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信条貴斗という人物6

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貴「って事でお前も宜しく、莉音?」


莉「…関わるなって言ったの貴方でしょ宜しくしないわよ」


急に雰囲気優しくなったら今度は握手を求めてきた不良君。

なんで私が宜しくしないといけないのよ。
関わるなって睨んできたのそっちだし、それに私敵対チームだし。


貴「あ~悪い、俺女子にキャーキャー言われるとめんどくせぇーし、昨日の見られたら警戒するだろ」


莉「…だから何?」


そんな理由で睨んでたわけ?
てか何気俺カッコイイアピールしてるし。


貴「だから悪かったよ、これから仲良くしようぜ」


未「私からもお願い莉音!」


莉「み、未来が言うなら…」


未「ありがとう莉音~!!」


未来が言うから仕方なく、仕方なくだし。

あーめんどくさい、てかこの事紗蘭達に話したら怒られそう。


未「じゃあ3人でご飯食べよ~」


貴「あ~俺南に用事あんだわ」


未「あ、そうなんだ、じゃあまた教室で」


莉「あぁ。……じゃあな」


私の事チラッと最後見て帰って行った。

なぜ見たし。


未「仲直りできてよかった~それに莉音と貴斗も仲良くなったし安心」


莉「別に仲良くはなってないよ」


未「え?違うの??」


「どうだろうね~」


まぁ未来の前だけ仲良いように見せればいっか。

あまり関わりたくないのが事実。
不良君はそうでもないらしかったみたいだけど。


未「まぁ~いいや、てか莉音昨日貴斗と何かあったの?」


莉「え、あーなんか修羅場を見ただけだよ」


未「修羅場??」


莉「未来は知らなくていい事だよ」


未「ふぅ~ん」


納得してない顔してる笑


未「あ、ごめん莉音!先生に呼ばれてるの忘れてた」


莉「そうなの?いってらっしゃい~」


未来行っちゃった。
なんか慌ただしいお昼だな~。

1人だから芝生の上にゴロンと横になってみた。


莉「天気いいなぁ~」


風もあるから気持ちいい~。


貴「おい、未来どこ行ったんだ?」


莉「………」


せっかく1人だったのに私のお昼寝タイム邪魔するの誰。


貴「おい、聞いてんのか?」


莉「未来なら先生に呼ばれたって言って行きましたよ」


貴「そうか」


そう言って寝転び出す不良君。

邪魔すんなや不良君。
そして私の寝てる隣で寝転ぶな。


莉「何で隣にいるんですか?」


貴「別にいいだろ、俺の勝手だ」


莉「そうですか……」


何回も言います、関わるなと言ったのは誰でしょう?
そう、不良君です。

私のたった一言で開き直って私に関わろうとしてくるのうざい。


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