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6.王太子妃(予定)の日常
挨拶
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もうすぐ年末です。
学校だぁ~!って入学したら激動の一年間でした。アンデッドとの実戦で神聖魔法覚える事出来たし、王様との謁見もあったし。
「王太子殿下と婚約したし!ところでリスティア様?ここの書籍は右の棚でいいのですよね?」
ふぇ?ローラ?
「あ、うん。右の上が補助魔法のカテゴリーだから」
年末大掃除、只今実施中!
魔術の講座の時間なので掃除も魔法を使ってとなります。楽な場合もあるし雑巾掛けが手っ取り早い時もある!いくら水気厳禁と言っても‼︎
「これで終わりですよね?」
「何も起こらなければ…」
ガチャン!チャリン!ドタドタドタ‼︎
「何か、起こったようですわ?リスティア様」
「そうみたいですね、シャーロット様」
魔法で作業・掃除する事。
補助魔法のLvも関わってくるので苦手な方は不器用!ってくらい大変なのです。
「私達三人で行った方が早かったですわ!」
ローラ?気持ちわかるけど授業の一環だよ?
「それはそうと春休み、年始はどう過ごされます?」
「ローラさんは?とりあえず領内本宅で過ごしますけど」
「ですよね?夏くらいあれば別荘で、というのもありなのですけど。リスティア様は?」
「うん…」
はぁ、気が重い。
「実は王宮勤め」
「「ほ、ほぉ~う」」
「な、何?二人して声合わせて?!」
「つまり王太子妃としての公務が始まる訳だ」
ソウデス。ルーク様からすまなそうにお願いされると断りようがありません。
「いや、王太子妃じゃなくてまだ婚約者だから」
「でも婚約解消はないでしょう?」
「殿下、ベタぼれ!ゾッコンですものね」
あうぅ…。
「そう、見える?」
「「はい! 」」
「それ以外にどう見ろと」
「お幸せそうで何よりです」
あうぅ…。ここにルーク様がいないことにホッとしてます。やば…。
そして新年!
今年も善き年でありますように。
で公務です。
王宮で国王陛下、王妃殿下、王太子殿下、私と並び王宮参列者との年始の挨拶。
婚約発表後初の年始。世間はもう私を王太子妃と認めています。公爵令嬢も充分窮屈だったのに王族の一員としての立場なんて…。
ふぇ?
もう、ルーク様?
たまにこっそり手を握ってきます。フフ、それだけですごく幸せ。私、単純だなって我ながら思っちゃいます。
あ、お父様、お母様。
両親から年始の挨拶受けるなんて不思議です。
いや、不束な娘でって嫁入り後になってるよ? お父様? お母様、笑いを堪えてるよね! あぁ、もう。
両親からの挨拶が一番疲れました。
挨拶対応も終わりホッと一息。
王妃様、ルーク様とお茶してます。
「疲れたでしょう? まだいいか、とも思ったのだけどごめんなさいね」
「いえ、全然。御気遣いありがとうございます、王妃様」
「う~ん? まだ、お義母様とは呼んでくれないかな?」
「ふぇ?あ、あの?」
「やっぱり女の子っていいわ! フフ、娘とお揃いのドレスを着るのあこがれてたのよ。ありがとうね」
本当に嬉しそうな王妃様。お揃いというか、合わせた水色のドレス。私の銀髪がよく映える色合いになってます。
この銀髪、実はリンドガイア王国では珍しい色なのです。聖なる輝きの色と言われ今まで教皇のグラント公爵家の方しかいませんでした。
そんな中王太子とミリュー公爵家に私が銀髪で生まれた。すごい大騒ぎだったそうです。何か女神様に仕組まれてるよね?
何故か王族って男系家族。陛下も男兄弟しかいないそうですがルーク様も弟君しかいません。今二歳で私のこと「ねぇタン」呼び!
フフ!姉って立場がすごく新鮮でドキドキしてます。可愛いんだ!
「明日くらいまで諸国の御使者とかくるので明日まで我慢して私達に付き合ってね」
「はい!王妃様」
「う~ん?やっぱりお義母様はなし?」
ふぇ? 心臓に悪いです。王妃様。
むう、ルーク様も笑ってばかり!
これから毎年だよね? 頑張れ!私!!
学校だぁ~!って入学したら激動の一年間でした。アンデッドとの実戦で神聖魔法覚える事出来たし、王様との謁見もあったし。
「王太子殿下と婚約したし!ところでリスティア様?ここの書籍は右の棚でいいのですよね?」
ふぇ?ローラ?
「あ、うん。右の上が補助魔法のカテゴリーだから」
年末大掃除、只今実施中!
魔術の講座の時間なので掃除も魔法を使ってとなります。楽な場合もあるし雑巾掛けが手っ取り早い時もある!いくら水気厳禁と言っても‼︎
「これで終わりですよね?」
「何も起こらなければ…」
ガチャン!チャリン!ドタドタドタ‼︎
「何か、起こったようですわ?リスティア様」
「そうみたいですね、シャーロット様」
魔法で作業・掃除する事。
補助魔法のLvも関わってくるので苦手な方は不器用!ってくらい大変なのです。
「私達三人で行った方が早かったですわ!」
ローラ?気持ちわかるけど授業の一環だよ?
「それはそうと春休み、年始はどう過ごされます?」
「ローラさんは?とりあえず領内本宅で過ごしますけど」
「ですよね?夏くらいあれば別荘で、というのもありなのですけど。リスティア様は?」
「うん…」
はぁ、気が重い。
「実は王宮勤め」
「「ほ、ほぉ~う」」
「な、何?二人して声合わせて?!」
「つまり王太子妃としての公務が始まる訳だ」
ソウデス。ルーク様からすまなそうにお願いされると断りようがありません。
「いや、王太子妃じゃなくてまだ婚約者だから」
「でも婚約解消はないでしょう?」
「殿下、ベタぼれ!ゾッコンですものね」
あうぅ…。
「そう、見える?」
「「はい! 」」
「それ以外にどう見ろと」
「お幸せそうで何よりです」
あうぅ…。ここにルーク様がいないことにホッとしてます。やば…。
そして新年!
今年も善き年でありますように。
で公務です。
王宮で国王陛下、王妃殿下、王太子殿下、私と並び王宮参列者との年始の挨拶。
婚約発表後初の年始。世間はもう私を王太子妃と認めています。公爵令嬢も充分窮屈だったのに王族の一員としての立場なんて…。
ふぇ?
もう、ルーク様?
たまにこっそり手を握ってきます。フフ、それだけですごく幸せ。私、単純だなって我ながら思っちゃいます。
あ、お父様、お母様。
両親から年始の挨拶受けるなんて不思議です。
いや、不束な娘でって嫁入り後になってるよ? お父様? お母様、笑いを堪えてるよね! あぁ、もう。
両親からの挨拶が一番疲れました。
挨拶対応も終わりホッと一息。
王妃様、ルーク様とお茶してます。
「疲れたでしょう? まだいいか、とも思ったのだけどごめんなさいね」
「いえ、全然。御気遣いありがとうございます、王妃様」
「う~ん? まだ、お義母様とは呼んでくれないかな?」
「ふぇ?あ、あの?」
「やっぱり女の子っていいわ! フフ、娘とお揃いのドレスを着るのあこがれてたのよ。ありがとうね」
本当に嬉しそうな王妃様。お揃いというか、合わせた水色のドレス。私の銀髪がよく映える色合いになってます。
この銀髪、実はリンドガイア王国では珍しい色なのです。聖なる輝きの色と言われ今まで教皇のグラント公爵家の方しかいませんでした。
そんな中王太子とミリュー公爵家に私が銀髪で生まれた。すごい大騒ぎだったそうです。何か女神様に仕組まれてるよね?
何故か王族って男系家族。陛下も男兄弟しかいないそうですがルーク様も弟君しかいません。今二歳で私のこと「ねぇタン」呼び!
フフ!姉って立場がすごく新鮮でドキドキしてます。可愛いんだ!
「明日くらいまで諸国の御使者とかくるので明日まで我慢して私達に付き合ってね」
「はい!王妃様」
「う~ん?やっぱりお義母様はなし?」
ふぇ? 心臓に悪いです。王妃様。
むう、ルーク様も笑ってばかり!
これから毎年だよね? 頑張れ!私!!
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