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交わる愛

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「あやあきっ!」

俊詩としふみは自分の部屋まで
彩明あやあきを連れて来た。




鍵を開けるのももどかしく
中へ入り、ベットへ行って
彩明あやあきを抱き
トレーナーを脱がせて
肌に吸いついた。









「と、しふみっ!
ちょ、っと…待っ、て…。

僕、アキ、じゃない。

…記憶のすり合わ、せは
し、たけどっ!んんっ!あっ!

…僕、はじ!めて…!んんっ!
みたいなもの、でっ!あぁっ!」









「あやあき…

今日は、し、ないから…
こうして肌を合わせるだけ…
それだけで、いい、から。」







そう言うと自分もパーカーを脱ぎ
また彩明あやあきを抱きしめる。








「ああっ!としふみぃっ!」







肌が触れ合うと彩明あやあき
俊詩としふみの温もりを感じて幸せが溢れた。






「としふみ…としふみ………。」








彩明あやあき!愛してる…」




「ぼ………くも…。」








俊詩としふみ彩明あやあき
デニムを下着ごと脱がせ
自分も脱いで彩明あやあきの横に寝ながら
タオルケットで自分たちを包んだ。








「これで恥ずかしくない、だろ?」






じっと彩明あやあきの顔を見つめる。








恥ずかしさに俯いて
丸くなっていた彩明あやあき
思い切って背を伸ばし
自分から俊詩としふみにキスをした。






軽い触れるだけのキス。





それが今の彩明あやあきの精一杯だった。








彩明あやあき…かわいいよ…………。」







「自分から…俊詩としふみに…
キス、してみたか、った……………。

でも、や、っぱり恥ずか、しい…」









「あやあき。」





俊詩としふみはぎゅっと彩明あやあき
抱き寄せる。







「あ…!」








俊詩としふみの熱く固く勃っているものが
彩明あやあきの腹に当たる。
ビクッと震えるそれは
ドクドクと波打っていた。









「あ、あのっ…」










「いいんだ……
あとで自分で処理するから…。

それより抱きしめたい。」









ぎゅっと彩明あやあきを抱き込む俊詩としふみ








「んっ…としふみ。」






彩明あやあきも抱きしめ返す。









彩明あやあき愛してる。
愛してる…っ!」










「ああぁっ…。んんっ!」








強いキスを繰り返す俊詩としふみ

舌を吸い、唇を吸い、顎裏を
チロチロと攻める。

彩明あやあきは息ができないほどのキスに
首を小さくふる。









「嫌?」









「…。嫌じゃ、ない、よ…
嫌じゃな…!う…れし………。
でも息が…で、きない…………。」









俊詩としふみはくしゃくしゃ、と笑った。





そしてチョンチョン、と
彩明あやあきの鼻をつつく。






「こーこ。ふふ。可愛い…。」







彩明あやあきは体まで真っ赤に染まる。










俊詩としふみは微笑んで
また唇に吸いついた。









「あっ………んんっ。
ん…んはっ…ん、ふぅ…
ふ…………んん…ふぅぅ!ん…。」











鼻から抜ける彩明あやあきの吐息に
俊詩としふみは一気に熱くなる。








「んはっ…はぁ…は…。

彩明あやあき…。ごめん、待ってて。
俺シャワー、して、くる、から…。」










俊詩としふみ…。」









俊詩としふみ彩明あやあき
全身をタオルケットでくるんで
その上から抱きしめた。









そして足早にシャワーに飛び込んだ。


シャワーを出し、自分のものを
握って上下させる。





「あ…あやあきっ……。
ハァハァ…ん、はっ……は…。
はっ、は……うっ…
ううっ…はぁっ…んんっ!
はぁ…あっ!あぁぁぁ!」







白濁を床に散らした俊詩としふみ
慌てて体を拭き彩明あやあきのもとに走る。















「うっく…ぁっ…ああ…」

彩明あやあきは声を押し殺して泣いていた。







彩明あやあき…。」









「うわぁぁ……と、しふ、み……。
ごめん、ごめんね…
自分でさせるようなこと…」








「大丈夫。大丈夫だよ、彩明あやあき
泣かないで。大丈夫。
大丈夫だから………。」









「としふ、み…。っく…。」










「ねぇ、彩明あやあき

…繋がったりさ、お互いを
愛撫しあうだけがsexじゃない。

俺は今日、彩明あやあき
愛し合ったと思ってるよ。

肌と肌を触れ合わせて。
キスして……。

可愛かった…。

すごく嬉しかったよ。

はじめての彩明あやあきとのsex。

だから泣かないで。笑って……。」








「としふみっ!あああ!」








彩明あやあきはタオルケットが
はだけるのも気にせずに
俊詩としふみに抱きついた。









「ありがとう……!とし、ふみ!
ありがとう……
うわぁぁぁぁん……ああ……!」







彩明あやあき俊詩としふみ
すがりついて夢中で唇を貪った。








身長のわりに小さな手が
俊詩としふみの頬を掴む。









「んっ!う…は…ん!
ん…………………ん…ぅぅ…
あ、やあきっ…んんっ!んは…」











唇を離した彩明あやあき
涙を拭いニコっと笑った。










「…つっ。今、俺のほうが
鼻で息するの忘れてた…。




だからその顔、反則だって…
彩明あやあき…。」












俊詩としふみありがとう。」





「俺のほうこそ…。

ありがとう、彩明あやあき



生きてくれて。」









コクリ、と頷いた彩明あやあき
また笑顔になった。










「くぅ……………。
だーかーら!反則だって!」








俊詩としふみはまた
彩明あやあきの唇を奪った。
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