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第2章
お勧めのワイナリーを聞く
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早乙女健司は、隣の客にちょっと引いていた。
「おいしい・・・おいしいよぉ・・・」
ショートボブの、かわいらしい女性。年のころは20代前半であろう。
大もりのパスタを嬉しそうにほおばっている。
以前話したことがある。
最近引越してきたと言っていた。
確か・・・名前は・・・
「柏木さん・・・だっけ? 美味しそうに食べるね」
「はい、最近は残業続きでろくなもの食べていなかったんですよ。ずっと、コンビニ弁当で」
「なるほど、確かに」
健司も、若いころは深夜まで残業していた。
緊急事態宣言の状況で残業続きだったとすると・・・想像するだけで、大変だ。
柏木さんは、ロゼワインを口に含んでふぅ・・と息をついた。
「ワインも美味しいですね。美味しいワインも飲めるのがうれしいです」
「へえ、自宅では飲まないんだ」
「どんなワインを買っていいかわからなくて・・・お店に置いているのって海外のが多くないですか?」
「そっか、私はワイナリーに行って買ったりするからなぁ」
すると、目を輝かせて聞いて来た。
「たしか、日本のワインに詳しいんですよね。どこか、近くでお勧めのワイナリーとかありますか?」
健司は、ちょっと考える。
「う~ん、近くなら山下埠頭の近くに横浜ワイナリーっていうのがあるよ」
すると、柏木さんは不満げに言う。
「ちょ・・・ちょっと近すぎません?もっと遠くがいいですね」
「え?それだと、車がないと厳しいですよ?車持っているんですか?」
すると、眼を泳がせながら困ったように・・・
「車は無いんですけど・・・実は・・・」
柏木さんは、恥ずかしそうに愛車の話をした。
その話を聞いて、健司は納得した。
笑顔で言う。
「なるほど。それなら、お勧めがありますよ」
「おいしい・・・おいしいよぉ・・・」
ショートボブの、かわいらしい女性。年のころは20代前半であろう。
大もりのパスタを嬉しそうにほおばっている。
以前話したことがある。
最近引越してきたと言っていた。
確か・・・名前は・・・
「柏木さん・・・だっけ? 美味しそうに食べるね」
「はい、最近は残業続きでろくなもの食べていなかったんですよ。ずっと、コンビニ弁当で」
「なるほど、確かに」
健司も、若いころは深夜まで残業していた。
緊急事態宣言の状況で残業続きだったとすると・・・想像するだけで、大変だ。
柏木さんは、ロゼワインを口に含んでふぅ・・と息をついた。
「ワインも美味しいですね。美味しいワインも飲めるのがうれしいです」
「へえ、自宅では飲まないんだ」
「どんなワインを買っていいかわからなくて・・・お店に置いているのって海外のが多くないですか?」
「そっか、私はワイナリーに行って買ったりするからなぁ」
すると、目を輝かせて聞いて来た。
「たしか、日本のワインに詳しいんですよね。どこか、近くでお勧めのワイナリーとかありますか?」
健司は、ちょっと考える。
「う~ん、近くなら山下埠頭の近くに横浜ワイナリーっていうのがあるよ」
すると、柏木さんは不満げに言う。
「ちょ・・・ちょっと近すぎません?もっと遠くがいいですね」
「え?それだと、車がないと厳しいですよ?車持っているんですか?」
すると、眼を泳がせながら困ったように・・・
「車は無いんですけど・・・実は・・・」
柏木さんは、恥ずかしそうに愛車の話をした。
その話を聞いて、健司は納得した。
笑顔で言う。
「なるほど。それなら、お勧めがありますよ」
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