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わからないこと
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「あのー、先生ー?」
私は相坂先生によって行って話しかける。
『おー、朝比奈さん。どうしたの?』
私はさっき乃亜先輩が言っていた相坂先輩について聞く。
「先生の娘さんって何部ですか?」
『えっ?テニス部だけど・・・』
やっぱり!!そうなんだー!
でも一応確認しとかないと・・・
「テニスで県1位の相坂さんって先生の娘さんですか?」
『あー、そうよ。どうしたの?急にそんなこと聞いて。』
私は、先生にこれまでの経緯を話す。
『なるほどねぇー。それでか!知らなかったなぁー、平川さんが杏奈をねぇ。』
???
「杏奈って先生の娘さんの名前ですか?」
『そうよ。言ってなかったっけ?』
「はい、言ってないですよー!」
「それにしても、杏奈さんってすごいんですね!」
『そうねー。でも、平川さんには申し訳ないけど杏奈、テニス辞めちゃったの。』
えっ???
「えっ?そうなんですか!?でも乃亜先輩は・・・」
『知らないんじゃないのかな?最近辞めちゃって・・・。せっかくあんなに上手だったのに。』
先生の顔が悲しそうになる。
これは、聞いちゃいけなかったな・・・。
「そうなんですか・・・。」
『理由とかも言わなくてね・・・。本当に、なんでだろうなぁ。』
「このことは、乃亜先輩には秘密にしといた方がいいですよね。」
『うん。そうだね。そのほうがいいかな・・・。ごめんね、秘密にしてもらっちゃってて。』
「いえいえ。私こそ、言いにくいことを聞いてしまってごめんなさい。」
『全然大丈夫よ!さぁ、もう暗いし早く帰りなさい。』
「はい、さようなら。」
『さようなら。』
最後に先生が笑ってくれた。
びっくりだなぁ。
なんでやめたんだろ。分からないって言ってたから、わからないんだろうけど・・・。
私は、梨可たちと帰りながらそんなことを考えていた。
~相坂家said~(保健室の先生)
「はぁー。今日も疲れた。」
私は学校から家に車で帰り、家に着くとその一言が出た。
『おかえり。帰ってたんだね。』
杏奈が2階から降りてくる。
「今さっき帰ったところ。ただいま。」
『うん、そっかぁ。』
以前に比べて少し元気がなくなったような気がする。
「ねぇ、耀くんが会いたいって。」
『それ、前にも聞いた。私は会わない。』
平然と杏奈が答える。そして、少し口調が強い。
「なんで?まぁ、別れたから会いたくないのは分かるんだけど、せめて理由ぐらい言ってくれないと・・・テニスのことだって・・・。」
『耀のことは、忘れたいの。もう、より戻す気とかないし。赤の他人でいたいの。テニスは・・・。』
杏奈が取り乱しながら話す。
それだけ辛いってことなんだよね・・・。
私が悪かったな。
「分かった。言いたくないよね。問いつめてごめん。耀くんにはそう伝えとく。」
『うん。』
「もしかしたら、重荷になるかもしれないけど一応伝えとくね。今日、前話した朝比奈さんから聞いたんだけど私の学校のテニス部の3年生の平川さんが杏奈のこと目標にしてるんだって。辞めたって伝えたけどもし、杏奈がまだテニスやりたいって気持ち残ってるんだったらいつでも再開してもいいんだよ?杏奈を目標にしている人だっている。杏奈が戻ったらみんな喜ぶよ?」
『うん、考えてみるね・・・。教えてくれてありがとう。』
「うん。まぁ、ゆっくり考えな。」
杏奈は、1度耀くんと会った方がいいと思う。
杏奈が少し元気がなくなったり、テニスを辞めちゃったりしたのは耀くんと別れてからだ。
2人がどう別れたとか、理由とか詳しくは知らないけど、あのままじゃダメだよね・・・。
~相坂家side、END~
私は相坂先生によって行って話しかける。
『おー、朝比奈さん。どうしたの?』
私はさっき乃亜先輩が言っていた相坂先輩について聞く。
「先生の娘さんって何部ですか?」
『えっ?テニス部だけど・・・』
やっぱり!!そうなんだー!
でも一応確認しとかないと・・・
「テニスで県1位の相坂さんって先生の娘さんですか?」
『あー、そうよ。どうしたの?急にそんなこと聞いて。』
私は、先生にこれまでの経緯を話す。
『なるほどねぇー。それでか!知らなかったなぁー、平川さんが杏奈をねぇ。』
???
「杏奈って先生の娘さんの名前ですか?」
『そうよ。言ってなかったっけ?』
「はい、言ってないですよー!」
「それにしても、杏奈さんってすごいんですね!」
『そうねー。でも、平川さんには申し訳ないけど杏奈、テニス辞めちゃったの。』
えっ???
「えっ?そうなんですか!?でも乃亜先輩は・・・」
『知らないんじゃないのかな?最近辞めちゃって・・・。せっかくあんなに上手だったのに。』
先生の顔が悲しそうになる。
これは、聞いちゃいけなかったな・・・。
「そうなんですか・・・。」
『理由とかも言わなくてね・・・。本当に、なんでだろうなぁ。』
「このことは、乃亜先輩には秘密にしといた方がいいですよね。」
『うん。そうだね。そのほうがいいかな・・・。ごめんね、秘密にしてもらっちゃってて。』
「いえいえ。私こそ、言いにくいことを聞いてしまってごめんなさい。」
『全然大丈夫よ!さぁ、もう暗いし早く帰りなさい。』
「はい、さようなら。」
『さようなら。』
最後に先生が笑ってくれた。
びっくりだなぁ。
なんでやめたんだろ。分からないって言ってたから、わからないんだろうけど・・・。
私は、梨可たちと帰りながらそんなことを考えていた。
~相坂家said~(保健室の先生)
「はぁー。今日も疲れた。」
私は学校から家に車で帰り、家に着くとその一言が出た。
『おかえり。帰ってたんだね。』
杏奈が2階から降りてくる。
「今さっき帰ったところ。ただいま。」
『うん、そっかぁ。』
以前に比べて少し元気がなくなったような気がする。
「ねぇ、耀くんが会いたいって。」
『それ、前にも聞いた。私は会わない。』
平然と杏奈が答える。そして、少し口調が強い。
「なんで?まぁ、別れたから会いたくないのは分かるんだけど、せめて理由ぐらい言ってくれないと・・・テニスのことだって・・・。」
『耀のことは、忘れたいの。もう、より戻す気とかないし。赤の他人でいたいの。テニスは・・・。』
杏奈が取り乱しながら話す。
それだけ辛いってことなんだよね・・・。
私が悪かったな。
「分かった。言いたくないよね。問いつめてごめん。耀くんにはそう伝えとく。」
『うん。』
「もしかしたら、重荷になるかもしれないけど一応伝えとくね。今日、前話した朝比奈さんから聞いたんだけど私の学校のテニス部の3年生の平川さんが杏奈のこと目標にしてるんだって。辞めたって伝えたけどもし、杏奈がまだテニスやりたいって気持ち残ってるんだったらいつでも再開してもいいんだよ?杏奈を目標にしている人だっている。杏奈が戻ったらみんな喜ぶよ?」
『うん、考えてみるね・・・。教えてくれてありがとう。』
「うん。まぁ、ゆっくり考えな。」
杏奈は、1度耀くんと会った方がいいと思う。
杏奈が少し元気がなくなったり、テニスを辞めちゃったりしたのは耀くんと別れてからだ。
2人がどう別れたとか、理由とか詳しくは知らないけど、あのままじゃダメだよね・・・。
~相坂家side、END~
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