善界の狗

煮卵

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悪縁契り深し

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「んっ……んんっ……んんっ……」
尻を突き出して善界坊に貫かれながら太郎坊とキスをする。太郎坊の長い舌が上顎の裏側をなぞるとゾクゾクとした快感が駆け抜けて菊門がキュッと締まるのが自分でもわかる。
湿った水音を立てて唇が解放される。
「はぁっ……ああっ……ああっ……」
善界坊の動きに合わせて春勢の口から甘い声が漏れるのを太郎坊がうっとりと眺める。吸われすぎてぽってりとしてしまった唇を舌で弄ぶ。
「良い声だ。可愛い顔をもっとよく見せて」
「あっ……あっ……気持ちいい……ああっ……」
「可愛いよ春勢」
善界坊は腰を動かしながら春先の耳元で囁いた。「もっと良くしてやるからな」
太郎坊が乳首を摘まみ、捻り上げる。「痛いっ……あっ……ああっ……」
「痛い?でもここ、こんなになってるけど」
「やぁっ……触らないでっ……」
「嘘つき」
「ひゃぅっ!」
太郎坊が春先の陰茎を強く握った。
「嘘つきにはお仕置きが必要だね」「ああっ……ごめんなさいっ……あっ……あああっ!」
春先は悲鳴のような声で喘いだ。
「素直に謝れて偉いね。ほら、こっちも一緒にいじってあげる」
「ああっ!あああっ!両方は駄目ぇっ!ああああああ!!!」
前立腺を擦られ、同時に鈴口を爪先で引っ掻かれた瞬間、春先の視界が真っ白になった。
「あれ、トコロテンしちゃった?」太郎坊がクスリと笑う。
「まだだよ。善界坊がまだだからもう少し付き合ってもらうよ」
「やっ……やめて……もう無理……」
「大丈夫だよ。僕がずっと可愛がってあげる」
「ああああっ!」
春先は再び絶頂を迎えた。
「ああ、今度はドライだけでいっちゃたんだね」
「ああ!これ以上!擦り上げたら!」「壊れてしまうかい?」
「壊れるっ!!ああっ!!!」
「それは困るな。この極上の淫気を愉しめなくなる」
「じゃあ……もう……」
「安心するといい。壊すんじゃなくてイカせるだけだから」「そんなっ……ああっ……ああっ……」
「さっきより締め付けてるね。そんなに欲しいのかな」
「ちがうっ……ああっ……ああっ……」
「何が違うの?」
「ああーっ!!」
「またイッちゃったね」「ああ……ああ……」
「私も限界だ…」
善界坊は腰の動きを早めた。「ああっ……イクッ……イクッ……ああっ……ああっ……」
「くっ……出るっ……」
「あああーっ!!」中に熱いものが注がれていく感覚に春先は身震いし、がくりと太郎坊の腕に倒れ込む。太郎坊は優しく春勢の体を抱きとめくるりと反転させた。善界坊のものが抜かれ、どろりと精液が流れ落ちる。その刺激にも感じてしまい春先の身体がビクンと跳ねる。
「ねえ春勢」
「んっ……な、なに……」
太郎坊の声に春勢は
「僕がまだ満足させてもらってないんだけど」
「えっ……」
春先は青ざめた顔で振り返ろうとしたが、善界坊がそれを制した。つい胸板と鍛え上げられた腕に身体が包まれる。
「気絶したら身体を洗って床まで運んでやる」
熱い舌を差し入れられ、口内をべろりと舐められる。
「次は僕が後ろから挿れるから」
「あっ……」
春先の身体を支えながら太郎はゆっくりと春先の身体を沈めていった。
「ああ……ああ……」
「どうしたの?僕のが入っていって嬉しいんでしょ」
「違うっ……ああっ……抜いて……」「嫌だよ。だって君の中すごく気持ちいいもの」
「ああんっ……」
春先は涙目で善界坊を見つめた。
「お願い……許して……」「ダメ。君が誰のものか思い知らせてあげるよ」
「ひっ……」
善界坊は春先の膝裏に手を入れ、ぐいと持ち上げた。
「ああっ……深いぃっ……」
「ほら、もっと奥まで突いてあげる」「ああっ……ああっ……ああっ……」
「春勢の好きなところいっぱい擦ってあげるね」
「ああっ……ああっ……ああっ……」
「君は僕たちのものだ」
「ああーっ!!」
太郎坊は最奥を何度も突き上げ、大量の精が体内に放たれた頃には春勢は気絶してしまっていた。
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