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4.王都の闇に、蠢く影
聖女
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医学の実地体験の翌日。
学校に来た王立施薬院の院長ダイアナ様に全校朝礼で表彰されてしまいました。
ダイアナ様はお母様の先輩。事情をすべて知った上で表彰に来たとのこと。
やり方を知ってたとしても初等科一年で実行できるのがすごい!そうです。
だよね?
チェレン曰く、
「普通は四元魔法のLv1くらいなのに、補助魔法や回復魔法のLv3を、しかも連続詠唱するなんて!」
で、お約束の『お嬢様は規格外なんです!』って。もう、うるさい!!
お陰で今日は学校中の評判です。
でもダイアナ様。次からは王立施薬院で実地体験させてくれるって!今度の休み、早速行ってみます。
ちょっと周りがざわざわしてますが魔術の授業です。ルーパー先生が標的の土ゴーレムを作ります。
「さぁ、何の呪文でも構いません。こいつに一撃加えてみてください、あ、ローラ嬢とリスティア嬢は最後で。お二人にはも一つ課題を課します」
は?何で?
チェレン、聞こえたわよ! そりゃそうですって何?
土人形なので風属性や炎属性攻撃魔法が多いです。何人かは当てるのですが効いてるように見えないです。どうしても魔力の差が出るのです。
いよいよ私達の番。
「リスティア様、お先に」
ローラが構えます。と、追加課題?ゴーレムの数が増えました。二体です。
「ウィンドカッター!二連激!!」
ローラの振った右手から、風の刄が二つ、二体のゴーレムへ向かいます。
ズバッ!
そんな音が聞こえてきそうな威力の刄がゴーレムを真っ二つにしました。
「オオオォ!スゲェ!」「流石はローラ様」
皆の驚嘆符を浴びながらローラがこっちにきました。
「どうですか?リスティア様」
「流石ですね、ローラ」
「でもリスティア様は上をいくのですよね?」
そう言われるとやらなくちゃって思います。あれ?ゴーレム三体いますけど?
「Lv4まで出来るって言っていましたよね。ならばこれで」
三体?連激は厳しい?ならば全体攻撃!
「風の精霊よ、我が剣と成りて全てを断て!エクスカリバー!!」
私の前に大いなる精霊の刄が白く輝く。そのまま一気にゴーレム三体を真っ二つ!消滅です!!
「本当に規格外ですわ、リスティア様」
え?ローラまで?
「風属性Lv4 聖剣エクスカリバー!全体攻撃魔法もこなせるなんて」
「フム。お母上アイラ様にかなり習ったのですね。色々応用を教えた方がいいですかね?」
あれ?私だけ授業内容が変わる?先生!何言い出すんですか?
「まぁ、少し考えてみましょう」
先生~?
で、休みの日。私達医学受講者三人と護衛のカイル。王立施薬院で実地体験だったのですけど…。施薬院で皆が遠巻きに「聖女様」って言ってるみたいですけど?
何か黒変臓病治療中、私は白くうっすらと輝いていたそうです。まるで聖女の如く。
ダイアナ様が見守る中、診療・治療行為を行います。患者の話を聞いて直接触れてみて診断していく。後ろでダイアナ様が頷いているので間違ってはいないようです。
今度はケガの治療。魔法使うまでもなく消毒し、薬を塗って包帯を巻く。うん、手際よく出来た。あれ?皆が見てるけど?え?何か間違えた?
「手際よく出来たのにびっくりしただけよ。もう、うちのスタッフ並ね」
ダイアナ様の声にちょっと恐縮です。ケガの治療、慣れてるんです。
「お嬢!俺で散々練習したもんな」
「カイル、無茶してケガが多すぎたの!」
あぁ成る程。皆が納得してます。
「でも、本当にリスティア嬢、今すぐここでスタッフとして動けるレベルよ」
「ありがとうございます。ダイアナ様」
私の年齢考えるとすごい事みたいで、結局聖女の名に箔がついてしまいました。
困ったな、このままじゃ本当に規格外に成っちゃう!
施薬院からの帰り道。カイルと一緒に王都別宅に帰る途中何かの気配が?え?何?
この時あまり気にしなかった気配。後から思えば前兆だったのでした。
学校に来た王立施薬院の院長ダイアナ様に全校朝礼で表彰されてしまいました。
ダイアナ様はお母様の先輩。事情をすべて知った上で表彰に来たとのこと。
やり方を知ってたとしても初等科一年で実行できるのがすごい!そうです。
だよね?
チェレン曰く、
「普通は四元魔法のLv1くらいなのに、補助魔法や回復魔法のLv3を、しかも連続詠唱するなんて!」
で、お約束の『お嬢様は規格外なんです!』って。もう、うるさい!!
お陰で今日は学校中の評判です。
でもダイアナ様。次からは王立施薬院で実地体験させてくれるって!今度の休み、早速行ってみます。
ちょっと周りがざわざわしてますが魔術の授業です。ルーパー先生が標的の土ゴーレムを作ります。
「さぁ、何の呪文でも構いません。こいつに一撃加えてみてください、あ、ローラ嬢とリスティア嬢は最後で。お二人にはも一つ課題を課します」
は?何で?
チェレン、聞こえたわよ! そりゃそうですって何?
土人形なので風属性や炎属性攻撃魔法が多いです。何人かは当てるのですが効いてるように見えないです。どうしても魔力の差が出るのです。
いよいよ私達の番。
「リスティア様、お先に」
ローラが構えます。と、追加課題?ゴーレムの数が増えました。二体です。
「ウィンドカッター!二連激!!」
ローラの振った右手から、風の刄が二つ、二体のゴーレムへ向かいます。
ズバッ!
そんな音が聞こえてきそうな威力の刄がゴーレムを真っ二つにしました。
「オオオォ!スゲェ!」「流石はローラ様」
皆の驚嘆符を浴びながらローラがこっちにきました。
「どうですか?リスティア様」
「流石ですね、ローラ」
「でもリスティア様は上をいくのですよね?」
そう言われるとやらなくちゃって思います。あれ?ゴーレム三体いますけど?
「Lv4まで出来るって言っていましたよね。ならばこれで」
三体?連激は厳しい?ならば全体攻撃!
「風の精霊よ、我が剣と成りて全てを断て!エクスカリバー!!」
私の前に大いなる精霊の刄が白く輝く。そのまま一気にゴーレム三体を真っ二つ!消滅です!!
「本当に規格外ですわ、リスティア様」
え?ローラまで?
「風属性Lv4 聖剣エクスカリバー!全体攻撃魔法もこなせるなんて」
「フム。お母上アイラ様にかなり習ったのですね。色々応用を教えた方がいいですかね?」
あれ?私だけ授業内容が変わる?先生!何言い出すんですか?
「まぁ、少し考えてみましょう」
先生~?
で、休みの日。私達医学受講者三人と護衛のカイル。王立施薬院で実地体験だったのですけど…。施薬院で皆が遠巻きに「聖女様」って言ってるみたいですけど?
何か黒変臓病治療中、私は白くうっすらと輝いていたそうです。まるで聖女の如く。
ダイアナ様が見守る中、診療・治療行為を行います。患者の話を聞いて直接触れてみて診断していく。後ろでダイアナ様が頷いているので間違ってはいないようです。
今度はケガの治療。魔法使うまでもなく消毒し、薬を塗って包帯を巻く。うん、手際よく出来た。あれ?皆が見てるけど?え?何か間違えた?
「手際よく出来たのにびっくりしただけよ。もう、うちのスタッフ並ね」
ダイアナ様の声にちょっと恐縮です。ケガの治療、慣れてるんです。
「お嬢!俺で散々練習したもんな」
「カイル、無茶してケガが多すぎたの!」
あぁ成る程。皆が納得してます。
「でも、本当にリスティア嬢、今すぐここでスタッフとして動けるレベルよ」
「ありがとうございます。ダイアナ様」
私の年齢考えるとすごい事みたいで、結局聖女の名に箔がついてしまいました。
困ったな、このままじゃ本当に規格外に成っちゃう!
施薬院からの帰り道。カイルと一緒に王都別宅に帰る途中何かの気配が?え?何?
この時あまり気にしなかった気配。後から思えば前兆だったのでした。
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