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あなたに抱かれて……

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このことに関してはなかなか羞恥心が消えてくれない。
だけど……
全く毛が無いツルツルしたところを舐められると、嘘みたいに気持ちが良いんだと知った。


友達の間で全身脱毛が流行っていた時、ノリで私もやってみたけど……
こんなに気持ちいいなら、VIOの処理もやっておいて良かったと思った。
そんな風に思う自分に、また驚く。


「本当に……綺麗だ。何も無いから全部、見える……」


「ヤダっ、み、見ないで!   すごく恥ずかしいんだから。脱毛したなんて誰にも知られたくなかったのに」


私は顔を両手で隠した。
瑞は、私のその手を外し、


「俺だけが知ってる秘密……だな」


って、意地悪そうに笑った。


こんな瑞……本当に初めて見た。
今にもこの色気にノックアウトされそうで……
ねえ、あなたは男の色気を余すことなく使って、私の体を骨抜きにするつもりなの?


今度は、VIOの「  I  」の部分を指で愛撫された。
少し尖った部分は異常に硬くなり、そこを刺激されると体が大きくよじれる程に感じた。
ゆっくりと優しく擦られるだけでも意識が飛びそうになって、「ここはお前の弱点なんだ」と、私自身が知らないことを、体で教えてもらってる気がした。


しばらくツルりとした表面で遊んでいた指は、スルッと奥の奥、私の中へと侵入してきた。
ねっとりとした蜜が溢れ、ジットリ湿った場所を攻められる。
そのうち、聞いたこともないような大きな水音が、淫らに響き出した。


「愛莉……もっと激しくしていい?」


「……うん、して……」


奥の方まで入った指でぐるぐると掻き回されると、中が自然にギュッと締まった。
壁を擦る刺激は、決して止めることができない快感を生み出す。
何往復するのかわからない指の動き、激しくしたり緩めたり……そのせいで、波のように何度も押し寄せる気持ち良さ。
私はもう、このまま壊れてもいいと思った。
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