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歓迎お断りッ?
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しおりを挟む膝を立ててお尻を突き出すみたいに上げたらすぐにそこにあてがわれた。
硬いソレがまたずるりと入ってきて、今度は容赦なく奥まで一気に入ってくる。
「んっ……、ぅ……ッ」
内臓にドンってきて、思わず腰を引いたら右の手首を掴まれた。
「まだへばんなよ」
彼の声がして、何か反応する前に腰を振られて声にならない声が漏れる。
腕を後ろに引っ張られてるから逃げられないし、いい所に当たってソファに倒れ込みたいのに不安定に揺らされる。
必死に残された左手で体勢を保つけど、二の腕に力が入らなくて崩れてしまった。
「…こっち、起こすぞ」
「わっ、ちょ……っ、やだ……!」
倒れ込んだ私の胸を左手で掴んでグイッと起こす。
のけぞった背中にそのまま類くんは腰を突き上げてくるから奥までゴリゴリと擦られた。
「あっ、…ぁっ、はッ、やだ…っ、やっ、るい、くん……っ、も、むり……っ」
胸を揉みながら彼は背中越しに私の首筋に唇を落とす。
ぞくっとして鳥肌が立って中がきつく締まる。
「や……っ、と、とめて……っ、もうっ、ぃっ、くって……っ、いくっ、いくいく……ぅっ」
ガンガンガンッと腰を激しく打ち付けられて類くんはやっと達してくれたみたい。
同じく私も奥に擦り付けられたおかげで意識が飛びそうになるくらい中が気持ちよくなった。
そのままソファにうつ伏せで倒れ込むと、類くんは私の頬に手をやってまた唇を寄せる。
いやもう、絶対キス好きじゃんこれ……。
ようやく落ち着いたらしい類くんが中から抜いてくれて、私は静かに息をついた。
すると類くんは当然のようにまたゴムに手を伸ばしたから私はギョッとして、類くんってさぁ!と私は話し出した。
「類くんってやっぱ場数が違うからか上手いよね!」
わざとらしかっただろうか。
とりあえず彼の気を紛らわそうと続ける。
「私今までここまでイかされたことってなかったし、人によってやり方って違うと思うけど類くんは段違いで気持ちよくしてくれるよ」
「…あっそ」
興味なさそうに類くんはそっぽ向いて水を飲んだ。
「ほんとさ、こんなに感じさせてくれるの、類くんと優斗くらいだよー」
あはは、と笑いながら私が言うと、それまで聞き流していた類くんが、怪訝そうな顔をしてこちらを睨んだ。
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