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ちゃんと・・・狙えっ!
味方に当ててどうすんだ!!!
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軍艦奉天がロシア海軍の輪の中から・・・脱出しょうと・・・小口径の副砲で砲撃しながら遁走する。
させじ、と・・・ロシア海軍の軍艦が追撃の砲撃だ。
軍艦奉天は副砲で砲撃だ。
なぜ、主砲を使わないのか?
それは、主砲は照準に時間がかかり、2連装の片方ずつしか砲撃できないからだ。
戦艦大和の主砲も3連装の46サンチだが・・・同時砲撃はしないはずだ。
なぜかって・・・あまりに砲撃の衝撃が大きすぎて・・・艦がモタナイからだ。
つまり、3基ある主砲を9本全弾砲撃したら・・・大和はマングリ反ってしまうからだ。
それで、3連装でも2本と1本での交互砲撃なのだ。
46サンチの砲撃は・・・甲板に鶏が居たなら・・・粉砕されるほどの衝撃なのだ。
それで、砲撃のたびに甲板員は退避豪へ隠れるのだ。(これ、マジです。)
それに、主砲は近接武器ではない・・・遠距離の敵への攻撃用だ。
それくらいは・・・ロシア海軍もわかってるようだ。
ロシア海軍の軍艦も副砲での追撃なようだ。
しかし、しかしだ。
逃げる軍艦奉天へ砲撃したんだが・・・あまりの俊足な軍艦奉天に狙いが外れて・・・
まわりの味方のロシア軍艦へ・・・・数発どころか・・・盛大に命中してしまったのだ。
「まて、砲撃中止だ。」「味方に当ててどうすんだ。」「この、バカのイワン野郎。」と、怒鳴り散らす艦長だ。
イワン野郎とは・・・ロシア内でロシア人を卑下する言葉だ。
まあ、軍艦だから・・・数発砲撃が命中しても・・・航行になんら支障はないんだが・・・
それでも、主砲は無事だったが・・・対空機銃やら小口径の機関砲なんかが・・・かなり、ダメに・・・なってしまった。
なぜなら、副砲の装甲が薄いからだ。
主砲の砲塔の装甲は厚い・・・しかし、機銃や機関砲は装甲が薄いからだ。
「くそっ、機銃や機関砲が・・・まあ、相手は軍艦だ。」「戦闘機じゃないからな。」と、安心するウラジミール艦長だ。
しかし、しかしだ。
奉天飛行場から飛来した・・・我が九七式改戦闘機、12機が・・・ロシア軍艦へ・・・
まあ、機銃しか戦闘機は武器が無いが・・・ロシア海軍の戦艦の機銃などが・・・かなり、ダメになってるからか・・・軍艦から対空機銃射撃が微々たるものだったのだ。
それで、九七式改がロシア軍艦の艦橋へ狙っての機銃掃射を・・・
もちろん、軍艦の装甲は機銃で穴が開くことはない・・・しかし、ロシア海軍の艦橋の船窓は単なるガラスだ・・・防弾ガラスなんて、まだまだの時代だ。
戦闘機が機銃掃射するたびに・・・艦橋の司令官や幹部らが・・・退避しなければならない。
これで、軍艦奉天への追跡が遅れてしまうのだ。
4隻の軍艦へ3機づつ・・・五月蠅いハエのごとく・・・まとわりついて・・・
「くそっ、日本の戦闘機をなんとかしろ!」と、叫ぶロシア海軍の幹部だ。
しかし、数すくない対空機銃しか・・・無いから・・・なんとも、ならない・・・
しかし、奉天飛行場から最高速度で飛んできたので・・・燃料を大量に消費」してしまっていたのだ。
「奉天、聞こえるか。」「こちら、奉天だ感度良好だ。」(まあ、近距離だからね)
「燃料が心もとない・・・すぐに空挺が・・・一旦、飛行場へ戻る。」と、戦闘機隊から無線が入る。
「了解だ、応援感謝する。」
当時の戦闘機は航続距離が輸送機ほど長大ではない。
12機しかない派遣戦闘機隊である。
ガス欠で撃墜されるわけにはいかないのだ。
「ふう、やっと還ったな。」と、安心するウラジミール艦長である。
「まあ、戦闘機は燃料が少ないからな。」
「おい、なかなか追いつけないじゃないかっ!」と、激を飛ばす艦長だ。
「我が軍は4隻、相手は2隻といっても1隻は輸送船(あきつ丸)だぞ。」
「こんなもの、逃がしたら笑いモノだぞ。」
「臨時ボーナスどころか・・・逃がしたら給金カットするぞ。」と、脅すウラジミール艦長である。
4対1で負けてしまっては・・・モスクワ(コミンテルン)から粛清されかねないからだ。
ロシア海軍が追尾に必死で・・・・中々、まわりの空への観測がおろそかに・・・
そのころ、やっと零式輸送機2機が・・・ロシア海軍の上空へ・・・到着したのだった。
眼下を観測窓で見下ろす・・・藤堂少佐だ。
「おお、戦艦の対空砲がヤラれてるぞ。」「これは、思ったより安心して降下できそうだな。」
対空機銃くらいは怖くもなんともないんだが・・・数は、多いより少ないほうがありがたいからである。
「降下は2班に分けるぞ。」
こう、判断する藤堂君だ。
なぜなら、降下のチャンスの時間が数秒だからだ。
軍艦の甲板への降下だ。
降下する的が小さいからだ。
「短機関銃のハチハチ式の弾倉の予備は十分だな。」と、部下を観る。
いつもの携行する弾倉本数より、今回の作戦は余分に持つように指示を出す隊長だ。
なぜなら、ロシア軍艦には・・・多数の水兵が・・・
「いいか、弾幕を張ってから、突撃するんだぞ。」と、細かい訓示だ。
しかし、軍艦へ降下する演習をやっておいて正解だったと思う藤堂君である。
いきなり敵の軍艦へ降下せよ!では、かなりの無理ゲーだからである。
輸送機内の赤いランプが点灯した!
させじ、と・・・ロシア海軍の軍艦が追撃の砲撃だ。
軍艦奉天は副砲で砲撃だ。
なぜ、主砲を使わないのか?
それは、主砲は照準に時間がかかり、2連装の片方ずつしか砲撃できないからだ。
戦艦大和の主砲も3連装の46サンチだが・・・同時砲撃はしないはずだ。
なぜかって・・・あまりに砲撃の衝撃が大きすぎて・・・艦がモタナイからだ。
つまり、3基ある主砲を9本全弾砲撃したら・・・大和はマングリ反ってしまうからだ。
それで、3連装でも2本と1本での交互砲撃なのだ。
46サンチの砲撃は・・・甲板に鶏が居たなら・・・粉砕されるほどの衝撃なのだ。
それで、砲撃のたびに甲板員は退避豪へ隠れるのだ。(これ、マジです。)
それに、主砲は近接武器ではない・・・遠距離の敵への攻撃用だ。
それくらいは・・・ロシア海軍もわかってるようだ。
ロシア海軍の軍艦も副砲での追撃なようだ。
しかし、しかしだ。
逃げる軍艦奉天へ砲撃したんだが・・・あまりの俊足な軍艦奉天に狙いが外れて・・・
まわりの味方のロシア軍艦へ・・・・数発どころか・・・盛大に命中してしまったのだ。
「まて、砲撃中止だ。」「味方に当ててどうすんだ。」「この、バカのイワン野郎。」と、怒鳴り散らす艦長だ。
イワン野郎とは・・・ロシア内でロシア人を卑下する言葉だ。
まあ、軍艦だから・・・数発砲撃が命中しても・・・航行になんら支障はないんだが・・・
それでも、主砲は無事だったが・・・対空機銃やら小口径の機関砲なんかが・・・かなり、ダメに・・・なってしまった。
なぜなら、副砲の装甲が薄いからだ。
主砲の砲塔の装甲は厚い・・・しかし、機銃や機関砲は装甲が薄いからだ。
「くそっ、機銃や機関砲が・・・まあ、相手は軍艦だ。」「戦闘機じゃないからな。」と、安心するウラジミール艦長だ。
しかし、しかしだ。
奉天飛行場から飛来した・・・我が九七式改戦闘機、12機が・・・ロシア軍艦へ・・・
まあ、機銃しか戦闘機は武器が無いが・・・ロシア海軍の戦艦の機銃などが・・・かなり、ダメになってるからか・・・軍艦から対空機銃射撃が微々たるものだったのだ。
それで、九七式改がロシア軍艦の艦橋へ狙っての機銃掃射を・・・
もちろん、軍艦の装甲は機銃で穴が開くことはない・・・しかし、ロシア海軍の艦橋の船窓は単なるガラスだ・・・防弾ガラスなんて、まだまだの時代だ。
戦闘機が機銃掃射するたびに・・・艦橋の司令官や幹部らが・・・退避しなければならない。
これで、軍艦奉天への追跡が遅れてしまうのだ。
4隻の軍艦へ3機づつ・・・五月蠅いハエのごとく・・・まとわりついて・・・
「くそっ、日本の戦闘機をなんとかしろ!」と、叫ぶロシア海軍の幹部だ。
しかし、数すくない対空機銃しか・・・無いから・・・なんとも、ならない・・・
しかし、奉天飛行場から最高速度で飛んできたので・・・燃料を大量に消費」してしまっていたのだ。
「奉天、聞こえるか。」「こちら、奉天だ感度良好だ。」(まあ、近距離だからね)
「燃料が心もとない・・・すぐに空挺が・・・一旦、飛行場へ戻る。」と、戦闘機隊から無線が入る。
「了解だ、応援感謝する。」
当時の戦闘機は航続距離が輸送機ほど長大ではない。
12機しかない派遣戦闘機隊である。
ガス欠で撃墜されるわけにはいかないのだ。
「ふう、やっと還ったな。」と、安心するウラジミール艦長である。
「まあ、戦闘機は燃料が少ないからな。」
「おい、なかなか追いつけないじゃないかっ!」と、激を飛ばす艦長だ。
「我が軍は4隻、相手は2隻といっても1隻は輸送船(あきつ丸)だぞ。」
「こんなもの、逃がしたら笑いモノだぞ。」
「臨時ボーナスどころか・・・逃がしたら給金カットするぞ。」と、脅すウラジミール艦長である。
4対1で負けてしまっては・・・モスクワ(コミンテルン)から粛清されかねないからだ。
ロシア海軍が追尾に必死で・・・・中々、まわりの空への観測がおろそかに・・・
そのころ、やっと零式輸送機2機が・・・ロシア海軍の上空へ・・・到着したのだった。
眼下を観測窓で見下ろす・・・藤堂少佐だ。
「おお、戦艦の対空砲がヤラれてるぞ。」「これは、思ったより安心して降下できそうだな。」
対空機銃くらいは怖くもなんともないんだが・・・数は、多いより少ないほうがありがたいからである。
「降下は2班に分けるぞ。」
こう、判断する藤堂君だ。
なぜなら、降下のチャンスの時間が数秒だからだ。
軍艦の甲板への降下だ。
降下する的が小さいからだ。
「短機関銃のハチハチ式の弾倉の予備は十分だな。」と、部下を観る。
いつもの携行する弾倉本数より、今回の作戦は余分に持つように指示を出す隊長だ。
なぜなら、ロシア軍艦には・・・多数の水兵が・・・
「いいか、弾幕を張ってから、突撃するんだぞ。」と、細かい訓示だ。
しかし、軍艦へ降下する演習をやっておいて正解だったと思う藤堂君である。
いきなり敵の軍艦へ降下せよ!では、かなりの無理ゲーだからである。
輸送機内の赤いランプが点灯した!
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