大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ

鮭とば

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本編

剣姫と偽魔族

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別に今に限った話でも、ついさっき気づいた事でも無いのだが、俺個人の決定的な弱点が一つ、明確にある。
シンプルな話だ。攻撃手段が剣しか無いので、中遠距離戦が恐ろしく辛い。《煌覇》が唯一と言っていい程の俺の中遠距離攻撃手段。
それに近距離戦になったとしても、俺のリーチ自体が負けることが多い。もちろん相手の武器によって変わるし、大銀剣なら武器自体のリーチが長いので五分に持ち込めることもあるが、双剣なら大抵負ける。
つまり、遠距離から距離を詰め、中距離での攻撃を掻い潜り、近距離に踏み込んで相手の間合いを突破した上でこちらの間合いにまで踏み込む。それが俺の最低限かつ基本の必須条件。
──だった。
「ッッッ!!」
裂帛の声とともに近場にあった槍を投擲し、同時に距離を詰める。俺が起こしたアクションはこの二つ。
そして槍を投げたのに一瞬遅れて俺の身体から突如光が迸る。
『魔力──学校長か!?』
シャルがそう言うと、発生した光が四つに割れ、四方から弧を描きつつ《剣姫》へ目掛けて同時に飛びかかる。
それを見た《剣姫》は、俺が最初に投げた槍を回避しつつ、自身の周りに複数の剣を発生させる。
「チッ」
やっぱり避けられるか。だが今の隙に間合いを詰められる。
槍は単なる牽制。何かが飛んできて、それに対処しなくてはならない。そういう状況を作り出すためのデコイ。あれが小石であってもなんら問題は無い。
だから俺が驚いた。
「!!」
ぐんっ!と。
放たれた光の槍が方向を変えた。
あぁそうか。当たり前の話だが。
魔法ってただの投擲と違って、追尾もできるよな。
「くっ!!」
《剣姫》が苦しそうな声を上げ、直後に彼女へ光の槍が殺到する。
だが。
『全部外した、か……』
俺にも見えた。《剣姫》の周りから複数の剣が出現し、身代わりになるようにして槍にぶつかり、砕けて散ったのを。
『魔法で貫通させるのは難しいか』
その辺は一長一短だな。当てれればただの槍の方が良いわけだ。
しかし、元々の目的である囮はしっかり果たした。
「オォッッ!!」
いつもの俺より長い手足リーチ
俺の間合いに持ち込むのはいつもより容易い。
手には近づきながら拾った大斧。それを大きく身体を捻りながら横薙ぎに放つ。
普通に当たれば首だろうと胴だろうと真っ二つにするような一撃。ギラリと光る刃が体勢を崩した《剣姫》目掛けて振り下ろされ──『後ろッ!!』
「!!」
シャルの切羽詰まった声。
そして《剣姫》の視線は俺の持つ斧ではなく、そのやや後方へ注がれている。
何かを、狙っている。
「っ」
即座に斧から手を離し、空いた手をその視線の先の方へ目掛けて振り抜く。
斧は外れて《剣姫》の後方へと投げ飛ばされ、俺の裏拳が《剣姫》の視線の先を鋭く振り抜き──空ぶった。
「なっ」
『馬鹿、下だ!!』
直後、鋭い何かが俺の足に突き刺さる。
「っ、く!?」
やられた。首を狙う視線はブラフ
本命はもっと下。内腿に鋭い短剣が突き刺さり、それが血を吸い上げるような異常な勢いで出血させていた。
出血特化の短剣。やられた。
即座に引き抜くが、同時にザリザリと内側を強く引っ掻く感覚。抜いた短剣には血と肉がべっとりと付いており、細かい返しが俺の足をボロボロにしたのだとすぐに理解出来た。
不味い、止血。いやそれよりも。
攻撃を空振り、短剣を引き抜く。
このツーアクションの間は、戦闘において致命的な隙となる。
「ッ!!」
再度振り返り、《剣姫》の方を向くと、俺の顎下から脳天へ貫くような一撃が迫っていた。
それを手にした短剣で真横から叩き、切っ先を僅かにずらしてヘルムの頬を削らせる。
「チッ!!」「むぅ」
やらかした。最悪だ。
一応傷は髪で巻いて止血、血も体外へ流れないようにコントロールしているが、傷自体が強く痛む。痛覚を切ってしまうことも考えたが、そうすると今の俺だと足を細かくコントロールするのが難しい。
あくまで膝からの延長で手足を再現するという感覚なので、足全部を髪で再現となると勝手がかなり変わる。
それにあれだけの隙を晒しておいて、《剣姫》がたった一度の攻撃で済む訳がない。
そのまま短剣で切り掛ると、同時に手にしていた短剣が消える。
「なっ」
「それはぁ……私のぉ……だよぉ……?」
しくじった。出すだけじゃなくて消すのも自由自在か。
ならそのまま手刀にして、レイピアを持つ手をぶっ叩く。
それを《剣姫》は手首の返しでレイピアの切っ先を俺の手刀に合わせ、弾くようにして俺の手刀を逸らす。
やはりあの剣、異常にしなやかで弾性がある。厄介だな。
『引けッ!』
シャルに言われて一度バックステップ。直後に俺の居た所へ複数の剣が突立つ。
「早いな……」
聞こえないように小さく呟く。
あの短時間で、数十本もの剣が空に浮いていた。これを避けたいから《剣姫》とは速攻で終わらせたかったのだが。
普通ならここから《剣姫》が圧倒的に有利。
だが、今の俺なら微不利ぐらいか。
近くにあった剣を引き抜き、ゆっくり弧を描くように空をなぞる。それに合わせて、ひとつ、ふたつ、みっつと光の剣が生まれる。流石学校長。これだけでよく何をして欲しいか分かったな。
「行け」「やっちゃえっ!!」
数十本の剣が雨の如く降り注ぎ、迎え撃つ光の剣はたった四本。
しかし光の剣は俺の周りを付かず離れず飛び回り、落ちてくる剣雨を一つ一つ弾き、潰す。先程の槍とは違い、しばらくは持続するようだ。
俺の最も得意な間合いは至近距離インファイト。対する《剣姫》は中近距離ミドルレンジが最も強い。
今はまだ《剣姫》の間合いだが、じきに俺の間合いへと入る。
普通なら俺が至近距離へと辿り着くのが至極困難。この雨を突破する手段が乏しいからだ。
けどこれなら──!!
「《貫き通す唯一の一アイン》!!」
轟と風を引き裂き、超巨大な大剣が俺の視界を潰しながら迫り来る。
このタイミングで戦技アーツを切るか。
少し切り札を切るには早い気がするが、魔族との戦闘は短期決戦が基本。長引けば、先に消耗するのはヒトの側なのだから。
「ッ!!」
ぎゅんっ!!と強引に方向転換。真横にステップを踏むが、足が痛んで飛びきれない。
一か八か、察してくれるか?と半ば賭けるような気持ちで手を戦技アーツの方へ向けると、手のひらが小さな爆発を起こし、身体を横へと飛ばす。
「くっ!!」
後は剣を地面に突き刺しつつ踏ん張って、体勢を崩さないようにして強引に立つ。
距離は少々離れたが、これぐらいなら許容範囲。
今の流れで剣身が歪んだ剣を捨て、片刃の手斧をその場で拾って投擲。それに付随して光の剣も二本程同時に飛ぶ。
《剣姫》の剣雨はまるで止まず、むしろ勢いを増しているようだが、気づけば俺の周りに浮いている光の剣は六本にまで増えている。上のは任せてしまえば良さそうか。
『前!!』
言われずとも。
俺が放った一本の手斧に対し、《剣姫》は十本の刀剣で応じる。
そのうち二本が斧とぶつかり合い、斧は途中で落下する。
残りの八本の刃が無手の俺へと一気に襲いかかる。
「ふッ!!」
一番手前の長剣を手の甲で叩いてへし折り、迫り来る大きな曲剣を弾いて、周りの二本にぶつけてまとめて弾く。
横に倒して薙ぎ払うように飛ばされた大刀を軽く飛んで回避。
浮いた俺に目掛けて飛んでくる三本の刃を、身を捻りながら裏拳を叩き込んで折り弾き、返ってきた大刀を引っ掴んで地面に叩きつけてへし折る。
「痛っぅ……」
「化け物ぉ……」
お前に言われたかねぇよ。口には出さないがそう思う。
今の僅かな交錯の隙に、空から降る剣は消え、代わりに今までの刀剣とは明らかに質の異なる剣が三本、《剣姫》の横に浮いていた。
見りゃ分かる。あれが本命。あれを出すためだけにこれまでの時間稼ぎをした。それだけの価値があの三本にはある。
一つはアインの時に繰り出される大剣を彷彿させるような、異常な大きさの両刃直剣。
一つは緩やかなカーブをした厚めの片刃の曲剣。
一つはシンプルで装飾も無い実直な騎士を想起するような美しい長剣。
一目見て俺が気後れする程の圧倒的存在感。金剣銀剣とはまた別だが、そこに秘められた力に対する危機感から目が離せない。
あれが振られたらヤバい。ましてや三本なんぞどうなるか見当もつかない。
ただそれだけの直感に背を押され、一気に距離を詰める。
戦技アーツぅ……《抜剣》」
「は?」
抜剣?剣を抜く?
目を離せない程の危機感と、それを注視したくないという本能的なもののせいか、剣を見てはいても細部まで見てはいなかった。
よくよく見ると、あの三本の剣。今までの《剣姫》の剣とは違い、鞘がある。
そして、剣を抜くという動作を戦技アーツにするなら、俺には二つばかり理由が思い当たる。
一つは本来そう簡単には抜けないから。
だから、よく似た剣、よく似た条件を重ね、それを抜くという動作を何万回も繰り返し、本命の剣で『特定条件をクリアした状態で剣を抜く』という戦技アーツとして記録。そして、戦技アーツが発動したのだから、逆説的に剣は抜けるという理屈だ。俺の《煌覇》で解放の文言を不要とした理由もこれと同じ。
もう一つも《煌覇》を例にすれば分かりやすいだろう。
剣を抜く動作自体を攻撃に転化しているから。
そんな頭のおかしいことをするような奴が俺以外にいるとは思っていなかった。
いやつか待て。それってつまり、今から《煌覇》並の何かが来るって事で──
「不味っ」
《剣姫》が虚空で手を握り、一気に振り抜く。
すると、三本の剣のうち、大剣と騎士剣の二本がガタガタと鍔を鳴らし、残りの曲剣が、すっ──と鞘から抜かれ、黒い刃を見せ、半ばで止まって鞘に戻る。
「あ……え?」
《剣姫》の口から小さく驚きの声が漏れたのを俺の耳が拾った。
よく分からんが失敗した?
失敗したなら、戦技アーツの反動であからさまな隙が生まれる。
好機!
近くに落ちていたハルバードを掴み、猛然と距離を詰める。
間合いは中距離から近距離へ。
俺の斧槍の間合いの一歩外で《剣姫》が動いた。
「っ!」
レイピアを捨て、一瞬だけ抜けかけた剣を引っ掴み、鞘ごと俺に切り掛る。
だが、今の俺の間合いと、剣を手にした《剣姫》の間合いでは、手足のリーチ的にも、武器のリーチ的にもこちらが有利。
斧槍の突きで先制攻撃。それを曲剣のぶ厚い刃……いや、鞘か。鞘で弾く。
俺が僅かに体勢を崩した所へさらに踏み込む《剣姫》だが、左手を《剣姫》へ向けると、即座に光が集まって魔法が発動。
それを《剣姫》が最小限の動きで回避し、さらに距離を詰める。
この距離だと最早斧槍は邪魔か。いや。
懐に潜り込もうとする《剣姫》に、最短最速で蹴りを叩き込む。
「っ、ぶッ!!」
咄嗟に鞘でガードしたものの、勢いは殺しきれずに顔を強打。俺も痛む傷に顔を顰めながら、作った僅かな隙で斧槍の石突で追い討ちを掛ける。
グルンと回されてこめかみを狙う一撃。だが《剣姫》は、それを地に伏せて回避。よくやる。
「ああッ!!」
曲剣を両手で握り、下から上へと剣を振り抜く。鋭く早いが、回避の余裕はある。
半身をズラし、鎧の上を曲剣が滑る。
そのまま身体を捻り、思い切り斧槍を振り抜く。
「ふんッ!!」
「がッ!?」
硬い鎧の感触と思ったより軽い手応え。身のこなしは流石二つ名持ちと言った所か。
斧槍の外に出た《剣姫》に追撃を。そう思って一歩前に出ようとすると、足が動かない。
「ん……?」
視線を下へ向けると、足から腰にかけて長黒い影が。
なんだこれ。魔力……は、感じられないが。
『おい、どうした?レィア?』
「……足が、動かん……?」
『は!?』
まるで腰から下が石になったような感覚。触覚もいつの間にか無くなり、全く動かせない。
「半分だけぇ……効いてるみたいだねぇ……」
ふらりと立ち上がる《剣姫》。よく見れば、曲剣の鞘の口から何か黒いモヤのようなものが僅かに出ているような気がする。
よく分からんが、あれが原因か。
「半分も効いてればぁ……充分かなぁ……」
そう言って《剣姫》は構える。あの動きは──
「《貫き通す唯一の一アイン》!!」
『レィアッ!!』
完全に動きを止められて隙が出来た相手に、全力の一撃。俺だってそうするだろう。
けどこれ──
「悪いな」
小さくそう言って、ややぎこちないながらも横に跳ぶ。
「えっ……?」
轟ッ!!と顔の真横を巨剣が通り過ぎ、半ば転ぶように回避する俺。
そして、それと同時に見よう見真似で左手を前に。引き絞るように右手を後ろに。
それだけで極大魔力が込められた光の弓が発生する。
「ッッ!!」
戦技アーツ直後の硬直で全く動けない《剣姫》に対して弓を放つ。
それは吸い込まれるように《剣姫》へと目掛けて飛び、凄まじい爆音と共に《剣姫》を飲み込んだ。
「……やっべ」
あれってあんな威力あったんだな。
『……足が動かないんじゃなかったのか?』
「今も動かないぜ。足はな。だから髪の部分だけで跳ねた」
『あぁ、なるほど……ややこしい言い方しやがって』
戦闘をするような足さばきは無理だが、跳躍するだけなら髪だけでもどうにでもなる。やってる事はバネみたいなもんだしな。
なんとかして立ち上がると同時に、どこからともなく救護班がやって来て《剣姫》を運んでいく。
どうやら死んではいない様子。良かった。
「学校長からメッセージです」
「ん」
『試験、お疲れ様です。あと一件頼みますよ。身体に不調はありますか?』
「あー、左の内腿を短剣でざっくりやられた。止血はしてるが、手当出来るモンが有るなら助かる」
『一分で用意します。他は?』
「あぁ、さっきの《剣姫》の曲剣のせいか?なんか下半身が全く動かねぇんだけど」
こういうのって普通、使用者が気絶したら解除されるモンじゃねぇの?
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