25 / 67
ドラゴン征伐
25.
しおりを挟む
トライドル。
宿に着いてホッと一息入れていた時、法皇様から連絡があり婚約者が誘拐されたんだって聞いた。
多分大丈夫って思っていたら、ホントにその後カミーユが自力で脱出・解決したって法皇様から連絡があった。でも精霊魔法を結構派手にブッ放したとか。
「あんた達って実は規格外カップルだったのね」
ヒデェ言われ様だ。
ま、解決したのならオンの字。キティさんにお礼言って、気持ちを切り替える。ドラゴン征伐に集中しないと。
何せレッサーとは言えドラゴン。
状態異常の無効と、必ずではないにしても魔法無効化の能力を持っている。その上竜鱗はヘタな剣戟は通用しない。
レッサーだから翼を持たないので飛行能力は無く、しかも鈍重でジャンプすら出来ない図体。
確かにフェンリルとグリフォンならば勝機はある。レッサーならば魔物の格はコッチの方が上だから。
問題は頭数なんだ。
これが神竜とかならば、絶対に1体だ。
でもレッサーは群れを作る。
実際、5体は確認出来ているし、まだいるかもしれない。だとしても今回広域極大爆裂呪文は使えない。
ドラゴンのお狩場と言われてる場所が、この街…いや、この国の穀倉地帯だからだ。焼き払うなんて以ての外。ここの小麦が壊滅すると、帝国中のパン屋が爆値上がりしてしまう。
なのでオレは、来年の朝食確保の為にドラゴン退治を頑張る訳だ。
「クロノ准男爵殿、いいかい?」
「やめてくださいよ、ダガーさん」
あてがわれた宿の部屋の扉をノックして、気軽に開けてきたのは『裁きの刄』の美人魔法使いダガーさん。悪戯好きの性格なのか?直ぐからかってくる。
で、オレ達はブレードさんの部屋で作戦会議。
「先ずはグランに乗って状況と頭数を確認します。その後誘導…」
「あぁ。我々はコッチの山脈麓の平原で待機。多分ココしか戦う場所はない。こうしてみると相手が飛竜じゃなくて本当に良かった」
ワイバーンならば飛ばない様頭を押さえなくてはならない。グリフォンは上空で睨みを効かせる事に集中する事にして戦力半減。もう1グループ欲しいって話になる。
それはそうと、エラムギルド所属のオレ達が何でトライドル迄出張ってきているかと言うと、此処のギルドには高ランクの冒険者がいないから。
トライドルもエラムと同じくアンバー辺境伯の領土だ。そして国境に面した帝国の玄関口。
とは言え貿易港でも商都でもなく、むしろ関所って言える街。だから、此処は辺境伯の騎士団より国境守備の国軍、つまりは帝都近衛師団の方が多いって訳。
各貴族の騎士団は護衛と領地の治安維持が目的だから、対人戦闘に特化していると言っていい。でも帝都近衛師団は飛竜騎士団とかも擁して、対魔物戦も充分対応出来る。でないと国境守備なんて無理な話。
そう言うとわかるよね?
魔物退治とか、冒険者ギルドに金出して依頼しなくても無料で動く国軍がいるんだから。オレだって国軍に頼むよ。
現代日本で言えば、普通警備会社にパトロール頼まないよねって話。警察行くでしょ。
なので、冒険者ギルドへの依頼は殆ど採取依頼やお使いメインになる。ランクE以下で充分。
今回はドラゴンの群れって言う特例中の特例。
流石に近衛師団でも手に余る事態。勿論街への侵入を防ぐべく多少の戦闘は行ったみたい。それなりの犠牲を払ったとの事。
だから帝都から近衛師団の応援を呼ぶより、高ランクの冒険者、しかも有名処もいる隣街のエラムギルドに話を持っていったんだ。
で、オレ達が出張って来た訳。
たった5人とは言え、異世界人のランクAパーティ『裁きの刄』とフェンリルやグリフォンを従魔に持つオレが来た訳だから、街の人は勿論、ギルマス・ヘインズさんも近衛師団の隊長さんも大歓迎してくれた。
「でも流石に広域極大爆裂呪文は無理ですね。無効化されたら、只焦土を作っただけってオチになるし」
「ドラゴン相手だと2次効果も期待出来ない…か」
広域極大爆裂呪文は、炸裂した後暫く溶けた灼熱の大地を作る。熱が魔物達の生命を削り続けるんだ。
でも火口に住む事もあるドラゴンは溶岩流にも耐える身体を持つ。爆裂エネルギーならば傷付ける事が出来るかもしれないけど、熱はドラゴンには殆ど効果無い。
「だからこそ、味方にフェンリルがいるのは心強いよ」
神狼は別名氷魔狼と呼ばれてる。吹雪ブレスと氷属性魔法を持ち、牙や爪の攻撃も致命傷を与えられる魔物だ。
そしてドラゴンの唯一の弱点が氷属性攻撃なんだ。
「そうね。頭を抑えられるグリフォンと氷魔狼のフェンリル。本当に理想的な味方だわ。私の魔法属性は炎、風、光に無属性だから」
「4つって凄いじゃないですか」
「『全属性』持ちが言う?貴方、回復以外は全部あるんでしょう?」
「ええ、まぁ」
「流石、魔女の子だよなぁ」
魔法使いと言っても、使える魔法属性は限られてくる。下手すれば1つってヤツもいるけど、冒険者に成ろうってヤツは大概2~3つの属性を持ってる。ダガーさんの4つはかなり珍しい。
確かにオレ、全属性だけど。
炎水風大地に光闇。無属性って一括りに言ってるけど、コレ防御・探知・移動・時空に細分化される。
前にも言ったけど、得意な属性と相反する属性は中々両立しない。だからダガーさんも水と大地は苦手で闇は使えない。無属性は先に言った順に使用魔力が増える。なので防御や探知は使い易く移動は使い手が少なくなる。時空になると殆どいない。魔力レベルが高い為に使用魔力半端ないからだ。で、オレの魔力は人族最高と言っていい程だし、カミーユに至っては先祖返りのお陰でエルフ並みの魔力だ。
規格外カップルって言うの、納得は出来るけど、実に不本意。
って、話逸れたね。
「魔女みたいに『賢者』だと治癒師の魔法も使えたんですけどね」
「テイマーなのに『魔法使い』の呪文を『全属性』で使えるのよ?贅沢過ぎない?」
あぁ、魔法使いからはそう思われるのか。
うん。やっぱチートだよね。
「それじゃ、明日は朝一から討伐始めっぞ。今夜は鱈腹食って、早めに寝ろよ」
まぁ、もう他にやる事ないよね?
夜目の効くドラゴン相手に夜襲なんて自殺行為だし。
翌朝。
皆の期待を一身に背負い、オレはグランに跨りドラゴンの狩場へ飛び立った。
「頼んだぜ、ロディ」
宿に着いてホッと一息入れていた時、法皇様から連絡があり婚約者が誘拐されたんだって聞いた。
多分大丈夫って思っていたら、ホントにその後カミーユが自力で脱出・解決したって法皇様から連絡があった。でも精霊魔法を結構派手にブッ放したとか。
「あんた達って実は規格外カップルだったのね」
ヒデェ言われ様だ。
ま、解決したのならオンの字。キティさんにお礼言って、気持ちを切り替える。ドラゴン征伐に集中しないと。
何せレッサーとは言えドラゴン。
状態異常の無効と、必ずではないにしても魔法無効化の能力を持っている。その上竜鱗はヘタな剣戟は通用しない。
レッサーだから翼を持たないので飛行能力は無く、しかも鈍重でジャンプすら出来ない図体。
確かにフェンリルとグリフォンならば勝機はある。レッサーならば魔物の格はコッチの方が上だから。
問題は頭数なんだ。
これが神竜とかならば、絶対に1体だ。
でもレッサーは群れを作る。
実際、5体は確認出来ているし、まだいるかもしれない。だとしても今回広域極大爆裂呪文は使えない。
ドラゴンのお狩場と言われてる場所が、この街…いや、この国の穀倉地帯だからだ。焼き払うなんて以ての外。ここの小麦が壊滅すると、帝国中のパン屋が爆値上がりしてしまう。
なのでオレは、来年の朝食確保の為にドラゴン退治を頑張る訳だ。
「クロノ准男爵殿、いいかい?」
「やめてくださいよ、ダガーさん」
あてがわれた宿の部屋の扉をノックして、気軽に開けてきたのは『裁きの刄』の美人魔法使いダガーさん。悪戯好きの性格なのか?直ぐからかってくる。
で、オレ達はブレードさんの部屋で作戦会議。
「先ずはグランに乗って状況と頭数を確認します。その後誘導…」
「あぁ。我々はコッチの山脈麓の平原で待機。多分ココしか戦う場所はない。こうしてみると相手が飛竜じゃなくて本当に良かった」
ワイバーンならば飛ばない様頭を押さえなくてはならない。グリフォンは上空で睨みを効かせる事に集中する事にして戦力半減。もう1グループ欲しいって話になる。
それはそうと、エラムギルド所属のオレ達が何でトライドル迄出張ってきているかと言うと、此処のギルドには高ランクの冒険者がいないから。
トライドルもエラムと同じくアンバー辺境伯の領土だ。そして国境に面した帝国の玄関口。
とは言え貿易港でも商都でもなく、むしろ関所って言える街。だから、此処は辺境伯の騎士団より国境守備の国軍、つまりは帝都近衛師団の方が多いって訳。
各貴族の騎士団は護衛と領地の治安維持が目的だから、対人戦闘に特化していると言っていい。でも帝都近衛師団は飛竜騎士団とかも擁して、対魔物戦も充分対応出来る。でないと国境守備なんて無理な話。
そう言うとわかるよね?
魔物退治とか、冒険者ギルドに金出して依頼しなくても無料で動く国軍がいるんだから。オレだって国軍に頼むよ。
現代日本で言えば、普通警備会社にパトロール頼まないよねって話。警察行くでしょ。
なので、冒険者ギルドへの依頼は殆ど採取依頼やお使いメインになる。ランクE以下で充分。
今回はドラゴンの群れって言う特例中の特例。
流石に近衛師団でも手に余る事態。勿論街への侵入を防ぐべく多少の戦闘は行ったみたい。それなりの犠牲を払ったとの事。
だから帝都から近衛師団の応援を呼ぶより、高ランクの冒険者、しかも有名処もいる隣街のエラムギルドに話を持っていったんだ。
で、オレ達が出張って来た訳。
たった5人とは言え、異世界人のランクAパーティ『裁きの刄』とフェンリルやグリフォンを従魔に持つオレが来た訳だから、街の人は勿論、ギルマス・ヘインズさんも近衛師団の隊長さんも大歓迎してくれた。
「でも流石に広域極大爆裂呪文は無理ですね。無効化されたら、只焦土を作っただけってオチになるし」
「ドラゴン相手だと2次効果も期待出来ない…か」
広域極大爆裂呪文は、炸裂した後暫く溶けた灼熱の大地を作る。熱が魔物達の生命を削り続けるんだ。
でも火口に住む事もあるドラゴンは溶岩流にも耐える身体を持つ。爆裂エネルギーならば傷付ける事が出来るかもしれないけど、熱はドラゴンには殆ど効果無い。
「だからこそ、味方にフェンリルがいるのは心強いよ」
神狼は別名氷魔狼と呼ばれてる。吹雪ブレスと氷属性魔法を持ち、牙や爪の攻撃も致命傷を与えられる魔物だ。
そしてドラゴンの唯一の弱点が氷属性攻撃なんだ。
「そうね。頭を抑えられるグリフォンと氷魔狼のフェンリル。本当に理想的な味方だわ。私の魔法属性は炎、風、光に無属性だから」
「4つって凄いじゃないですか」
「『全属性』持ちが言う?貴方、回復以外は全部あるんでしょう?」
「ええ、まぁ」
「流石、魔女の子だよなぁ」
魔法使いと言っても、使える魔法属性は限られてくる。下手すれば1つってヤツもいるけど、冒険者に成ろうってヤツは大概2~3つの属性を持ってる。ダガーさんの4つはかなり珍しい。
確かにオレ、全属性だけど。
炎水風大地に光闇。無属性って一括りに言ってるけど、コレ防御・探知・移動・時空に細分化される。
前にも言ったけど、得意な属性と相反する属性は中々両立しない。だからダガーさんも水と大地は苦手で闇は使えない。無属性は先に言った順に使用魔力が増える。なので防御や探知は使い易く移動は使い手が少なくなる。時空になると殆どいない。魔力レベルが高い為に使用魔力半端ないからだ。で、オレの魔力は人族最高と言っていい程だし、カミーユに至っては先祖返りのお陰でエルフ並みの魔力だ。
規格外カップルって言うの、納得は出来るけど、実に不本意。
って、話逸れたね。
「魔女みたいに『賢者』だと治癒師の魔法も使えたんですけどね」
「テイマーなのに『魔法使い』の呪文を『全属性』で使えるのよ?贅沢過ぎない?」
あぁ、魔法使いからはそう思われるのか。
うん。やっぱチートだよね。
「それじゃ、明日は朝一から討伐始めっぞ。今夜は鱈腹食って、早めに寝ろよ」
まぁ、もう他にやる事ないよね?
夜目の効くドラゴン相手に夜襲なんて自殺行為だし。
翌朝。
皆の期待を一身に背負い、オレはグランに跨りドラゴンの狩場へ飛び立った。
「頼んだぜ、ロディ」
0
お気に入りに追加
324
あなたにおすすめの小説
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
良家で才能溢れる新人が加入するので、お前は要らないと追放された後、偶然お金を落とした穴が実はガチャで全財産突っ込んだら最強になりました
ぽいづん
ファンタジー
ウェブ・ステイは剣士としてパーティに加入しそこそこ活躍する日々を過ごしていた。
そんなある日、パーティリーダーからいい話と悪い話があると言われ、いい話は新メンバー、剣士ワット・ファフナーの加入。悪い話は……ウェブ・ステイの追放だった……
失意のウェブは気がつくと街外れをフラフラと歩き、石に躓いて転んだ。その拍子にポケットの中の銅貨1枚がコロコロと転がり、小さな穴に落ちていった。
その時、彼の目の前に銅貨3枚でガチャが引けます。という文字が現れたのだった。
※小説家になろうにも投稿しています。
追放殿下は隣国で、セカンドライフを決意した。 〜そしてモフっ子と二人、『ずっとやりたかった10の事』を叶える事にします〜
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「アルド、お前には失望した」
婚約者の不正を告発した俺は、逆に悪者に仕立て上げられ父である国王から臣籍降下を言い渡された。
頭が真っ白になった。
国王である父親も自分と同じく国の未来を憂う人間だと、ずっとそう信じていたのに。
父や国を諦めた俺に、今度は父が温情と称して「伯爵位を与える」と言い出したけど、そんな恩の押し売りなんて勘弁だ!
第一残った所で国に飼い殺しにされるのは目に見えてるし。
だから俺は言ったのである。
「――恐れながら陛下。私を罪に問うのでしたら、伯爵位ではなく平民へと落としてください」と。
そして俺は王城を追い出され、自由を手に入れたのだった。
付き合いを続けている幼馴染(男)は居るけれど、もう本国に未練はない。
道中で狐の獣人少女・クイナと出会って、2人で一緒に多種族国家・ノーラリアへと渡る事になったけど、旅の目的は構わず続行!
ずっとやりたいと思いながら出来なかった10の事。
2人でその、コンプを目指す!
※本作は「旅立ちと運命の出会い」「冒険あり魔法ありの、ほのぼの街暮らし」「逆転劇」の全3章構成です。
※基本的にほのぼのテイストで進みますが、閑話である『一方その頃~』には一部「ざまぁ」要素が含まれます。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる