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愛おしく、狂おしく、愛を囁く
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『ご謙遜を。あっ、俺の妻も紹介します、美咲です』
妻…
とても良い響き…何だかドキドキする。
『慶都さん、彩葉さん。はじめまして、美咲です。この度はご結婚おめでとうございます』
美咲さん、エキゾチックなお顔立ちの美人で、蓮さんとすごくお似合いだ。
『はじめまして、美咲さん。兄の慶都です。お会いできて嬉しいです。蓮のこと…本当にいつもありがとうございます』
『いいえ、彩葉さんには遠く及びません。お2人とも、本当に良くお似合いです、まさしく美男美女ですね』
美咲さんはニコッと微笑んだ。
私がこの人より美人な訳ないよ、本当に穴があったら入りたい。
『兄さん、彩葉さんみたいな美人と結婚出来て良かったな』
蓮さんまで…
こんなイケメン2人と美人に囲まれて、私、からかわれてるのかな。
『ああ、最高に幸せだ。彩葉は素晴らしい女性だし、雪都も可愛い』
『兄さんにしては、かなりの大胆発言だな。それだけ彩葉さんのことを大事に思ってるんだな』
『ああ。俺にもようやく家族が出来た』
『そうだな。兄さんには雪都までいて、いきなりパパだもんな。早く雪都にも会いたい。きっと可愛いんだろうな』
『雪都は、俺に似てすごく可愛いんだ』
『よく言うよ』
久しぶりの笑顔の再会。
照れながら微笑む慶都さんが、ちょっと可愛く見えた。
『慶都さんは、ずっと蓮さんのことを大切に思ってきました。だから、今日、本当に嬉しいと思います。慶都さん、きっと照れて言わないだろうから、私が言いました』
蓮さんもニコッと笑った。
『兄さんの気持ち、今ならすごくよくわかるのに、あの頃の俺は…本当にバカだった。兄さんをずっと尊敬してたのに、信じてやれなかった』
蓮さん…
『ごめんなさい、そんなつもりで言ったんじゃないんです』
『もちろんわかってます。でも…』
『もういいんだ。過去のことは何も気にしなくていい』
妻…
とても良い響き…何だかドキドキする。
『慶都さん、彩葉さん。はじめまして、美咲です。この度はご結婚おめでとうございます』
美咲さん、エキゾチックなお顔立ちの美人で、蓮さんとすごくお似合いだ。
『はじめまして、美咲さん。兄の慶都です。お会いできて嬉しいです。蓮のこと…本当にいつもありがとうございます』
『いいえ、彩葉さんには遠く及びません。お2人とも、本当に良くお似合いです、まさしく美男美女ですね』
美咲さんはニコッと微笑んだ。
私がこの人より美人な訳ないよ、本当に穴があったら入りたい。
『兄さん、彩葉さんみたいな美人と結婚出来て良かったな』
蓮さんまで…
こんなイケメン2人と美人に囲まれて、私、からかわれてるのかな。
『ああ、最高に幸せだ。彩葉は素晴らしい女性だし、雪都も可愛い』
『兄さんにしては、かなりの大胆発言だな。それだけ彩葉さんのことを大事に思ってるんだな』
『ああ。俺にもようやく家族が出来た』
『そうだな。兄さんには雪都までいて、いきなりパパだもんな。早く雪都にも会いたい。きっと可愛いんだろうな』
『雪都は、俺に似てすごく可愛いんだ』
『よく言うよ』
久しぶりの笑顔の再会。
照れながら微笑む慶都さんが、ちょっと可愛く見えた。
『慶都さんは、ずっと蓮さんのことを大切に思ってきました。だから、今日、本当に嬉しいと思います。慶都さん、きっと照れて言わないだろうから、私が言いました』
蓮さんもニコッと笑った。
『兄さんの気持ち、今ならすごくよくわかるのに、あの頃の俺は…本当にバカだった。兄さんをずっと尊敬してたのに、信じてやれなかった』
蓮さん…
『ごめんなさい、そんなつもりで言ったんじゃないんです』
『もちろんわかってます。でも…』
『もういいんだ。過去のことは何も気にしなくていい』
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