再会は魔法のような時を刻む～イケメンドクターの溺愛診察～

応援したい人

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「……みさとは良い奴だな、ありがとう。最近、落ち込むことがあって、不安になったり悲しくなったり、ちょっと落ち着かなかったから。みさとに元気もらったよ。すぐには無理かも知れないけど、ちゃんと……告白したいと思う」


もちろん、ずっとそうしたいと思ってた。
でも、あんなことがあって……


僕の弱い心がいつも邪魔をする。
愛莉さんを目の前にすると、ドキドキして何も言えなくなるんだ。
そんな自分が……本当にもどかしかった。


「賢人、フラレてもいいんだよ。フラレてもいいから頑張って気持ちを伝えるんだよ。私は……賢人の幸せをずっと祈ってるから。正直、その人がすごくうらやましいけど、でも、私もいつだって応援してる。上手くいくといいね」


「……うん、ありがとう」


「賢人……」


その時、みさとは、僕の胸に飛び込んできた。
一瞬、体がぐらつく。
僕は、咄嗟にみさとを抱きしめた。


「お願い、少しだけこうしてたい。そしたら、私、頑張れるから」


「……うん……わかった」


僕の胸で泣くみさと。
ずっと……想ってくれてありがとう。
誰かを想ってフラれるのは……とてもつらいよな。その気持ち、痛いほどわかるよ。
本当に……ごめん。


僕は、みさとのおかげであの人に気持ちを伝えたいと心の底から思えた。
たとえフラれても、頑張って言わないと。
みさとがそうしてくれたように、僕も……


明日からの新しいスタート、みさと、頑張れ！！
今日の嬉しい出会いに、僕はものすごく感謝した。