するし言葉を鵜呑みになんてしないわ。
「理由はもう一つあります。私、シリングス公爵夫人が好きなんですの。あの方は私が実家で冷遇されていたのを知って何かと庇って下さいました。夫人教育は厳しかったけれどそこには愛情を感じましたわ。だから私はハリマン様のことは全く好きではありませんでしたが、夫人のためにシリングス家を盛り立てようと思っていましたの」
これは私の正直な胸の内。両親よりも私を案じ何かと庇って下さったのは公爵夫人だった。あの方のお陰で随分救われたわ。
「姉ではシリングス家を没落させるだけ。夫人のためにそれは避けたいのです。もちろん、ミュンターの内情を知りたいというのもありますわ。でもアルビーナ様がご実家を捨てられないと仰るならこのお話はなかったことになりますわね」
複雑なその表情の理由は実家とハリマン様、どちらを選ぶか葛藤しているからかしら?
「……私が父にこのことを話すとは思わないの?」
「別に話したところで何か困りまして? 私の考えなどちょっと考えればわかりそうなものですから」
そう、別に知られたって問題ないわ。あっちだって同じように私を利用しようと今頃頭を捻っているでしょうし。それどころかヴォルフ様の弱点を探ろうとアルビーナ様に私と表面上は仲良くしろと言っているんじゃないかしら。
「……ほんっと気に食わない女」
「誉め言葉として受け取っておくわ」
ふふっ、アルビーナ様は実家よりもハリマン様を選んだのね。自分を顧みない家族なんて不要よね。
「裏切っても恨まないでよ。騙されたあなたが悪いんだから」
「そうならないように務めますわ」
ええ、アルビーナ様は嫉妬心や劣等感に振り回されていたけれど、頭も悪くないから利があるうちは私の側にいるはずよ。それに、表立って仲良くしなくてもいい。私の邪魔をしないでくれたらいいし、姉の排除に協力してくれると尚助かるわ。
「でも、ハリマン様のお心は契約外ですからね」
「わかっているわよ。別に愛されなくてもいいわ。愛されても信じられないから」
思わずアルビーナ様の顔を見つめてしまったわ。愛されても信じられないって……ああ、そうね。そうかもしれないわ。私も、そうだから。
「何よ?」
「別に。ただ、私も同じだなと思っただけですわ」
「同じって……あなた、侯爵様に……」
「あら、私たちは政略ですわよ」
そう、私たちの間にあるのは契約なのよ。でも、互いの利益が同じならこれ以上強い絆はないはずよ。ヴォルフ様は理性的な方だから恋情に溺れるなんてなさそうだし。
「私は自分の居場所を手に入れるために動いているだけです。愛だの恋だの形のないものに興味はありませんわ」
「はっきり言うわね。でも、そこは同意するわ」
ふふっ、交渉成立ね。アルビーナ様は姉と対立する程の勢力をお持ちだったから顔が広いし、色んな伝手をお持ちなのよね。私やエルマ様では手が届かないところも多いから彼女の存在は大きいのよ。
現れたアルビーナ様はいつもとは違いシンプルなドレス姿だった。どういった心境の変化かしら。でもこっちの方が彼女によく似合っているわ。ヴォルフ様は生活の場でもある東館に外部の方を入れない主義らしく、今日も南館の応接室をお借りした。ティオに聞いたのだけど姉は東館に入ったことがないのだとか。意外だったわ。
ロッテがお茶を淹れて部屋の隅に下がった。彼女は私が夫人教育を受けている間は侍女頭やザーラから色々習っている。既にヴォルフ様から結婚後はこちらに移る許可は頂いていて今は見習い期間のようなものだ。今日はライマー産のお茶でお菓子はここのシェフが作ってくれた焼き菓子だけど、どれも私の好きなものばかりだった。嬉しい。
「それで、どういうこと? ハリマン様をあげるだなんて……」
想い人を物のように扱ったことが気に障ったかしら? だったら申し訳ないけれど、単刀直入に言えばその通りなのよね。それに私には何の思い入れもない人だし。
「言葉通りですわ。姉の心はどうやらハリマン様から離れているようですので」
「何ですって? どうして? ハリマン様に何の不満が……」
アルビーナ様の声が大きくなったけれど本当のことなのよね。あの夜会が終わってからも姉は毎日のように出かけているけれど、シリングス公爵家を訪問する回数は減っている。ハリマン様は何も言って来ないからもあの二人の間に何かあったとしか思えないのよね。両親は何も気づいていないようだけど。
「姉はリシェル様のサロンに通っていますの」
「リシェル様の……」
彼女の様子からも心当たりがありそうに見えた。そう、姉はあの夜会の後から王宮で開かれるリシェルのサロンに通い出したのだ。そこに出入りしているのはリシェル様のお茶会に参加した人とその近しい人たちで、多くはリシェル様が嫁ぐ前に親交があった方とその兄弟姉妹だ。
「姉の目的は知りません。でも、夜会前は毎日のようにシリングス様に会っていたのに段々頻度が減っています。公爵家の夫人教育も進んでいないようですね」
姉の心はハリマン様から離れたと思ってよさそうな雰囲気。元々自分大好きの姉だから本気でハリマン様を愛しているとは思っていなかったし。憧れはあったかもしれないけれど。それに姉にシリングス公爵家を盛り立てていく力はない。あの人は人に何かをしてもらうことばかりで、自分が誰かのために何かをしようなんて発想がないもの。
「だからってどうして私に……私が何をしたか忘れたわけじゃないでしょう」
納得いかない表情で真っすぐ睨みつけてくるアルビーナ様だけど、わざわざ乗り込んで来たところをみるとハリマン様への気持ちは軽くないと感じる。意外だわ、あの人のどこがそんなにいいのかしら。いえ、好みは人それぞれなのでしょうけど。
「そうでしたわね。散々嫌味を言われて馬鹿にされましたわね。もちろん、忘れてなんかいませんわ」
その時のことを思い出して怒りが湧いてきたので思いっきり笑みを浮かべた。きっと黒い笑みになっているのね。アルビーナ様が顔を引きつらせたわ。
「だったら……」
「理由は簡単、アルビーナ様を私の側に取り込みたいだけですわ」
「はっきり言うわね……」
「だって、腹の内を晒さなきゃ話が進まないでしょう?」
「それは、そうだけど……」
それでもここまで私が明け透けに話すとは思わなかったみたいね。たださっきよりも警戒心は緩んだように見える。
「私は姉が大嫌いです。その理由はわざわざ話す必要はないでしょう?」
「それは、まぁ……」
「そしてアルビーナ様も同じでしょう? ご両親はロミルダ様ばかり優先されている」
「……」
「ですので、一緒に見返してやりませんか? 実家と、ロミルダ様を」
私の言葉にアルビーナ様の眉間に皴が刻まれた。
「………………信じられない、と言ったら?」
驚きが冷めると腕を組んで目を細めた。これまでの関係を思えば信じられないのも当然よね。私が逆の立場でも警戒するし言葉を鵜呑みになんてしないわ。
「理由はもう一つあります。私、シリングス公爵夫人が好きなんですの。あの方は私が実家で冷遇されていたのを知って何かと庇って下さいました。夫人教育は厳しかったけれどそこには愛情を感じましたわ。だから私はハリマン様のことは全く好きではありませんでしたが、夫人のためにシリングス家を盛り立てようと思っていましたの」
これは私の正直な胸の内。両親よりも私を案じ何かと庇って下さったのは公爵夫人だった。あの方のお陰で随分救われたわ。
「姉ではシリングス家を没落させるだけ。夫人のためにそれは避けたいのです。もちろん、ミュンターの内情を知りたいというのもありますわ。でもアルビーナ様がご実家を捨てられないと仰るならこのお話はなかったことになりますわね」
複雑なその表情の理由は実家とハリマン様、どちらを選ぶか葛藤しているからかしら?
「……私が父にこのことを話すとは思わないの?」
「別に話したところで何か困りまして? 私の考えなどちょっと考えればわかりそうなものですから」
そう、別に知られたって問題ないわ。あっちだって同じように私を利用しようと今頃頭を捻っているでしょうし。それどころかヴォルフ様の弱点を探ろうとアルビーナ様に私と表面上は仲良くしろと言っているんじゃないかしら。
「……ほんっと気に食わない女」
「誉め言葉として受け取っておくわ」
ふふっ、アルビーナ様は実家よりもハリマン様を選んだのね。自分を顧みない家族なんて不要よね。
「裏切っても恨まないでよ。騙されたあなたが悪いんだから」
「そうならないように務めますわ」
ええ、アルビーナ様は嫉妬心や劣等感に振り回されていたけれど、頭も悪くないから利があるうちは私の側にいるはずよ。それに、表立って仲良くしなくてもいい。私の邪魔をしないでくれたらいいし、姉の排除に協力してくれると尚助かるわ。
「でも、ハリマン様のお心は契約外ですからね」
「わかっているわよ。別に愛されなくてもいいわ。愛されても信じられないから」
思わずアルビーナ様の顔を見つめてしまったわ。愛されても信じられないって……ああ、そうね。そうかもしれないわ。私も、そうだから。
「何よ?」
「別に。ただ、私も同じだなと思っただけですわ」
「同じって……あなた、侯爵様に……」
「あら、私たちは政略ですわよ」
そう、私たちの間にあるのは契約なのよ。でも、互いの利益が同じならこれ以上強い絆はないはずよ。ヴォルフ様は理性的な方だから恋情に溺れるなんてなさそうだし。
「私は自分の居場所を手に入れるために動いているだけです。愛だの恋だの形のないものに興味はありませんわ」
「はっきり言うわね。でも、そこは同意するわ」
ふふっ、交渉成立ね。アルビーナ様は姉と対立する程の勢力をお持ちだったから顔が広いし、色んな伝手をお持ちなのよね。私やエルマ様では手が届かないところも多いから彼女の存在は大きいのよ。
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