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世界で1番大切なあなた
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龍聖君…
もしわがままを言っていいのなら、私はずっとこのまま龍聖君の側にいたいよ。
あなたの笑顔を…毎日隣で見ていたいよ。
私はそんな思いを胸に抱きながら、仕事を終えた後、毎日病室に会いにいった。
面会時間ギリギリまでのほんの短い時間だけど、そのくらいの方が龍聖君の体のためには良いと思った。
とにかく、絶対に負担をかけたくなかった。
昼の間、軽く仕事はしてるけど、青山さんの配慮で必要最低限なものだけにしてくれていた。
龍聖君にすれば少々物足りないみたいだったけど。
側にいても、なるべく龍聖君を疲れさせないようにみんなで気をつけた。
黙っている時間も、話している時間も…2人きりでいられることが何より嬉しかった。
そして…
退院の前の晩、龍聖君は言ってくれたんだ、
「琴音。今度の土曜日、リベルテに宿泊しよう。心配かけたお詫びに…2人きりでゆっくり過ごしたいんだ。お前の好きなもの、いっぱい食べよう」
って。
「本当に? 嬉しい、すごく嬉しい。甘えても…いいのかな?」
「当たり前だろ」
龍聖君からの思わぬサプライズ。
心の中が喜びの感情で満たされ、子どもみたいにワクワクした。
毎日多忙だった龍聖君と、2人きりでリベルテで過ごせるなんて。
この前焼肉に行って以来のお出かけ…すごく待ち遠しい楽しみができた。
「琴音、おいで」
「…うん」
病院のベッドの上に座り、龍聖君は軽くキスをして私を抱きしめた。
「本当にごめん。俺は…世界一バカな男だ。琴音を不安にさせて」
「バカじゃないよ。バカじゃないけど…でも、本当に今まで生きてきた中で1番不安で、心配だった」
「…これからはもう心配かけないようにする」
龍聖君の腕に力が入った。
まだあちこち痛いはずなのに…
「傷が開いちゃうからダメだよ。離して」
「あと少し。あと少しだけこうしていたい」
私は、龍聖君の胸に顔を埋め、抱きしめられてることに現実を感じた。
本当に…この人は生きてる。
生きて笑ってくれてるんだ。
龍聖君…
私はあなたのことが大好きだよ。
世界中で1番、愛してるから。
もしわがままを言っていいのなら、私はずっとこのまま龍聖君の側にいたいよ。
あなたの笑顔を…毎日隣で見ていたいよ。
私はそんな思いを胸に抱きながら、仕事を終えた後、毎日病室に会いにいった。
面会時間ギリギリまでのほんの短い時間だけど、そのくらいの方が龍聖君の体のためには良いと思った。
とにかく、絶対に負担をかけたくなかった。
昼の間、軽く仕事はしてるけど、青山さんの配慮で必要最低限なものだけにしてくれていた。
龍聖君にすれば少々物足りないみたいだったけど。
側にいても、なるべく龍聖君を疲れさせないようにみんなで気をつけた。
黙っている時間も、話している時間も…2人きりでいられることが何より嬉しかった。
そして…
退院の前の晩、龍聖君は言ってくれたんだ、
「琴音。今度の土曜日、リベルテに宿泊しよう。心配かけたお詫びに…2人きりでゆっくり過ごしたいんだ。お前の好きなもの、いっぱい食べよう」
って。
「本当に? 嬉しい、すごく嬉しい。甘えても…いいのかな?」
「当たり前だろ」
龍聖君からの思わぬサプライズ。
心の中が喜びの感情で満たされ、子どもみたいにワクワクした。
毎日多忙だった龍聖君と、2人きりでリベルテで過ごせるなんて。
この前焼肉に行って以来のお出かけ…すごく待ち遠しい楽しみができた。
「琴音、おいで」
「…うん」
病院のベッドの上に座り、龍聖君は軽くキスをして私を抱きしめた。
「本当にごめん。俺は…世界一バカな男だ。琴音を不安にさせて」
「バカじゃないよ。バカじゃないけど…でも、本当に今まで生きてきた中で1番不安で、心配だった」
「…これからはもう心配かけないようにする」
龍聖君の腕に力が入った。
まだあちこち痛いはずなのに…
「傷が開いちゃうからダメだよ。離して」
「あと少し。あと少しだけこうしていたい」
私は、龍聖君の胸に顔を埋め、抱きしめられてることに現実を感じた。
本当に…この人は生きてる。
生きて笑ってくれてるんだ。
龍聖君…
私はあなたのことが大好きだよ。
世界中で1番、愛してるから。
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