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大好きなみんなと
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『北斗、一緒にお風呂に入ろう』
『絢斗、疲れてるのに大丈夫?』
私が聞くと、
『北斗に早く会いたかったんだ。北斗と一花の顔を見たら疲れは吹っ飛ぶ。一花も一緒に入る?』
ちょっと意地悪そうに言った。
その顔がとても可愛くて、私はまたキュンとなった。
『私はいいから2人で入って』
北斗は、パパと入るお風呂が大好きだ。
大喜びでバスルームに向かった。
『絢斗。ここに着替え置くね。北斗、良かったね、パパとお風呂』
『パパ、だいすち』
だいすち…
間違ってるけど、めちゃくちゃ可愛い。
赤ちゃんを授かったとわかった当時、私は、しばらくして、コンシェルジュの仕事から離れることにした。
最初はちょっと寂しかったけど、でも、今は…
こんなに可愛い北斗と…
そして、私達を最高に大切にしてくれる絢斗と…
みんなでいる時間が何より大事だった。
そして、また1年が過ぎた。
萌佳が、海外から戻ると連絡があった。
これからは、ずっと日本にいるらしいから、またいつでも会えるのが楽しみだった。
絢斗に話すと、だったら、萌佳を誘って旅行に行こうと言ってくれた。
ずっと行きたい旅館があったからって。
そう、それは、茅野君の旅館だった。
茅野君は、少し前にコンシェルジュを辞めて、実家のご両親が経営する旅館で働き始めたらしい。
萌佳も是非にと言ってくれ、旅館で落ち合うことになった。
私達は、絢斗の運転で静岡県の伊豆に向かった。
数時間かけて、海が見えるかなり立派な旅館に着くと、1人の青年が駆け寄ってきた。
『一花さん!来てくれたんですね、嬉しいです。総支配人も、わざわざ本当にありがとうございます』
茅野君だ。
『もう総支配人じゃない』
『あ、そうですよね、すみません。ついコンシェルジュだった頃のクセで』
『絢斗、疲れてるのに大丈夫?』
私が聞くと、
『北斗に早く会いたかったんだ。北斗と一花の顔を見たら疲れは吹っ飛ぶ。一花も一緒に入る?』
ちょっと意地悪そうに言った。
その顔がとても可愛くて、私はまたキュンとなった。
『私はいいから2人で入って』
北斗は、パパと入るお風呂が大好きだ。
大喜びでバスルームに向かった。
『絢斗。ここに着替え置くね。北斗、良かったね、パパとお風呂』
『パパ、だいすち』
だいすち…
間違ってるけど、めちゃくちゃ可愛い。
赤ちゃんを授かったとわかった当時、私は、しばらくして、コンシェルジュの仕事から離れることにした。
最初はちょっと寂しかったけど、でも、今は…
こんなに可愛い北斗と…
そして、私達を最高に大切にしてくれる絢斗と…
みんなでいる時間が何より大事だった。
そして、また1年が過ぎた。
萌佳が、海外から戻ると連絡があった。
これからは、ずっと日本にいるらしいから、またいつでも会えるのが楽しみだった。
絢斗に話すと、だったら、萌佳を誘って旅行に行こうと言ってくれた。
ずっと行きたい旅館があったからって。
そう、それは、茅野君の旅館だった。
茅野君は、少し前にコンシェルジュを辞めて、実家のご両親が経営する旅館で働き始めたらしい。
萌佳も是非にと言ってくれ、旅館で落ち合うことになった。
私達は、絢斗の運転で静岡県の伊豆に向かった。
数時間かけて、海が見えるかなり立派な旅館に着くと、1人の青年が駆け寄ってきた。
『一花さん!来てくれたんですね、嬉しいです。総支配人も、わざわざ本当にありがとうございます』
茅野君だ。
『もう総支配人じゃない』
『あ、そうですよね、すみません。ついコンシェルジュだった頃のクセで』
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