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4.

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「弁当作ったから、食べろ」


「あ、ありがとぉ」


俺は要に作ってもらったお弁当をまじまじと見る。
ふわぁ~これって漫画でよくみる攻めの愛妻弁当って言うやつ!?あ、いや、俺が受けなわけじゃないしそもそも要とは付き合ってはないけども、よく漫画でみてたシーンが実際に起こるとテンション上がっちゃうよな。

片想いの攻めが受けに好かれたいためにまずは胃袋から掴むみたいな?そういうのキュンキュンだわ!!

それより愛妻弁当渡す人間違えてねぇ?俺に渡すんじゃなくて好きな人じゃないのか要。
あ、あれか好きな人に愛妻弁当渡す前に俺に味見しろ的なやつか?まぁ、要の料理は美味しいから遠慮なく食べるが。


「美味いか?」


「要の料理はいつも美味しいよねぇ~」


「そうか、よかった」


笑顔を浮かべた要が俺の頭を撫でる。

うーん、俺をペットか何かと勘違いしてるのだろうか要は最近よく俺の頭を撫でてくる。
それを気にせずお弁当を食べる。無反応な俺に飽きたのか要もお弁当を食べ始めた。
それからは2人でたわいもない会話をしてお昼を過ごす。


「ごちそうさまぁでしたぁ~」


「お粗末様」


2人揃って手を合わせ食後の挨拶をする。

いや~味見役とか役得だわ笑俺の食費がうくしなにより要の美味しい料理が食べれるからな。やべーもう俺プロの料理より要の料理の方が好きだわー。優しい味付けで俺好み。
俺が胃袋掴まれてんだから要の好きな人もいちころだろ。

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